2018/01/20

姫野カオルコ作品に呪縛される?

 「ゆきどけ」を変換する際、一瞬、迷う。「雪解け」か「雪融け」なのか。それとも、「雪溶け」なのか。同じ水が溶ける場合は、融けるんだから、「雪融け」が漢字的には正解に近い気がするが。

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← 姫野 カオルコ(著)『H(アッシュ)』 (徳間文庫)

 そもそも、雪が解けるなんて変。これじゃ、解体するような感じが漂ってくる。一節によると、今は、「雪解け」に表記が統一されているとか。うーん。大勢に従うべきか。
 吾輩としても、チーズも金属も雪も、個体が液体に変換する以上は、融けるを使いたい。漢字の図柄や堅苦しさから、雪どけだけは、雪解けなのかもしれないけど、雪どけのほうが無難なのか。結局は大勢に従うしかないのか、ちょっと得心が行かないけど。

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2018/01/11

カミユじゃなく、デフォーの「ペスト」

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← ペストによって死屍累々となった街を描いたヨーロッパの絵画 (画像は、「ペスト - Wikipedia」より)

 午前中の呟きで、この程度の雪なら可愛いもんだ……なんて書いていたけど、とんでもなかった。我が家の庭は、かたや蔵に、かたや母屋や藪のような庭木に囲まれ、吹き溜りなのだ。風にあちこちふらついた雪が、ここは居心地がよさそうだとばかり、仲間を引き連れ、どんどん積もっていく。しかも、蔵などからの落雪も加わる。今、除雪してきた。ちょっとだけのつもりだったのに、気が付くと汗ばむほど。しかも、マスクをしないで。喉が痛いぞ(← 幸い、大事には至らなかった)。

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2018/01/05

『世界は細菌にあふれ、人は細菌によって生かされる 』 !

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← エド・ヨン 著『世界は細菌にあふれ、人は細菌によって生かされる 』(安部 恵子 訳 柏書房) 「微生物たちはどのようにして人や動物に働きかけてきたのか。人が微生物を利用する以上に、微生物もまた人を利用する」!

 年末年始、読書はそこそこ。健康面は? 降雪量は少なくて、身体には助かったが、運動量は?? 年賀状は例年と違って早めに出した。三日に出してないところから来て慌てて出したのは一件だけ。食は、雑煮、年越蕎麦は(海老天なしが淋しかったが、貰い物で)食べた。昨秋からのマイブームで、自作のカレーライス食べた。自作の焼きそばも食べたし、トーストも。あとの念願は、お寿司。こればっかりは、ハードルが高い。

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2018/01/03

ロレンスの『無意識の幻想』に当惑幻惑

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← 予想外の晴れ間。バイクで遠出? そうはいかない。久しぶりの庭仕事。といってもパイプ車庫の補修。ビニールのカバーが破れていたので、新しいビニールシートを被せた。一人での作業なので、実に大変だった。応急措置だけど、2年はもってほしい。

 紅白歌合戦。視聴しなくなって十年余り。東京在住時代は、帰省した折、親と見るのが常だった。そのあと、翌朝、雄山神社へ母と年始へ。父は、大晦日は地元の神社のお世話に徹夜。父母が亡くなって、年末年始の過ごし方は変わった。誰とも挨拶をしない独りぼっちの年越し。紅白歌合戦は、遠い世界の話。まったく関心が持てない。読書と居眠り三昧の休暇だ。

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2017/12/31

イザベラ・バード著『朝鮮紀行』読了

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← イザベラ・L・バード【著】『朝鮮紀行―英国婦人の見た李朝末期』(時岡 敬子【訳】講談社学術文庫) 「イザベラ・バード著の『朝鮮紀行』を読み始めた」など参照。

 イザベラ・L・バード著の『朝鮮紀行―英国婦人の見た李朝末期』を二週間余りを費やして、本日(30日)読了した。
 実に読みごたえがあったのは、この数年前に読んだ、イザベラ・バード 著の『日本奥地紀行 』と同様、あるいはそれ以上か(拙稿「イザベラ・バード『日本奥地紀行』を読む(前編)」など参照のこと)。

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2017/12/21

坂口恭平氏の『徘徊タクシー』ってどうよ?

 坂口恭平作の『徘徊タクシー』を読了した。一気に。
 だが、夢中になって読み切ったとは、残念ながら言えない。

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→ 「chicorium intybus, 2002 from Pollinate」 (etched pollen grain - magnification 5,000x) Gelatin silver print 18 x 21cm) (画像は、「Stills Gallery - Stephanie Valentin」より。拙稿「ステファニー・バレンティン:顕微鏡下の美」参照。)

 小生は、タクシードライバーである。通算すると、19年(東京で12年と3ヶ月、帰郷して6年と10か月)。
 東京で十年以上という経歴のタクシードライバーは珍しくないだろう。まして、富山で7年足らずなど、中堅とさえ言えない。が、都会と田舎の双方でそこそこに経験したとなると、そんなにはいない(と思う)。
 東京でのタクシー稼業時代には、タクシーエッセイやドキュメントの類は、しばしば書いていた

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2017/12/16

『重力波は歌う』から宇宙を想う

 富山は今は雨。氷雨。でも、まだしばらくは雪にはならない感じ。明日は分からないけれど。
 昨日は仕事で、帰宅したのが夜中の三時過ぎ。普段は夜中の一時過ぎなので、ちょっと働き過ぎ。

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← ジャンナ・レヴィン著『重力波は歌う  アインシュタイン最後の宿題に挑んだ科学者たち』 (田沢恭子/松井信彦訳 解説/川村静児 ハヤカワ文庫 NF)

 お蔭で体のリズムが狂ってか、今日の夕方近くまで爆睡だったり、うつらうつらだったりと、ほとんど横になった状態で過ごす羽目に。やはり、慣れない頑張りはしないことだ。ツケが大きすぎる。
 それでも、夕方五時過ぎには起きれるようになった。

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2017/12/04

無風快晴 桜ヶ池公園「自遊の森」へ

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←  オリヴァ-・スト-ン / ピ-タ-・J.カズニック著『オリバ-・スト-ンが語るもうひとつのアメリカ史 <1> 二つの世界大戦と原爆投下』(大田直子/鍛原多惠子/梶山あゆみ/吉田 三知世/高橋 璃子訳 ハヤカワ文庫NF)  「オリバー・ストーンによれば、自由の擁護者というアメリカのイメージは虚像に過ぎない。アメリカはかつてのローマ帝国や大英帝国と同じく人民を抑圧搾取する「帝国」なのだ。私たちはその真実の姿を今こそ知らねばならない」という。

 オリヴァ-・スト-ン / ピ-タ-・J.カズニック著の『オリバ-・スト-ンが語るもうひとつのアメリカ史 <1> 』を読了した。

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2017/11/19

氷雨の今日は読書三昧

 今日(土曜日)は、雨。冷たい雨。明日にも雪に変わりそうな氷雨。
 さすがにバイクを駆って何処かへ、というのも辛い。風邪は治りきっていないし。
 となると、読書三昧。居眠り三昧である。

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←  シモーヌ・ヴェーユ(著)『シモーヌ・ヴェーユ回想録 : 20世紀フランス、欧州と運命をともにした女性政治家の半生』(石田 久仁子(訳), パド・ウィメンズ・オフィス) 「アウシュビッツからの奇跡の生還…。欧州はもとより世界を舞台に活躍した政治家が綴る歴史の真実、正義、人間の尊厳、女性の自由獲得のための闘いの記録」だとか。

 シモーヌ・ヴェーユ著の『シモーヌ・ヴェーユ回想録 : 20世紀フランス、欧州と運命をともにした女性政治家の半生』を読了した。

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2017/11/09

梨木香歩作の『家守綺譚』は「いえもり」でした

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← 梨木香歩/著『家守綺譚』(新潮文庫)

 梨木香歩作の『家守綺譚』を一昼夜で読了した。
 読みやすいこともあるが、淡々とした叙述で派手な劇的場面やドラマもないのに、なぜか飽きが来ない。

 読み始めた当初、小生は、「初めての作家。当然。作品も初。題名の「家守」を「やもり」と読み、我が家にヤモリが折々出没することもあって、「ヤモリ綺譚」と思い込んで手を出した。だが、「イエモリ」と読ませる! ま、手をつけた以上は、読むよ」などと書いている。
 さらに、「不思議な味わいの小品集だ。漱石の「夢十夜」を柔らかくしたような。日常的な理屈をすっ飛ばして、不思議でも、現実がそうなんだから仕方ないじゃないと、あるがままに人間界と動物界が交錯している」とも。

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