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2007/12/30

蝋燭の命

 一本の蝋燭の焔に照らされ浮かび上がるものとは一体、何なのだろう。

 何かの雑誌を読んでいたら、こんな一文に出会った。

「闇の海には無数の孤独なる泳ぎ手が漂っている。誰もがきっと手探りでいる。誰もが絶えず消えてしまいそうになる細く短い白い帯を生じさせている。否、須臾に消えることを知っているからこそ、ジタバタさせることをやめない。やめないことでそれぞれが互いに闇夜の一灯であろうとする。無限に変幻する無数の蝋燭 の焔の中から自分に合う形と色と匂いのする焔を追い求める。あるいは望ましいと思う焔の形を演出しようとする。」

 だからだろうか、ある女性のことが思われてしまった。その人は絵を描くのが好き。しかも、深い闇の中で初めて画布に向う気になれるという不思議な人である。深い闇。決して薄明の中で目を懸命に凝らして、ボンヤリと浮かぶ何かを見詰めて、そうして描いているわけではない。

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→ ジョルジュ・ド・ラ・トゥール(Georges de La Tour) 『悔い改めるマグダラのマリア』 (ナショナル・ギャラリー (ワシントン)) (画像は、「ジョルジュ・ド・ラ・トゥール - Wikipedia」より)

 彼女は真っ暗闇の中で何かを描いているのだ。
 そう、彼女は盲目なのだ。何も見えないのである。灯りがあろうがなかろうが、最初から関係ないのだ。彼女の傍には誰が置いたのか、一本の蝋燭がある。その蝋燭の焔が彼女の孤独な姿を浮き彫りにしている。
 一体、彼女にとって蝋燭など、まして蝋燭の焔など何の意味があるだろう。気休め? それとも、孤独な闇の底特有の寒さを、その蝋燭の焔の放つ熱でほんの少しでも凌ごうとしている?

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2007/12/25

汗駄句・駄目駄句・楽駄句・辛句

昼顔も夕顔も捨て朝の顔
                 (2007年11月07日作


行く末を我の如くと枯れ葉散る

終(つい)の日は風に任せん落ち葉道

夕焼けをビルの谷間に今も追う
             (以上は、2007年11月09日作

  
鴛鴦を一人見つめて秋の暮

雪虫の舞い飛ぶ如くフケも散る

彼岸花オレの耳には悲観かな

暖冬も懐までは届かざる

極東は何処にあっても極東だ
             (以上は、2007年11月14日作


人に馴れそれで忍ばず変だよね

そうなのよ胡麻塩頭今我も 

絵の餅に落胆しきり笑うなよ

懐を懐炉で温め火傷せし
  
極東やファー言う人はゴルフ好き  

徹夜してブログを書いて読まれざる
             (以上は、2007年11月15日作


故郷は遠くにありて見えないよ

木枯しや自転車の手の温み消え

かさこそと落ち葉の道を影一つ

行き交いし人々の群れ我一人

落ち葉道踏み締める日の少なかる
               (以上、2007年11月19日作


髪の毛はヒトの証し長き友
               (2007/12/23作


絵の餅も手が伸びるのは誰〈た〉がためぞ

この道は行く人もなくためらいし
                (2007/12/25作)

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2007/12/19

メモランダム(その1)

 それはいつものような夜だった。
 いや、昼だったかもしれない。
 そんなことはどちらでもいい。頭の中はいつだって真っ暗。でも、空っぽ。目の前は白けた光景。だけど何も見えない。
 だったら、どっちだって同じことじゃないか。
 何処をどう歩いていたのか。そもそも何処の塒(ねぐら)から飛び出してきたものか、さっぱり覚えちゃいない。
 でも、何処かの安宿ってわけじゃなかったはずだ。出るときにカネを払った記憶はないし。
 あるいは後から誰か追いかけてくるかもしれない。
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→ 月よ! お前までオレを裏切るのか?

 それならそれでいい。
 きっと、会話が弾むに違いない。
 人間、何か一つくらいは楽しみがなくっちゃ。
 一つくらいは、行く当てがないとやりきれないって誰か言っていたような気がする。
 それとも、何かで読んだのか。
 薄っぺらな野郎だから、誰彼の言葉も紙切れの上を這う記号の海も区別がつかない。
 月のない闇の空に雲の形を追うようなものだ。
 

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2007/12/16

開かずの扉、オープン!

[本稿は、12月14日の夜に書いた日記。本来なら「無精庵徒然草」にアップするはずのもの。でも、予定稿があるので、掲載する余地がなく、また、創作の館に間借り。まあ、若干、駄文系なので、いいかな。若干、追記。]

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← 画像は、ポーランドの画家ズジスワフ・ベクシンスキーの絵。凄い絵でしょ。凄惨なまでの母子愛?詳しくは 「ベクシンスキー:廃墟の美学」参照。

日中は所用があって外出するか、何処かからの連絡があったりする。
なので身動きは取れない。
でも、それ以外は暇。

暇だと何をするか。
寝る! 喰う! 寝る! 喰う! 寝る! 喰う! → 太る!

……のは当然として、本を読む、ネットする、そして部屋の片付け。

今日はユニットバスの換気扇のタイマーの修理に来るはずが明日に(勝手に)延期された。

来客があるとなると、掃除(というか部屋の片付け)をする小生。
まあ、世間体を気にする。
部屋の汚さを赤の他人に見られたくない!

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2007/12/07

鍵束がない ! !

[本稿は、12月6日の午後二時半頃、外出前の慌しい時の合間に書いた日記です。本来の日記のブログがいろいろ予定稿があり、この日記をアップさせる余地がないので、余儀なくこの創作のブログに載せるもの。ことは、6日の午前のとっても、瑣末な、ウソのようなコントの日記。あくまで日記なので、つぶやき調なのは仕方ないものと理解されたい。]

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→ 某所でこの夕焼けを見て帰ったら、郵便受けに待ちに待った封書が。そう、引き続く書類を持って来いという役所の<通知>の書面が入った封書。「ホッと一息、でも憂鬱」でいろいろ書いたけれど、なんとか試験には通ったようで、いよいよ次ぎの段階へ行動開始である。この日記での外出もその一環だったのだが、たださえ忙しいのに余計なトラブルを自らの愚かしさゆえに招いた…招きそうになったのだった。

鍵束がない ! !

今日、所用があって(金策)我が愛車(パナソニックの電動自転車)で外出。

が、目的地に着いて、鍵を掛けようと思ったら、鍵束がない!!

稗ー! 冷えー! ヒエー!

まるで古びた褌を引き裂くような悲鳴か雄叫び…を思わず上げそうになった。

また、落っことしたのか。

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2007/12/04

ボタン付け

[本稿は、12月3日の昼間に書いた日記です。夢の話でもなければ、創作でもない(こんな他愛もない創作はない)! 本来の日記のブログが3日も4日も予定稿が入っていて、この日記をアップさせる余地がないので、余儀なくこの創作のブログに載せるもの。ことは、3日の未明のとっても、瑣末な日記。あくまで日記なので、呟き調なのは仕方ないものと理解されたい。]

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← これが成果! ボタンに注目。

ボタン付け

長年着ている冬用のジャケット。
洗濯機で洗うこともあってか(ちゃんとネットに入れて!)、仔細に見ると、さすがに細かなほつれがちょこちょこと。
でも、気にしない。

とはいっても、ボタンが取れそうなのは拙い。実際、一個、取れてなくなっている。

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2007/12/03

夢の話・二題半

 最近、よく夢を見る。
 というより、大概は就寝中に仮に夢を見ていても目覚めた瞬間、シャボン玉の弾けるように、呆気なくパッと消え去ってしまう。
 せいぜい、シャボン玉の表面の虹の七色めいた、夢の印象の欠けらが脳裏の片隅に残るだけなのが、この頃は、目が覚めても、夢の全体というわけではないものの、かなりの部分を覚えている、ということなのかもしれない。

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 といっても、夢の内実がスッキリ見通せるというものでもない。多くは不分明なままに、脚本家のいない、演出過剰な、あるいは役者の独善的な演技ばかりが目立つような、それでなければ、舞台の背景などの雰囲気ばかりが濃厚な、そんな掴みどころのないストーリーの見えない<ドラマ>が展開されていく。

 小生が夢を多く見るときは(目が覚めても覚えている時は)、体調が何処かしら不調な時だったり、実生活において先の展望が見えない、人生の選択肢をどちらかを選ぶことを強いられる状況にあって迷っている時だったりする。
 恋に苦しんでいる時にも夢を見ることが多くなるってこともあるかもしれない。
 いずれにしても、自分でも自分の心の全貌が見えるわけではなさそうである。
 とにかく、夢で目が覚めるという現実がある、それだけが事実なのである。

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