「闇に浮ぶ赤い花」アップ
「闇に浮ぶ赤い花」アップしました。
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何年か前の秋口のことである。
但し、一瞬、錯覚したというだけの話である。
思い出話だが、かなりの程度、脚色している(部分的には創作も)。
→ 彼岸花(曼珠沙華) (この画像は、[mixi]上の知り合いより借りたものです。)
[闇に浮ぶ赤い花]
丑三つ時になろうという時間だったような気がする。
何処かのICで高速道路を降り、市街地を走っていた。お客さんの指示に従い、幾つかの角を曲がる。いつしか住宅街を通り抜け、林というには繁りの分厚そうな木々の立ち並ぶ道を走る。
街灯も古い白熱灯が点々とあるだけなので、闇を照らし出すヘッドライトが唯一の頼りという気になってくる。
人影などあるはずもない。
ああ、何処まで行くのだろう。人気のない道を何処までも走る、いつの間にか自分が得体の知れない世界へ引き込まれていくような、闇に飲み込まれていくような感覚を覚え始めている。
運転しているのは自分。そう、ハンドルを握っているのは確かに自分なのだ。
けれど、行く先を決めるのは自分の意志ではない。
後ろのお客さんが行方を決める。
が、後部座席のお客さんの姿はまるで見えない。
姿の見えない何物かが抗い難い意志を自分に強いているような気がする。
客という仮面を被った禍々しい意志が自分を異境へと誘い込んでいく。
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「Mystery Circle 9-22締め切り分出題」参加作品を書きました:
「あれは、オレのものだ!」
ルール上、公表は後日となります。 → 27日、アップしました! 但し、題名は「一家団欒」です!
主旨については、「Mystery Circle 9-22締め切り分出題」を御覧願います。
小生に付いては、作品の冒頭と文末が下記と決まっています:
◎「近頃じゃテレビ・タレントも、嗚咽なんてことを知らないくらいだものな」
著者:国見弥一
◎不合理で不穏な混沌だ。
ところで、22日の真夜中近く、あと一時間で23日という時点で、小生のココログ(@nifty)版のブログが(合算で)60万ヒット!
地味なサイトだけに、来訪し覗いていってくれた方々に感謝です!
「無精庵徒然草」
「無精庵サンバ館」
「無精庵方丈記」
23日の夜、普段は買わない高値の刺身でちょっとお祝い。
大好きなピザはダイエットの都合上、我慢。
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いつだったか分からないが、車中で聴くともなしにラジオ放送を聴いていたら、ある言葉が耳に残った。
というか、残っていた。
聴いた当初は聞き流していた…ような気がする。
格別、興味を惹いたという自覚もない。
→ 10月3日、枝垂れ柳とはいかないが(?)、ようやく枝垂れる木の画像を得ることができた。都内某所にて。
が、街中を流していたら、都内の某所で(何処だったか覚えていない)枝垂れ柳を見た。
あるいは、枝垂れる枝振りを見て、ああ、これが枝垂れ柳かと思ったというほうが近いかもしれない。
どうして耳に枝垂れ柳(という言葉)が残っていたのか。
あるいは、別に耳に引っかかっていたわけではなく、あくまで後で偶然、見かけた枝垂れ柳に、そういえば、つい数時間前に枝垂れ柳という言葉をラジオで耳にしたなと思っただけなのかもしれない。
← 枝垂れるを眺めつつ我夜垂れおり(「夜垂れ(よだれ)なんて造語しちゃったりして。撮影直後、夢の世界へ。)
ラジオではどんな話題、どんな話の流れで枝垂れ柳が出てきていたのか、一向に覚えていない。
大体、今の時期に枝垂れ柳など、あまり話題に出るはずがない。
「ヤナギ(柳)」という頁(ホームページは、「植物園へようこそ!」だと思われる)に見出される説明にもあるが、「サクラの咲く頃,柳も芽を吹き,特に枝垂れ柳の場合には細い枝が緑に彩られ,風に揺れている様をみると春が来たなという感じがします」というものなのだ。
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[以下は[mixi] で昨夜半近くに書いた日記。そのまま転記します]
今日、10日の昼前、一気に書きあげた短編をアップした。過日、あるドラマ(黒澤作品の「天国と地獄」)を見て、その主役が靴職人だったことを見て、靴か靴の職人をテーマに何か書きたいと思った。
でも、何を書く。
靴職人の世界も職人も何も知らないのに、どんなテーマで書く?
→ 9日の午後、都内某公園にて。
すると、靴には、全体重が圧し掛かることに気付いた(翌日の9日の営業中だったろうか)。
これで一気に着想が膨らんだ。
あとは、話の筋は例によって書きながら考える。書く前にストーリーを考えることなど自分にはありえない。
というわけで、10日の午前、仕事を早退し、浮いた時間で一気呵成に書きあげたのだ:
「靴職人の夢」
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短編「涸れない女」、書きました。
今朝(というか、既に正午近かったけど)、夢で目覚めた。
なんと初恋の人が出た!
出たって、幽霊じゃないけどさ。
その夢を元に書き下ろしてみた。
無論、夢に見たとおりには書いていません。また、実話でもない。
ただ、心情についてだけは、やや奇妙だけどリアルに描いているとは言える。
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掌編「月影に寄せて」をアップしました。
「雨だ! 創作だ!」で創作に励んだ、なんて書いていた奴。
下記サイトにアップされたので、小生のブログでもアップ解禁です。
「Mystery Circle」の「Mystery Circle 7-21締め切り分出題」参加作品です。
拙稿である「月影に寄せて」や「地球照」(ホームページは、「Let's watch the star! 星見にいこてば」)などを参照。
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ある方のサイトで、スパムメールのことが話題になっていたので、主にピンク系の迷惑メールをネタに掌編を書いてみました:
「トーストとミルクとホセと」
ま、お遊びですってば。
今日は休日だから、暇の徒然に書いてみたのさ。
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この連休は情けないことに、ひたすら寝て過ごすだけで何もしなかった。
まあ、一ヶ月余り、小生にはハードな営業日程が続いたので、多少はそうなるかもと思ってはいたが、まさかこんなにグロッキー状態になるとは想像の外だった。
日曜は我がサンバチーム(あるいはクラブ乃至はエスコーラ)であるリベルダージ(G.R.E.S.LIBERDADE)の練習の場(スタジオ)へ赴くつもりでいたが、起き上がる気力は湧かず。
← 2月2日の午後、我が車は首相官邸近くの交差点で信号待ち。
スタジオへ、といっても別に小生、性根を入れ替えて練習に参加しようと思ったわけではなく(思うだけなら、常に思っているのだが)、一月の14日に催されたリベルダージ主催の新年会の様子を映したDVDを予約していたので、それを入手するためなのである。
(DVDは、一般の方も予約すれば入手は可能である。実に盛会だった。見る価値は十分にある!)
無論、できれば、練習の場の熱気を少しでも吸い込んでおきたいという願望もあったのは言うまでもない。
ああ、スタジオへ行きたかった!
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朝から雨が降っていた。
雨が降っていることは音で分かる。庇を叩く雨音が寝入っている耳元にも響いてくる。
一人きりの小さな部屋だから、窓の外のちょっとした音も呆気なく忍び込んでくる。
まるで壁に目に見えない透き間があるようだ。
それにしても、雨音が激しすぎるような。
ベッドに寝そべったまま、無理にも首を捻って窓のほうを見遣ってみた。
うん? カーテンがやんわり揺れている…。
窓の隅っこが雨天にしては妙に明るい。
なんだ、昨夜は窓を閉め切らないままに寝入ってしまったのだ。
湿っぽい部屋。湿気が篭って鬱陶しい。
久しぶりに舐めたワインのせいで、余計に暑苦しくなって、つい窓を開けた。
そして、軽く酔った時の癖で、心地よさに任せて、後のことは知ったことじゃないと、ベッドに潜り込んでしまった。
見ると、二の腕の長さほど開け放たれた窓の合間から風と共に雨までが吹き込んでいるのだった。
やばい! 急いで閉めなくっちゃ。
うん? 考えてみたら、今更、急いだって無駄か。
もう、窓枠も窓際の書棚も、そうして窓辺のフローリングの床も、濡れそぼっている。
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本日は、季語随筆ではなく、虚構作品です。
文中、膝栗毛の話題が出てきます。小生の好きな十返舎一九作「東海道中膝栗毛」の中の浜松宿での幽霊騒ぎ。
「夢出あい旅 サイバー五十三次」の中の「夢出あい旅 膝栗毛の街道」、その「浜松宿」を参照させていただきました。
この話を読むだけ、十分以上に楽しいかも。
ということで、別頁(窓)にて、タクシーに絡む怪談風の話を提供します。
明け方の六時前にはほぼ完成しかけたのですが、パソコンのトラブルで文章が消滅。ショックでした。でも、意地で再度、書き直し。同じものが書けるはずもなく、涙、涙でした。
小生にとっては、思いがけないときに文章が消えてしまうパソコンこそが怪談や幽霊より怖い!!
ああ、雲散霧消した我が幻の傑作よ、カムバック!!
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別頁(窓)にて、創作を示します。「日蔭ノナクナツタ広島ノ上空ヲトビガ舞ツテヰル」との連作です。カタカナ部分は、言うまでもなく、原民喜のもの。
引用は、「原民喜 原爆小景」から引かせて頂きました。
その頁の末尾にもあるように、「このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです」。
改行は小生が勝手に手を加えました。
別に原爆の爆風で詩の形が歪んだわけではありません。
コラボレーションであるかのような形を選んだのは、とにかく、原民喜の世界を読んで欲しいから。
あれから60年。何が変わり何が変わらないのか。受け継がれるべきは何か。実体験のないものの出来ることとは何か。何一つ、分からないでいる。
分からない方がいいのかもしれない。
永遠に考え求め続けることができるのだし。
[ 「原爆忌」あるいは「原爆の日」という季語がある。広島だと8月6日。長崎だと9日。ところで、立秋は今年は、7日だった。となると、広島の「原爆の日」は夏の季語であり、長崎の場合は、秋の季語ということになるのか。印象としては夏真っ盛りなのだけれど。季語では、「広島忌」とか「長崎忌」という表現で混乱を避けている?
「季題【季語】紹介 【7月の季題(季語)一例】」では、「原爆忌」は広島・長崎の別なく、夏の季語扱いのようだが。
ところで、上述の季語の件とは話が違うのだが、「清水哲男『増殖する俳句歳時記』」にて、興味深い記述を見つけた。
「舌やれば口辺鹹し原爆忌 伊丹三樹彦」の項のことである。
「ところで知らない人もいるようだが」と前ぶりがしてある。小生は知らなかった。続いて、「十余年前のアメリカの情報開示により、広島長崎以前に、既に原爆犠牲者と言うべき人々が存在していたことが判明した。すなわち、同型の模擬爆弾を使った本物投下の訓練が、事前に日本各地五十カ所余りで行われていたのだった」云々とあるのだ(以下、詳しくはリンク先をどうぞ。」2005年7月20日付「毎日新聞」に基づく情報らしい)。
さらに、「これは最近の情報開示によるが,戦後歴代の首相のなかで、池田勇人と佐藤栄作が日本の核武装化を目指していたこともわかった」ともある。これは小生も新聞で読んだ。結局はアメリカの政権中枢に反対され、断念したとか。時の政権トップというのは冷徹にあらゆる可能性を模索するものだと改めて痛感。ノーベル平和賞どころの話じゃないのだね。 (05/08/10 追記)]
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小生はこの数年、原爆をイメージした虚構作品を書いてきた。
一昨年は、「黒い雨の降る夜」、昨年は、「闇に降る雨」である。
いずれも掌編と称するしかない短いもの。それでも体力と気力が要る。小説は徹底して虚構の世界と決めている小生。現実の世界に取材して物語することはない。随筆やレポートは別だが。
さて、今年は、どうしたものかと迷ったが、敢えて試みてみた。タイトルは、表題の如く、「日蔭ノナクナツタ広島ノ上空ヲトビガ舞ツテヰル」である。
これは、知る人は知っているのだろうが、原民喜の「原爆被災時のノート」からの一文を採ったもの。
リンク先にあるように、「このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さん」なのである。
というわけで、別頁は、いつも以上に野暮な世界が示されています。覚悟の程を!
書き手としての願望としては、上掲の「黒い雨の降る夜」や「闇に降る雨」と併せて読んで欲しいのだが、我が儘だろうか。
ま、常識としては、原民喜の『夏の花』、井伏鱒二の『黒い雨』、林京子や竹西寛子の作品などを薦めるべきだろうが、今更だろうからと気兼ねしてしまう。
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