2023/09/21

バッタや土との若手研究者らの苦闘

 ← 今日…休日…は庭仕事。表の庭の草むしりや裏庭の枝葉の剪定。脚立に登って高枝鋏で伸びきった枝葉を伐採。2時間のハードな作業。シャワーが嬉しい。久しぶりにシャンプーで。垢擦りも。洗濯2回。画像は…裏庭のミカン。辛うじて幾つか生りそう。 (09/20 19:38) 新しいスマホ、まだ宵闇の撮影がダメ。フラッシュはどうやる? (09/21 00:05)

 昨夜は、夕方までの汗だくの庭仕事で(シャワーの際に垢すりもやったこともあって)夜は寝落ちの連続となった。やはり体力が衰えている。読書も儘ならず。それでも創作もブログも書いたんだからやるだけのことはやったのだ。 (09/21 10:35)

 夜半になって、下記の本を読了し、代わって町田 康による『口訳 古事記』を読みだした。三浦 佑之 著『古事記を読みなおす』(ちくま新書)を昨日読了したこともあり、せっかくだから買ってきたばかりの本書を読みだしたのだ。町田本は初めて…のはず。 (09/21 10:41)

 モノローグ風創作「昼行灯4 」を夜中に書いた。 (09/21 00:53)

続きを読む "バッタや土との若手研究者らの苦闘"

| | コメント (0)

2015/04/09

ノミシラミオレの嫉妬する

 この部屋を出たかった。出ないことには息が詰まって死んでしまう。
 今度こそ、この部屋を出る! そう決断したことは何度あることか。
 けれど、いざとなると、決心が鈍ってしまう。

53669632_2148027475_227large

→ お絵かきチャンピオン 作「天井ピアノ弾き」

 何かが引き止めるのだ。
 殺っちまったことが露見するから? 
 それもある。部屋の模様替えなんかされたら大変だ。いや、壁紙でも貼っちゃえば、壁の汚れなど誤魔化すこともできよう。何年も経てば、建て替えだ。重機か何かで一気に倒され潰され跡形もなく消え去ってしまう。その頃には、何もかもが骨か皮だ。

続きを読む "ノミシラミオレの嫉妬する"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014/11/30

ハートの風船

 庭木の手入れをしていた。外仕事するには絶好の天気で、やるっきゃないと、張り切っていた。
 明日はもう、師走である。が、寒波の襲来の前の、そう、それこそ嵐の前の静けさといった、麗らかな陽気。

31yuua9tcl

→ 「ハート 型 バルーン」 (画像は、「Amazon.co.jp 通販」より)

 ほとんど夏場と同じ薄着で作業する。が、案の定だが、三十分も体を動かしたら、体は火照ってきて、汗ばんできた。
 風はやんわり吹いているし、暖かいといっても、晩秋である。汗を掻くのは、作業が結構、力仕事だってことを如実に表しているのだ。

続きを読む "ハートの風船"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014/09/27

自由を求めて

 思いは頭の中で沸き立っていた。ただただやたらと淋しい思いが脳みそを引っ掻き回し、体の中を無闇に駆け巡る。
 吐き出したいほどの淋しさがオレを一層の赤い闇へと追いやっていく。

Sscn7972

 居場所などどこにもない。あるのは、ここじゃない、何処か他の場所、黒い丘の向こうに何かある、すぐにもそこへ向かわないと間に合わない、という切迫した狂熱。
 誰かがオレを待っていてくれる。もう、待ち草臥れるくらいにオレを待っていてくれたんだ、それを愚かなオレはこの期に及んでやっと気が付いた…。

続きを読む "自由を求めて"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014/09/07

脂肪の塊

 道路の反対側の雑踏の中でその人を見かけた。見かけた瞬間、あの人だ、という直感があった。
 見間違いなんかじゃない。あの人だ。
 けれど、その人はあっという間に人波に呑まれていった。
 彼女を追う私の足も、行き交う車に遮られ、道路を渡った時には、見知らぬ人と素知らぬ人が通り過ぎていくばかりだった。

 胸が高鳴っていた。息苦しいほどの動悸を覚えるのも久しぶりで、何か新鮮な感動すら感じるほどだった。
 あの人がこの町に居るはずがないと、頭の中では誰かが告げていた。分かっている。でも、あの人を見たという切なる思いをどうしようもなかった。
 週末だからだろうか、若い人たちの姿が多い。どうやら、大手町辺りでイベントがあるようで、電車で、あるいは歩いて、そっちへ向かうようだった。

続きを読む "脂肪の塊"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011/05/30

雨絡みの創作の数々(後編)

09062214

← 画像は、「紫陽花の雨に降られて背伸びせん」を参照のこと。


梅雨空に寄せて
NAOMI(雨の夜の女)
雨の夜の夢
黒の河

続きを読む "雨絡みの創作の数々(後編)"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2011/05/29

雨絡みの創作の数々(前編)

 今日は終日、雨が降り続けた。
 昨夜来の雨。
 昼過ぎからは風も強まって、時には横殴りの雨になったり。

08081926

→ 画像は、「吹き溜まりの国」を参照のこと。

 台風2号は温帯低気圧に変わったというが、富山市には一時、大雨・強風警報が出されていた。
 被災地には過酷な風雨とならなければと願う。

 以前は、雨の日となると、執筆熱が高まって、エッセイはもちろんだが、創作にも頻りに挑戦したものである。


続きを読む "雨絡みの創作の数々(前編)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011/03/13

押し潰された蛙を見よ

 その時を境に私は変わった。昨日の私は消滅し新しい私は居場所を天に変えた。

2011_0313071003tonai0039

 私は全てを見ようと決心した。私とは非在の焔。それとも存在の無。
 違う! 私とは、地上世界を厭悪する天の破壊的衝動。

 裸の女を見た。着衣を剥ぎ取られ心どころか肉までが剥き出しだった。肉の塊となった女は私をそそった。私までもが肉の塊となっていた。
 そうだ! 元始のお前になるがいいのだ! 元始の私がお前を奪ってやる。見ろ! 天覧する奴がいる!

続きを読む "押し潰された蛙を見よ"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/12/08

寒菊の身を寄せ合へし輪の恋し

 今朝の夢も変なものだった。
 夢の内容の大半は、いつものことだが、綺麗さっぱり起きた瞬間に忘れ去ったが、最後の数場面だけ、辛うじて覚えている(それだけでも、小生には上出来である。大概は、夢を見ていたようだったがという印象しか残らないのだから)。

2010_1208071003tonai0065

← 明日、9日は、父の月命日なので、仏壇の花、それと、仏花というわけではないが、玄関ホールの花瓶に生ける花を各種、買ってきた。ざっくり選んで、ざっくり生けてみた。誰も来ないだろうけど、せめて、花だけでも。

 発表会か講演会の会場へ小生は(誘われて?)行った。案外と少ない人数の会場。とても講演をするような会場ではなく、どことなく厨房の周辺に無理やり椅子を並べたような印象。なぜか、小生も講演で自分の意見を発表することに決まっているらしい。

続きを読む "寒菊の身を寄せ合へし輪の恋し"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010/11/03

紅い雨

 その男は闇に向っていた。崖っぷちに立っていた。
 俺には彼の後ろ姿しか見ることができない。
 ガッチリとした巾の広い肩、太い首。それなのに細身の体に感じられるのは、筋肉が引き締まっているからなのかもしれない。

 男の青褪めた頬が僅かに見える。遠い月影を食い入るように眺めているのか。それとも、煌煌と輝く月の光暈を彼の気迫で吹き払おうとしているのか、俺には分からない。
 もしかしたら虚無を射竦めているのかもしれない。

 その男の背中を赤い影が圧し掛かっていた。篝火(かがりび)のせいだった。日中にへし折られた木の枝が堆く積まれ、夜も更けた今、一気に燃やされているのだろう。

続きを読む "紅い雨"

| | コメント (0) | トラックバック (0)