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2006/04/18

落句拾遺 4-1

 お待たせしました!
 四月前半の拙句(駄句・雅句・落句・川柳・標語etc.)をまとめて披露!
 俳句に川柳に短歌に、持ち味いろいろ。
「それにしても、ちょっと収穫が少ない。三月は頑張らなくっちゃ!」と思っていたのに、ちょっと不作気味なのが情けなく、また申し訳なく思う。
 それでも、楽しんでもらえたら嬉しいのですが。

 と、同じ文句を書いている。
 けど、気持ちはいつも新鮮!

 では、いざ、句の杯盤狼籍の席へ、どうぞ!


主役の座君に譲ると梅の花   04/01
朧月我の歩みを見守るも
      足元怪し酒飲み過ぎか

散った花後を追うなと潔く    04/03

花篝一片の夢幻に     2006/04/04
花篝裏に表に映しける
花篝映える姿を晒すのか
花篝闇を深めて燃え盛り

北の梅南の桜夢ひとつ    04/04
桜散りツツジ待つ間を持て余す

澪(みお)辿るその手の先の花の宴   04/05

花咲けば実もなるかもと鉢に植え    04/08

宵闇に沈む夕陽や朧月    04/08


風車駆けて回した日の遠く    2006/04/11
セルロイド組み立てる手ももどかしく
風車空の青より煌いて
冬去って春の風呼ぶ風車
風車吹く息の辛さは年のせい?
風車弥七の名の代わりかも

なせばなるなるようになるケセラセラ   04/11

咲くを待つ蕾も我も空見つめ    04/13


春光を待ちわびている籠の鳥    2006/04/13
春光を眩しげに見る朝の人
雑踏のビルの谷間も春の色
こぼれてるその光にも春の色
二の腕や眩しさ競う春の色


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2006/04/15

闇夜に躑躅の花の咲く

 漆黒の闇の底を流れる深い河。そこに蛍の火のような灯りが舞い浮かぶ。風前の灯火。でも、俺には命の輝きなのだ。あと何日、こんな眩い煌きを堪能することができるだろうか。
 ……
 だから、俺は蝋燭の焔よりもっと儚い、けれど、だからこそ切ない煙草の火を愛でることに集中できるのだ。
 煙草の煙が舞い上がって、木立の透き間に差し込む街灯の光を一瞬、浴びる。
 ふと見ると、路肩に焔が。煙草の火が植え込みの木の葉に燃え移ったのか。

 違った。躑躅だ。街の灯に赤紫と咲いているのだ。
 紫煙と血の涙とが混じり合って塊となっている。それが躑躅。
 闇の中で夢幻に変貌する形。
 何処までも続く魂の形。男と女の形。あの人の形。手の届かない夢の形。
 俺は自分が今こそ本物の詩人になったような気がする。


 愛撫というのは、薄闇の中に灯る蝋燭の焔という命の揺らめきをじっと息を殺して眺め入るようなものだ。嘗め尽くして、思わず知らず興奮し、息を弾ませた挙げ句の今わの命、そう、蝋燭の焔を吹き消してはならないのだろう。
 そう、じっと、焔の燃える様を眺め、蝋燭の燃え尽きていくのを看取る。
 それは、まるで二つの命が静謐なる闇の中で密やかに滾っているようでもある。熱く静かに、静かに熱く、命は燃え、息が弾む。肉体とはメビウスの輪だ。
 お前というメビウスの輪のある面に沿って指をそっと滑らせていく、付かず離れずに。
 やがて……闇の中に紅い花が咲く。

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2006/04/03

落句拾遺 3-2

 お待たせしました!
 三月後半の拙句(駄句・雅句・落句・川柳・標語etc.)をまとめて披露!
 俳句に川柳に短歌に、持ち味いろいろ。
「それにしても、ちょっと収穫が少ない。三月は頑張らなくっちゃ!」と思っていたのに、ちょっと不作気味なのが情けなく、また申し訳なく思う。
 それでも、楽しんでもらえたら嬉しいのですが。

 と、同じ文句を書いている。
 けど、気持ちはいつも新鮮!

 では、いざ、句の杯盤狼籍の席へ、どうぞ!

 散り行きし春の嵐も夢と月   3/17
 
 春なれど面影映す月の隈   3/18
 どの猫も恋するように鳴いている

 月影に追われて帰る道遠く   3/19

 春の空降りみ降らずみ花時雨   3/23

 遠い日の空に飛ばした蒲公英の行方を今も追いし我かも   3/23
 蒲公英の雲に紛れて山越えん
 蒲公英の綿毛のごとく君に添う
 老いし人鼻毛も髪も蒲公英だ

 たんぽぽの陽に輝いて散歩道   3/25

 習い事懸命だったねあの頃は
        言われ悔しと俳句する我   3/25

 良香なる名前の裏の影深き   3/29

 咲くならば風に負けじと春の花   3/30
 春眠やそれぞれの夢貪らん

 今期も乏しい収穫で情けない。
 そこで以下、旧作を掲げる。

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