2023/03/13
2023/02/21
雄姿を眺めるだけ
← レマルク/著『西部戦線異状なし』(秦豊吉/訳 新潮文庫) 「飛び交う砲弾の下に無数の青春があった――。不朽の反戦文学。」
自宅では、休みだった昨日は、レマルク作の『西部戦線異状なし』を20日(月)に読了し、ユゴー作の『ノートル=ダム・ド・パリ(下) 』(岩波文庫)を読み続け(下記参照)、イアン・スチュアート著の『世界を支えるすごい数学: CGから気候変動まで』(河出書房新社)にて数学の深淵に圧倒されていた。
一方、昨年初冬にバイクに被せてきたカバーを取った。車体出現。念のため、エンジン点火。バッテリー上がりもなし。昨日は午前中は晴れていた。いよいよバイクで買い物へ…と勇んでいたのだが、昼前から天候が急変。雄姿を眺めるだけに終わった。
2022/12/23
毛布に包まって寝入るだけ
← 崎山 多美 (著)『月や、あらん』(なんよう文庫) 「濃く、冷たく、残酷に、痛々しく、そして悲しく漂い続ける戦争の影。その呪縛から逃げることは難しい−。沖縄県生まれの著者がそんな思いと葛藤しながら綴った表題作」や「水上揺籃」など。「『月や、あらん』 他なるものたちのほうへ - 琉球新報デジタル|沖縄のニュース速報・情報サイト」
寒い。今、22日の夜半をとっくに回って未明の四時近く。一番寒い時間帯か。家の中にいても体が震える。一応はエアコンが入っているのだが、手が悴む。これからこんな日々が続く。耐え難い。
昨日、五回目のコロナワクチン接種。夜半から射った箇所が傷み出しているが、体調に大きな変化はないようである。もっとも、この異常な寒気も副反応だというなら、あとは毛布に包まって寝入るだけにしよう。
2022/12/18
民謡歌手・中村優の歌に母の歌声を思い出す
← ピエール・ルメートル著『死のドレスを花婿に』(吉田恒雄訳 文春文庫) 「『その女アレックス』の原点となる恐怖のイヤミス。狂気に駆られて逃亡するソフィー。聡明だった彼女はなぜ全てを失ったのか。悪夢の果てに明らかになる戦慄の悪意とは。驚愕の傑作。」
ピエール・ルメートル作の『死のドレスを花婿に』を19日に読了。自宅で。レベッカ・ウラッグ・サイクスの本「ネアンデルタール」と交互に読んできた一冊。
「『その女アレックス』の原点となる恐怖のイヤミス。狂気に駆られて逃亡するソフィー。聡明だった彼女はなぜ全てを失ったのか。悪夢の果てに明らかになる戦慄の悪意とは。驚愕の傑作。」と出版社は謳うが看板に偽りなし。
2022/11/25
足元を見るべし
← ガストン・バシュラール 著『空間の詩学』(岩村 行雄 訳 ちくま学芸文庫) 「(前略)詩的イメージの根源の価値を明らかにするために、詩的イメージとイメージを創造する意識の行為を結合する、新たなる想像力の現象学を提唱する。バシュラール詩学の頂点をなす最晩年の書。」
ガストン・バシュラール 著の『空間の詩学』を24日に読了。三度目なのだが、今回は通読するのがこれが最後だろうと、二週間を費やした。
「物質的想像力の概念を導入して詩論の新しい地平を切りひらいてきたバシュラール」の世界をゆっくりじっくり味わった。235個に渡る原注訳注も余さず。訳者によるあとがき等も目を通した。それでも、内容を理解できたかと云うと怪しい。ひたすらその詩文、詩的イメージの論理展開に身を、感性をゆだねるしかない。そう、ル・クレジオではないが、物質的恍惚を玩味するしかないのだ。
2022/10/17
ほぼ終日の冷たい雨の休日
← ル・クレジオ著『ル・クレジオ、文学と書物への愛を語る』(鈴木雅生訳 作品社) 「世界の古典/現代文学に通暁し、人間の営為を凝縮した書物をこよなく愛するノーベル文学賞作家が、その魅力を余さず語る、愛書家必読の一冊」【本書の内容をより深く理解するための別冊「人名小事典」附】
今日は休日。ほぼ終日冷たい雨。小雨だが庭仕事には適さない。お蔭で堂々と外仕事をサボれる。読書三昧するには、洗濯二回やら雑事、あと先週末は珍しく忙しく、疲れ気味で、居眠り三昧になったのは、残念。
2022/09/22
2022/09/21
新聞が届くのは当たり前?
← レナード・ムロディナウ 著『ユークリッドの窓 ─平行線から超空間にいたる幾何学の物語』(青木 薫 翻訳 ちくま学芸文庫) 「世界の見方は古代以来変わり続け、数学と物理の深い関係が今、明らかになりつつある。ユークリッドが開いたのは、宇宙の姿を見せてくれる窓だったのだ。『スタートレック』の脚本家が誘う3000年のタイムトラベル。」
先日も書いたが、バイクショップでの店員の対応に感服。好きで買いたかったヤマハFJR1300の特集冊子をもらったり、カワサキZ2のモデルをもらったり、最後は車で自宅まで送ってくれた。
とにかく、てきぱきしているしはきはきしている。我が会社もと思うが、社員教育はまるでなってない。挨拶ができない。挨拶しても、返事がない。社会人失格。他の会社じゃ、雇われないね。(09/22 19:22)
2022/02/15
東京タワーは東京のろうそく
← 青木冨貴子/著『731―石井四郎と細菌戦部隊の闇を暴く―』(新潮文庫) 「731部隊の闇は戦後も続いていた。太平洋戦争中に生体解剖やペスト菌による非人道的な実験を行った細菌戦部隊。残虐な行為に手を染めながら、なぜ彼らは戦犯とならずに済んだのか。そこには隊長・石井四郎とGHQの驚くべき駆け引きがあった」
ワンセグで服部百音のヴァイオリン演奏(協奏曲)を。音楽にも疎い我輩は初視聴。作曲家 服部隆之の娘、服部克久の孫娘、服部良一の曾孫、バレエダンサーの服部有吉の従姪であるとか。大河の真田丸にも関係。美人。録画しとけば良かった。(02/13 21:38)
北京オリンピック……どこまでも~♪ のあとの歌詞が何度聞いても聞き取れない。 (02/15 19:32)
2022/01/29
隠れた偉人
← 法隆寺 金堂(左)と五重塔(右)「西院伽藍は、現存する世界最古の木造建築物群である」とか。(画像は、「法隆寺 - Wikipedia」より)
今日も一切外出せず。隠忍自重。可能な限り椅子に座り机に向かう。眠気が襲ってきたら、リクライニングチェアーに体を沈める。とにかく背筋を伸ばし、腹筋背筋を日常の中で鍛えていく。自分に厳しくすることが自分(の体)を大切にすることに繋がると信じて。
より以前の記事一覧
- 吾輩も社会復帰したい 2022.01.28
- パラフィン紙は今も健在 2022.01.25
- 世界は「関係」でできている 2022.01.20
- カリンじゃなくボケの実でした 2021.10.20
- 東海道中膝栗毛踏破 ? ! 2021.09.26
- ユリとカマキリとコロナと 2021.08.22
- ビルマ? ミャンマー? 2021.04.11
- 新潟県は何地方? 2021.03.13
- もしや花粉症? カッフンダ! 2021.02.12
- 眼鏡は洗濯機でピカピカに 2020.11.06
- 愛しのオクトパス 2019.04.02
- 『タタール人の砂漠』…タタール人とは? 2019.02.03
- 西部開拓時代のアメリカを映画に 2018.10.10
- 金子文子『獄中手記』読了 2018.10.07
- 『わが魂を聖地に埋めよ』を読み始める 2018.10.02
- E・ガレアーノ著『収奪された大地 ラテンアメリカ500年』に震撼 2018.08.08
- 北米や日本には<ラス・カサス>がいたのか 2018.05.08
- 『豊乳肥臀』は莫言版「戦争と平和」だ 2018.05.06
- 「射水市新湊博物館」へ 石黒信由のこと 2018.04.20
- 『フェルディドゥルケ』に「カハマルカの惨劇」に唖然 2018.04.19
- 富山藩主前田利保と種痘 2018.03.31
- タカ派は責任を部下に押し付け事実を改竄する 2018.03.13
- 文学から電子のダンスまで 2018.03.11
- 家じゃなく車で生活も 2018.03.06
- 春一番がバレンタインデープレゼント 2018.02.15
- 雪搔きにめげず 読書も 2018.02.14
- 今福龍太『ハーフ・ブリード』の示すメキシコ 2018.02.06
- 呪縛の構図・ハーフブリード 2018.01.30
- 『日本‐呪縛の構図』の周辺を走ってみる 2018.01.22
- 吉野源三郎『君たちはどう生きるか』の問うもの 2018.01.07
- イザベラ・バード著『朝鮮紀行』読了 2017.12.31
- イザベラ・バード著の『朝鮮紀行』を読み始めた 2017.12.13
- 久しぶりの虹 2017.08.26
- 核兵器は生命一般への脅威であり敵である(後篇) 2016.08.09
- エーコ著『プラハの墓地』を読んでISを想う 2016.07.20
- 『動くものはすべて殺せ』からインディアン悲史を想う 2016.02.01
- 泰淳やら『生物界をつくった微生物』やら 2016.01.04
- 堀田善衛著の『方丈記私記』を今、読む意味 2015.07.15
- 広島の被曝イチョウ 2015.04.29
- ペリーと森鴎外と脚気 2015.04.12
- せっかくなのでチュニジアのことを 2015.03.28
- ベル・エポック…富の世襲社会のあだ花か 2015.02.04
- 『闇の中の男』から『東方見聞録』へ 2015.01.24
- 『帝国の慰安婦』から古山高麗雄や田村泰次郎へ 2015.01.14
- 「狂気の戦場 ペリリュー~忘れられた島の記録~」を観た 2014.08.15
- マンからランドールへ 2014.01.28
- ル・クレジオの中の「アコマ」(前編) 2012.01.10
- シャドーエコノミーと募る不公平感(後編) 2012.01.09
- シャドーエコノミーと募る不公平感(前編) 2012.01.08
- 野口久光の世界(その1) 2011.11.12
- イザベラ・バード『日本奥地紀行』を読む(後編) 2011.11.08
- 富山(南砺市)と南相馬市…相馬二遍返し 2011.10.22
- 「同時多発テロ事件」から十年目に際して(後編) 2011.09.12
- 「同時多発テロ事件」から十年目に際して(前編) 2011.09.11
- 『リムーヴァルズ 先住民と十九世紀アメリカ作家たち』を読む(後編) 2011.09.06
- 『リムーヴァルズ 先住民と十九世紀アメリカ作家たち』を読む(前編) 2011.09.05
- ヒロシマ ナガサキ フクシマ(前編) 2011.08.08
- 戦災も天災も忘れちゃならない(後編) 2011.06.24
- コロンブスの赤い月(後編) 2011.04.23
- 想定内とか想定外とか 2011.03.29
- 『日本滞在日記』…日露交渉の夜明け前 2011.03.05
- 大山誠一『天孫降臨の夢』をめぐって(後編) 2010.12.28
- 田中優子著『カムイ伝講義』の周辺(後編) 2010.12.24
- 宮内庁は何を守っている? 2010.12.14
- 「穴」嫌いを勘ぐってみる 2010.12.04
- 呟きの日々です 2010.06.10
- カネノナルキがあるじゃなし……ありました! 2010.06.06
- オースター著『ガラスの街』を読んで 2010.05.02
- 韓国ドラマのアテレコから感じたこと 2010.04.30
- エノコロ草は有用な植物でした 2010.04.21
- ジョージ・ワシントンの桜の木の逸話 2010.04.08
- ジョン・ダワー著『昭和』の周辺 2010.03.28
- ダワーの新著で知った<国威発揚映画>の真価 2010.03.22
- オオカミは獰猛な害獣です…か 2010.03.13
- 里山の復活はいいけれど 2010.03.12
- 『絶滅した日本のオオカミ』より 2010.03.10
- 同じ本でも歳月を経たら感想は違う 2010.03.02
- シートン著『オオカミ王 ロボ』の読後感のほろ苦さ 2010.02.19
- カストラートやら雑草やら 2009.08.17
- 今日は「悪魔の詩」訳者殺人事件の日 2009.07.12
- 「ティム・ワイナー著『CIA秘録 下』の周辺」アップ 2009.05.13
- 時節柄、桜二題 2009.04.07
- 『白鯨』と『復讐する海』と(前篇) 2009.03.17
- 「コンゴ・ジャーニー」へ 2009.02.04
- 篤姫・和宮らと立山信仰 2008.11.29
- 『〈出雲〉という思想』のこと(後篇:「まえがき」を読む) 2008.10.31
- 『〈出雲〉という思想』のこと(前篇:『夜明け前』へ) 2008.10.30
- 自転車を駆っていそいそと…読書・音楽拾遺(前篇) 2008.10.25
- 「「小諸市北国街道ほんまち町屋館」…小諸というと藤村だけど(後篇)」アップ 2008.10.23
- フランケンシュタインと出産の神話(後篇) 2008.10.18
- 「末期を描く…ターミナルケアの原点?」アップ 2008.10.07
- 「鰭崎英朋…今こそ大正ロマン!」アップ 2008.10.03
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- 「川村清雄…洋画の洗礼の果てに(後篇)」アップ 2008.09.23
- 風船爆弾から風船エコ発電へ 2008.08.26
- 原爆忌…悲劇は今も 2008.08.06
- 安本丹のこと(増補版) 2008.07.30
- 「富山の薬売りと薩摩藩」の周辺 2008.07.29
- 「たばこ1箱千円」から大麻の話へ 2008.06.22
- やくせん…謎の廃墟? 2008.06.09
- 「小山正太郎……書は美術ならず!」アップ 2008.05.28
- ベクシンスキー:廃墟の美学(後篇) 2007.12.14
- ハドソンリバー派絵画:F・E・チャーチ(前篇) 2007.12.11
- オランダ風景画の巨匠アルベルト・カイプ(前篇) 2007.12.03
- 織田一磨…消え去りし世を画に遺す 2007.11.26
- 埴谷雄高「死霊」の構想メモ見つかる! 2007.10.06
- 静かに静かに「里の秋」を 2007.09.15
- 人間と経済の実態を描くタフさを思う 2007.08.19
- 「漱石の白くない白百合」の色話 2007.08.17
- 花火大会と空襲の間に佇む 2007.08.15
- 『アフリカの音の世界』は常識を超える! 2007.08.08
- 「永遠の歌姫伝説~美空ひばり生誕70年」から 2007.06.22
- レイチェル・カーソン生誕百周年! 2007.05.24
- 文人は命からがら辛いもの 2007.05.10
- いいじゃないの今が幸せならば?! 2007.04.29
- 銃と薬コズモポリスの主役なり?! 2007.04.20
- 徳川恒孝…江戸の世や今こそ思うありがたさ 2007.04.19
- バルザック誰もが主役の小説か 2007.04.01
- 自分の体で実験したい! 2007.03.21
- 愛本のちまき…ラジオで聴いた話あれこれ 2007.03.19
- 年経ても維新の息の今にあり 2007.03.11
- 今日の日で古今東西くくれども 2007.03.06
- 藤原新也…鳥葬も地・水・火・風の証かも 2007.03.04
- クラスターなき世の中で暮らしたい! 2007.03.01
- お寺の鐘が鳴ると胸が疼く 2007.02.28
- 建国も温故知新で意義新た 2007.02.11
- 何想う今日は北方領土の日 2007.02.07
- ブグローの官能の美の徒(ただ)ならず 2007.01.30
- 裏日本・表日本…きれいは汚い! 2006.12.16
- ウタリなる名前の担う意味豊か 2006.12.10
- デュモンさんライトな空の旅ならず 2006.12.03
- スクリャービン神秘の扉開けてみん 2006.11.27
- 謎の一日…原爆は誰の手に 2006.11.25
- ロビンソン漂流記…この話侮り難き思い知る 2006.11.10
- 飛越地震…「地震」は遭っても「なゐ」とはこれ如何 2006.10.06
- 作曲家・市川昭介氏 死去…演歌とは顔で笑って茨道 2006.10.05
- 三木清…非業なる最期も知らず恋路かな 2006.09.26
- 持衰(じさい)のこと 2006.09.07
- 靖国と歴史認識に関連して 2006.08.20
- 戦争体験の継承 2006.08.11
- この花の名は…月下美人 2006.08.02
- 鶴見俊輔…戦争が遺したもの 2006.07.14
- 探検家リチャード・バートン 2006.07.08
- 月の山脈と天の川と 2006.07.07
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- 沖ノ鳥島 2005.05.24
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