2019/08/11

「幼年時代」作家足らんとする意志

248224 ← トルストイ 著『幼年時代』(藤沼 貴 訳  岩波文庫) 「自伝小説『幼年時代』は,とりわけ心理描写と人物の性格づけにすぐれている.豊富な天分が遺憾なく発揮された巨匠の処女作」。

 この数年、家の中では蚊取線香を使ったことがない。一応は用意してあるが、何年前に買ったものやら。が、何故か、車の中に(多分)一匹いる。もう、1週間になる。車に乗るたび刺される。痒くなる。雌なのか。我輩と同居してるつもり?

 トルストイ 作の『幼年時代』を読了した。トルストイの大半の作品は一度ならず読んできた。が、この「幼年時代」と「少年時代」は手付かず。特に、「幼年時代」は処女作とか。読んでみて、読みやすいし親しみやすい。トルストイと肩ひじ張らずに読める。が、同時に、トルストイのその後の作家業や資質を彷彿とさせる作品でもある。

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2019/07/20

イタイイタイ病の被害地域が限定されるのは

181256_20190720210401 ← ヴァージニア・ウルフほか 著『新装版 レズビアン短編小説集 女たちの時間』(利根川 真紀 編訳 平凡社ライブラリー ) 「幼なじみ、旅先での出会い、姉と妹、ためらいと勇気。見えにくいが確実に紡がれてきた「ありのままの」彼女たちの物語」。

新装版 レズビアン短編小説集 女たちの時間』を読了した。

 ホール作の『孤独の井戸』は、1928年のイギリスでのもの。初めて性愛を含むレズビアニズムを正面切って扱った。非難囂々。猥褻裁判に。同時期のウルフの「オーランドー」がややファンタジーの要素を強調したのとは異なる、「レズビアン短編小説集」の解説の中で利根川真紀さんが。
 他にもいろんな女性作家や作品が紹介されている。

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2019/06/21

イニシエーションの旅は続く

Photo_20190621200301 ← 池谷 裕二【著】『脳はなにげに不公平―パテカトルの万脳薬』(朝日新聞出版)「目の前の人のマネをすると好感度が上がる、上流階級の人のほうがモラルが低い、手を握るだけで記憶力がアップする──そんな脳の不思議と科学の最新知見を、人気の脳研究者が軽妙かつやさしくつづった」

 昨日、庭仕事をやり過ぎて反省。今日は終日安静にしているつもりだった。たまたま今日は、かかりつけ医である内科医院へ、30日に一度の診察の日。この度の内視鏡による大腸の検査及びポリープ切除手術の経緯や後日の生研の結果待ちなどを報告。その際、術後二週間は安静にって言われているが、どのように過ごすべきか相談。庭仕事についても。すると、時間をセーブしてなら構わないとか。

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2019/04/25

トランプ大統領が国賓とは

248370 ← ブッツァーティ 著『七人の使者・神を見た犬 他十三篇』(脇 功 訳 岩波文庫)「人生という時の流れの残酷さ,死や破滅への憧憬など,人間を取り巻く状況の不可知性を,象徴的・寓意的な手法で描いた15の短篇.イタリア幻想文学の精華」
 

 今年度は町内会の班長。既に回覧板の事務は始まっている。今日は町内会費の集金や神社の初穂料(?)の収集など。不在の家もあって、今日の二度の集金でも集まらなかった。

 吾輩が帰郷した翌年、早速班長になったが、その時は父が健在だった。分からないことは聴くことができた。今は父母共にいない。一人で悶々とする日々。

 

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2019/04/18

苗字・名前の順がいい

 河野太郎外相が、昨日、外国語表記では、TARO KONO ではなく、KONO TARO と署名するのが持論だし、そうすべきと、記者らの前で表明したとか。この点については、賛成。我輩の持論でもある。名前(の表記)で、妙に卑屈になる慣習は、いつから作られてきたのか。この不自然さに慣らされてしまっていることに驚くべきだと思う。

 「氏名の英語の語順 変更も検討へ|NHK 首都圏のニュース」:

日本人の氏名の英語表記について、河野外務大臣は、欧米にならって名前から先に表記している現状を改めて、日本語のとおり、名字、名前の順にできないか、政府内で検討したいという考えを示しました。

 

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2019/04/11

アストゥリアスに跳ね返される

248486 ← M.A.アストゥリアス 著『グアテマラ伝説集』(牛島 信明 訳  岩波文庫)「《魔術的リアリズム》の代表作」。「古代マヤ,植民地時代の信仰と伝説が力強く痙攣する蠱惑的な夢の精髄」だとか。

 連休だった。庭仕事の絶好の機会のはずだったが、昨日は終日の雨で、断念。お蔭で読書がはかどった。
 では、今日はというと、久しぶりに庭仕事のための資材をホームセンターへ買い込みに行った。
 大半が、固まる土や砂利。あとは防草シートや、樹木や草花の名札など。
 雑草毟りに時間があまりに取られているので、ほんの一部でも雑草の生えない区画にしたい。

 

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2019/04/03

春の雪が桜に

9784480094575 ← 中西 進 著『万葉の秀歌』(ちくま学芸文庫)


 万葉集は、全部を通して詠むのは大変。つい、詠み飛ばすことも。横着して、こっちにするかな。あー、でも、富山(高岡)だと、小学生でもイベントに参加して朗唱する。恥ずかしくないのか、お前! はい、恥ずかしいです。


 そのイベントとは、「高岡万葉まつり



 万葉集の中で好きな歌は数々あるけと、例えば「天の海雲の波立ち月の舟星の林に漕ぎ隠る見ゆ」(柿本人麻呂)や、「石走る垂水の上のさ蕨の萌え出づる春になりにけるかも」(志貴皇子)など。


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2019/02/03

『タタール人の砂漠』…タタール人とは?

248369

← ブッツァーティ 著『タタール人の砂漠』(脇 功 訳  岩波文庫) 「辺境の砦でいつ来襲するともわからない敵を待ちながら,緊張と不安の中で青春を浪費する将校ジョヴァンニ・ドローゴ―」。

 今日(土曜日)も、庭仕事。足腰の鍛錬と言い聞かせて。

 ブッツァーティ 作の『タタール人の砂漠』を三日前、読了した。
 本書についての簡単な感想は既に書いている:「『タタール人の砂漠』から『死者の奢り・飼育』へ

 ここでは違う観点から(大概の感想文では、さほど大切ではないからか、触れられていないので)。

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2018/12/27

『悪魔祓い』から『大洪水』へ

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← ル・クレジオ【著】『悪魔祓い』(高山 鉄男【訳】 岩波文庫) 「無文字社会に生きながらも、あらゆる書字言語(エクリチュール)に先行する叡智を保持し、近代人の病である所有という概念に抵抗するインディオ社会の宇宙観。西欧文明と先住アメリカ社会のヴィジョンの対立をストレートに描く、現代文明批判の書」

 年末は天気が荒れるということで、買い出しに行ってきた。ついでに、年越しそばも買ってきた。が、もう、食べてしまった。我慢できんかった。これじゃ、明後日くらいには、買い出し、もう一回、いかんといけんな。ソバ、久しぶりに食べたら、美味かった。

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2018/12/23

カフカと量子論と

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← フランツ・カフカ/著『カフカ全集 6 城』(前田敬作/訳 新潮社)

 今日は冬晴れ。気温もツーリングに絶好。けれど、昨夜少々残業して、帰宅したのが丑三つ時。
 なれない残業で、日中はぐったりして、自転車で買い物に行くのがやっとだった。
 せっかくの上天気だったのに、勿体ない。
 例によって(?)、庭の落ち葉拾い。松葉がすごい。まだまだ落ちそうだ。栄養が足りないのだろうか。

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