落句拾遺 10-1
お待たせしました!
この頃、途絶えがちの落句拾遺ですが、細々と続けております。
収穫があまりに少なく、我ながら内心忸怩たる思いがなきにしもあらず。
そこで、9月の下旬から毎日、書いているブログのタイトルを俳句に…するのは難しいので、とにかく5・7・5の語調で書くことにしました。
健気にも、この試み、今も続いております。
俳句もどき川柳もどき標語もどき警句もどき短歌もどきの句の杯盤狼籍世界を楽しんでいただければと思うのみです。
○ 以下は、あちこちのサイトへ出向いて、掲示板などに書き込んだコメントに付したもの。当然、相手先の記事内容に事寄せて捻っている。句だけ、取り出すと、意味不明になるのが残念。
秋の蚊や刺して餌やる中(あ)てあるの 06/10/01
本を手に灯火親しみ夢心地 06/10/16
嗅ぐべきか金木犀に訊いてみる?
籾殻のイガイガさえも愛しくて 06/10/19
ススキの穂頬なぶるは優しさか 06/10/24
コスモスや鉄路の風に靡(なび)かざる 06/10/29
長い夜渡りきれずに朝の来る 06/11/01
髪の毛や常緑の頃忘れずに 06/11/10
○ これより以下は、ブログ記事の題名。語調だけは5・7・5!
日付から記事を探すことが出来ます。当該の句の背景など、分かると味わいが深まる?!
ポット出のお湯の如きの情熱か 2006/10/01
宗鑑忌我が句の先も杳(よう)として 2006/10/02
紅き花胸を焦がして命果つ 2006/10/03
剥き出しの心が見るは心なり 2006/10/04
演歌とは顔で笑って茨道 2006/10/05
「地震」は遭っても「なゐ」とはこれ如何 2006/10/06
ユトリロのパリを愛してパリに果つ 2006/10/07
土喰らうその土さえも命なる 2006/10/08
ひたぶるに生きる百舌鳥ただ焦がれ見し 2006/10/11
広まれば日向ぼっこも夢の夢? 2006/10/12
寄る人を刺すこともなき薔薇ありや 2006/10/13
虐めるか見て見ぬふりが良識か 2006/10/14
中身なくせめて題名凝ってみる 2006/10/15
見逃せし美女の背中の愛おしき 2006/10/17
スウィフトや遠路はるばる風刺かね 2006/10/19
野暮天も不思議愛しむ心あり 2006/10/20
回顧的その心性の謎床し 2006/10/21
若き日も春と修羅との旅にあり 2006/10/22
胡桃持つ手の温もりも痺れおり 2006/10/24
神々の集いし月や喧(かまびす)し 2006/10/26
ケルトとはウロボロスの輪の積み重ね? 2006/10/27
目を閉じてこころ澄ませて聴くケルト 2006/10/28
古(いにしえ)の先の先にも人のあり 2006/10/29
日の下のサツマイモの時ほくほくと 2006/10/31
(番外)
スタジオの音の響きに酔い痴れて
ふと吐く息も窓の曇りに 06/11/06 ?
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