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2005/09/18

駄句拾遺9-3

 我が道の寂しき景色花野埋む
 角々の鉢見目を閉じ花野かな
 野路の秋人影追える我なるか
 花野とは遠くにあって思うもの
           (September 12, 2005

 山々の緑の海の目に眩し   
 秋めくも夏の名残も居座れり
           (September 13, 2005

 秋の蝶行き暮れてなお舞う命
 秋の蝶わが恋ふ人の文ならん
 ふらふらと迷えるごとく舞いたくもあり
           (05/09/13)


 皿洗い腰をかがめて疲れ果て
 洗いつつ知るは背丈の差かも
 ふらふらと自転車漕ぐは我なりし
           (September 14, 2005)

 自転車を漕ぎ損ね天の花野行く?!
 漕ぎ疲れ夢見心地の花野かな
 漕ぐわれを陽の当たる人と思うべし
 誰もみなわれを見しと思えば楽し
 ペダル踏む足取り軽く今を生く
            (September 14, 2005)

hanatate
 花は造花だけど花立ては母の手作り。不自由な手で、みんなに手伝ってもらいながら作ったとか。竹のように見えて実はチラシ。クルクル丸めたんだとか。表面にはニス。

 手作りのもどかしさも活けし花   
 手の皺も織り込まれての花立てか 
  
 料理すると経験のなさが露呈する。それでも少しはメニューを工夫。食卓を賑やかにする。今日の富山は雨混じりの曇天。風もやや強い。過ごしやすいのが助かる。
   
 定番にひと品添えて愛込めて   
 傘差して自転車乗るまた楽し
           (September 14, 2005

 愛してるこのひたむきさを如何せん
 思いつめ気が付きゃ人生終わりだよ
           (2005/9/14

 秋の空眺めて知るは恋心
         背伸びする手の届かぬ高さ

 澄める空我が想いまで透かしける
           (05/09/14?

 三日月の途切れる先のもどかしき 
 糸ほどの絆もまぶし我ならん
           (2005/09/15

 曼珠沙華見蕩れ過ぎると彼岸かも
 曼珠沙華萌える想いをどこまでも
 秋の日の夕陽を呑みし花ならん
           (2005年09月16日

 どこまでも尽きることなき鉄路かな
           (2005年09月17日


 捻る句の拙なるさまも堂に入る
                  (アップ時)

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