2025/06/23

海の中は賑やかな会話にあふれている

 ← アモリナ・キングドン著『魚の耳で海を聴く 海洋生物音響学の世界――歌うアンコウから、シャチの方言、海中騒音まで』(小坂恵理訳 築地書館) 「クジラやイルカが音でコミュニケーションを取っているのは、よく知られているが、音でコミュニケーションを取る水中生物は多く、海の中は賑やかな会話にあふれている。」

 アモリナ・キングドン著『魚の耳で海を聴く 海洋生物音響学の世界――歌うアンコウから、シャチの方言、海中騒音まで』(小坂恵理訳 築地書館)を23日丑三つ時過ぎに読了。海は沈黙の世界なんかじゃなかった!

 訳者によると:

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2025/04/04

八雲と漱石の夢十夜と

 ← 畑のキウイフルーツが芽吹いていた。 (04/03 18:02)

 買い物帰り、庭を観て回った…だけのつもりだったが。つい大きな剪定(太枝用)ハサミを持ち出し、せっせと枝葉落とし。納屋には枝葉が山盛りなので、切った枝葉は庭木の足元に山積みに。気が付いたら外出着のまま一時間半余り作業。ジャケットの下は汗だく。ああ、読書が遠い。寝落ちしそうだし。 (04/03 18:02)  やっぱり寝落ちしてしまった。 (04/04 04:00)

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2025/03/19

木乃伊は見知らぬ世界を彷徨う

 ← 来客(営業)があるので、玄関前や座敷などを軽く掃除。今年二度目かな。庭先の梅、ほころびだしてる。あいにく、桜の木はない。 (03/17 13:36)

  大切にしてきたネクタイピンを紛失した。父の遺品だった。財布もずっと父の遺品を使ってきた。摩り切れ穴が空くまで。だから、財布(小銭入れ)に関しては悔いはない。が、ネクタイピンはかなり高級品っぽい。父は身の回りの品は(ブランド品ではないが)高めを揃えてた。 (03/17 21:58)

 ネクタイピン…ひょんなところで発見。びっくり。…シートベルトを外した際に、シートベルト(シーベルトじゃないよ!)にピンが引っかかって外れたのだ。 (03/18 04:15)

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2025/01/24

シェイクスピアからナボコフへ

 ← 『シェイクスピア全集21 アントニーとクレオパトラ』 (松岡和子訳 ちくま文庫 ) 「ローマの武将アントニーはエジプト女王クレオパトラとの恋に溺れ、ローマと敵対。帝国の命運をかけた恋は劇的な結末を迎える。 【解説: 由井哲哉 】」

シェイクスピア全集21 アントニーとクレオパトラ』 (松岡和子訳 ちくま文庫 )を読了。昨日23日は休日。雨も降ってなかったし、庭仕事日和だったが、サボってしまった。お蔭で(寝落ちの回数も少なめだったし)、本書をまる一昼夜で一気読み。

「アントニーとクレオパトラ」は、恐らく松岡和子訳が初めて。

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2024/12/17

黒blackと炎flameはみな同じ語源を持つ

 ← 昨日からYouTubeでそのリコーダー演奏を楽しんでるルーシィ・ホルシュ(Lucie Horsch)。彼女(の演奏)は、この連休の発見だった。 (12/17 02:29)

 昨日は、早朝にハン・ガン 著『すべての、白いものたちの』(斎藤真理子 訳  河出文庫)を読了させ、午後、病院(通院)とスーパーでの買い物を済ませた。あとは、夜になって薪ならぬ柴ストーブを焚火かわりに活躍させて、井上亮 著『比翼の象徴 明仁・美智子伝 中巻 大衆の天皇制』 (岩波書店)と森銑三/柴田宵曲 著の『書物』(岩波文庫)とを交互に読んで過ごした。昨日の日記に書いたように、Lucie Horschのリコーダー演奏をYouTubeでBGM風に流しながら。外は氷雨。 (12/17 13:04)

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2024/12/16

黒blackと炎flameは同じ語源を持つ

 ← ウィリアム・ブライアント・ローガン著『樹木の恵みと人間の歴史―石器時代の木道からトトロの森まで』(屋代通子訳 築地書館) 「米国を代表する育樹家が、世界各地を旅し、1万年にわたって人の暮らしと文化を支えてきた樹木と人間の伝承を掘り起こし、現代によみがえらせる。」

 連休ということもあって、 読み止しの井上亮 著『比翼の象徴 明仁・美智子伝 中巻 大衆の天皇制』 (岩波書店)を日に20頁から30頁ほどずつ、さらに    森銑三 著/柴田宵曲 著『書物』(岩波文庫)を牛歩で読むとともに、せっかくなのでハン・ガン著『すべての、白いものたちの』 (河出文庫 )を読み出した。素晴らしい読書体験。下記しているようにYouTube三昧しつつ、読書を楽しんでいた。 (12/16 13:05)

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2024/07/23

吾輩は庭仕事で咆哮してる

 ← 林芙美子/著『放浪記』(新潮文庫) 「貧困にあえぎながらも、向上心を失わず強く生きる一人の女性――日記風に書きとめた雑記帳をもとに構成した、著者の若き日の自伝。」

 林芙美子/著『放浪記』(新潮文庫)を22日(月)読了。550頁の大作だが数日で読めた。読みながら何度も貧困に喘ぐ日々に辛気臭いと感じつつも、最後まで退屈させずに読ませてくれた。

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2024/02/20

徒労なる情熱それとも執念

 ← フォークナー【著】『野生の棕櫚』(加島 祥造【訳】中公文庫)「悲しみ(grief)と虚無(nothing)しかないのだとしたら、ぼくは悲しみのほうを取ろう。」

 自宅では、下記するリチャード・パワーズ著の『黄金虫変奏曲』(みすず書房)と、読み始めて一週間になるカール・エリック・フィッシャー著の『依存症と人類――われわれはアルコール・薬物と共存できるのか』(みすず書房)とを交互に。特に前者は今月中の読了は初めから諦めている。確定申告もあるし、他に深刻な課題もある…。 

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2023/11/29

指紋認証は止めた!

 ← 蔦(?)も紅葉。 (11/28 17:13) (『蔦燃』なんて小説を思い出したという頂いたコメントに)鳥清恋愛文学賞ってだけでビビビと来ます。愛欲の情は灰までだろうと、吾輩ですら思います。 (11/28 18:17)

 夜半に、昼行燈(番外2「音という奇跡」)アップ。旧稿を温めてみた。 (11/29 02:30)

 富山市…ドドーンと雷鳴数発。地響きからして落ちたかも。 (11/28 21:27)

 マリオ・バルガス=リョサ作『フリアとシナリオライター』 (河出文庫)を昨夜半から。 ガルシア=マルケスと云えば、次に続くのはバルガス=リョサに決まってる…かどうか分からないけど、兎に角リョサに移ります。 (11/28 23:39)

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2023/11/19

あまりの寒さに我慢がならず

 ← 台所の屋根から煙突がニョキッと。築70年の家の屋根には負荷の掛かる工事だった。家…あと10年持てばいい…我輩も。 (11/16 17:42) (頂いたコメントに)冬を庭の柴だけで越そうなんて考えてないです。柴を束ねてもえる燃えるゴミに出すより、燃料にする。柴がなくなったら、また柴が溜まるまで薪ストーブは休止です。ホントは師走になってから本格的にと思っていたんですが…。 (11/16 22:38)

 自宅では、日本植物病理学会編著『植物たちの戦争 病原体との5億年サバイバルレース』 (ブルーバックス)と川崎 長太郎作の『抹香町・路傍』 (講談社文芸文庫)を交互に読んでる。後者は初読みの作家。いい意味で(?)しょぼくれている。

 仕事の車中では、神坂 次郎著の『サムライたちの自由時間』 (中公文庫)を。父の蔵書か吾輩の本か不明。読んでて、同氏は南方熊楠に傾倒していたことを知って、つい先日まで中沢新一の『森のバロック』という熊楠論の本を読んでいたこととの附合に驚く。

 

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