2022/05/31

毎日仕事に追われている

 

 ←     石村博子 著『ピリカ チカッポ(美しい鳥) 知里幸恵と『アイヌ神謡集』』(岩波書店) 「新資料をもとに描く「生の限りを書かねばならぬ」との誓いに殉じた知里幸恵の生涯」

  27日(金)、 石村博子 著『ピリカ チカッポ(美しい鳥) 知里幸恵と『アイヌ神謡集』』を読了した。書店で発掘した本。いつもなら素通りするコーナー。二か月前に目当ての本を探したが見つからず、がっかりした場所。念のためと、諦めの悪い小生、もう一度探したが見つからない。

 その場を立ち去れず、その周辺を物色していて、気になる題名のこの本が目に飛び込んできた。

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2022/05/03

カルヴィーノ作『パロマー』の不思議な世界

 ← カルヴィーノ【作】『パロマー』(和田 忠彦【訳】/解説 岩波文庫)「中年男性,職業不詳,妻と娘1人,パリとローマにアパートを所有.それがパロマー氏だ.世界を観察することに徹しようとする彼だが….(中略)27の短篇が響き合う,不連続な連作小説」

 カルヴィーノ作の『パロマー』を火曜日夕方読了。仕事の合間に読んできたが、残り40頁ほどとなったので、自宅で読んだ。不思議な味わいの短編集。カルヴィーノが生前みずからの手で完成した最後の作品集。

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2022/03/19

梅は花の盛りだが

Hagaki ← 『中島敦の絵はがきー南洋から愛息へ』(編:山下真史 発行:中島敦の会 神奈川県立近代文学館


中島敦の絵はがきー南洋から愛息へ』を一昨日(金曜日)読了した。仕事の合間の楽しみで読んだ…というか葉書を眺めた。昭和一六年七月から翌年一月にかけて、中島敦は、赴任先の南洋から、家族や友人たちに宛てて、数多くのはがきや手紙を送って」いた。「現在、一五五通が残っていて、県立神奈川近代文学館に所蔵されて」いる。「本書には、そのうち息子桓(たけし)と格(のぼる)に送った書簡・はがき八一通をカラーで収録」した(はがきは原寸大)。

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2022/03/18

万葉集の中の無常観

Mange_20220317191901 ←  折口信夫 著『口訳万葉集 (下)』(解説=夏石番矢 岩波現代文庫)「折口信夫は,29歳の若さで,日本の大古典に挑んだ.『万葉集』全歌の口述筆記による現代語訳を敢行した.本書を以て大古典『万葉集』は,広く国民に愛読される契機となった.下巻には,巻第十三から巻第二十までを収める」

 

  折口信夫による『口訳万葉集 (下)』を昨日、全巻読了した。感想の類は随時、読書メーターで呟いてきた。感想に盛り切れなかった雑文を本稿にて綴る。

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2022/02/10

「みだれ髪」の歌詞は万葉集の歌を踏まえて

Hikari ← 桜木紫乃/著『光まで5分』(光文社文庫) 「北海道の東の街から流れ流れて沖縄にやってきたツキヨは、那覇の路地裏にある「竜宮城」という店で体を売っていた。(中略)直木賞作家が沖縄を舞台に描く挑戦作!」

 午後、軽く庭仕事。庭木の惨状を見て回ったり、カーポートの隙間からの雪解け水の垂れ零れをどうやって防ぐか思案に暮れたり。カーポートの屋根の状態を観るため、久々に脚立に登った。ギックリ腰をやった時は、こうしてまた庭を見て回れるとは夢にも思わなかった。が、同時に、この先は今までのようにはいかないという感懐も深く抱いた。(02/11 19:30)

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2021/12/24

「知覚の扉」とメスカリン

Tikaku ← オルダス・ハクスリー【著】『知覚の扉』(河村 錠一郎【訳】平凡社ライブラリー)「幻覚剤メスカリンが、かつての幻視者、芸術家たちの経験を蘇らせる。知覚の可能性の探究を通してハクスリーが芸術を、文明の未来を語り、以後のさまざまなニューエイジ運動の火つけ役ともなった名エッセイ」

 日本でも猛威を振るいそうなオミクロン株。耳に痛いほど聞き始めている。案の定、オミクロンに絡む駄洒落が幾つか。さすがに今は駄洒落を飛ばすのはやばい。第6波が終息したら飛ばすかも(忘れてなかったら)。(12/23 22:37)

 仕事も先月から主に週末だが、久々に忙しい。しかも、庭仕事は昨日のドブ浚いもだが、家事全般が我輩に手を抜かせない。仕事の合間の読書も難しく、自宅でも本を片手に寝落ちが続く。繁忙なのは今だけだろう。今を乗り切りたい。

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2021/12/14

雪囲い作業…

Kumo_20211214215901 ← 中田兼介(著)『クモのイト』(ミシマ社)「蜘蛛はその名の通り知的な生物。風を読める。チャンスを待てる。美的センス抜群(網を見よ)。スタイリッシュ(身のこなしと紋様)。巣の中央でじっとしている姿は哲学的でさえある。こんなふうに私もなりたい。――福岡伸一氏」

 最近、冷凍食品ばかり食べてる。スーパーで調理済み食品を買ってきても、温かいうちに食べるなんて滅多にない。冷蔵庫で冷蔵しといて、半日か翌日に食べる。だったら、冷凍食品を解凍して、レンチンで食べるのと何処が違う? それに冷凍食品ワンパックは、丁度御一人様分の量だ。貧しい食生活。親には見せられない……もう居ないけどね。(2021/12/13 01:40)

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2021/09/21

中秋の名月を想いつつ白楽天など

Mind_20210921202401 ← ベンジャミン・リベット 著『マインド・タイム 脳と意識の時間』(下條 信輔 訳 , 安納 令奈 訳 岩波現代文庫)「脳と心や意識の関係を考える上で知らねばならない、実験結果に裏づけられた驚愕の知見を提示する」

 今日は休み、無風快晴。ツーリング日和。バイク不調で嘗て訪れた風光明媚な地を想いつつ、庭仕事。庭木の剪定を一時間半。夕暮れが早い。今夜は中秋の名月かな。

 作業後、シャワーを浴び、昨日同様、風呂場で手のひらを使って垢擦りをした。わざわざ垢すりを使わなくてもなかなか気持ちよくなる。

 ウェイリー版源氏物語の第二巻を買いに書店へ行こうかと思った。が、今朝読み始めた中西進 著『源氏物語と白楽天』がかなり浩瀚で且つ中身の濃い書で読み終えるのに時間がかかりそうなので、少し間を置くことにした。

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2021/06/03

ヴァージニア・ウルフ 作『オーランド―』の周辺

Orland ← ヴァージニア・ウルフ (著)『オーランドー』(杉山 洋子 (翻訳) 国書刊行会)「両性具有の詩人オーランドーの伝記の体裁を取りながらV・ウルフが仕掛けた、無数の隠し絵を読み解く楽しみ。ウルフ文学の中で異彩を放つ、遊び気分にあふれた、麗人の冒険を描くファンタジック・ロマンス」

 昨日午前、水道メーター周辺の水漏れが工事された。吾輩は、徹夜仕事からの未明の帰還ですっかり寝ていて工事には気付かなかった。午後4時過ぎ、庭仕事を始める際に、現場を見て回った。乾いていた。漏れが改善されたと理解する。現場を掘り返した土が我が家の土地(庭)に積み上げられていた。

 

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2021/01/16

スタインベック『チャーリーとの旅』にアメリカの病根を知る

Popuka_20210116202401  ← ジョン・スタインベック著『チャーリーとの旅』(竹内 真訳 ポプラ社 2007年3月)「58歳の転機。人気作家スタインベックが愛犬チャーリーと旅に出た。アメリカ一周・16000キロ! まるで人生そのもののような旅が始まる!」

 ジョン・スタインベック著の『チャーリーとの旅』を本夕読了した。本書については、昨日、以下のように書いた:
 原書は1962年刊の本。スタインベックは1968に死去。58歳になって目的地のない旅を決断。本書を読んで感じるのは、フレンドリーでオープンな性格。旅先のあちこちで見ず知らずの人と出会い、コーヒーで語らい酒を酌み交わす。決して人間嫌いがゆえに当てのない長旅に出たのではない。あくまで天性の放浪癖。アメリカという移民国家は、大半の国民は、親か祖父母の世代はヨーロッパなどからの移民。ルーツはアメリカにはない。根付いていない。

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