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<title>壺中山紫庵</title>
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<description>国見弥一の「壺中山紫庵（こちゅうさんしあん）」です。季語随筆読書創作愚痴日記…富山情報も。創作は「壺中方丈庵」、ネットやリアルの絵画巡りエッセイやレポートは「壺中水明庵」へ！　 コメント、トラックバックは大歓迎。但し、一旦、留保の上、サイト主の確認の上で公開します。</description>
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<title>ちっぽけな胡蝶の夢</title>
<link>http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/2009/12/post-1272.html</link>
<description>　H・P・ラヴクラフト著の『文学における超自然の恐怖』（大瀧　啓裕【訳】　学習研...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　&lt;a href=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/manyo/2009/12/hp-a595.html&quot;&gt;H・P・ラヴクラフト著の『文学における超自然の恐怖』（大瀧　啓裕【訳】　学習研究社）を読んだ。&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　怪奇なる世界が、超自然現象などありえるのかどうか。&lt;br /&gt;
　せめて、人間の想像力で表現できるのか。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2009/12/26/405403747x.jpg&quot; class=&quot;mb&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;405403747x&quot; title=&quot;405403747x&quot; src=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/images/2009/12/26/405403747x.jpg&quot; width=&quot;130&quot; height=&quot;183&quot; border=&quot;0&quot; style=&quot;float: right; margin: 0px 0px 5px 5px;&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;→　H・P・ラヴクラフト著『&lt;a href=&quot;https://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/405403747X_1.html&quot;&gt;文学における超自然の恐怖&lt;/a&gt;』（原書名：Supernatural Horror in Literature　大瀧　啓裕【訳】　学習研究社 （2009/09/18 出版））&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　…でも、その前に、人の心だって、際限がないと感じる。&lt;br /&gt;
　畏怖すべき宇宙。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　以下は、数年前に書いた胡蝶の夢と呼ぶにはちょっと僭越な、ある心の状態のモノクロ印画紙的モノローグ。&lt;br /&gt;
　心の貧しさと、貧しさの豊饒さと。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「&lt;strong&gt;&lt;a href=&quot;http://homepage2.nifty.com/kunimi-yaichi/introduction/yumewookusuru.htm&quot;&gt;夢を憶する&lt;/a&gt;&lt;/strong&gt;」（03/02/09）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;（前略）&lt;br /&gt;
　私とは、一個の幼虫に過ぎないのだ。否、空中を飛散する塵か花粉か埃の一粒。この世に偏在する浮遊塵なのだ。&lt;br /&gt;
　何かが融けている。訳の分からない何かが、それこそ白蟻に柱が内側から貪られるように、彼の肉体が崩れ去り腐っていく。&lt;br /&gt;
　そう、かろうじて、一人の変凡な人間であることを保ってはいる。&lt;br /&gt;
　が、それは、ただの見せかけ。蓑の中の虫に成りきれなかった粘液。あるいは伽藍堂の骨組み。&lt;br /&gt;
　だからこそ、懸命に表面の殻を固めようとする。その不毛な力みが尚更、彼をメルトダウンさせていく。空洞になった骨と皺だらけの皮膚。パサパサの髪。濁って澱んだ目。&lt;br /&gt;
　目は一体、何を見ているのだろうか。そもそも何かを見ているのだろうか。　見るがいい、あの怯えきった目。立ち竦んで身動きも侭ならない。&lt;br /&gt;
　でも、彼は平凡な男。誰にもそこにいることを気づかれることのない、影の薄い男。リストに名前が載っていなければ、そもそもいないのと同然なのだ。人の関心より、リストの記述のほうが、はるかに彼には気がかりなのだ。&lt;br /&gt;
　遠い日に彼は神なるものについて想を巡らしたことがある。神があるかどうかではなく、とりあえず神はその正体がなんであろうと、とにかく存在を仮定してみた。&lt;br /&gt;
　神がいて、神は彼の存在に気づいてくれるだろうか。&lt;br /&gt;
　気づいてくれるかもしれない。けれど、気づいてはくれないで、見過ごしてしまっているのかもしれない。&lt;br /&gt;
　そもそも神が彼の存在に気がついたとして、それが何だというのか。神が存在するなら、きっとこの地上の全てに対して平等であるはずである。どこそこの誰かを贔屓にする神など彼には思いもよらないことだったのだ。&lt;br /&gt;
　だとすれば、神はこの私であるところの彼と、どこそこの彼や彼女とどう区別するのだろうか。否、区別くらいは神なのだから、可能なのだとして、しかし、どこそこの彼や彼女とこの私であるところの彼とを分け隔てするなんてことがありえるのだろうか。&lt;br /&gt;
　それどころか、神の視点に立つならば、地上の生き物の中の特異な存在らしい（少なくとも彼ら自身はそう思っていたいらしい）、人間と他の動物を区別したり、差別したりするだろうか。&lt;br /&gt;
　彼は、もっと極端にまで走った。動物だけが神の関心の対象であるはずがない。この地上の全ての存在が神には平等に眼差しの注ぐべき、愛すべき存在者たちではないか。だとすると、動物どころか、植物だって神の目からは慈愛の対象でなくていいわけがない。植物は生きていないのか。生きている。健気に、あるいはしたたかに生きている。&lt;br /&gt;
　神は地上のありとあらゆる命の泉に熱い眼差しを降り注いでいる、そうに違いないのだ。&lt;br /&gt;
　けれど、彼はそこに想像の翼を休めることは出来ないのだった。&lt;br /&gt;
　人が死ねば土に還る。土と風と少々の埃に成り果てる。植物だってそうだ。腐って土に還ることもあろうし、動物に喰われて消化され動物の血肉になったり、あるいは排泄され土に戻る。一旦は血肉になった植物の構成要素も、当座の役割を果たしたなら、遅かれ早かれ廃棄されるか、あるいは動物の連鎖の何処かの網に引っ掛かるだけのこと。&lt;br /&gt;
　食物連鎖の最終の網である人間に、途中の段階で他の成分に成り代わらない限り、植物も動物も至りつく。が、それにしても、同じことだ。やっぱり火にくべられて、夢と風と煙に化す。そうでなければ、灰となって土中の微生物の恰好の餌になるだけのことだ。&lt;br /&gt;
　ということは、神の慈愛に満ちた眼差しはとりあえず今、生きている存在者たちに注がれるだけでなく、土や埃や壁や海の水や青い空に浮かぶ雲や、浜辺の砂やコンクリートやアスファルトやプラスチックやタール等々に、均しく注がれているはずなのである。&lt;br /&gt;
　神の目から見たら今、たまたま生きている生物だけが特別な存在である理由など、全くないのだ。あるとしたら人間の勝手な思い込みで、自分たちが特権を享受している、神の特別な関心が魂の底まで達しているに違いないのだと決め付けているに過ぎないのだ。&lt;br /&gt;
　この私である彼は、空中を浮遊する塵や埃と同一の価値をもつ。価値とは神からの恵みだ。その恵みは地上だろうが、あるいは宇宙空間だろうが、全く等距離の彼方にある。それとも、全く、等距離のすぐそこにある。&lt;br /&gt;
　宇宙の永遠の沈黙。それはつまりは、神の慈愛に満ちた無関心の裏返しなのである。神の目からは、この私も彼も、この身体を構成する数十兆の細胞群も、あるいはバッサリと断ち切られた髪も爪も、拭い去られたフケや脂も、排泄され流された汚泥の中の死にきれない細胞たちも、卵子に辿り着けなかった精子も、精子を待ちきれずに無為に流された卵子も、すべてが熱く、あるいは冷たい眼差しの先に厳然とあるに違いないのだ。&lt;br /&gt;
　この私とは塵や埃と同然の存在。それは卑下すべきことなのか。　そうではないのだ。むしろ、この地上の一切、それどころか宇宙にあるところの全て、あるいは想像の雲の上を漂う想念の丸ごとが、神の恵みなのであり、無であると同時に全であることを意味しているのだ。&lt;br /&gt;
　私は風に吹き消された蝋燭の焔。生きる重圧に押し潰された心のゆがみ。この世に芽吹くことの叶わなかった命。ひずんでしまった心。蹂躙されて土に顔を埋めて血の涙を流す命の欠片。そう、そうした一切さえもが神の眼差しの向こうに鮮烈に蠢いている。&lt;br /&gt;
　蛆や虱の犇く肥溜めの中に漂う悲しみと醜さ。その悲しみも醜ささえも、分け隔ての無い神には美しいのだろう。&lt;br /&gt;
　私は融け去っていく。内側から崩壊していく。崩れ去って原形を忘れ、この宇宙の肺に浸潤していく。私は偏在するのだ。遠い時の彼方の孔子やキリストの吸い、吐いた息の分子を、今、生きて空気を吸うごとに必ず幾許かを吸い込むように、私はどこにも存在するようになる。私の孤独は、宇宙に満遍なく分かち与えられる。宇宙の素粒子の一つ一つに悲しみの傷が刻まれる。&lt;br /&gt;
　そう、私は死ぬことはないのだ。仮に死んでも、それは宇宙に偏在するための相転移というささやかなエピソードに過ぎないのだ。&lt;br /&gt;
　ふと、そんなことに思い至った時、私を包んで今にも窒息させようとした頑固な殻が、カサブタの剥がれ落ちるように罅割れ、バラバラと落ち、新鮮な空気が私の肺に吸入されるのを感じた。そして私は居眠りから目覚めた。&lt;br /&gt;
　春の夜の夢、ちっぽけな胡蝶の夢はこうして散った。&lt;br /&gt;
（後略）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;関連拙稿：&lt;/strong&gt;「&lt;strong&gt;&lt;a href=&quot;http://homepage2.nifty.com/kunimi-yaichi/essay/wintermoon.htm&quot;&gt;真冬の満月と霄壤の差と&lt;/a&gt;&lt;/strong&gt;」&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>恋愛・心と体</dc:subject>
<dc:subject>日記・コラム・つぶやき</dc:subject>
<dc:subject>旧稿を温めます</dc:subject>
<dc:subject>書籍・雑誌</dc:subject>

<dc:creator>やいっち</dc:creator>
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<item rdf:about="http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/2009/12/post-142e.html">
<title>過去記事一覧</title>
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<description>「壺中庵記事一覧（目次）」！ （但し、０８年以降分。「過去記事一覧」の更新版） ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;「&lt;a href=&quot;http://atky.exblog.jp/&quot;&gt;壺中庵記事一覧（目次）&lt;/a&gt;」！&lt;br /&gt;
（但し、０８年以降分。「&lt;a href=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/2009/01/post-142e.html&quot;&gt;過去記事一覧&lt;/a&gt;」の更新版）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「&lt;a href=&quot;http://twitter.com/home&quot;&gt;ツイッター（Twitter） &lt;/a&gt;」、始めたんだけど、使い方が分かってない！&lt;br /&gt;
&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>お知らせ</dc:subject>
<dc:subject>目次・索引</dc:subject>

<dc:creator>やいっち</dc:creator>
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<title>次の寒波が来る前に根雪よ溶けて！</title>
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<description>　H・P・ラヴクラフト著の『文学における超自然の恐怖』（大瀧　啓裕【訳】　学習研...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　H・P・ラヴクラフト著の『&lt;a href=&quot;https://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/405403747X_1.html&quot;&gt;文学における超自然の恐怖&lt;/a&gt;』（大瀧　啓裕【訳】　学習研究社 （2009/09/18 出版））を読んでいる。&lt;br /&gt;
　間もなく読了できると思うが、期待していただけに、ちょっとガッカリの本。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2009/12/25/dscf0466.jpg&quot; class=&quot;mb&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;Dscf0466&quot; title=&quot;Dscf0466&quot; src=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/images/2009/12/25/dscf0466.jpg&quot; width=&quot;130&quot; height=&quot;173&quot; border=&quot;0&quot; style=&quot;float: left; margin: 0px 5px 5px 0px;&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;←　今日は、ほぼ終日、晴れ。車で、自転車で外出三昧の一日。内庭も木の根元の土が見えてきた。次の寒波が来る前に、根雪は溶け去ってくれるのだろうか。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　本の謳い文句には、「&lt;a href=&quot;https://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/405403747X_1.html&quot;&gt;人類の最も古く最も強烈な感情は恐怖である！怪奇幻想文学の系譜を解析した代表的論考&lt;/a&gt;」とあるし、「&lt;a href=&quot;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%B4%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%95%E3%83%88&quot;&gt;「宇宙的恐怖（コズミック・ホラー）」などと呼ばれるSF的なホラー小説で有名&lt;/a&gt;」な作家とあって、それなりの論考なのだろうと期待して読んだのだが、論考もだが、本人の創作も、文章の緊密度が低いように感じられて、読むのが苦痛だったりした。&lt;br /&gt;
&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　小生は、推理小説（探偵小説）よりも、ＳＦや怪奇小説のほうを好む資質があったようで、漫画の本から活字の多い本を読むようになった中学生の頃も、ＳＦ系統の本を渉猟した（その前にジュール・ヴェルヌなどの冒険小説を好む段階を経ているが）。&lt;br /&gt;
　が、高校に入って間もない頃、『ジェイン・エア』を読んで、それまでの小説とは異次元の表現世界に衝撃を受け、ＳＦにも、大概の推理小説にも食指が動かなくなった（ということは、以前、書いた）。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　今年はエドガー・アラン・ポーの生誕二百年に当たる年ということで、年初にも、&lt;a href=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/2007/01/post_abed.html&quot;&gt;数年前にも、ポーに絡む雑文を綴った記憶があるが&lt;/a&gt;、年末に際し、必ずしも怪奇小説作家ではないのだが、その手の書き手らには圧倒的な影響を与えた重要な人物と目されていることもあって、&lt;a href=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/manyo/2009/12/hp-a595.html&quot;&gt;上掲書を読んでみたのだ&lt;/a&gt;。&lt;br /&gt;
&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>お知らせ</dc:subject>
<dc:subject>写真日記</dc:subject>
<dc:subject>富山散歩</dc:subject>
<dc:subject>文学散歩</dc:subject>
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<dc:creator>やいっち</dc:creator>
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<title>年末は師ならずとも駆け巡る</title>
<link>http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/2009/12/post-5db2.html</link>
<description>　今日は、用事が重なって、仮眠が取れず、夕方になってようやく一時間ほど、仮眠。訪...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　今日は、用事が重なって、仮眠が取れず、夕方になってようやく一時間ほど、仮眠。訪問看護の看護師さん、介護する小生の体のことを気遣ってくれた（小生の体を気遣ってくれるのは、さすが看護師さんだけ）。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2009/12/24/dscf0468.jpg&quot; class=&quot;mb&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;Dscf0468&quot; title=&quot;Dscf0468&quot; src=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/images/2009/12/24/dscf0468.jpg&quot; width=&quot;170&quot; height=&quot;127&quot; border=&quot;0&quot; style=&quot;float: right; margin: 0px 0px 5px 5px;&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;→　所用があって、外出。ちょっと待ち時間があったので、どうせならと久しぶりに親水公園へ。駐車場から広い公園を眺めるだけだったけど、まあ、少しは眼福になった…と思いたい。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　昨年は１０キロ以上、今年も６キロ以上、痩せた（途中、リバウンドが４キロ）。とにかく体重の増減が凄い。&lt;br /&gt;
　まあ、標準体重まであと３キロほど、余裕がある…はず！&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　外出のメニューはというと、まずは、父が床屋へ行きたいというので、車で送迎。母の薬が切れたので、病院で処方箋を出してもらい、薬局で薬を貰ってくる。郵便局で支払い。スーパーで買物。町内の班の班長として、資源ゴミステーションの施錠へ。&lt;br /&gt;
（無論、家の中の雑用は多々ある！）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2009/12/24/dscf0470.jpg&quot; class=&quot;mb&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;Dscf0470&quot; title=&quot;Dscf0470&quot; src=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/images/2009/12/24/dscf0470.jpg&quot; width=&quot;170&quot; height=&quot;127&quot; border=&quot;0&quot; style=&quot;float: left; margin: 0px 5px 5px 0px;&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;←　きっと夜にはイルミネーションが綺麗なのだろう。でも、今は冬の北陸には貴重な青空こそが宝だ。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　…でも、自分の用事も果たせた。&lt;br /&gt;
　年内最後になるだろうが、図書館へ。&lt;br /&gt;
　普通なら自転車だが、車道の雪は（裏道以外は）ほぼ消えているが、歩道は根雪になっていて、自転車には辛いし危ないので、ちょっとした近所の用事でさえ車を使わざるを得ない。不便だ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　本は、ポーに捧げる短篇集（今年はポー生誕二百年の年に当たる！）や「ヴォルテールの世紀」、「動き続ける物質と生命の起源」という副題の付いた「ミドルワールド」などの３冊を借りた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2009/12/24/dscf0465.jpg&quot; class=&quot;mb&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;Dscf0465&quot; title=&quot;Dscf0465&quot; src=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/images/2009/12/24/dscf0465.jpg&quot; width=&quot;127&quot; height=&quot;169&quot; border=&quot;0&quot; style=&quot;float: right; margin: 0px 0px 5px 5px;&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;→　昨日、庭の隅のミカンの木を紹介したけど、暗くてよく分からなかったみたい。なので、今日、撮り直し。正月には枝付きのミカンを飾るつもり。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　読む時間はないだろうけど、読むべき（読みたい）本は常に寝床の傍に置いておきたい！&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ＣＤも当然、３枚、借りてきた。&lt;br /&gt;
　今回は、今まで借りたことのない演奏家のものということで、大野智子というジャズピアニストのＣＤ、奥村愛という名のクラシックのヴァイオリニストのＣＤなどを借りた。&lt;br /&gt;
　じっくり聴ける状況にはないけど、本共々、仮眠の際の気持ちのいい睡眠導入剤にはなってくれるはず。&lt;br /&gt;
　我輩だって、癒されたい ? !&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（09/12/24 作）&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>写真日記</dc:subject>
<dc:subject>富山散歩</dc:subject>
<dc:subject>日記・コラム・つぶやき</dc:subject>
<dc:subject>書籍・雑誌</dc:subject>
<dc:subject>音楽</dc:subject>

<dc:creator>やいっち</dc:creator>
<dc:date>2009-12-25T00:10:00+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/2009/12/post-9a09.html">
<title>雪解けや日の光とて窓辺まで</title>
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<description>←　裏庭に続くツツジの植え込みの奥にひっそりと育っているミカンの木。積雪や屋根か...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2009/12/23/2009_1223071003tonai0009.jpg&quot; class=&quot;mb&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;2009_1223071003tonai0009&quot; title=&quot;2009_1223071003tonai0009&quot; src=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/images/2009/12/23/2009_1223071003tonai0009.jpg&quot; width=&quot;130&quot; height=&quot;173&quot; border=&quot;0&quot; style=&quot;float: left; margin: 0px 5px 5px 0px;&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;←　裏庭に続くツツジの植え込みの奥にひっそりと育っているミカンの木。積雪や屋根からの雪で姿が見えなかったのが、昨日からの雪解けで、ようやく姿を現してきた。久しぶりに我が家のミカンを食べられるかも。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　&lt;a href=&quot;http://twitter.com/yaicchi&quot;&gt;ツイッター（Twitter）なるものを使いこなせるかどうか、小生が使う意味があるかどうか分からないけど、好奇心でとりあえず登録してみた。&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;
　さて。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2009/12/23/2009_1223071003tonai0006.jpg&quot; class=&quot;mb&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;2009_1223071003tonai0006&quot; title=&quot;2009_1223071003tonai0006&quot; src=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/images/2009/12/23/2009_1223071003tonai0006.jpg&quot; width=&quot;130&quot; height=&quot;173&quot; border=&quot;0&quot; style=&quot;float: right; margin: 0px 0px 5px 5px;&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;→　裏庭の片隅の裸木に一羽の鳥が。木の実でも探しているのだろうか。…ん、暗くて鳥の姿が見えない？&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　本日、富山ライトレール株式会社の愛称「セントラム(CENTRAM)」が運航を開始した。&lt;br /&gt;
　３６年ぶりの路面電車！&lt;br /&gt;
　ＮＨＫの夜の九時のニュースでも特集が組まれていた。&lt;br /&gt;
　都市政策の転換で、車社会から公共輸送機関へ、郊外に散らばっていた人や店を富山市の中心街へ、つまり、コンパクトな街作りへ、という発想である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ここが写真も多く、参考になります：&lt;br /&gt;
「&lt;a href=&quot;http://plaza.rakuten.co.jp/Nozomi500/diary/200912230000/&quot;&gt;富山地鉄セントラム、本日開業！ - W.N. Central Station - 楽天ブログ（Blog）&lt;/a&gt;」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2009/12/23/2009_1223071003tonai0007.jpg&quot; class=&quot;mb&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;2009_1223071003tonai0007&quot; title=&quot;2009_1223071003tonai0007&quot; src=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/images/2009/12/23/2009_1223071003tonai0007.jpg&quot; width=&quot;130&quot; height=&quot;173&quot; border=&quot;0&quot; style=&quot;float: left; margin: 0px 5px 5px 0px;&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;←　ちょっと拡大してみた。窓越しの撮影なので&lt;/strong&gt;（窓を開けると、その音や気配で鳥が飛び去る）&lt;strong&gt;、画像はこれ以上、鮮明にはならない。仲間の鳥は見当たらない。段々、鳥たちの集団も、その規模を小さくしていく…ような。&lt;/strong&gt;　&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2009/12/23/2009_1223071003tonai0010.jpg&quot; class=&quot;mb&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;2009_1223071003tonai0010&quot; title=&quot;2009_1223071003tonai0010&quot; src=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/images/2009/12/23/2009_1223071003tonai0010.jpg&quot; width=&quot;173&quot; height=&quot;129&quot; border=&quot;0&quot; style=&quot;float: right; margin: 0px 0px 5px 5px;&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;→　今日は久しぶりに束の間だけど晴れ間もあって、積もった雪も大分、溶けてくれた。庭の雪はこんなふう。ただ、屋根から落ちて溜まった雪の山（塊）は、一週間でも溶けないだろう。表の通りも、車道はすっかり雪は消え去っているが、肝心の歩道は踏み固められた雪の道が、埃やススなどで薄汚れたままに延々と続いている。自転車での買物も命がけ。仕方なく、スーパーへの買物も車を使う。今季の冬は暖冬だって、当局が長期予報を出していた…ような。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　寒波も過ぎ去って、ようやく雪解けの日々を迎えた。&lt;br /&gt;
　でも、家庭の中は、まだまだ冷え込んでいる。&lt;/p&gt;

&lt;blockquote&gt;　雪解けや日の光とて窓辺まで　　　（や）&lt;/blockquote&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（09/12/23 作）&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>写真日記</dc:subject>
<dc:subject>富山情報</dc:subject>
<dc:subject>富山散歩</dc:subject>
<dc:subject>日記・コラム・つぶやき</dc:subject>

<dc:creator>やいっち</dc:creator>
<dc:date>2009-12-24T00:10:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/2009/12/twitter-1ec2.html">
<title>ツイッター（Twitter）、使っている人、いる？</title>
<link>http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/2009/12/twitter-1ec2.html</link>
<description>　ツイッター（Twitter）、使っている人、いる？　</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　&lt;a href=&quot;http://twitter.com/yaicchi&quot;&gt;ツイッター（Twitter）、使っている人、いる？&lt;/a&gt;　&lt;br /&gt;
&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>お知らせ</dc:subject>
<dc:subject>日記・コラム・つぶやき</dc:subject>

<dc:creator>やいっち</dc:creator>
<dc:date>2009-12-23T16:20:14+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/2009/12/post-38e3.html">
<title>積雪の富山点景</title>
<link>http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/2009/12/post-38e3.html</link>
<description>→　庭先の電線に小鳥が止まっていた。餌、見つかるの？ 　久世光彦・著の『ベスト・...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2009/12/22/2009_1222071003tonai0009.jpg&quot; class=&quot;mb&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;2009_1222071003tonai0009&quot; title=&quot;2009_1222071003tonai0009&quot; src=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/images/2009/12/22/2009_1222071003tonai0009.jpg&quot; width=&quot;120&quot; height=&quot;160&quot; border=&quot;0&quot; style=&quot;float: right; margin: 0px 0px 5px 5px;&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;→　庭先の電線に小鳥が止まっていた。餌、見つかるの？&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　久世光彦・著の『&lt;a href=&quot;http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784167581077&quot;&gt;ベスト・オブ・マイ・ラスト・ソング&lt;/a&gt;』（文春文庫）を読んだ。&lt;br /&gt;
　&lt;a href=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/manyo/2009/12/post-38e3.html&quot;&gt;読んだ、というより、口ずさんだ、と言ったほうがいいかもしれない。&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2009/12/22/2009_1222071003tonai0007.jpg&quot; class=&quot;mb&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;2009_1222071003tonai0007&quot; title=&quot;2009_1222071003tonai0007&quot; src=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/images/2009/12/22/2009_1222071003tonai0007.jpg&quot; width=&quot;160&quot; height=&quot;119&quot; border=&quot;0&quot; style=&quot;float: left; margin: 0px 5px 5px 0px;&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;←　仕事の途中、ある邸宅の玄関先にて変わった花を発見。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　数多くの歌が収録されているのだが、その大半を口ずさめるというのは、ちょっと驚き。&lt;br /&gt;
　多くが大衆的な歌であり、その時代その時代においてヒットした曲だから、当たり前…？&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2009/12/22/2009_1222071003tonai0006.jpg&quot; class=&quot;mb&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;2009_1222071003tonai0006&quot; title=&quot;2009_1222071003tonai0006&quot; src=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/images/2009/12/22/2009_1222071003tonai0006.jpg&quot; width=&quot;160&quot; height=&quot;120&quot; border=&quot;0&quot; style=&quot;float: right; margin: 0px 0px 5px 5px;&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;→　この度の寒波はようやく去ってくれた。車道の雪はラッセル車が除雪してくれるが、路肩や歩道には雪の山が延々と続く。全てが溶け去るには一週間以上を要するだろう。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　とも言いきれないはずで、文部唱歌や童謡なら教科書に載っていて、古い曲でも学校で歌ったり、あるいはテレビやラジオから流れるのを耳にすることも折々はあるだろうが、本書で紹介されているのは必ずしもそんな曲ばかりではない（以下、&lt;a href=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/manyo/2009/12/post-38e3.html&quot;&gt;本稿の続きへどうぞ&lt;/a&gt;）。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>お知らせ</dc:subject>
<dc:subject>写真日記</dc:subject>
<dc:subject>富山散歩</dc:subject>
<dc:subject>思い出話</dc:subject>
<dc:subject>日記・コラム・つぶやき</dc:subject>
<dc:subject>書籍・雑誌</dc:subject>

<dc:creator>やいっち</dc:creator>
<dc:date>2009-12-23T00:10:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/2009/12/post-cae3.html">
<title>祈りの果てにあるものは…</title>
<link>http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/2009/12/post-cae3.html</link>
<description>　殺伐たる、ガラーンとした、骸でさえもない心を持て余している。 　孤立。 　何故...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　殺伐たる、ガラーンとした、骸でさえもない心を持て余している。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　孤立。&lt;br /&gt;
　何故か、脈絡もなく、&lt;a href=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/2005/10/post_ca84.html&quot;&gt;「万葉集」では「恋」を「孤悲」と表記していたこと&lt;/a&gt;を思い出してみたり。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2009/12/21/2009_1221071003tonai0009.jpg&quot; class=&quot;mb&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;2009_1221071003tonai0009&quot; title=&quot;2009_1221071003tonai0009&quot; src=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/images/2009/12/21/2009_1221071003tonai0009.jpg&quot; width=&quot;180&quot; height=&quot;135&quot; border=&quot;0&quot; style=&quot;float: left; margin: 0px 5px 5px 0px;&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;←　昨日までは山もだが平野部にもしっかり降って、まさに里雪の状態だった。雪掻きを日に４度も。でも、本格的に降ったら、それだけでは済まない。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ふと、&lt;a href=&quot;http://homepage2.nifty.com/kunimi-yaichi/introduction/pray.htm&quot;&gt;何年か前に書いた悲鳴にも似た祈りのエッセイ&lt;/a&gt;を書いた時の思いが脳裏に浮かんできた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「&lt;strong&gt;&lt;a href=&quot;http://homepage2.nifty.com/kunimi-yaichi/introduction/pray.htm&quot;&gt;祈りの果てにあるものは…&lt;/a&gt;&lt;/strong&gt;」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　祈る心がある。&lt;br /&gt;
　が、闇の世界に踏み惑った人間には、祈りを捧げる場がない。&lt;br /&gt;
　あるいは、方向感を失った人間には、祈りを闇の何処へ向けて捧げればいいのか分からないのである。&lt;br /&gt;
　無論、祈りは、ただ、祈りであればいい。ただ、闇に向かって祈りの思いを発すればいい。それは、業に溺れきった人間の救いを求める唯の叫びあるかもしれない。声なき声に過ぎないかもしれない。&lt;br /&gt;
　その溺れるものが藁をも掴む思いで「助けて！」と叫ぶのであっても、それはきっと祈りなのだと思う。それでいいはずなのだ。&lt;br /&gt;
　が、何をも信じていない私には、祈りは祈りに終わるべきものに過ぎない。闇の果て、闇の奥には、沈黙よりも遥かに凄まじい空白があるだけ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　私は神も仏も、その存在を否定しない。また、多くの人が神か仏かの存在を信じていることも知らないわけではない。&lt;br /&gt;
　けれど、私は、人には神も仏も決して見えないものであることを思うのみである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　私の肉眼に見えるほどのものなら、それは仏でも神でもない、それは何かの幻像、何かの狂気、心の空漠の底知れぬ深さに怯えるが故の、めくらましなのだと見なす。&lt;br /&gt;
　私は仏像を全く認めない。そんなものは、どんなに美しいとしても、仏への心からの希求の念を眩しさと神々しさで、心の目を逸らしているに過ぎないと思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　神も仏も人間からは遥かに遠い存在なのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　過日、何処かの町を歩いていたら、都会では珍しく蟻たちの蜿蜒と続く群れを見た。&lt;br /&gt;
　蟻たちは何処から来て、何処へ向かっていくのだろう。無論、蟻の巣穴から、何処かで見つけた餌の山へ向けて、往復の列を為している。&lt;br /&gt;
　黙々と、淡々と、あるいは忙しく、ひたすら餌を求め歩くその様は、たまさかの巣穴という名のこの世の踊り場から、この世に何故かしら現出した蟻たちをその先の知れない遠い世界へ、ともかくも歩くことを選ぶしかない空しさのようなものを私に覚えさせた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　私はここにいる。孤立しているとはいえ、ともかく、この世のここにいる。私は何かを欲している。それは救いなのか、愉しみなのか、悲しみなのか、悦びなのか、自分でも分からない。が、そのどれもが結局は、当座の踊り場の数々に過ぎないことを嫌というほど、知っている。&lt;br /&gt;
　つまり、やはり私は何処とも知れない闇の果てからここに至りついているように、何処とも知れない闇の彼方へ、例え目には足を留めていてでさえも、歩き去ってしまう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　さて、人からは蟻は、ただの虫けらに過ぎない。健気な虫けらと思うか、ちっぽけな虫けらと思うかは人それぞれだとしても。&lt;br /&gt;
　そう、人と虫けらとの間には、きっと無限に近い隔絶がある。その両者の間に会話の成り立つ余地などない。時に勝手に人間様が蟻たちに語りかけることがあっても、それは人間の独善、人間の幻想、自慰めいた自己満足の世界があるだけなのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　けれど、さて、その人間と蟻たちとの隔絶も、神や仏から見たら、無きにも等しいのだろう。&lt;br /&gt;
　もっとも、そもそも神や仏が何ものか、私には分からない。&lt;br /&gt;
　が、それは遥か高みに、あるいは遥か地の底深くにあり、その目から見たら、蟻と人との区別など空しいものに過ぎないだろうとは思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　人間が仮に蟻を見て、この虫けらどもめと、尊大ぶってみても、そうした人間を神や仏が見たら、目くそ鼻くそを笑うの喩えより、もっと滑稽に映るに違いない。&lt;br /&gt;
　きっと、神や仏は、この世の外にいるに違いない。この世の中にいるはずもない（スピノザのように神がこの世に偏在しているとでも思わない限りは）。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　人間は逆立ちしてもこの世にあるしかない。&lt;br /&gt;
　その人間の叫び、祈りは、それがどれほど真率なもの、心の底から発せられたものだとしても、それはこの世の声でしかない。&lt;br /&gt;
　沈黙の声は空漠たる闇の中で、木霊さえしない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　私は何ものかに触れえるかもしれない。木々の幹に、家の壁に、柱に、誰彼の衣服の裾に、あるいは肌に。そう、風にさえ吹かれてみることができる。その足を緩めることはあっても、やむことのない風という名の、目に見えない息に。&lt;br /&gt;
　私は水の滴る音が好きだ。その光景も好きだ。一滴の水に、私は大袈裟ではなく、無限を感じることがある。&lt;br /&gt;
　そう、私は清冽なる水に触れることさえ、できる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　そうした現象の一切は、この世のものである。そうした現象の数々を、その相貌の数々を味わい楽しむことができるだけでも、それは、きっと凄いことなのではなかろうか。&lt;br /&gt;
　けれど、祈りは祈りであり、この世の外に届くことはないのだろう。&lt;br /&gt;
　そうだ。私は祈りが届くことを期待して祈っているわけではなかったのだった。祈るしかないから祈っているのだ。&lt;br /&gt;
　それが祈りという名の悲鳴に他ならないとしても、他にどうすることが私にできようか。&lt;br /&gt;
　祈りの果てにあるものは…、きっと、無。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（&lt;a href=&quot;http://homepage2.nifty.com/kunimi-yaichi/introduction/pray.htm&quot;&gt;01/09/14 作&lt;/a&gt;　一部改稿）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2009/12/21/2009_1221071003tonai0015.jpg&quot; class=&quot;mb&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;2009_1221071003tonai0015&quot; title=&quot;2009_1221071003tonai0015&quot; src=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/images/2009/12/21/2009_1221071003tonai0015.jpg&quot; width=&quot;135&quot; height=&quot;180&quot; border=&quot;0&quot; style=&quot;float: right; margin: 0px 0px 5px 5px;&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;→　今日の午後、茶の間から裏庭を撮ってみた。霙っぽい雪で、屋根の雪も溶け始めている。この度の寒波は、なんとか峠を越したよう。今日は朝１回の雪掻きで済んでいる。でも、今季の冬の峠はまだまだこれからなのだ。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>写真日記</dc:subject>
<dc:subject>富山散歩</dc:subject>
<dc:subject>日記・コラム・つぶやき</dc:subject>
<dc:subject>旧稿を温めます</dc:subject>

<dc:creator>やいっち</dc:creator>
<dc:date>2009-12-22T00:10:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/2009/12/post-0eee.html">
<title>久々に本格派の生物の本を読んだ</title>
<link>http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/2009/12/post-0eee.html</link>
<description>　高校時代、生物の授業で、細胞（など）について勉強した。 　何処まで理解したかは...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　高校時代、生物の授業で、細胞（など）について勉強した。&lt;br /&gt;
　何処まで理解したかはちょっとあやしいものだが、ただ肉眼では見極められない微細な世界で生きる細胞という存在、生き物への畏敬の念だけは抱かされた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2009/12/20/biological_cell.jpg&quot; class=&quot;mb&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;Biological_cell&quot; title=&quot;Biological_cell&quot; src=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/manyo/images/2009/12/20/biological_cell.jpg&quot; width=&quot;170&quot; height=&quot;103&quot; border=&quot;0&quot; style=&quot;float: right; margin: 0px 0px 5px 5px;&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;→　真核生物の構造。&lt;/strong&gt;　（画像は、「&lt;a href=&quot;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%88%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AA%E3%82%A2&quot;&gt;ミトコンドリア - Wikipedia&lt;/a&gt;」より）&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　真核細胞の細胞壁や細胞膜の中の、液胞や&lt;a href=&quot;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%88%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AA%E3%82%A2&quot;&gt;ミトコンドリア&lt;/a&gt;や小胞体、葉緑体、ゴルジ体などの器官に驚異の感を覚えるばかりだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　細胞が、単細胞の原生生物になり、やがて多細胞の原生生物になり…。&lt;br /&gt;
　人間の体は６０兆もの細胞で成る…。&lt;br /&gt;
　あるいは、 &lt;a href=&quot;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%87%E3%83%8E%E3%82%B7%E3%83%B3%E4%B8%89%E3%83%AA%E3%83%B3%E9%85%B8&quot;&gt;ＡＴＰ（アデノシン三リン酸）&lt;/a&gt;の働きでエネルギーを発生させる、このことで生命活動が可能になる…。&lt;br /&gt;
　エネルギー代謝とミトコンドリアの関係。&lt;br /&gt;
　酸素呼吸の場。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　…というわけで、久々に&lt;a href=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/manyo/2009/12/post-5572.html&quot;&gt;生物に関して本格的な本を読んで&lt;/a&gt;、小生、いささか興奮気味なのである。&lt;br /&gt;
&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>お知らせ</dc:subject>
<dc:subject>日記・コラム・つぶやき</dc:subject>
<dc:subject>書籍・雑誌</dc:subject>
<dc:subject>科学一般</dc:subject>

<dc:creator>やいっち</dc:creator>
<dc:date>2009-12-21T00:10:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/2009/12/post-c3bf-4.html">
<title>「スキー靴の思い出」は何処へ？</title>
<link>http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/2009/12/post-c3bf-4.html</link>
<description>　今日は、ピアニスト・アルトゥール・ルービンシュタインの命日だという。 　なので...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　今日は、&lt;a href=&quot;http://www.nnh.to/12/20.html&quot;&gt;ピアニスト・アルトゥール・ルービンシュタインの命日&lt;/a&gt;だという。&lt;br /&gt;
　なので、ルービンシュタインを巡って弱冠のメモを綴ろうと思ったが、昨日今日と続いた雪掻きに体は芯から疲れていて、何も書く気になれない。&lt;br /&gt;
　まあ、ちょっとした&lt;a href=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/2008/11/post-33ec.html&quot;&gt;エピソード話は昨年、書いた&lt;/a&gt;ので、今日はやめておく。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2009/12/19/2009_1218071003tonai0012.jpg&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;2009_1218071003tonai0012&quot; title=&quot;2009_1218071003tonai0012&quot; src=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/images/2009/12/19/2009_1218071003tonai0012.jpg&quot; width=&quot;130&quot; height=&quot;173&quot; border=&quot;0&quot; style=&quot;float: right; margin: 0px 0px 5px 5px;&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;→　これは茶の間から窓越しに裏庭を眺め撮った昨日（１８日）の光景。今日はこの上さらに雪がどっさり降った。もうこちら側は雪掻きを放棄。&lt;br /&gt;
&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
　それより、雪掻きで大変だ、という悲鳴めいた日記を昨日、書いたら、&lt;a href=&quot;http://ameblo.jp/kyat/entry-10414193737.html&quot;&gt;ある人から私はスキーが出来るので（申し訳なくも）とても嬉しい、なんてコメントを戴いた&lt;/a&gt;。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　なるほど、それもまた、実感だし、正直な話だろう。&lt;br /&gt;
　実際、今日夕方のテレビでスキー場のオープンの日にまとまった雪が降って、タイミングを合わせてくれたようで、大変、嬉しい、助かる、なんて話題も見聞きした。&lt;br /&gt;
　雪掻きにうんざりしている小生には、ちょっと小憎らしく妬ましいが、羨ましくもある。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　しかーし、スキーへ行った思い出が自分にだってないわけじゃない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　まずは、それこそただの平地（田畑）でのスキーと呼ぶのも気恥ずかしい、ガキの頃の思い出話：&lt;br /&gt;
「&lt;a href=&quot;http://atky.cocolog-nifty.com/houjo/2008/01/post_820e.html&quot;&gt;真冬の明け初めの小さな旅&lt;/a&gt;」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　しかし、スキー場でのスキーを巡っての思い出話となると、何と言っても「&lt;strong&gt;スキー靴の思い出&lt;/strong&gt;」だ。&lt;br /&gt;
　なんたって、小生が初めて本格的なスキー場（越後湯沢か塩尻・石打だったか忘れた）でスキーに挑戦したドキュメントタッチの話なのだ。&lt;br /&gt;
　が、悲しいかな、&lt;a href=&quot;http://homepage2.nifty.com/kunimi-yaichi/essay/miscell-6.htm&quot;&gt;続篇（の一部）が見つかった&lt;/a&gt;が、前篇が見当たらない。&lt;br /&gt;
　しかも、&lt;a href=&quot;http://homepage2.nifty.com/kunimi-yaichi/essay/miscell-6.htm&quot;&gt;続篇&lt;/a&gt;にしても、中途半端で終わっている。続篇の続篇というか完結篇が見つからないのだ。&lt;br /&gt;
　あるいは、書かないままに放置してしまったのか。&lt;br /&gt;
&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
&lt;strong&gt;「&lt;a href=&quot;http://homepage2.nifty.com/kunimi-yaichi/essay/miscell-6.htm&quot;&gt;スキー靴の思い出（続編）&lt;/a&gt;」&lt;/strong&gt;（02/02/08）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　女子社員など同僚ばかり数人でのスキー列車旅行だ。気分は高まっている。少々、面倒臭がり屋の小生も、滑れるのかなという不安と、でも雪原を思いっきり滑り回る自分の姿を思い浮かべて、気持ちは先走るばかりだった。&lt;br /&gt;
　トンネルを抜けると、まさに雪国になっている。しかも、快晴というこれ以上ないコンディションにも恵まれた。いよいよだ。&lt;br /&gt;
　他の皆は、もう、何度となくスキーは経験している。中の一人は、初心者だというが、それでも、数回は滑っているという。聞くところによると、最初はゲレンデで一人、取り残されて泣きべそをかいたという話だ。自分がそうならない保証はどこにもない。&lt;br /&gt;
　さて、ロッジの目の前にスキー場が迫っている。小生は、他の皆が早々とスキーの装備を固め、颯爽とスキー場のリフトへと向かっていく中、グズグズするばかり。そう、元々、小生は無器用で初めてのものに慣れるには、人より時間が掛かるのだ。&lt;br /&gt;
　しかも、実はスキー靴が小さい、小さすぎるという現実を今、ひしひしと感じざるを得なくなっている。足の爪を折り曲げるようにして、やっと足を靴に押し込んでいるという感じ。「これは、先がやられるな…」そんな不安を誰に打ち明けることもできない。今更、後に引けないという妙な男のプライドもある。やるっきゃないのだ。&lt;br /&gt;
　さて、とりあえず、オートバイ用のウエアを羽織って、やや珍妙ではあるが、しかし、ガキの頃の恰好に比べれば、格段に近代的な装備で身を固めているのだ、これで滑れないわけがない…。&lt;br /&gt;
　ところが、もう、問題が生じている。ロッジの目の前にリフトの乗り口があるのだが、何故か、ロッジを一旦、緩やかだが坂を滑り降り、更に登って初めてリフト口に辿り着ける段取りとなっている。その最初の下って登る十数メートルの「谷」をスキー板を履いては越えられないのだ。&lt;br /&gt;
　なにしろ、こんな急な坂（経験者には坂と呼ぶのも気恥ずかしいものだろう）は、生まれて初めてのことだ。田舎のスキー山なんて、目じゃない。まして、屋根からの雪と雪掻きされて堆積した雪の小山から滑り降りるのとは、わけが違う。&lt;br /&gt;
　見渡すと、何人か小生と同じく、立ち竦んでいる連中がいる。但し、みんな女だ。男は、悲しいかな小生一人。こうなっては、負けてなるものかと、目を瞑るつもりで、坂を下ったが、案の定、底に辿り着く前に、もう、怖くなって尻餅を着いてしまった。人工のコブを幾つか作って、さて、なんとか、底までやってくると、今度は登りである。それは当然だ。&lt;br /&gt;
　が、下りは引力が協力してくれるので、黙っていても、転げまわれば、落ちるところまでは、只で小生の体を運んでくれる。その点、登りは、ひたすら自力に頼るしかない。&lt;br /&gt;
　スキー板を脱げばいい。脱いで、スキー板を肩に担いで登れば、それで済む話だ。きっと、みんな誰しもそう思うに違いない。実は、小生も何度、そう思ったことか。けれど、周りを見ても少なくとも男は誰一人、そんな気の利いた野郎はいないのだ。小生の苦渋を察して、一緒に、スキー板を恰好よく担いで登る奴が、一人ぐらい、いたっていいものなのに。&lt;br /&gt;
　世間体を何より重んじる小生は、だから、とにかく意地である。男の意地が、こんなところにも顔を出す。みると、さっきは小生と同様、ロッジの前でイジイジして躊躇っていた女性たちも、とっくに坂を上りきってリフト口で順番待ちの列に加わっているじゃないか。&lt;br /&gt;
　俺だけか！　俺だけが置いてきぼりなのか。俺の仲間はどうしたんだ。すると、連中は、順番待ちの列のほとんど先頭付近にいて、談笑したり、ゲレンデを眺め上げたりで、小生の胸中を察するものなど、一人もいない。&lt;br /&gt;
　そりゃそうだ、みんな、もう、滑りたくてならなくて、ウズウズしているんだ。考えても見るがいい。みんな、今、スキー場という御馳走を前にしている。もう、涎が零れそうなんだ。今すぐにも齧りつきたいんだ。それなのに全くの初心者と一緒に滑るということは、つまりは一口ごとに箸をスプーンをその手を食べかけの口を止めなければならないのだ。そんなわけに行くかってんだ。それが味を知り尽くした者たちの心情なのだ。誰にも、無情な奴等だと、非難など出来ないのである。&lt;br /&gt;
　ウジウジクズクズの小生とは雲泥の差の境を彷徨っているのである。ただ、それにしても、初心者には連中が恨めしいのである。ああ、俺もいつかは、あの境を楽しげに漂う日が来るのだろうか。&lt;br /&gt;
　そう、もう、小生はスキー靴のことなど、とっくに忘れている。そんな問題は極限にまでしぼんでいる。今は、とにかく、リフト口のある岡の上まで辿り着くことが先決問題なのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　　空は真っ青である。日差しは強烈にゲレンデを煌かせている。眩しいくらいだ。しかも、雪はたっぷり降り積もっている。夏の日差しが一日、降り注いでも、びくともしないだろう。小生は、そんな中で、まだ、坂の途中だ。夢の途中なんて、歌があったけど、我輩は一言、夢中だ！&lt;br /&gt;
　でも、安心して欲しい。汗だくになりながらも、小生は何とかリフト口に辿り着いたのだ。汗びっしょりになっている。正直言って疲労困憊である。多分、ベテランが一日たっぷり滑った以上の運動量を既にこなしているはずである。&lt;br /&gt;
　なのに、リフトの順番待ちの列の最後尾に着いただけとは。トホホである。まだ、一日は始まったばかり。しかも、言い忘れていたが、このスキー合宿は一泊して翌日もしっかり滑ろうという算段になっているのだ。なんてこったい。&lt;br /&gt;
　もう、小生は腹一杯、胸一杯になっている。日頃は優しくしてくれる女子社員どもが憎たらしいような冷たいような、女の本性を見たような気分だ。ああ、裏飯屋、もとい、恨めしや。&lt;br /&gt;
　さて、でも、とにもかくにも小生の番がやってきた。&lt;br /&gt;
　いよいよだ！　負けないぞ！ &lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>写真日記</dc:subject>
<dc:subject>思い出話</dc:subject>
<dc:subject>日記・コラム・つぶやき</dc:subject>
<dc:subject>旧稿を温めます</dc:subject>
<dc:subject>駄洒落・戯文・駄文</dc:subject>

<dc:creator>やいっち</dc:creator>
<dc:date>2009-12-20T00:10:00+09:00</dc:date>
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