2023/09/28

扇風機点けっ放しを繰り返す

 ← 町田 康版『口訳 古事記』(講談社BOOK倶楽部) 「アナーキーな神々と英雄たちが繰り広げる、〈世界の始まり〉の物語。(中略)日本神話が画期的な口語訳で生まれ変わる!町田康の新たな代表作。(中略)奔放なる愛と野望、裏切りと謀略にみちた日本最古のドラマが、破天荒な超絶文体で現代に降臨する!」

 市川 沙央作『ハンチバック』を昨日から。紙の本を呑気に読んでる奴の一人の我輩。ブラックホールの初めての撮影プロジェクトの本も、昨日読了した町田口訳「古事記」も厚さ4センチのハードカバー。車でに、「ヒトは生成AIとセックスできるか:人工知能とロボットの性愛未来学」なんて持ち込んでる。窓際族ならベテランの我輩。宇宙から地の底まで、肉と血と骨のしがらみまで。 (09/27 15:43)

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2023/05/16

自己満足…自分の勝手?

 ← 富山駅構内……南北通路フロアー。七周年……? (05/16 01:09) 画像の花の模様(富山の高校生の手になる)は、G7の教育相会議が富山・金沢で開催された記念のモニュメントのようだ。翌朝になって気が付いた。 (05/16 18:26) せっかくなので調べてみた:「「G7教育大臣会合」に向け高校生が花の装飾でおもてなし

 安藤昌益の「自然真営道」を理解するには荀子の思想理解が必須のようだ。荀子は全くノーマークだった。老子止りじゃダメなのね。荀子に限らず諸子百家は全く手つかず、未読。情けない。 (05/13 08:14)

 児玉 聡著の『オックスフォード哲学者奇行』を読みだした。学生時代、ヴィトゲンシュタインの周辺の哲学者群像。当時、ヴィトゲンシュタイン以外は、ラッセルすら眼中になかった。 (05/12 19:47) 児玉聡の本は初めて。全く存じ上げない人物。

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2023/05/12

今はもう叶わない

 ← 加藤楸邨著「芭蕉秀句〈下巻〉 (1954年)」 (角川新書) 画像が不鮮明なのは、かぶせてあるパラフィン紙のせい。「人さまざまな人生は即ち旅だとした詩人は、漂泊の思ひやまず、江戸の草庵を棄てて、奥の細道へいざなはれてゆく。旅は彼の人間性や詩を完成させたが、旅は彼の生命を遂に奪った。」と帯にある。

 加藤楸邨著の「芭蕉秀句〈下巻〉 (1954年)」 (角川新書)を一週間を費やして読了。こういう本は読了とは言えないか。自分なりに味わった。父の蔵書の一冊ということも常に念頭にあった。そろそろ70年前となろうとする経年変化で赤茶けてる。ヘビースモーカーの父の書斎にあって、ヤニまみれ。
 それでも本を大切にする父らしく、カバー代わりのパラフィン紙も端っこが擦れているだけ。

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2023/05/11

秋風の吹くにつけてもあなめあなめ

 ← 画像は昨夜半 見掛けた立看板。闇夜に浮かぶような青っぽい光。普通の立て看板は前から照らすが、これはLEDか何かで画面自体が光っているような。目立つ。新しい学科が手来ましたよという大学の宣伝広告。この数年、市内に大学の宣伝広告が多くなってきた。大学も生き残りに懸命なのね。 (05/10 17:22)

 晴れ微風。仕事のある日は慌ただしい。帰宅してシャワー、洗濯し干して、仕事の内容記録、朝刊を取り込み、パラパラ捲るうちに居眠り(まとまった時間 眠りたいが叶わない)。尿意で目覚め朝食……野菜入りラーメンとバナナ。 (05/10 12:19)

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2023/05/07

天才は天才を知る

 ← 裏に続く小道の一角に苧環の叢。 (05/05 12:17)

 ドンドコと朝からやけに賑やかと思ったら町内の祭りだった。小さな神輿を子供たちが担いで回ってる。我が庭にも来てくれた。

 ふと気付いたのだが、町内はともかく我が班には高校生以下の子供が一人もいない!

 予め用意してた祝儀袋を見守りの美人の母さんに渡しつつ、決して小さくはない我が町の将来を思って暗澹たる思いだった。

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2023/04/30

安藤昌益『自然真営道』に手を付ける

 ← 『バルテュス(新装復刊)』(阿部 良雄/与謝野 文子 編集(2001/05発売)白水社) 「バルテュスの世界への案内書。バルテュスに魅せられた詩人・文学者たちによって語られたオマージュと多数の図版を集めて、巨匠の全貌に迫る!」

 29日(土)は休みだった。日中は快晴ではないが晴れていた。午前中の畑での草むしりや落ち葉拾い作業で疲れ、日中は読書…本を手に寝落ち。コンビニの女子店員の相変わらずの意地の悪さ(吾輩への接客はしない)の不快感を洗い流したくて、夜、三年ぶりの自宅の風呂での入浴再開二回目。やはり本を片手に寝落ち。

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2023/03/24

ムスカリや空の青に負けじ咲く

 ← 春(畑)の片隅では、各種の水仙たちが競うように咲いてる。この向こうには嘗て我が家の田圃があった。今では人手に渡り、放置されて…… (03/23 16:03)

 23日は、午前は曇り。昼頃から雨という予報で、買い物もいろいろあるので、自転車じゃなく、車で外出。まずは、歯医者さん。次いでスーパー。さらにウエルシア。ここではペットボトルの水やお茶を三本。半熟卵二個入りパックを買いたかったのだが、なかった。

 家では、下記するように、コリン・ウィルソン著の『アトランティスの遺産』やマリオ バルガス=リョサ作の『官能の夢―ドン・リゴベルトの手帖』を交互に。いずれも古本。というか、この頃古本読みが多くなっている。普通の書店では売ってないし、悲しくも生活防衛の意味もある。

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2023/03/20

我が世の春はいつ来る…

 ← アンズ。一昨日 蕾だったのが、今日 畑を覗いたら開花してた。水仙もあちこち咲き出している。我が家のユキヤナギも咲き始めていた…けど、今一つ。昨年末に剪定し過ぎた? とにかくせいぜい緑一色の世界だった地味な我が家の庭にも春が来た、彩の季節が来たのだ。…我が春はいつ来る…もう終わった? (03/16 21:10)

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2022/05/22

関取が取り組みの前におなかを叩くのはなぜ

 ← 樋口一葉 著『にごりえ たけくらべ』(注・解説=菅聡子 岩波文庫) 「吉原遊廓という闇の空間とその周辺に生きる人びとに目を向けた一葉の名篇を収める」

 樋口一葉 作の『にごりえ たけくらべ』を読了した。先週木曜日読了した。今回で三度めかな。そのたび、新たに本を入手してる。読むたび、哀切痛切の念が深まる。結核での24歳での死。「生活に苦しみながら、『たけくらべ』『にごりえ』『十三夜』といった秀作を発表。文壇から絶賛され、わずか1年半でこれらの作品を送り出した後、24歳6ヶ月で肺結核により夭逝した。」

 ガロアじゃないが、白鳥の歌にしても凄絶過ぎるな。感想なんて書けそうにない。

 

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2022/03/24

水仙咲いた

Kaigakan ← 川瀬巴水等の版画が展示販売されているということで、富山市のアート ギャラリー「GINZA絵画館」へ。初めて入る。販売額は、十数万から二十数万。決して高くはないが、我輩には高値の花。久しぶり……15年ぶりに川瀬巴水を観た。東京在住最後に観た展覧会が川瀬巴水展だったのだ。店の在庫で我輩の好きな作品はなかったが、幾つか観れただけでうれしい。驚いたことに、清宮質文の作品が1点あった。大好きな作家。 (03/24 17:08)

 富山市のアート ギャラリー 絵画館へは、自転車を転がして。暖かくはないが、寒くもない。マスクしてるから、顔に当たる風が和らぐ。
 この絵画館は前々から気になっていたのだが、我が家からは自転車を駆っても二十分ほどだし、GINZAという冠が貧乏人の吾輩の敷居を高くさせる。

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