寧日の日々
私は形を失ったゾウリムシ。それとも、腐り切ったミジンコ。
あるいは、踏みつけられ大地に無残な姿を晒すミドリムシ。
← (画像は、「小林たかゆき お絵かきチャンピオン」より)
透明な粘々する、恐ろしく濃密な時空に窒息し押し潰された肺の成れの果て。
体表の繊毛列は、ダンプカーに突っ込まれた麦畑のように、薙ぎ倒された茎の惨状を呈している。
細胞の口は、喘ぐことしか知らない、末期の老婆のように、呆けた心を吐きだそうとしている。
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