2022/12/22
2022/09/26
青い空 白い雲
← レナード・ムロディナウ 著『ユークリッドの窓 ─平行線から超空間にいたる幾何学の物語』(青木 薫 翻訳 ちくま学芸文庫) 「平面、球面、歪んだ空間、そして……。幾何学的世界像は今なお変化し続ける。『スタートレック』の脚本家が誘う三千年のタイムトラベルへようこそ。」
レナード・ムロディナウ 著の『ユークリッドの窓 ─平行線から超空間にいたる幾何学の物語』を読んだ。刊行当時の15年に読んだので、僅か数年ぶりの再読。車中の友にと選んだ。文系っぽい本が続いたので、理系の匂いのする本を手にした。
2020/10/16
ボクの世界は真っ赤な闇
← 斎藤 成也 編著『最新DNA研究が解き明かす。日本人の誕生』(河合 洋介 /木村 亮介/ 松波 雅俊 /鈴木 留美子 著 秀和システム)「2020年はゲノム概念が誕生してからちょうど百周年にあたります。本書は、最新のヒトゲノム解析から得たビッグデータをもとに、日本人の起源と成立をわかりやすく解説」
快晴無風。庭仕事 た~~ぷり。山茶花や泰山木などを脚立に昇って、さらに木の幹にしがみついて、高枝切り鋏やら剪定鋏などを使って。同じことを2度もやりたくないので、これでもかと。普通、作業後 数時間後か半日して節々が痛みだすはずが、作業直後から痛み出している。
それでも敢えて午前中に作業を済ませた。疲れは今日中に緩和させて、明日の仕事に備えたかったのだ。
2020/10/15
終わらない闇夜
← 斎藤 成也 編著『最新DNA研究が解き明かす。日本人の誕生』(河合 洋介 /木村 亮介/ 松波 雅俊 /鈴木 留美子 著 秀和システム)「2020年はゲノム概念が誕生してからちょうど百周年にあたります。本書は、最新のヒトゲノム解析から得たビッグデータをもとに、日本人の起源と成立をわかりやすく解説」
斎藤 成也 編著『最新DNA研究が解き明かす。日本人の誕生』(河合 洋介 /木村 亮介/ 松波 雅俊 /鈴木 留美子 著)を読み始めた。わかりやすく解説とあるが、第一章のゲノム解説は吾輩には難解だった。その後はまずまず楽しめているが。日本人の起源や由来を探るというテーマは、吾輩の好きな読書の対象。書店でたまたま見つけたのだが、即、手にした。
2020/08/09
2020/03/29
町の匂いがしない
昨夜来、朝方までの風雨。窓がびりびりし、木立がしなる。空き缶か何かが転がりぶつかるカン高い音。明け方、風が弱まって嵐が過ぎ去ったかのような静けさ。カーテンを開くと、外は既に明けている……いや、雪が降ってるぞ、富山。半信半疑だった天気予報、的中! 疑ったりして、ごめんなさい。
富山県は、幸いなことに(?)未だに一人も新型コロナ感染者が確認されていない、全国でも稀有な県の一つ。昨日、内科医院へ。折角なので、今も富山、感染者、確認されていないんですよね、(更に云わでもがなの一言)検査、やってるんですかね? って。先生、ピシャリと「やってます!」と。
2020/03/04
呆然自失の朝が今日も
夜陰を通り過ぎ行く人影。折々の月光が沈みがちな影をこの世に引き戻すように浮かび上がらせる。しなだれた木立や崩れかけた板塀は懸命に光を遮っている。黒い塊は痕跡を残すことを恐れているのか。
何を恐れることがあろう。抉るつもりで地を蹴っても素知らぬ顔のまま闇の中の異物を滑らせているだけ。傷一つ残すことはできやしないのだ。
お前は光を嫌っているのか。何か疚しいことがあるのか。何処から逃げている。何処へ逃げていく。辿り着く宛てなどないくせに。
凝り固まった蝋、それとも松脂。琥珀か。命の源が封じ込められているとでも? 嘗めたら水飴の味がするとでも?
2019/01/18
ジェネシス 2
ボイラーの不調。修理するにも費用が掛かりそうだし、余儀なく今日は銭湯へ。広々とした風呂は、やはり、いいね!
クジラを捕獲し食べるのは、なぜ残酷? では、牛や馬や豚や鹿や猪や鳥や魚は殺して食べても構わないのはなぜ? クジラは屠殺の現場が人目に付きやすく、牛や鳥や魚は人の見えないところで殺すから?
クジラでなくても、動物を殺すのは、殺して食べるのは(定義や状況によるかもしれないけど)残酷だと思う。でも、人(に限らず動物は、あるいは生き物)は、動物(や植物)を殺して食べて生きてきた。人は地上のどの動物よりも残酷な動物なのは明らか。苦痛のない屠殺だったらいいのか。言い訳にしか思えない。しかも、殺して煮て焼いて出汁を取って。
欧米人は、クジラを殺し過ぎたという原罪意識があるから、一層、ヒステリックに捕鯨を指弾するのか。
環境保護運動に、クジラは一番シンボリックに仕立てやすいのか。
日本の軽率としか思えない脱退は、総理の意向でいきなり政治問題化させた照射問題なども含め、現政権による、ナショナリズム意識高揚の一貫ではないのか。政権末期の焦り(あるいは企み)を感じる。
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2019/01/17
ジェネシス 1
雨が雪に変わった夜に / 浅香 唯
雨が雪に変わるわペイヴメント / 松田聖子
雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろう / 山下達郎
ほら雨が雪になりそう泣き言は喉で封じた砂時計 / クミコ
冷たい雨が雪になり君の足跡かくれて消えて涙まじりの雪払い / ばんばひろふみ
約束の時が過ぎてもあなたはこない雨が雪になるラストナイト・イン・ソウル / 山下恵介
雨が雪に変わりひょうやら槍やら襲いかかってくるかもしれぬ世に / My Little Lover
雨が雪に変わる瞬間は人の情を掻き立てるね。
ということで、富山、先ほどから雨が霙に、そして雪に。
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2018/08/28
赤い闇
どこをどう歩いて行っても、逃げるように遠ざかってみても、まして開き直ってその場にへたり込んでみても、ズルズルと後退していく。不意を打つように後ろへ飛び去ってみても、奴には同じなのだ。
→ ヴォルス Wols (Alfred Otto Wolfgang Schulze) [title not known] c.1944–5 (画像は、「Wols (Alfred Otto Wolfgang Schulze) 1913-1951 Tate」より)
高みの見物とばかり、そう、高い空を舞う鷹のように、獲物をじっくりと追っている。
こっちがじたばたしても、地上を右往左往するウサギのように、滑稽に見えるだけなのだ。
眼光は鋭い。焦点は定まっている。照準はピタリ合っている。
ああ、それだったら、じらしたりせず、いっそのこと一思いにやっつけてくれればいいんだ。
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より以前の記事一覧
- 井田川幻想 2017.02.16
- 踏切の出来事 2016.09.13
- 永遠と一瞬の美しき目合ひ 2016.06.27
- 轆轤っ首の女 2015.10.26
- 青い花の女 2015.09.07
- 雨の雫に濡れたい 2015.07.09
- ボクはダイオウイカだよ! 2015.01.30
- やばい客 2014.12.04
- ハートの風船 2014.11.30
- 真っ逆さま 2014.11.25
- 臆の夢 2014.09.29
- 自由を求めて 2014.09.27
- そしてボクは世界の 2014.09.16
- 脂肪の塊 2014.09.07
- 鏡の中の白い影 2014.08.25
- 小川の思い出 2014.07.24
- 影を慕いて 2014.07.18
- 待ちぼうけ 2014.07.11
- 末期の光 2014.04.04
- 雪の朝の小さな旅 2014.01.30
- うれしいひな祭り 2014.01.27
- 真冬の夜の帰り道 2014.01.13
- 石を拾う 2013.07.27
- 待ちぼうけ 2013.07.25
- 「路上小風景」より 2013.02.17
- スノーノイズ 2013.01.28
- いつか来た道 2012.12.01
- 眼窩は奥津城を恋しがる 2012.06.20
- 原初の記憶それとも奥津城 2012.06.19
- 神の目を憶する 2012.06.17
- 「ラヴェンダー・ミスト」断片 2012.05.27
- シルクの海 2011.09.23
- ロスコの音 2011.09.22
- 白夢 2011.08.18
- アガパンサス…眠るとは、植物状態への還帰 2011.07.17
- 空白の頁 2010.11.05
- 紅い雨 2010.11.03
- 愛の結晶 2010.11.02
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