初恋の人を見た!
[ 以下は、昨夜半(16日)の日記から。16日の午後だったかに見た夢を叙述。夢の内容は一応は事実です。ただ、小生の記憶力に心もとなさがあるのと、表現力には更に拙さがあるので、描いている内容の元は事実であっても、いざ書き起こしてみると、なんだかなーというものになってしまう。夢の叙述なんて、リアルに描こうとしても創作めいてしまう。時間が経つにつれ、そして描こうという作為が働くにつれて、手の平から零れ落ち、グジャグジャになっていく。 虚構と酷似している(似て非なるものだけれど…)。(11/17 記)]
← ブグロー(ブーグローとも表記)「浴女」(「浴女|ブログで名画」より) 「草城の句境を知らず人は過ぎ」など参照。
「初恋の人を見た!」
でも、夢の中で!
まあ、約束どおりの落ちです。
まあ、聴いてくださいよ、お客さん。
あのね、何処かの事務所、それとも銭湯の脱衣場だったか、オイラ、着替えしていた。
同僚か先輩らしい二人が近くに。
二人のうちのどちらかがボソッと、隣にあの子が居る、とか何とか。
オレに言ったわけじゃないけど、オレを促す意図が嗅ぎ取れた。
隣って、風呂場じゃないか!
一瞬、躊躇った(夢の中でも謙虚な小生です!)。
でも、見たい、ちゃうちゃう、会いたい。
二人に下心がバレルのがちょっと恥ずかしいけど、見たい…じゃない、会いたいって気持ちには勝てない(いや、やっぱり、見たいって気持ちに誘惑されたのか…。少しは大人になり、自分の欲望に正直になっている…。我ながら成長したなって思う…)。
ガラス戸(?)を開けて、期待と不安の念で胸がドキドキするのを覚えつつ、隣の浴室へ。
(服を脱ぎ、裸になってだったかどうか、覚えていない。)
数人くらいは入れる旅館の個室のお風呂ほどの大きさ(2mX4mほどか)。
少し、湯煙…。
でも、ぼやけるほどじゃない。
奥の方に、女が立っている。
後ろ向き。
洗い終わって、風呂桶(確か木製)でお湯を汲んで、肩の辺りからザーと掛け流している。
間違いない、あの子だ。
(初恋のあの子といっても、保育所時代から中学三年生まで好きだったあの子。高校時代の子じゃない!)
後姿なのにどうしてあの子だと確信したのか分からない。
でも、あの子なの!
なんて後姿が素敵なんだ。
肉付きがいい。
→ ブーグロー「<ニンフ達> 1872年 (California, Haggin Museum) 144.8 x 209.5 cm」 「会うことの叶わなざりしをただに知る」など参照。
肉感的。スタイルが見事。
我輩は、目を逸らすこともせず、じっくり舐めるように眺めている。濡れた肩に、そして背中にも少し掛かる黒髪から、腰からお尻、太もも、脹脛、爪先まで…。
(この辺りも我輩の人間的成長を感じる。よくぞ、じっくり眺めたなって、夢の中の自分よ、褒めてつかわすぞ!)
ああ、肉欲が沸々と湧いてくる。
あの子がこんな肉体だったなんて。こんなふうに成長しただなんて。
こうなると、後姿だけじゃ、満足できん!
すると、オレの気持ちを察したかのように、お湯で泡を流し終えたあの子は、ゆっくり振り返る。
オレのほうには目も呉れない。
(この女、男心を知っている。親しくもないのに、何度も逢瀬を重ねたわけでもないのに、女の視線を感じつつ、女体を眺めるってのは、結構、照れる。女はオレが居ることを全く意識していないように、すーと振り返るだけだった!)
オレは間近で女を見た。あの子だ。
髪から顔から胸からお腹、そして下腹部、足先に到るまで。
ちゃんと、草むらも見える。
おおー。おおー。
(断っておくけど、おおーって溜め息や嘆声は内心でのもの。)
(ここから記憶が曖昧になる。クソッ!)
あの子は、すーと隣の部屋へ?
オレはどうしたのか、覚えていない。あの子を追った?
(口惜しいが、この辺りで目が覚めてしまった。)
(fin)
=== === === === === ===
[ 誤解のないよう、断っておきますが、日記文中に掲げてある画像は、決して初恋のあの子の似姿ではありません! オイラだって、生身の彼女のヌードは見たことがない。
中学校の卒業式の日に失恋したし…。
でも、どうして今頃、彼女が夢に現れたんだろう。卒業式の後、全く姿を見ていないし、恋心はすっかり薄れているし。
ただ、たまにはHな内容の夢を見たいって思っていた願いが叶ったんだから、ま、いっか!]
[ 以下は、戴いたコメントへの小生のレスです。コメントは、どうしたらこんな夢が見れるのかといった内容でした。レスも駄文調です。まともに取り合うことのないように!]
← ブーグロー「Orestes Pursued by the Furies」(画像は、「Mike's Adolphe William Bouguereau Page 1 of 4」より) ブーグローについては、「ブグローの官能の美の徒(ただ)ならず」でミニ特集を組んでいる。閲読・閲覧の価値、あるかも。毀誉褒貶はあっても、ブーグローのこの描写力は徒ならぬものがある。
日頃の節制が良かったのでしょう。
やはり、こういうところに人間性と普段の生活態度が出るんですね(つくづく、感懐に耽る小生……)。
願望あるのみです。
DREAMS COME TRUEです。
念ずれば通ずです。
信念が大事です。
小生だって、今までずっと、DREAMS COME TRUE…じゃなくDREAMS COME through (← ただの駄洒落英語です。受験生は答案用紙に書かないように!)だったんです。
でも、夢に出てくれた彼女への恋心は中学で綺麗サッパリ消失しています。
だから、なぜ、あの子なのか、まるで分かりません。
お目当ての子は他にいるし。
最後の幕切れが中途半端で、ここんところが勿体無くて!
……でも、間近で生のヌード、観たんだから、ま、いっか!!!!
(ストレスが溜まってる…とにかく、ま、ちっとは勉強するか。頑張ってストレスもっと溜めたら、今度はホントに DREAMS COME TRUE かもしれんし……。)
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コメント
とても正直で、やいっちゃんらしくて好感がもてました。
>でも、どうして今頃、彼女が夢に現れたんだろう。卒業式の後、全く姿を見ていないし、恋心はすっかり薄れているし。
素敵な想い出はずっと心の中にあるものだと思います。
嬉しいことも涙をながしたことも全て含めて
若い頃の思いは純粋でいつまでも自分の中で輝いているのかも。
そういう気持ちは年を取るごとに歪んでいってしまうけれど
その人にとっては人生であり良い思い出...
う~ん...ますます弥一ワールドが広がりますね。
最近、殆ど美術館に足を運ぶことがなくなったのですが
こちらで美術鑑賞させていただきました。
投稿: マコロン | 2007/11/18 16:32
マコロンさん、コメント、ありがとう。
夢に出てきた彼女への思慕の念は、中学を卒業してからは全く消えていたものと思っています。いまも。
でも、夢の中では彼女だってことは決まりきっていること。
彼女の姿を見たくて風呂場へ向かったのも、思慕の念への追懐の思いからではなく、むしろ、浴室、女、裸という正直というか男の欲情の念のほうが強かったように思うのですが、もう、実際のところ、真実は藪の中…じゃなく夢の彼方です。
それにしても、肉体派だった。全盛期の倍賞美津子さんか安田道代(のちの大楠道代)ばりでした!
あの中学生時代の彼女がこんなに(立派に)なってって、夢の中で感慨の念に一瞬だけ浸りました。すぐにヌードを見ることに集中したけど。
ただ、ちょっとだけ(初)恋のことを夢に見た原因は思い当たることがあります(但し、やはり中学の卒業式の日に振られた彼女にはどうやっても結びつかない)。
それは、金曜日の夕方、図書館へ行って、中村紘子さんのピアノ曲、パユのフルート協奏曲(モーツァルト作曲)、上松美香さんのハーブ演奏のCDと一緒に、今井美樹さんのCDも借りてきたのです。
小生には、今井美樹さん(の曲)には思い出があります。それこそ、切ない恋の思い出。
そのCDを金曜日、何度となく聴き、寝る前にも、そうして土曜日にも聴いていたので、自然と破れた恋の頃のこと、当時の我ながら健気だった自分のことなどを思い出されてきていたのです。
(今井美樹さんの何という曲なのか、その曲にどんな思い出が絡むのかは、以前、ブログがなかった時代に何処かに書いたことがあるのですが、改めて機会を設けて書き残しておきたいと思っています。)
それがあまりに思いが強く、夢が恋愛のテーマとなったのだろうと推測(憶測)されるのです。
でも、上記したように、決して保育所時代から中学三年の時まで好きだった彼女のことは思い出されなかったはず。
やはり、謎です。
でも、人の情なんて、自分でさえも分からないメカニズムや秘密、謎があるのでしょうね。
ところで、小生も美術展めぐりはできないので、ブログで美術展めぐりをしています。
楽しんでもらえたら、嬉しいな。
日本にも世界にも、素敵な画家・作家はまだまだ居ますよ!!
投稿: やいっち | 2007/11/18 22:27
「夢 初恋の人」をキーワードにググッてみたら、この記事が2番目に出た!
投稿: やいっち | 2007/12/03 13:42