雅句駄句拾遺10-2
「雅句駄句拾遺」と自称しておりますが、段々あちこちで書き散らしている句を拾いきれなくなっています。
一部、11月作のものも含まれています。
ともあれ、落穂拾いは自分でやらなくっちゃね。落語なんて芸能があるけど、落句って芸能がここで生まれるかもね?!
では、雅句駄句のオンパレードの始まりだ!
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渡り鳥かくのごとくに過ぎる時
来年も来るか来ないか渡り鳥
来たとても同じ鳥とは誰が知る
高空を渡り消え行く鳥の群れ
高空の遥かなごとく渡り鳥
(October 14, 2005)
山茶花の咲くを知らずに町の人
山茶花の赤い花さえ見ず過ぎし
山茶花の濁りし赤の恋なるか
落ち葉焚き山茶花さえも焚かれしか
せめてもと胸の中咲く山茶花か
(October 15, 2005)
我ホットに愛す珈琲を
珈琲を恋しいと読む我悲し
アイスでもホットな孤悲が叶うのよ
ホットなの私を愛す恋しいって
(October 16, 2005)
団栗の転がる先は池なのね
団栗や仲間が多くて埋もれちゃう
団栗や仲間に埋もれ安心す
団栗や棘ある仲間嫉妬する?
団栗を団塊と読む我悲し
団栗の弄ばれて喜んで
団栗や背比べするまた楽し
(October 18, 2005)
蚊さんは夜なべをするも朝は来ず
中身こそ命だとばかり石榴裂く
(サケじゃなくてマスの話。我が郷里の「マス寿司」のマスは、川魚のヤマメが海に出てマスに育った奴なんだって)ということで:
海川を遥かに超えて我が口へ
当てもない着信気にし秋暮れる
稲孫伸ぶ刈られし稲田見渡して
(以上は、ちゃりさんのサイトにてのもの)
玉追える龍の争い今も尚
コスモスや風に委ねる袖の香か
葉牡丹の秘密潜めて冬来る
(以上はオリオリさんのサイトにてのもの)
秋の日の待ち遠しいと窓にらむ
秋の夜や深く静かに愛でてみん
山頭火オイラが書けば三等か
分け入っても先の見えない日々続く
こおろぎの鳴くかと思えば屁だった
サンバ?そう!やいちは転げ目を回す
(以上はホームページの掲示板その他で披露したもの)
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