2017/08/26

久しぶりの虹

 朝まで降っていた雨も、日が出たころにはすっかりあがった。網戸から流れ込む空気が涼しい。気温は昨日と同じほどの25度らしいけど、湿度がまるで違う。湿度の差って、想像以上だ。となると、昨夜は自制した洗濯を開始。干す。外に干す! 爽快! お天道様、ありがとね!

 今年は北日本や北陸と、東日本などとは大きく気候が違うようですね。こんな変てこな天気は初めてのような気がします。富山、今日は爽快でした。そんな天気の中、夕方、せっせと庭仕事。西の空は茜に染まって、いい雰囲気。カメラを手に夕景を撮りに行きたくなりました。

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2016/08/09

核兵器は生命一般への脅威であり敵である(後篇)

 本稿で問いたいのは、原爆とは何か、である(原爆のメカニズム、といった意味合いではなく)。
 原爆は、理由はともかくとして、敵国に投下された。

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← 原爆ドーム。8月5日撮影。

 敵国の軍隊や軍需施設、あるいはむしろ、民間人を一挙に殲滅するために投下されたものである。
 では、原爆は、一般のナイフや拳銃、機関銃、大砲、ミサイルなどとどこが違うのか。単に規模なのか。
 一発で巨大な威力を発揮するという意味で、効率性が高い、という点が違うのか。
 ナイフにしろ、機関銃や大砲にしろ、基本的に敵を狙うものである。

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2016/07/20

エーコ著『プラハの墓地』を読んでISを想う

 出版社(東京創元社)によると、「ユダヤ人嫌いの祖父に育てられたシモーネ・シモニーニ。偽書作りの名手であるシモニーニがいかにしてユダヤ迫害のもととなった偽書「シオン賢者の議定書』を生み出し、どのように世界にそれが広まり憎しみの渦を作り上げたか?」といった内容。

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← 今夏、三度目の収穫。ナス、キュウリ、トマト。この前は、スイカも。

 また、「祖父ゆずりのシモニーニの“ユダヤ人嫌い"が、彼自身の偽書作りの技によって具現化され、世界の歴史をつくりあげてゆく、そのおぞましいほど緊迫感溢れる物語は、現代の差別、レイシズムの発現の構造を映し出す鏡とも言えよう」とも。

 本書は、ユダヤ人問題や、ナチス、ヒットラー、『議定書』(プロトコル)、フリーメーソン、オカルト、ポグロム、ドレフュス、アポカリプス、シオン、などなどの名称のいずれかにビビッと来る人にはたまらない本だろう。
 世の中を陰謀論で見る癖に囚われる人がいるものだ。陰謀や、権謀術数が満ち溢れる世の中なのは、間違いないだろう。

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2016/02/01

『動くものはすべて殺せ』からインディアン悲史を想う

  ニック・タース著の『動くものはすべて殺せ アメリカ兵はベトナムで何をしたか』を読了した。副題にあるように、「アメリカ兵はベトナムで何をしたか」がテーマの本で、アメリカ軍の方針は「動くものはすべて殺せ」である。

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← 藤永 茂著『アメリカ・インディアン悲史』(朝日選書 21) 著者のブログ:「私の闇の奥」 

 戦争である以上、戦争に勝つために何でもやるのは当然のようだが、アメリカ軍には、一般の兵士もだが、上官も指揮する将軍も、あるいはアメリカ大統領も含め、アジアの民への思い入れは全くなかったことが分かる。
 というより、ベトナム人への人種的偏見が露骨なのである。

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2016/01/04

泰淳やら『生物界をつくった微生物』やら

 戦争法案が通過してしまった。アベ政権は、今年にも憲法の改悪を狙っている。
 戦争を知らない連中が突っ走っている。だからこそ、戦争を知る世代の本を読まないと。日本(軍)が中国でどんな野蛮なをやったかは、当事者らに聞くしかない。

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← 武田 泰淳【著】『評論集 滅亡について 他三十篇』(川西 政明【編】 岩波文庫)

 ということで、まずは、武田 泰淳著の『評論集 滅亡について 他三十篇』を読んでみた。
 泰淳の本は、若いころ、日本文学全集の中の泰淳集などで読んだり、文庫本でも読んできた。

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2015/07/15

堀田善衛著の『方丈記私記』を今、読む意味

 過日、古書店の店内の棚を漁っていて、堀田善衛著『方丈記私記』(ちくま文庫)を見つけた。

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← 堀田善衛著『方丈記私記』(ちくま文庫) 本書については、「方丈記私記 - 堀田 善衛【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア」など参照のこと。

 見つけたというのは、大袈裟かもしれないが、東日本大震災や、戦争法案の衆院通過を目の当たりにして、またまた日本が戦火にまみえることを予感させ、読み返したくなっていたので、気持ちの上では関心が本書を見出させたというべきかもしれない。

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2015/04/29

広島の被曝イチョウ

 組合の雑用が多くて、昨年来、庭もだが畑仕事もなかなかできなくなっている。で、今年は思いっきり畑仕事の戦線縮小するつもりでいた。で、畑に果樹の苗木を植え、プチ果樹園風に仕立てつつある。

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→ 「善法寺の被爆銀杏」 「善法寺境内に立つ銀杏と桜の古木は、原爆を経た今もたたずんでいる」とか。 (情報や画像は、「原爆と善法寺|浄土真宗本願寺派 善法寺(広島県広島市)」より)

 野菜は今年はナスとキュウリだけにする! と思ったら、知り合いに野菜ならどれだけでも貰ってくれるという人がいて、それだったら作るってことに方針転換。

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2015/04/12

ペリーと森鴎外と脚気

 寒い日々が続いている。灯油はもうあと一日分があるかどうか。そろそろ季節通りの暖かさがやってくることを期待して、灯油を買い足すのを控えている。サクラも昨日、見頃の時期が過ぎたようである。
 四月も半ばなのだ。暖かくなってほしいとひたすら願う日々である。

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← 『ペリー提督日本遠征記〈下〉』(M.C./ホークス,F.L.【編纂】 /宮崎 壽子【監訳】 角川ソフィア文庫) (画像は、「紀伊國屋書店ウェブストア」より)

 さて、『ペリー提督日本遠征記』を読んでいる。上下合わせて1200頁ほどの大部な本。だけど、実に面白い。いかにもアメリカ人らしい、自らを正義の担い手と思い、日本が開国することは、アメリカなど海外のためでもあり、日本のためであると、心底、ナイーブなほどに信じ込んでいる(日本人には鬱陶しい?)様子が分かって、興味津々である。

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2015/03/28

せっかくなのでチュニジアのことを

 昨夜、サッカー日本代表のチュニジア代表との国際親善試合があった:「キリンチャレンジカップ:日本vs.チュニジア(会場:大分スポーツ公園総合競技場) サッカー 実況 スポーツナビ

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→ チュニジアの国旗 (画像は、「チュニジア - Wikipedia」より)

 残念ながら仕事で、ほんの一部をワンセグで観ただけ。半分はラジオで。結果的に「ハリルホジッチ監督の初陣を勝利で飾った」ということで、まずは幸先のいいスタートを切った、と思いたい。

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2015/02/04

ベル・エポック…富の世襲社会のあだ花か

 小生は、昨年来、世界的にも(日本においても)話題の書である、トマ・ピケティ著の『21世紀の資本』(訳者:山形浩生/守岡桜/森本正史 みすず書房)を読んでいる最中である。

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→ 「ベル・エポックの精神を表現したポスター(1894年、ジュール・シェレ)」 (画像は、「ベル・エポック - Wikipedia」より)

 風邪で仕事を休んでいることもあって、大部なこの本を半ばまで読み進んできた。
 本書を読んで教えられたこと、知ったことは多々あるが、今日の話題であるベル・エポックもその一つ。

「ベル・エポック(Belle Époque 仏:良き時代)とは、厳密な定義ではないが、主に19世紀末から第一次世界大戦勃発(1914年)までのパリが繁栄した華やかな時代、及びその文化を回顧して用いられる言葉である」(「ベル・エポック - Wikipedia」より)という。
 実際、小生の持つイメージ(先入見)は、そういったものだった。その程度のものだった。

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