2022/04/04

青柳いづみこ 著の『音楽と文学の対位法』に痺れた

 ← 青柳いづみこ 著『音楽と文学の対位法』(〈解説〉鴻巣友季子 中公文庫)  「ショパン、シューマンはじめ、六人の大作曲家と同時代の文学との関わりに、モノ書きピアニストの切り口で光を当てた比較芸術論。」

 青柳いづみこ 著の『音楽と文学の対位法』を夜半過ぎに読了した。この数日、仕事の合間の楽しみに読んできた。が、昨日の休み、ずっと自宅で読んできた本(D.G.ハスケル著の『木々は歌う-植物・微生物・人の関係性で解く森の生態学』)の続きを読もうとしたが、青柳氏の本の続きを読みたくて、残りの140頁ほどを夕方から夜半過ぎにかけて一気読み。面白くて頁を捲る手が止まらない。

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2018/05/05

森昌子さんの歌に聞き惚れる

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← 今日はこどもの日だとか。町の祭の御神輿が歓声と共に通り過ぎていく。あとを追うように、こども御輿を担ぐ歓声も遠くから聞こえてくる。そうした声が風に乗って響いてくるなか、野菜などの苗を植えた。ナス、キュウリ、ミニトマト、ヒマワリなど。

 BS‐TBSで「森昌子が歌い継ぐ昭和名曲SP  ~美空ひばりとの知られざる絆と歌人生~」を放映していた。観た。いや、視聴した。いや、聴き入った。
 昨年9月に放送されたものの再放送らしい。見逃してたのか、残念。
 調べたら、再々放送のようだ。さすが、人気者だし、実力者だ。

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2016/12/31

ひとりぼっちの年末年始

 今日、ビートルズやボブ・ディランのCDを買ってきた。いずれも、LPやカセットは持っているのだが、CDはなかった。ようやく、車内で聴ける。

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← 朝倉理恵『 GOLDEN☆BEST limited 朝倉理恵』(ソニー・ミュージック・エンタテインメント) このベスト盤には、「目覚めた時には晴れていた」が入ってない。

 昔はレコード、カセットテープ、次第にCDやDVD、あるいはiPodなど、音楽を聴くスタイルやツールも変わってきた。旧人類の吾輩は、CDやラジオがメイン。自宅では、スマホでユーチューブの聞き流し。セッティングすると、好きな音楽がずっと流れてくれる。

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2016/03/21

「SONGS 大滝詠一〜夢で逢えたら〜」を何度も

SONGS 大滝詠一〜夢で逢えたら〜」を録画して、じっくりと視聴した。大滝詠一ワールドにしびれる。
 録画したものは、一度視聴したらすぐに消してしまうのだが、この録画は消せない。
 以下、関連しての呟きの数々を転記する:

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← 大滝詠一「DEBUT AGAIN(初回生産限定盤) Limited Edition 」(SMR)

SONGS 大滝詠一〜夢で逢えたら〜」をじっくりと視聴した。「2013年に急逝したシンガー・ソングライターの大滝詠一さんを特集する。 ほかの歌手に提供した曲を自ら歌ったボーカルトラックが発見され、32年ぶりのオリジナルアルバムとして発表される」とか。

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2015/08/15

ラヴェル「水の戯れ」から

 一昨日だったか、閑の徒然にラジオに聴き入っていたら、素敵な曲に遭遇した。
 遭遇だなんて、音楽的素養のある人には大袈裟な物言いかもしれない。
 でも、野暮天の小生には、恐らくは初めてじっくり聴いた曲なのである。

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← セシル・ウーセ(ピアノ)『水の戯れ』『鏡』『夜のガスパール』 (画像は、「Maurice Ravel - Jeux d'eau [CH] Classical CD Reviews- Oct 2002 MusicWeb(UK)」より)

 それは、モーリス・ラヴェル作曲の「水の戯れ」。
 噴水の水の戯れなのか、それとも、水面のさざ波の織り成す繊細絶妙な心の甚振りなのか。
 ふと、小生には、「水辺の戯れ」(2012/09/17)なんて、題名だけは素敵な、その実、全く似て非なる世界を描いた妄想詩があることを思い出した……が、それより、むしろ、拙稿である「沈黙の宇宙に鳴る音楽」(2006/08/26)のほうこそ、ラヴェルの「水の戯れ」を聴いた時の印象に近いかもしれない。

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2014/12/19

歌謡曲が流行っていた時代は遠くへ

 今冬は、本格的な寒波の襲来が早いのか(つまり、今が冬のピーク…と思いたい)、今月に入って雪掻きの日々が続いている。今日も、一体、何度、雪掻きをしたことやら。

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→ お絵かきチャンピオン作「ダムに沈んだ村」(11月23日) (ホームページ:「小林たかゆき お絵かきチャンピオン」)

 できれば、今冬を振り返ってみたら、師走のあの頃が最もひどかったなーって思えたらいいのだが。
 お蔭で、体重の増加傾向にストップがかかったなら、不幸中の幸いなのだが、さて。

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2014/09/11

プレミアムアーカイブス 昭和歌謡黄金時代 作曲家・平尾昌晃の世界

 録画しておいた、「プレミアムアーカイブス 昭和歌謡黄金時代 作曲家・平尾昌晃の世界」を視聴した。
 平尾昌晃(以下、敬意をこめて敬称を略させてもらう)のアイドル絶頂期(自身がアイドル歌手だった時代)から挫折を経て作曲家に転向してからの今の彼の活躍まで。

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→ 「星はなんでも知っている (1958年)」(作詞:水島 哲 作曲:津々美洋(平尾昌晃))

 歌を巡っての番組なので、懐かしさもあって、ジッと見入って(聴き入って)しまった。

「昭和歌謡黄金時代 作曲家・平尾昌晃の世界」(2010年11月3日)のものをアンコールで再放送されたよう。
 観た瞬間、そうだ、当時も(多分、全体じゃないけど)観た! と思い出した。

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2013/12/03

「からたちの小径」の周辺

 早いもので、島倉千代子さんが亡くなられてもう一か月が過ぎようとしている。
 亡くなられた頃、本ブログでも採り上げたが、どうしても気になるので、ここで小さく扱ってみたい。

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← 「枸橘 (からたち)の花」  「「唐橘(からたちばな)」の略。中国や朝鮮から渡来した橘の意。ただし、「百両」で知られる唐橘とは全く別のもの」だとか。 (以下、画像や転記文は共に、「季節の花300」より)

 知られているように、生涯最後のレコーディング曲である「からたちの小径」(作詞・喜多條忠 作曲・南こうせい)が12月18日に、日本コロムビアより発売予定である。デビュー曲である「この世の花」も収録されるとか。

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2013/09/27

ボーカロイドって何?

 今朝だったか、昼過ぎだったか、初耳の話題が特集されていて、特に興味もなかったのだが、ついつい聴き入って(見入って)しまった。
 特集の題材は「ボーカロイド」である。全くの初耳。
 テレビの内容は右の耳から左の耳(目から耳へ?)だったので、ネットを通じて調べてみた。

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← “VOCALOIDフェスタ みんなのボカロ計画”から生まれたVOCALOIDキャラクター、リング・スズネ。 (画像は、「新たなVOCALOIDキャラクターが続々お目見え! “ボカファーレ ~第0章~”リポート - ファミ通.com」より)

 まず、気になる名称だが、「VOCALOIDという名称は、「vocal(ボーカル)」に接尾辞の「-oid 」を組み合わせて作られた造語である」とか。
 但し、小生が今朝見たNHKの番組では、「ボーカル・アンドロイド=VOCALOID(ボーカロイド)」という説明が行われていた。

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2011/02/05

「仰げば尊し」の原曲判明

 過日、夕食の後、何気なくテレビを見ていたら、昔は卒業式では当たり前のように歌われていた、「仰げば尊し」の原曲が判明したというニュースに接した:
“仰げば尊し”米で原曲楽譜 NHKニュース

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← 昨日の晴れ間、今日は曇天と、降雪を免れて、山茶花もゆったり咲いているみたい。

楽譜のタイトルは「SONG FOR THE CLOSE OF SCHOOL」、日本語で「卒業の歌」という意味で、1871年にアメリカで出版された音楽の教材に収められてい」たという。

仰げば尊し - Wikipedia」によると:

「Song for the Close of School」という楽曲が、1871年に米国で出版された楽譜『The Song Echo: A Collection of Copyright Songs, Duets, Trios, and Sacred Pieces, Suitable for Public Schools, Juvenile Classes, Seminaries, and the Home Circle.』に収録されていた事実を、桜井雅人一橋大学名誉教授が2011年1月に発見した。同書が基本的に初出の歌曲を載せていることと、旋律もフェルマータの位置も同曲と同一であることから、恐らくこれが原曲であろうと思われる。同書によれば作曲者はH. N. D.、作詞者はT. H. ブロスナンと記載されているが、どのような人物であったかは明らかではない。

 昔は…。今も、中学や高校などの卒業式で歌われているのかどうか、分からない。

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