点々は 宇宙を攪拌しないのです

[本稿は、ある方の詩「夏の点々」を読んでの意味不明な感想。その人物のサイトは既に削除されている。今更だが、「夏の点々」を読めないのが残念…。]

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2023/09/29

昼行燈7

Jerryfishglass「あの日のボク」

 宵闇の町を歩いていた。もうすぐ我が家。
 最後の曲がり角を曲がったら、そこに小さな水溜りがあった。
 アスファルトの道にできた小さな、束の間の池。

 跨いで通るか、迂回するか、それとも、ゆっくりこのまま歩いて過ぎるか。
 迷ってしまって、とうとう水溜りの前で立ち止まってしまった。

» 続きを読む

| | コメント (0)

2023/09/28

昼行燈6

Amebike 雨の中黙々と走り続けていた。帰路だから気楽だし、目的地があるってことがいい。帰ればとにかく眠ることができる。だからひたすら耐えて走る。
 走っているのは俺じゃない、オートバイだ。俺は跨っているだけ。目の前の光景を注視し、コントロールパネルも折々見遣り、特に燃料計は神経質なほど確かめる。あの燃料切れの悪夢の再来はなしだ。

» 続きを読む

| | コメント (0)

2023/09/24

終わっていた

似たような夢ばかり

 あるホールへ。高名な学者(?)の講演を聴きにきた。広間で開演を待っている。トイレを探す。やはり見付けるのに苦労する。が、今回は案外すんなり見付かった。入るとガランとしてる。便器は小児用みたいに小さい。これじゃ命中させるのも難しい。何より便器は囲い込みされてない。丸見え。見るとスライド式のドアがある。スライドさせて個室を作って…。が、いざ用を果たそうとするとドアは勝手にスライドして俺は晒し者。

» 続きを読む

| | コメント (0)

2023/09/23

昼行燈5

Outsider  世界はいかに豊穣なるものなのかと、彼ら知的障害者等の作品を見ると、つくづくと感じさせられる。逆に言うと、いかに狭苦しい価値観の中に閉じ篭っているかをまざまざと思い知らされるのだ。
 知的障害者等らの描く絵画に底知れない可能性を感じると共に、幼い子どもの描く絵画の世界も、時に驚くものがあったりする。幼い子どもというのは、技術的に拙劣、だから、描かれるのも幼稚な世界に過ぎない…と、言い切っていいものなのか。

» 続きを読む

| | コメント (0)

2023/09/21

昼行燈4

Tuki_20230921005501  何処までも広がる田圃の連なり。嘗ては一面の麦畑だったとは信じられない。今は農閑期。田植え前。嵐の前の静けさ。何処行く当てもなく歩いていた。まだ明るかった空が既に宵闇に沈みかけている。畦道や用水路の縁を辿っていたけど、月影のない筋は次第に曖昧の闇に呑み込まれていく。

» 続きを読む

| | コメント (0)

2023/09/20

虎が犬たちを

(夢……長い前段)何処かの屋敷…朽ち果てた屋敷が苔むした石畳の道を挟んだ向かい側にある。自分は手前の家にいた。一人、いつしか石畳の道に立っている。禁断の屋敷が気になってならない。高い塀に囲まれた屋敷。苔やら蔦やらが方々に生している。塀の一角が窪んでいてそこが段々になっていて入口になっている風に見えた。

» 続きを読む

| | コメント (0)

2023/09/19

昼行燈3

Suzume_20230919234301

 吹雪いていた。家の中にいるはずなのに猛吹雪だ。雪の粉が顔面に叩く。冷たい! 氷の礫。
 が、何故かまるで痛くない。冷たくもない。まして寒くなんかない。まるで浮き粉だ。それとも小麦粉なのか。微かに香りさえ漂ってくる。表面の光沢が反射し合って眩しいほどだ。

» 続きを読む

| | コメント (0)

2023/09/15

昼行燈2

Neon  遠い呼びかけがあった。真っ赤な闇の彼方からの呼び声だった。朝を告げている。
 朝なのか。朝とは何だ。分かるはずもない問いが脳裏を駆け巡る。巡りすぎて眩暈しそう。


 起きなければならない。お前は起きるんだ。誰かがそう云う。何物でもないそれは濃厚だが透明な闇に抗うようにして起きる意思を示す。体がバリバリ鳴ってる。軋る音。擦過音。骨と筋と皮とが擦れ合ってるんだ。まるでぶっつけ本番で何十キロのマラソン走をこなしてきた翌朝のようだ。

» 続きを読む

| | コメント (0)

2023/09/14

昼行燈

 まっさらな空間。何もない? 茫漠たる気分。浮いてる? 漂ってる? 何処に? 掴みどころのない時空。何もないというのは本当? なのに体は火照っている。火照るどころじゃない、燃えるようだ。鉛のように凝り固まっているのに、熱いのは何故だ? 削れば金属の粉がボロボロ零れるに違いない。

 

» 続きを読む

| | コメント (0)

2023/08/13

あてどなく

Akiti ← 空き地(画像は、「Wikipedia」より)

 今朝未明…それとも二度寝からの目覚めの夢だから午前10時過ぎか。寝る部屋は書斎の窓際の三畳余りの空間。エアコンが効いていて寝苦しいことはない…のだが。

 嫌な夢だった。自分の今の(会社での)立ち位置を如実に示すような:

 

» 続きを読む

| | コメント (0)

«激突! ダブルストレーラー