2017/07/24

倉橋由美子著の『偏愛文学館』の世界へ

 今日はほぼ終日の雨。さすがに外仕事はサボった。
 お蔭で読書も進んだ。

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← 倉橋 由美子著『偏愛文学館』(講談社文庫) 昨日(金曜日)読み始めて、仕事の暇の徒然に、大半を読んだ。敢えて20頁ほどを残し、帰宅してから読了した。

 吾輩は、自分が大学生になって間もないころに出た『パルタイ』、『スミヤキストQの冒険』以来の倉橋ファン。
 いや、ファンと呼べるほどフォローしてきたわけではないが、他に、『ヴァージニア』『夢の浮橋』『大人のための残酷童話』などと、日本の作家にしては関心を抱いてきたほう。
 ただ、今回初めて知ったのは、同氏が翻訳を結構行ってきたという事実。情けない話だ。これじゃ、ファンとは呼べない。

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2017/07/17

鬼の霍乱でしょうか

 鬼の霍乱というのか、風邪。仕事、休んで静養です。折からの雨。無理して出かけなくてよかった。tりあえず食欲はある。本を読むのも支障がなさそう。

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← イサベル・アジェンデ 著『パウラ 水泡(みなわ)なすもろき命』(菅啓次郎 訳 国書刊行会)

 夏風邪は治りにくいとか。症状としては、鼻水とセキ。熱はないみたい。
 雨も降ってきたし、今日は外仕事はサボります。

 イサベル・アジェンデ 著の『パウラ 水泡(みなわ)なすもろき命』を読み始めた。

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2017/06/22

『精霊たちの家』に感激 (下)

 イサベル・アジェンデ著『精霊たちの家』を読んだ手ごたえの余韻を味わっている。

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← 西来路 文朗,/清水 健一著『素数はめぐる 循環小数で語る数論の世界』 (ブルーバックス)

 感想を書けるほど読み切れてはいないが、他でも書いたように、長編を読了した充実感をたっぷり味わうことができた。マルケスの「百年の孤独」に劣らない傑作だ。彼女のほかの作品を読みたいと思った。筆力や語りのうまさは、たまたま傑作が生まれたのではのではなく、生まれるべくして生まれたと思わせられたからね。

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2017/06/21

『精霊たちの家』に感激 (上)

 早暁、トイレへ行こうとしたら、何やら音が。もしかして雨? 窓外を覗いたら、しっかり雨。待望の雨。吾輩より、庭木などのほうが喜んでいるはず。今日は野菜への水遣りも不要。外仕事もお休み。

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← 今日の収穫。雨が上がったので、畑を見に行ったら、キュウリなどが生っていたよ。夕方、早速、どちらも浅漬けにした。明後日には口にできるよ。楽しみ!

 毎年、悔しい思いをさせられる木がある。5月から6月にかけて(毎年)開花するのに、花の撮影に一度も成功したことがない。花の大きさも20センチほど。それは、泰山木。枝葉が生い茂っていて、しかもなぜか高いところに咲くので、葉っぱの隙間から垣間見るしかないのだ。いつか、撮るぞー!

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2017/04/15

草むしり作業などの合間に読書

 本日は晴天なり。外出日和。でも、生憎、吾輩は庭仕事。病院通いに草むしり。合間に読書。充実している?
 
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← 釜谷武志著『陶淵明』(ビギナーズ・クラシックス 中国の古典  イラスト/デザイン 谷口広樹 角川文庫) 「帰りなん、いざ…。そう言って田園に帰った詩人が残した魂の叫び!」だとか。

 釜谷武志著の『陶淵明』を読み始めた。
 折々だが、こうした中国の古典を読む。漢詩が好き。読み下し文がないと読めるわけじゃない。その意味で、読み下し文を呈してくれる学者に感謝しないといけない。漢詩に魅力を感じたのは、高校時代、漢文の授業で。決定打は、中島敦の山月記かもしれない。

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2017/02/21

ジョージ・エリオット『ダニエル・デロンダ』読了

 今日、プール通い再開3回目。初日の倍を泳いだ。といっても、25メートルを6往復。まだまだアイドリングです。泳いだ後の抹茶カフェが美味しい。

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← ジョージエリオット 作『ダニエル・デロンダ〈3〉』(淀川 郁子訳 松籟社)

 未だに日本は単一民族国家だという幻想に囚われている人が多い。夢見るのは勝手だけど、アジアの中で極東の島国だって位置を忘れちゃいけない。北方系、南方系、大陸や半島系など(さらにはインドや中東など)の寄せ集め国家だという厳然たる事実は遺伝子研究からも動かないのだ。:
記者会見「日本列島3人類集団の遺伝的近縁性」 東京大学
崎谷 満著『DNAでたどる日本人10万年の旅』!
「日本人になった祖先たち」の周辺

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2017/02/11

『ダニエル・デロンダ』いよいよ佳境へ

 今年は酉年。なので、大好きな鳥の唐揚げや焼き鳥などは食べないできた。けど、昨日(水曜日)、とうとう食べちったい! コンビニのカウンターで、つい手が出てしまった。

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← ジョージ・エリオット (著)『ダニエル・デロンダ〈2〉』(淀川 郁子 (翻訳)  松籟社)

 今夜から明日にかけて、北陸も降雪の予想が出ている。今回の寒波は、西日本がメインだが、東北や北陸も影響は避けがたいよう。
 またまた雪との戦いが始まるわけだ。これが最後の戦いならいいのだが。

 さて、本日、ジョージ・エリオット著の『ダニエル・デロンダ〈2〉』を読了した。

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2017/01/31

エリオットワールドに微生物ワールド

 我が家は築60年以上の農家風な建物。広い座敷や仏間、応接間(いずれも畳部屋)が襖を取ると、広い空間になるように設計されている。昔は、家で葬儀などの法事を行ったのだろう。ただ、その分、柱が少ない。瓦屋根の重みで家が撓みつつある。襖が開かない(開けたら締まらない)。建替えは当面無理。

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← ジョージ・エリオット 著『ダニエル・デロンダ1』 (淀川郁子 訳  松籟社) 日曜日の夕方、読了。

 開け閉めにそんなに苦労するなら、襖や障子戸を外すという手もある。
 ただ、戸を外すのはいいけど、戸がある意味、柱代わりの機能を多少なりとも担っていたこともあるので、一旦、戸を外したなら、猶更、撓みの症状の悪化が促進されそう。何とか早く、柱をはめ込まないとって、内心、焦っています。

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2017/01/27

「蒲原」ならぬ茅屋の窓から世界を想う

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→ 与謝蕪村の有名な《夜色楼台図》をチラッと連想したっけ。夕景と朝の景色との違いはあるけど、雪が深く積もると、昼間でも人の通りが少ないし、逆に夜でも雪明りが世界をぼんやり明るくさせてくれるので、時間の感覚が曖昧になる…だから夜とか昼とかも意味がなくなってしまうような。 そうそう、広重の「蒲原」の絵も好きなのです。

 今日(木曜日)は朝から快晴。青空、久しぶりに見るような。雪もいいけど、やはり、青空には敵わないね。
 消雪装置のある道路などは雪はかなり消えているけど、田畑の雪は残っている。
 真っ青な空の下、広がる雪野原。これが吾輩の原風景なのかな:「真冬の明け初めの小さな旅
 今は、かなりマンションやビルもできて、風景は一変してきたけどね。

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2016/11/28

『十五少年漂流記』から『蠅の王』へ

 ウィリアム・ゴールディング 作の『蠅の王』は、かねてより、名作の誉れ高く、名前だけはしばしば耳(目)にしてきたが、長く放置してきた。

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← ウィリアム・ゴールディング 著『蠅の王』 (新潮文庫) 「大人のいない少年だけの島。そこは楽園か、それとも地獄か。無垢な精神に潜む、残虐性の本質を描くイギリス文学の問題作」だとか。

 正直、まず題名でずっと敬遠してきたのは事実。ネタバレになるから書かないが、なるほど、そうだったのかという驚き。内容は、少なくとも導入部や全体の構造は、原因不明の事故によって15人の少年を乗せた船が見知らぬ土地に流れ着いてしまう、といったジュール・ヴェルヌ作の有名な『十五少年漂流記』を思わせる。読んだ人も多いだろうが、大概は子供向けにアレンジされた内容で記憶しているのではなかろうか。

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