鳥の餌
[ナンセンス小説です。何故かアクセスが多いので、画像をサービスしました。 (07/10/25 記)]
軒先からチュンチュンと鳴き声が聞える。きっとスズメだろうと覗いてみたら、何処かの男女がチュッチュしていた。
羨ましいやら妬ましいやらで、いきなり窓を開けてコラッと怒鳴ってやったら、顎が外れた。
二人は笑っていやがった。で、やっぱりチュッチュしながら立ち去っていく。
やっとのことで顎を元に戻して、公園へ散歩に出かけた。思えば、この頃、外出はトンと御無沙汰だと気付いたからだ。仕事が忙しかったこともあり、休日も、窓も締め切りなら、ブラインドも下ろしたまま、部屋では寝たきりの日々が続いていた。郵便受けも、訳の分からないチラシが一杯に詰まっている。
引っ張り出すのも億劫だったのだ。
これじゃ、誰も居ない家だと思われ、恰好の逢引の場所だと思われても仕方なかったのかもしれない…。そんなシオラシイ反省などして、ブラインドを紐で引き上げ、窓も開放して、部屋の空気を入れ替えることにしたのだ。
なんだかまるで病み上がりみたいだ。
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