落句拾遺 6-1
先月は、「連句しましょ(梅雨・柔肌編 1)」や「連句巻く(梅雨・海苔編 2)」と、月に二度もの連句を巻いたこともあって、皆様、待望の「落句拾遺」をメモるのをサボってしまった。
ということで…、気を取り直して:
お待たせしました!
六月の拙句(駄句・雅句・落句・川柳・標語etc.)をまとめて披露!
六月半ば過ぎにはに「落句拾遺 6-1」をアップするはずが、気が付くともう七夕だ。
七夕…。小生の生活はバタバタ…。
俳句に川柳に短歌に警句に標語にと、持ち味いろいろ。
「それにしても、ちょっと収穫が少ない。六月は頑張らなくっちゃ!」と思っていたのに、相変わらず不作気味なのが情けなく、また申し訳なく思う。
それでも、楽しんでもらえたら嬉しいのですが。
と、いつも同じ文句を書いている。
けど、気持ちはいつも新鮮!
いつもながら、句をひねるのは、誰かのサイトの記述を読んでコメント欄に書き残す場合が多い。その本文との絡みがあってこそ生きる(?)小生の句だが、句しか載せられないのが残念(日付にリンクが貼ってないものは、人様のサイトのコメント欄に残したものです)。
と、繰言はこれくらいにして……、
では、いざ、句の杯盤狼籍の席へ、どうぞ!
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緑陰を二人歩くも影一つ 2006/06/01
ひなげしの原吹く風にも夢の舞う 2006/06/02
去年(こぞ)の田は畑となりて蝶の舞う 2006/06/05
桑の実を食みたくただ画に見入る 2006/06/06
トマト食む瑞々しきを我が身にと 2006/06/10
降る雨は我が心からと紫陽花の 2006/06/12
紫陽花の雨に降られて帰り道 2006/06/13
虹は約束雨ふり小僧追いかけて 2006/06/19
膝抱え雨ふり小僧はズブ濡れさ
橋の下雨ふり小僧は待ちぼうけ
夢の島雨ふり小僧で満員だ
飲めぬならせめて乾さんか池の鯉 2006/06/20
五月雨に破片の飛んで脂汗 2006/06/20
雨降れば憂しと思うは人のみか
御覧!葉っぱも虫も生きてあり 2006/06/25
教科書や触らぬうちに年度末 2006/06/25
君は誰思わず問いし傘の君 2006/06/29
水滴の丸み透かして天の海 2006/06/30
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