2019/08/17

咳が止まらない

0000000110382_20190817204301 ← オルハン・パムク 著『雪〔新訳版〕 上』(宮下 遼ハヤカワepi文庫)「十二年ぶりに故郷トルコに戻った詩人Ka」が、「雪降る街で出会うさまざまな人たちは、取材を進めるKaの心に波紋を広げていく」「現代トルコにおける政治と信仰を描く傑作」

 連休の最終日。一昨日は庭仕事をへとへとになるまでやったので、昨日はサボり、今日もサボった。体力が落ちているのか、気力の問題か、喘息っぽい風邪が治りきらないからか。風邪(?)を引いてから既に二週間以上となる。症状はどんどん変わって来て、喉の痛みが気管支の痛みとなり、喘息っぽい咳が止まらなくなり、それでも次第に鼻水が出るように。ここまで来たら、完治に近いと思っていたのだが、痰の絡む咳が止まらない。外仕事などの最中はそれほど咳が出ないのだが、車だと、シートベルトをすると、胸が擦られ咳が誘発される。自宅でも、リクライニングに体を預け、安静にしていたり、読書している最中に不意に咳が出て止まらなくなる。あと一歩で治ると期待するしかない。

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2018/08/28

赤い闇

 どこをどう歩いて行っても、逃げるように遠ざかってみても、まして開き直ってその場にへたり込んでみても、ズルズルと後退していく。不意を打つように後ろへ飛び去ってみても、奴には同じなのだ。

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→ ヴォルス Wols (Alfred Otto Wolfgang Schulze) [title not known] c.1944–5 (画像は、「Wols (Alfred Otto Wolfgang Schulze) 1913-1951 Tate」より)

 高みの見物とばかり、そう、高い空を舞う鷹のように、獲物をじっくりと追っている。
 こっちがじたばたしても、地上を右往左往するウサギのように、滑稽に見えるだけなのだ。
 眼光は鋭い。焦点は定まっている。照準はピタリ合っている。
 ああ、それだったら、じらしたりせず、いっそのこと一思いにやっつけてくれればいいんだ。

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2017/06/20

血糖値も体重も高止まり

 まだ梅雨入り宣言は出ていないのだから、空梅雨というのも変だろうが、とにかく雨が降らない。
 東京など関東はとっくに梅雨入りしたので、その数日後には梅雨入りするかと思いきや、曇り空の日はあっても、雨は降らない。

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→ 宮本秋風「雨音」 (画像は、「株式会社 ギャラリー・トレンド」より) 拙稿「霧の作家・宮本秋風の周辺」参照。

 梅雨の雨を当てにしていたのに、畑の野菜たちに水遣りを欠かせない。
 まあ、そのおかげで先日の日記に書いたように、水遣りしつつ畑を見て回り、何かの虫がナシの木の葉っぱなどに付いているのを発見できたのだから、文句は言えない。でも、愚痴は出てくるのだ。

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2017/01/23

君はピエロ 僕もピエロ

 読書好きなら誰しも同じかもしれないけど、どんどん読みたい本が積みあがる。読んでる本の四倍の積読本。その数倍の読みたい本。そもそも遅読の自分なので、巨大な山を前にして、日暮れの道をよろよろやっと歩いているようです。

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 マルコ・イアコボーニ著の『ミラーニューロンの発見―「物まね細胞」が明かす驚きの脳科学』を日曜日の未明、読了した。
 その感想めいた呟きは、下記する。

 今日も呟きを書き連ねるけれど、いつもと毛色の違った、やや感傷的な小文となった。
 というのも、小生が注目している画家の絵を観ながらの、絵の雰囲気に引きずられての、思いがけない呟きとなってしまったからである。

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2016/06/24

ボクのブルー

 青色が好きなのは、空の青、海の青が好きだから…なんかじゃない。
 ブルーが好きなのだ。

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← そらい@抽象画 作品名不詳。油彩かな。「sorai(そらい)」へ!

 ブルーの心が眸の中に漂っている。
 それとも、ホントはグレイの脳味噌のはずが、悲鳴を上げてヒートアップして、青く発熱しているのかもしれない。
 何も分からないのだよ。世界が揺蕩っている。どよーん、どよーんって、揺さぶられる潮のざわめきが煩いほど聞こえてくる。
 膿が浸潤して、骨も血管も腱も筋も、そして肺腑だって崩れ始めている。

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2016/05/06

影のない女

 追われている。
 どこの誰とも知らない女に。

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 なぜ、追ってくるのか分からない。
 まさか、このオレを慕って?
 そんなわけがない。
 生まれてこの方、一度だってそんなことはなかった。
 誰一人、オレに関心を抱いた女などいなかった。いや、そもそもこの世にオレに振り向く人など、いたためしがないのだ。

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2016/05/02

雨の日の公園

 ボクは公園を歩いてみた。近所にあるけど、天気のいい日には一度も行ったことのない公園。

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 児童公園ってものじゃなく、大人たちが草野球やゲートボールだってやっているし、大きな遊具が幾つもあって、休日ともなると、近所の親子連れでいっぱい。
 母親や父親が子供たちの遊び興じる様子を見守っている。

 ボクは、ひとりぼっちなので、なんとなく行きづらい。
 行ったって、仲間外れになるに決まっている。

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2016/03/27

雨っ垂れ

 水道の水が一滴、また一滴と落ちている。
 どんなにしっかり締めても水は垂れてしまう。

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 蛇口に水が垂れ零れてきて、一瞬、透明な顔を覗かせたかと思うと、次の瞬間には、流し台へと落ちていく。
 飽きずに見惚れてしまう。
 庇に降りかかる雨がケーブルを伝っていく。

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2015/11/17

蒼白の美を生きる

 炸裂する瞬間。
 吹き出す命。

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→ itumademo ikitenai  (ホームページ:「小林たかゆき お絵かきチャンピオン」)

 振り返っても、前を向いても、あとはない。
 一歩一歩が綱渡り。
 
 誰かが大真面目な顔をして言ったっけ。
 川を歩いて渡るには、どうするか? まず、一歩、岸辺から右足を踏み出す。
 その足が水に沈む前に左足を踏み出す。
 左足が没する前に、大急ぎで右足を踏み出す。
 以下、この要領で一気に川を渡ればいい!

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2015/07/09

雨の雫に濡れたい

 雨の雫を眺めながら一日を過ごしたいと思った。
 遠い昔、日がな一日、海を眺めて過ごしたように。
 もうずっと長い間、何もしないでボンヤリ過ごしたことなどなかったように思う。

 予定のない休みの日は、折々あった。でも、大概はテレビを観るともなく観、折り込み広告を買うつもりもないのに物色したり、ネットサーフィンに興じたり、随分長く放置したままのCDを手にしてみたり、掃除の真似事をしたり、不意にそういえばあんなこともしなけりゃならなかったと今さらながらに気付いて慌ててみたり、そうしているうちに肝心の用が何も果たせぬうちに一日が、何気なく過ぎ去っていく。

 もう、何もしないでいるなんて、出来なくなっているのかもしれない。

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