2021/01/16

スタインベック『チャーリーとの旅』にアメリカの病根を知る

Popuka_20210116202401  ← ジョン・スタインベック著『チャーリーとの旅』(竹内 真訳 ポプラ社 2007年3月)「58歳の転機。人気作家スタインベックが愛犬チャーリーと旅に出た。アメリカ一周・16000キロ! まるで人生そのもののような旅が始まる!」

 ジョン・スタインベック著の『チャーリーとの旅』を本夕読了した。本書については、昨日、以下のように書いた:
 原書は1962年刊の本。スタインベックは1968に死去。58歳になって目的地のない旅を決断。本書を読んで感じるのは、フレンドリーでオープンな性格。旅先のあちこちで見ず知らずの人と出会い、コーヒーで語らい酒を酌み交わす。決して人間嫌いがゆえに当てのない長旅に出たのではない。あくまで天性の放浪癖。アメリカという移民国家は、大半の国民は、親か祖父母の世代はヨーロッパなどからの移民。ルーツはアメリカにはない。根付いていない。

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2020/12/06

漱石「思い出す事など」にしみじみと

Guide ← メラニー・ミッチェル著『ガイドツアー複雑系の世界―サンタフェ研究所講義ノートから』(高橋 洋【訳】 紀伊國屋書店)「ヒトの脳に存在する何兆ものニューロンという「物質」は、いかに「意識」のような複雑な現象を生みだすのか?免疫系、インターネット、国際経済、ヒトのゲノム―これらが自己組織化する構造を導いているものは何か?一匹では単純に振る舞うアリが、グループを形成すると、ある目的のために統率された集団行動がとれるのはなぜか?」

 庭木の伐採作業をやるたびに思う。枝葉は毎年 嫌ってほど出る。葉っぱや雑草はともかく、枝は燃やしたい……そう、焚き火はダメだが、薪ストーブで。晩秋から初冬は、今年こそ煖炉を……。納屋に枝を一杯 貯めておいて、多少は薪を買っておいて、薪ストーブのある生活。あくまでただの夢か、正夢となるか。

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2020/11/17

「デカメロン」昔 読んだことがありました

Deka_20201117201501 ← ボッカッチョ 著『デカメロン 下』(平川祐弘 訳 河出文庫)「「百の物語には天然自然の生命力がみなぎっていて、読者の五感を楽しませるが、心の琴線にもふれる。一つとして退屈な話はない」(解説より)。物語文学の最高傑作の全訳決定版、完結編」

 昨夕、車中のラジオにて、久しぶりに美空ひばりさんの曲を纏めて聴けた。アルバム「愛 燦々」から10曲……全曲? 仕事の合間なのでボリュームを絞って。でも迫力がある。歌詞がはっきり聴こえる。歌手の良し悪しや上手い下手は分からない。ただ聞き入るだけ。
 美空ひばり 村田英雄 三橋美智也 強烈な個性と実力を持った歌手たちがいた。生前は その個性が鬱陶しい気がして敬遠してた。亡くなる直前くらいから聴くようになった。圧倒的な存在感。

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2020/10/11

街灯はオレンジ色の光を

Deka_20201011204201 ← ボッカッチョ 著『デカメロン 上』(平川 祐弘 訳 河出文庫)「ペストが蔓延する十四世紀フィレンツェ。郊外に逃れた男女十人が面白おかしい話で迫りくる死の影を追い払おうと、十日のあいだ語りあう百の物語」

 風呂場。(水道管の不具合で)入浴はできない。シャワーはなんとか。せめて、明るくと、過日、風呂場の灯りをLED電球に変えた。但し、白々しい白じゃなく、電球色の暖かみのあるLED電球。昔の白熱灯風。昔風でもある。
  思うに街灯もLEDライトはいいのだが、オレンジ色のライトがいいのでは? 特にこれから冬に向かっていくだけに、寒々しい白光より、温かみのある橙色の街灯が望ましいと思う。

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2020/09/21

秋への入り口に立つ

Kojiki ← 三浦佑之著『古事記の神々 付古事記神名辞典』(角川ソフィア文庫)「神々はどこからきて、どこへ行ったのか。最古の歴史書に隠された謎に迫る。なぜ出雲神話は詳細に書かれたのか? なぜヤマトタケルは悲劇の英雄なのか? 古事記には「滅びゆく者を見守る」思いがある。そこに記された敗者たちの記録とは。」

 例の漬けてから十数年かそれ以上の梅干し。昨夜半、カップ麺(ソバ)の付け合わせに食べた……煮詰まっているというか、塩っ辛い! しょっぱい! 酸っぱいより塩味ばかり。塩漬けしたみたい。心配なので、念のためふた粒だけ。食べてから八時間ほど経過して生存してる。(告白:ふた粒は無理だった。小さな欠片をかじっただけ。それでも、悲鳴。やはり、せめてご飯と一緒に!)

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2020/09/17

「二百十日」のシュールな味わい

Umebosi ← 東京在住当時、郷里から送ってきた梅干し。最初は食べていたが、段々外食も増えたし、自宅ではインスタントラーメンばかりで、ご飯を炊くこともなくなった。溜まる一方の梅干し。捨てるのも抵抗があった。帰郷の引っ越し荷物に潜ませて。甘いものも塩辛いものもダメな我輩。さて、どうしたものか。

 夕暮れと共にしとどの雨。明日は終日の雨とか。自宅で過ごせるなら、読書しつつ、庭や畑が潤う光景を眺め入るのは、心癒やされるかもしれないが、明日は仕事だ。憂鬱。

 昨日 庭仕事していて気付いた。ミカンの木に、実が一個だけ。昨年は何年ぶりかの豊作だった。淋しい秋になりそう。キウイがまるで生らず。栗も絶望的。今年は、柿とネーブルだけか?

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2020/09/16

塀の家 生垣の家

246593 ← シューマン 著『音楽と音楽家』(吉田 秀和 訳 岩波文庫)「シューマンは「春の交響曲」や「子供の情景」などの曲で親しまれるドイツ初期ローマン派の作曲家であるが,またすぐれた音楽評論家でもあった.本書はその論文の大半を収めたもので,ショパン,ベルリオーズ,シューベルト,ベートーヴェン,ブラームスなど多数の音楽家を論じ,ドイツ音楽の伝統を理解する上に貴重な読物である」。 

  明日は休み。気温も低い。庭仕事ばっちり。庭の整備のつもりが、用水路が悲惨な状態になっていることに気付いた。しばらく目を離している間に、雑草が生い茂っていた。ちょっと油断すると、手がつけられなくなる。用水に蔓延る雑草なので、堆肥に使うわけにいかない。折しも隣家から排水が。こうした汚染された雑草は、どうしたものか。棄てるしかない?

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2020/09/09

夏休みの課題は過大でした

Soseki2_20200909200801 ← 『夏目漱石全集〈2〉』 (角川書店 1973年 但し吾輩は古書市で購入した)

 昨夜(八日の夜)の夕食は久しぶりに即席麺。暑すぎて買い物へも行けず、食べるものがなくなった。台所はエアコンもなく、たださえ熱気が籠ってる。鍋で湯を湧かす。この光景は2ヶ月ぶりか。6月末以来かな。素のラーメンじゃ淋しいので、ワンタンたっぷり。ワカメに冷凍庫からチャーシューも。何だか食い足りなくて、残り物の御菓子と牛乳でデザート。今日は猛暑からは解放されそう。

 『夏目漱石全集〈2〉』 (角川書店)を本夕、読了。
 午前中に本巻の「吾輩は猫……」本文を読了。早朝に庭仕事するつもりだったが、ついあと少しと読んでいるうちに昼前に。幸い、今日は猛暑じゃない。敢えて真っ昼間に作業開始。さすがに陽射しはきついが、途中に眩暈することもなく、遣りきることが出来た。

 そういえば、解説もそろそろ読み終えそうな夕方、雨。ザーと。天気予報通り。庭木や畑や、雑草たちには恵みの雨。渇いた心にとっても。慌てて洗濯物を取り込んだ。

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2020/08/24

漱石と猫と鼻

Soseki2 ← 『夏目漱石全集〈2〉』 (角川書店 1973年) 「吾輩は猫である」を収録。

夏目漱石全集〈2〉』 (角川書店 1973年)を読んでいる。1995年頃、古本市で買った全集本の一冊。この度読むのは2冊目。本巻は、「吾輩は猫である」を収録している。面白い。実に面白い。今回で3回目だが、これまでになく楽しんでいる。多分、自分に厳しい、妥協を許さない性分の漱石。それがここまで書けるのは、自己分析の能力が高いのと、江戸文化である諧謔というか滑稽のセンス。それを自分の周りにも、そして特に自分に適用できるからだろう。徒名のセンスは人を見る目のセンス。読む人を楽しませるセンスも含め、漱石の傑出した才能が横溢しているよ。

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2020/08/11

漱石と自転車との不幸な出合い

Yuri_20200811203901 ← あ~ち~ち~あ~ち~ち~♪ 自転車でちょっと買い物に行っただけなのに、 あ~ち~ち~あ~ち~ち~♪ 庭先ではユリたちが風に踊りつつ送迎。今年はユリの当たり年? (高砂ユリとの指摘を頂いて:)そうそう、やたらと伸びる茎が目障りだとばかりに、草むしりの勢いでつい折ったものも。そんな我輩の蛮行にもめげず 高砂や~♪と今日の晴れ姿。感無量です。

 銭湯へ行こうと立って外を窺うと、雨。ダメだ。風呂は諦めましょうね。

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