2023/09/08

野暮用の日々

 ← 『物語 明治・大正を生きた女101人』(編:『歴史読本』編集部) 「激動の新時代と封建的抑圧が交錯する社会の中、どのようにして恋をつかみ、才能を開花させ、因習の打破に挑戦し、志を成就させていったのか。自らの意志を毅然と貫き通し、後世にその足跡を刻んだ人生を活写する」

 7日(木)、スマホの買い替えのため、携帯ショップへ。ショップの方の努力にも関わらず、切り替えの手続きに手間取り(暗証番号やIDが不明など)、さらに、スマホの切り替えの特典も吾輩のスマホには使えない云々で、到頭当日は保留になった。下手すると正価でしか買えないかも。後日、改めて。

 我がスマホにノートンの販売攻勢が凄まじい。早く縁を切りたい。

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2023/08/17

この齢になって殊勝に

 ← 古賀 茂明著『分断と凋落の日本』(講談社BOOK倶楽部) 「安倍政権がもたらした「分断と凋落」から日本を救う道はあるのか?」

『安田 善次郎 大富豪になる方法』 (新・教養の大陸シリーズ)をとりあえず読みたい本登録した。何が読むに値するのかわからない。

 富山県人としては、郷土の偉人は少しは知っておかないと。暗殺された人物。この齢になって殊勝に…… (08/15 15:21)

 石島 亜由美著の『妾と愛人のフェミニズム: 近・現代の一夫一婦の裏面史』を読み出している。抽象的な論議だと退屈。森鴎外や円地文子、尾崎紅葉などの作品をネタに論究すると俄然面白くなってくる。 (08/15 21:29)

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2023/06/14

眼高手高の稀有な書き手

 ← 森崎和江著『からゆきさん 異国に売られた少女たち』(朝日文庫) 「戦前の日本で、貧しさゆえに外国の娼館に売られた少女たちがいた。国外に売られ、狂死したキミ。南方で財をなし、壮絶な自殺を遂げたヨシ。綿密な取材と膨大な資料をもとに、ふたりの からゆきさん の人生を綴った傑作ノンフィクション」 

 森崎和江著の『からゆきさん 異国に売られた少女たち』を13日(火)読了。

 ノンフィクション作家の森崎和江さんが2022年6月に急逝。ということで、代表作『からゆきさん』(朝日文庫)が緊急重版となったもの。原書は1980年に朝日新聞社より刊。

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2023/05/09

サツキはまだかいな

 ← 山口 昌男【著】『「敗者」の精神史』(刊行年 1995.7 岩波書店) 「淡島椿岳・寒月,土田杏村らは明治維新以後の階層秩序から離れて独自の道を探究し,吉野作造は多様な魅力ある人々とつながっていた.本書は「敗者」の視点で近代日本を見直し,彼らの中から知的遺産を発掘する.」

 山口 昌男著の『「敗者」の精神史』を昨日(月)の朝に読了。古書店で発掘してきた本。既に大手の書店でも手に入らない。

 山口 昌男の本を読むのは四半世紀ぶりじゃなかろうか。往時は活躍ぶりが目についたものだったが。その名を久しぶりに目にしたのは、過日読んだ高山宏の本だった(彼も山口には一目置いていた?)。

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2023/05/08

本の買い出しは自重

 夕景じゃなく曙…。画像は、「澄明なる時」(2010/05/17)より。

 今日は休日。生憎、昨日からの雨がずっと降り続いていて、午後になって晴れてきた。書店などへの外出には時間的に遅い。本の買い出しは自重。

 積ん読本がかなり消化されてきて、このところ、父の蔵書を読むことが多い。

 といっても、父の蔵書の大半は時代小説・歴史小説。数百冊はある。嫌いじゃないが、もっと齢を重ねてからの楽しみに温存。

 それより、昭和30年前後の蔵書を引っ張り出してきて、主に仕事の合間に読んでる。さすがに黴臭いし、赤茶けているし、ヘビースモーカーだった父だけにヤニ臭い。そもそも紙質がわら半紙風。当時はまだ紙の供給が需要に間に合わなかったのか。 (05/08 19:37)

 

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2023/05/03

地に足を付けた生活

 ← 連休2日めの富山市中心街。まだ夕方なのに閑散。喧騒を忘れ澄明な空気。夕闇に沈む間際の静謐。 (05/01 01:15)

 山口 昌男著の『「敗者」の精神史』を読み続けている。何だか聞き覚えのあるような話や名前に遭遇。新島八重(子)……「八重の桜」の主人公。本書の執筆時にはドラマ化されてなかったっけ? (04/30 14:11)

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2023/03/13

「かたはらいたし」が気になって

 ← アンズの木に芽。間もなく花が咲きそう。今年はアンズ どうするか。 (03/12 20:51)

 ふと、「かたはら-いた・し」が気になった。

 思えば正確な意味が分かってない。

 そもそも、「かたはら-いた・し」が何故 以下のような意味になるのか分からない……気になる: 

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2023/02/21

雄姿を眺めるだけ

 ← レマルク/著『西部戦線異状なし』(秦豊吉/訳 新潮文庫) 「飛び交う砲弾の下に無数の青春があった――。不朽の反戦文学。」

 自宅では、休みだった昨日は、レマルク作の『西部戦線異状なし』を20日(月)に読了し、ユゴー作の『ノートル=ダム・ド・パリ(下) 』(岩波文庫)を読み続け(下記参照)、イアン・スチュアート著の『世界を支えるすごい数学: CGから気候変動まで』(河出書房新社)にて数学の深淵に圧倒されていた。

 一方、昨年初冬にバイクに被せてきたカバーを取った。車体出現。念のため、エンジン点火。バッテリー上がりもなし。昨日は午前中は晴れていた。いよいよバイクで買い物へ…と勇んでいたのだが、昼前から天候が急変。雄姿を眺めるだけに終わった。

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2022/12/23

毛布に包まって寝入るだけ

  ← 崎山 多美 (著)『月や、あらん』(なんよう文庫) 「濃く、冷たく、残酷に、痛々しく、そして悲しく漂い続ける戦争の影。その呪縛から逃げることは難しい−。沖縄県生まれの著者がそんな思いと葛藤しながら綴った表題作」や「水上揺籃」など。「『月や、あらん』 他なるものたちのほうへ - 琉球新報デジタル|沖縄のニュース速報・情報サイト

 寒い。今、22日の夜半をとっくに回って未明の四時近く。一番寒い時間帯か。家の中にいても体が震える。一応はエアコンが入っているのだが、手が悴む。これからこんな日々が続く。耐え難い。

 昨日、五回目のコロナワクチン接種。夜半から射った箇所が傷み出しているが、体調に大きな変化はないようである。もっとも、この異常な寒気も副反応だというなら、あとは毛布に包まって寝入るだけにしよう。

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2022/12/18

民謡歌手・中村優の歌に母の歌声を思い出す

 ← ピエール・ルメートル著『死のドレスを花婿に』(吉田恒雄訳 文春文庫) 「『その女アレックス』の原点となる恐怖のイヤミス。狂気に駆られて逃亡するソフィー。聡明だった彼女はなぜ全てを失ったのか。悪夢の果てに明らかになる戦慄の悪意とは。驚愕の傑作。」

 ピエール・ルメートル作の『死のドレスを花婿に』を19日に読了。自宅で。レベッカ・ウラッグ・サイクスの本「ネアンデルタール」と交互に読んできた一冊。

「『その女アレックス』の原点となる恐怖のイヤミス。狂気に駆られて逃亡するソフィー。聡明だった彼女はなぜ全てを失ったのか。悪夢の果てに明らかになる戦慄の悪意とは。驚愕の傑作。」と出版社は謳うが看板に偽りなし。

 

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