2025/06/17

入浴は夢の夢

 ← 似たような植物に紛れるようにして蔓延ってくるドクダミ。 

 昨日16日(月)は休日。富山でも33℃から4℃の猛暑。庭仕事は夕方六時から開始、しかも二時間弱の作業は正解だった(それでも夜は寝落ちだったが)。

 自宅では、ポール・オースター著『4 3 2 1』(柴田元幸訳 新潮社)と エド・ヨン著『動物には何が見え、聞こえ、感じられるのか 人間には感知できない驚異の環世界』(久保 尚子 訳 柏書房)とを読み続けている。

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2025/06/16

失われた40年になりそう

 ← 庭先の皐月…今年も開花してくれたが、いよいよ開花の季節も終焉のようだ。 (15日撮影 06/15 20:15)

 仕事の車中での待機中にあれこれ読むのが楽しみ。そのために仕事してるわけじゃないが。仕事は夜勤。といっても、夕方から丑三つ時まで。夜の十時過ぎくらいまでは、それなりに人影も淋しくはないのだが、十一時ともなると閑散。駅前など富山市の中心街でこの惨状。日中は観光客も増えているのかもしれないが(吾輩は分からない)、夜半近くには時にゴーストタウンと化している。30年のデフレ日本。このままじゃ、失われた40年になりそう。 (06/16 12:16)

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2025/06/12

案ずるより産むが易し

 ← ポール・オースター/著『4 3 2 1』(柴田元幸/訳 新潮社) 「1947年、ユダヤ系の家庭に生まれたアーチボルド・ファーガソンの、驚くべき仕掛けに満ちた成長物語。(中略)「この本を書くために一生待ち続けていたような気がする」というポール・オースターの、作家人生の総決算となる大長篇。」

 仕事の車中での待機中には植松 三十里著『イザベラ・バードと侍ボーイ』 (集英社文庫)を。自宅では、アモリナ・キングドン著『魚の耳で海を聴く 海洋生物音響学の世界――歌うアンコウから、シャチの方言、海中騒音まで』( 小坂恵理訳 築地書館)とポール・オースター/著『4 3 2 1』(柴田元幸/訳 新潮社)とを読んでいる。

 植松 三十里(うえまつみどり)の本は初めて。伝記本かと思っていた。手にしたら時代小説だった。ポール・オースター著『4 3 2 1』はようやく読めている。昨年のうちに読みたかったが、やはり、800頁しかも上下二段組の迫力に怖気づいてしまったのだ。案ずるより産むが易し。とにかく飽きさせない。その表現力の秘密は何処にあるのだろう。アモリナ・キングドンの本はサイエンスライターの本。やはりサイエンス系の本は一冊は合間に楽しみたい。 (06/12 10:27)

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2025/06/10

「時を刻む湖(水月湖)」再読

 ← 中川 毅著『時を刻む湖──7万枚の地層に挑んだ科学者たち 』(岩波現代文庫 社会351) 「国境を越えた友情、挫折と栄光…。水月湖が過去5万年の時を測る世界の「標準時計」となるまでを当事者が語る。解説=大河内直彦」

 中川 毅著『時を刻む湖──7万枚の地層に挑んだ科学者たち 』(岩波現代文庫 社会351)を9日読了。旧版に続いてなので、再読か。「国境を越えた友情、挫折と栄光…。水月湖が過去5万年の時を測る世界の「標準時計」となるまでを当事者が語る。」という内容。やはり面白かった。敢えて新版も読んでよかった。

 四年前、旧版について以下のように書いた(抜粋):

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2025/06/09

庭仕事は週一に限る

 ← ホンダ・アキノ著『夏目漱石 美術を見る眼』(平凡社) 「“美術の門外漢”として漱石が書きのこした言葉から浮かび上がる、同時代の美術への眼差しと独自の芸術観、そして生きる姿勢とは。」

 昨日、日曜日(8日)は、微風快晴の休日だった。うだうだしていたら、早夕刻の六時。庭仕事はサボると決めた。先週の二度にわたるハードな作業が体に堪えていて、やはり週に一度にセーブすべきと反省。

 ということで、夕方からポール・オースター/著『4 3 2 1』(柴田元幸/訳 新潮社)を、さらに箸休めに懐かしい思い出に繋がる中川 毅著『時を刻む湖──7万枚の地層に挑んだ科学者たち 』(岩波現代文庫 社会351)も読み始めた。どちらもひたすら楽しみのための読書だ。 (06/09 10:51)

 

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2025/06/06

庭仕事を口実にアイスクリームなどを

 ← 前回の庭仕事の際に刈り込んだ柘植。 書斎の窓外に育ってる。 (3日撮影 06/05 22:05)

 今日は晴れの休日。庭仕事日和(?) 始めるとムキになる性分。暗くなるまでやっちゃう。今日は作業開始時間を夕方6時に。これなら一時間余りで日没強制終了。が、甘かった。真っ暗になって止めた…が時間は8時。疲れた。読みたい本が机の上に。庭仕事後、シャワー食事。さて読めるか、寝落ちせずには済まないだろうな。 (06/05 22:05)

 畑の果樹の枝葉の伐採。栗の木、杏の木、ネーブルなど。更に、ツゲや皐月なども。 (06/05 22:09)

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2025/06/05

サンバの愛唱歌集…夏はこれでしょ!

 ← 車道沿いの生け垣のミニバラ (5月30日撮影)

 相変わらず富山市内は、市街地にあっても夜は閑散。人影が疎ら。そんな中、アンナ・シューウェル作『黒馬物語』を仕事の車中での待機中に読み始めてる。

 車中では、久しぶりにサンバの愛唱歌集を流してる。懐かしい。夏はこれでしょ!

 「馬の視点から語る、動物文学の傑作。」という。馬が主人公…語りてというユニークな設定の物語。著名な作品だが、読むのは初めて。ピーター・シンガー 著『新・動物の解放』(井上太一 訳 晶文社)を読んだり、動物に感覚や感情はあるのか…とまるで生き物扱いしなかった嘗ての欧米にあって、敢えて馬の視点からの物語ということで出版当時は話題になったらしい。 (06/05 09:05)

 

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2025/06/03

読書三昧を願いつつ庭仕事に精を出す

 ← 数十年前、三島由紀夫がべた褒めしていた『ポポル・ヴフ――マヤ文明の古代文書』を読んだことがある。文庫本だった。書庫に残っているか…。近年再刊されたらしい。その「ポポロ・ヴー」にキマラーの『植物と叡智の守り人』にて再会。びっくり。 (06/02 16:51)

 下記するように、昨日2日(月)は、汗だくでの庭仕事に疲れ果てた。読書三昧を願いつつ、庭や畑の維持管理を怠るわけにいかない。土、草、木肌、枝葉、根、花粉、木屑、埃、虫、風、曇天越しの薄日、完全装備の中の汗…。その汗には脚立や梯子に昇っての冷や汗も混じっている。本では得られない感覚が体の内外に満ち溢れる。そして夕食後には本を片手に寝落ちである。 (06/03 09:06)

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2025/06/02

寺田寅彦に改めて感心

 ← 『ちくま日本文学034 寺田寅彦』 (ちくま文庫)…昨日は仕事がやや忙しく30頁しか読めず。今日はどうだろう? 画像は、ホタルブクロ。昨夜、開花に気付いた。今夜の雨は、ホタルブクロに相応しい? (05/31 20:07)

 31日はそこそこに忙しかったが『ちくま日本文学034 寺田寅彦』 (ちくま文庫)を80頁読めた。翌6月1日は、暇を持て余していたのに、40頁がやっと。夜の車中での待機中に読書するのは目に悪いんだろうな。

 自宅では、相変わらず、ロビン・ウォール・キマラー著『植物と叡智の守り人    ネイティブアメリカンの植物学者が語る科学・癒し・伝承』(三木直子訳 築地書館)を牛歩してる。こちらには植物名などが次々と出てくるが、画像が少なく、ネット検索してその外見や情報をピックアップ。たださえ遅読なのに、そんなことを繰り返していて、ますます遅くなってしまう。ま、今年一番の好著となりそうだから、せっせと読むこともないだろう。

 

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2025/05/30

モラティン 著『娘たちの「はい」』を読んだ

 ← 画像は、生け垣のミニバラ(?)…バラだよね? それともカーネーション? (05/29 19:10)

 仕事の車中での待機中には、『ちくま日本文学034 寺田寅彦』 (ちくま文庫)を相変わらず。一方、自宅ではロビン・ウォール・キマラー著『植物と叡智の守り人    ネイティブアメリカンの植物学者が語る科学・癒し・伝承』(三木直子訳 築地書館)を日々読んでいる。500頁ほどの大著。気分転換に下記する喜劇(戯曲)モラティン 著『娘たちの「はい」』を読んだ。シェイクスピア以外の戯曲は久々かな。 (05/30 06:47)

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