2020/04/13

疫病のもたらすもの

Kaede ← 小雨の中、内庭散策。カエデの新緑が瑞々しい。椿の赤紅や濃緑とのコラボ。

 トルストイの『世界文学全集 48 戦争と平和Ⅱ(1978)  』(集英社)を読み続けている。
 今日は風雨。終日、家に籠っていた。外仕事もせずに。読書に専念し、本書の残り150頁を読み終えたかった。でも、頓挫。活字が細かくて、数頁読むごとに休憩。老眼の悲しさ。初めて読んだときは肉眼だったなんて、我ながら信じられない。 

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2018/08/17

カビには根っこがない

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→ 玄関先の雨受け。庭仕事終了後、長靴を洗うための水。家のあちこちにポリバケツ設置。ポリバケツに雨水を貯め、畑の水遣りに使う。夜に至るまでの雨で、本日は外仕事せず。久しぶりに。

 お昼前、ちょっと外の様子を窺ってみた。降っていない。なんとなく不穏な雰囲気。すると、俄かに風が強まって一気に豪雨。表の道を若い人が走っていく。あまりに急激な天候の悪化。今日は、ずっと雨(と風)らしい。庭や畑に雨は嬉しい(外仕事をサボれるし)が、激しい雨は困る。この風雨で、大気も入れ替わって、秋の気配が漂うようになるのかな。それはそれで淋しい。

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2016/06/08

好奇心で中野 明 著『裸はいつから恥ずかしくなったか』を読む

 ひたすら好奇心と、多少の(?)スケベ心で買い求め、読んでしまった本。
 昨日は仕事がやたらと暇だったもので、残り160頁ほどを一気に……じゃなく、ダラダラ読んで行っても、余裕で読み終えてしまった。悲しい現実……。

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← 中野 明 著『裸はいつから恥ずかしくなったか ─「裸体」の日本近代史』 (ちくま文庫) 「幕末、訪日した外国人は混浴の公衆浴場に驚いた。日本人が裸に対して羞恥心や性的関心を持ったのはいつ頃なのか。「裸体」で読み解く日本近代史」とか。

  江戸時代に関連する本を読むと、そういった話(や絵)は折々出てくるので、気になってならないでいた。
 さすが、世の中は広いもので、小生のようなスケベ心に……じゃなく、関心に見事に応えてくれる書き手(調べる人)がいるものである。

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2016/02/01

『動くものはすべて殺せ』からインディアン悲史を想う

  ニック・タース著の『動くものはすべて殺せ アメリカ兵はベトナムで何をしたか』を読了した。副題にあるように、「アメリカ兵はベトナムで何をしたか」がテーマの本で、アメリカ軍の方針は「動くものはすべて殺せ」である。

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← 藤永 茂著『アメリカ・インディアン悲史』(朝日選書 21) 著者のブログ:「私の闇の奥」 

 戦争である以上、戦争に勝つために何でもやるのは当然のようだが、アメリカ軍には、一般の兵士もだが、上官も指揮する将軍も、あるいはアメリカ大統領も含め、アジアの民への思い入れは全くなかったことが分かる。
 というより、ベトナム人への人種的偏見が露骨なのである。

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2015/11/29

人間臭さから虚構の極みへ

 いろいろあって、数日の連休となった。組合の会合(当然のごとく、関連書類作り)、町内会の会合、そこへ不意に入ってきた親戚の訃報と葬儀、車検、タイヤ交換、灯油の買い出しなどなど。

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← ポール・オースター【著】『最後の物たちの国で』(柴田 元幸【訳】 白水Uブックス) (画像は、「紀伊國屋書店ウェブストア」より)

 会社でのトラブルがあって憂鬱な日々でもあった。不祥事は自分が引き起こしたわけではないが、責任は役員たる自分に問われてくる。会社の姿勢に落胆失望。
 でも、諦めるわけにはいかない。

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2015/03/28

せっかくなのでチュニジアのことを

 昨夜、サッカー日本代表のチュニジア代表との国際親善試合があった:「キリンチャレンジカップ:日本vs.チュニジア(会場:大分スポーツ公園総合競技場) サッカー 実況 スポーツナビ

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→ チュニジアの国旗 (画像は、「チュニジア - Wikipedia」より)

 残念ながら仕事で、ほんの一部をワンセグで観ただけ。半分はラジオで。結果的に「ハリルホジッチ監督の初陣を勝利で飾った」ということで、まずは幸先のいいスタートを切った、と思いたい。

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2014/08/15

「狂気の戦場 ペリリュー~忘れられた島の記録~」を観た

 ほぼ終日の雨だった今日、外仕事もできず、録画しておいた、「NHKスペシャル|狂気の戦場 ペリリュー~忘れられた島の記録~」(8月13日(水))を観た。

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→ 輸送船からLVTでペリリュー島の海岸に向かう海兵隊 (画像は、「ペリリューの戦い - Wikipedia」より)

 日本軍とアメリカ軍の戦争については、少しは関心を抱いてきたが、ペリリュー島というのは、全くの初耳である。
 観て、その戦闘の過酷さと不毛さに圧倒された。アメリカ海兵隊の中でも精鋭部隊だったが、彼らにとっても、尤も過酷な戦闘だったという。

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2011/03/05

『日本滞在日記』…日露交渉の夜明け前

『日本滞在日記』(レザーノフ著、大島幹雄訳、岩波文庫刊)を今日、読了した。
 これはロシアの全権大使レザーノフが日本に通商を求めてやってきた際の、交渉ドタバタ劇とも言うべき本である。

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← ニコライ・レザーノフ著『日本滞在日記 1804‐1805』(大島幹雄訳、岩波文庫刊) 「本書は長年出版が禁じられ、1994年に初めて公刊された」。

 彼、レザーノフが日本にやってきたのは、1804年 9月であり、長崎に長い航海の末到着した。彼は半年余り日本に滞在し、すったもんだの交渉の挙句、通商は拒否されるのだが、この日記は、この間の日本側の役人とレザーノフの長い、先の見えない交渉の舞台を日記の形で綴っている。

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2011/01/30

リョサ『チボの狂宴』あるいは独裁者の葛藤

 先々週末(22日)、図書館へ返却に。
 当然、CDや本を新たに借りる。
 CDもだが、できるだけ聴いたことのない曲を聴こうとする。
 本も可能な限り、新入荷本を物色、なかったら返却された本の棚を一瞥して、書庫へ向かう。

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→ アンブロージョ・ロレンツェッティ(Ambrogio Lorenzetti)作『悪政の寓意』 以下に紹介するマリオ・バルガス・リョサ 著『チボの狂宴』(八重樫 克彦/八重樫 由貴子【訳】 作品社)の表紙に使われているフレスコ画。(画像は、「アンブロージョ・ロレンツェッティ - Wikipedia」より)


 しかし、今回は、新入荷の本を並べてある平棚で足止めされた。
 そう、マリオ・バルガス・リョサ 著『チボの狂宴』(八重樫 克彦/八重樫 由貴子【訳】 作品社)が棚の上にデーンとあったからだ。

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2010/03/02

同じ本でも歳月を経たら感想は違う

 今また大部の本を読んでいる(ジュールズ・キャシュフォード【著】の『図説 月の文化史〈上・下〉―神話・伝説・イメージ』(別宮 貞徳【監訳】 片柳 佐智子【訳】 柊風舎)で、上下巻併せて850頁ほど)。

 この本に掛かりきりでは、やや鬱陶しいので、決して息抜きというわけではないが、図書館で合間に読む本として軽い本を物色していたら、エリ・ヴィーゼル著の『夜 [新版]』 (村上光彦訳 みすず書房)が新入荷本の平棚にあるのを見つけ、思わず手にとった。

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→ 今朝未明、仕事の最中、とある民家の軒先で月影を撮る。このさと一時間もしないうちに雨模様となった。だから束の間の晴れ間で、月光を浴びつつ、月影を追いつつの楽しい仕事のひと時だったのである。

 無論、決して軽い本などではない。小生が言う軽いは、手に持つ重みや大きさのことで、大部の本を寝床で手に持って読むのは大変なので、就寝の際には、手に負担の少ない本を常に備えておくことにしているのだ(職業病なのか、左腕が痛い。筋肉痛のようだ)。

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