2023/11/15

横川の釜めし今も健在

 ← 画像は、あれ懐かしや横川の釜めし…の容器。東京からの帰省の折に横川で停車する際に買って食べるのが楽しみだった。貧乏性で立派な容器は捨てられない。数十年物かな。値打ちはないけど、大切なもの。他の食器類は廃棄するが、この器は保存する。これで御飯炊いたら美味しいだろうなー。 (11/14 18:24) 峠の釜めし本舗おぎのや」や「益子焼を救った人気駅弁「峠の釜めし」誕生秘話 | 中川政七商店の読みもの」を読むと、今も現役健在なのだと分かって、嬉しい。さすがに駅で買うわけにはいかなくなったけど。 (11/15 13:42)

(頂いたコメントに)一気には出来ないので徐々に。食卓はテレビが我が家に来るまでは食事など生活の中心でした。ハエ避けの傘みたいなネットが印象的。食器も母用、父用とか、父が晩酌に使う容器が奥に鎮座してた。

 自分用のものは自分の判断で処分できるけど、父母のものは、家の奥に遺品室を設けてる。倉が空っぽなので、蔵書や遺品の蔵に模様替えするのがささやかな夢です。

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2023/11/05

あんな衝撃の場面に遭遇しようとは!

 ← 夾竹桃を大胆にカットしたお陰で倉の勇姿が現れた。帰郷した15年前には既に中は空っぽ。 (11/03 19:19)

 中沢新一の「森のバロック」で、マンダラなる語も頻出。南方熊楠がテーマだから当然か。曼陀羅。ふと我が富山出身の、マンダラ画家である、前田常作を思い出した。東京在住時代、展覧会へも。うーん、いろいろ広がるなー。 (11/03 14:05)

 南方 熊楠/土宜 法竜著『南方熊楠・土宜法竜往復書簡』なんて本を知った。…南方熊楠の曼陀羅を知るには必須だな。 (11/03 14:13)

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2023/09/29

富山…中秋の名月は望めず

 ← 市川沙央作『ハンチバック』(文藝春秋BOOKS) 「【第169回芥川賞受賞作】私の身体は、生き抜いた時間の証として破壊されていく」

 市川沙央作の『ハンチバック』(文藝春秋BOOKS)を読了。話題作。芥川賞作品は滅多に読まない。読まないと決めているわけじゃなく、食指が動けば手にする。

 本作は、内容よりハンチバックという身体性に由来するだろう話題性が先行している気がして、ちょっと抵抗もあった。ドキュメントに徹したら、ある意味もっと響いたかもしれない。その代わり、読まれる読者層は限られていたか。

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2023/09/28

扇風機点けっ放しを繰り返す

 ← 町田 康版『口訳 古事記』(講談社BOOK倶楽部) 「アナーキーな神々と英雄たちが繰り広げる、〈世界の始まり〉の物語。(中略)日本神話が画期的な口語訳で生まれ変わる!町田康の新たな代表作。(中略)奔放なる愛と野望、裏切りと謀略にみちた日本最古のドラマが、破天荒な超絶文体で現代に降臨する!」

 市川 沙央作『ハンチバック』を昨日から。紙の本を呑気に読んでる奴の一人の我輩。ブラックホールの初めての撮影プロジェクトの本も、昨日読了した町田口訳「古事記」も厚さ4センチのハードカバー。車でに、「ヒトは生成AIとセックスできるか:人工知能とロボットの性愛未来学」なんて持ち込んでる。窓際族ならベテランの我輩。宇宙から地の底まで、肉と血と骨のしがらみまで。 (09/27 15:43)

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2023/09/20

古井文学への遅すぎる接近

  ← 古井由吉著『雪の下の蟹・男たちの円居』(講談社文芸文庫)「古井由吉の、既にして大いなる才幹を予告する初期秀作群、「雪の下の蟹」「子供たちの道」「男たちの円居」を収録。」

 古井由吉作の『雪の下の蟹・男たちの円居』(講談社文芸文庫)を今朝読了。正直、これまで何冊か読んできたが、古井の作品で初めて面白いと感じた。

「雪の下の蟹」は所謂サンパチ豪雪に絡む小説。彼は金沢在住時代経験していたのだ。但しアパートの住人として。作品では豪雪の真っ只中も経験しているが、終息期に近かったようだ。

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2023/09/19

『愛と哀しみの果て』の原作と今になって知った

 ← イサク・ディネセン 著『アフリカの日々』(横山貞子 訳 河出文庫) 「北欧の高貴な魂によって綴られる、大地と動物と男と女の豊かな交歓。20世紀エッセイ文学の金字塔。」

 自転車を転がして久々書店へ。予約していた本の引き取りを兼ねて。一週間以十冊ほど予約していた。それがスマホではずっと集荷中とある。が、そのあとに予約していた本は届いてますと。不審をただす意味もあった。

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2023/08/12

炎天下、古賀 茂明 氏の講演へ

  ← モーム 著『お菓子とビール』(行方 昭夫 訳 岩波文庫) 「人間の,人生の裏表をユーモラスに見つめる,自伝的要素の強い円熟期の代表作.『人間の絆』『月と六ペンス』と並ぶ,三大傑作の一.」

 モーム 作の『お菓子とビール』を11日夜半に読了。面白かったし、読みやすかったので、体力気力があれば一気読みも可能だったろう。「『人間の絆』『月と六ペンス』と並ぶ,三大傑作の一つ」らしいが、吾輩は読書メーターで初めて知った。モームファンとしては恥ずかしいか。

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2023/07/26

常夏の雪…大伴家持は盛っていた?

 ← 閻 連科 著『硬きこと水のごとし』(谷川 毅 訳 河出書房新社) 「文化大革命の嵐が吹き荒れる中、革命の夢を抱く二人の男女が旧勢力と対峙する。権力と愛の狂気の行方にあるのは悲劇なのか。ノーベル賞候補と目される中国作家の魔術的リアリズム巨篇。」

 閻 連科 著『硬きこと水のごとし』を25日未明に読了。『愉楽』以来の二冊目。『愉楽』ほどじゃないが、マルケスばりの魔術的想像力炸裂。文化大革命の真っ最中のドラマなので、毛沢東語録などが随所に引かれ、革命中国の堅苦しさが満々なのだが、その桎梏を敢えて課しながらも、革命の想像上の内実をとことん描き切っている。

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2023/07/25

森村誠一さん死去

 ← 長谷川 浩一著『線虫 1ミリの生命ドラマ』(dZERO)「すべての道は「線虫」に通ず。3億年以上にわたって繰り広げられてきた驚くべき精緻な「生と死」の営み!」カバー写真は、線虫「チュウブダイガク」。中部大学長谷川研究室が発見した新種。 (07/21 12:30)

 長谷川浩一著の『線虫 1ミリの生命ドラマ』を読んでいる。ぬるぬるして気色わるい生き物。最も身近(?)で馴染みの線虫は、アニサキスかな。線虫は、「現存する動物の中でも、種数およびバイオマスがほかの生物を圧倒して」いる。

 つまり、何処にでも潜む最も身近な動物でもある。 (07/24 15:24)

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2023/07/10

生前も今も寡黙

 ← 雨の晴れ間、車でスーパーへ。混んでる……ポイント5倍デーらしい。普段との混み具合が呆気に取られるほど。帰宅して庭を一巡り。小さな虫 発見。一瞬ハチかと身構えたが、違ってる。蝶? (07/08 12:44)(頂いたコメントに)「カノコガ」なんですね。すっきりしました:「カノコガ」 庭には先月来、大きなアゲハチョウの姿を何度も。但し窓外に観るだけ。庭を一巡りしてる際には姿を見せてくれない。そのカノコガを見掛けた瞬間は子供のアゲハかと近寄りましたが、蝶じゃなく蛾……。アゲハの身代りに(?)撮りました。 (07/09 14:36)

 ウィーダ作『フランダースの犬』 (村岡花子訳 新潮文庫)読了。犬でないと成り立たない話。 (07/07 17:26)

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