2018/04/24

越中素通りの「風土記」は物足りない

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← 『新版 平家物語(一) 全訳注』(杉本 圭三郎訳 講談社学術文庫) 「12世紀末、日本が古代から中世へと大きく転換した時代に頭角を現した平家は、たちまちに権力の座に就くものの永く維持できず、東国の源氏勢によって急速に滅ぼされる。この平家一門の栄華と滅亡を軸に、歴史過程を物語った」もの。

 ようやく、念願の「平家物語」を読み始める。今年は、「源氏物語」、「風土記」と読んできた。源氏となると、平家だ。「古事記」は何度か読んだけど、「日本書紀」はまだ。日本の古典は一通り読んでおきたいのである。

 「万葉集」も、関連の本も含め、岩波文庫版で読んだ。だって、大伴家持ゆかりの富山だもの。
「源氏物語」はともかく、「平家物語」は、いつか原文で読みたいな。「源氏物語」ほど敷居は高くなさそうな気がする。それにしても、「源氏物語」を原文で読める人は尊敬する。

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2018/04/15

石膏でできた「砂漠のバラ」

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→ 石膏(硫酸カルシウム)でできた「砂漠のバラ」 (画像は、「砂漠のバラ - Wikipedia」より) 「ある種の化合物が自然現象でバラのような形状の結晶に成長した石で」「水に溶けたミネラルが結晶に成長するものなので、砂漠といえども水がない(またはなかった)地域からは出てこない」とか。本書にて紹介されている。

 我が家の庭がどんどん緑が濃くなる。青葉若葉の庭。
 晩冬にかけては、常緑の木々たちが降り積もる雪の白さに緑の存在を健気に訴えていた。例えば山茶花、椿、夾竹桃、アオキ、ツゲ、南天、棕櫚などの常緑樹たち。

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2018/03/20

<夜>を喪失して数十年

 先週の屋根瓦工事に続き、車道沿いの出窓の庇修理、終わった。庇が腐り、庇の屋根(トタンカバー)が敗れ去っていた。ガリバリウムで補修。これで雨漏りの心配はなくなった……はず。

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← 『風土記 上 現代語訳付き』(監修・訳注 中村 啓信  角川ソフィア文庫) 「8世紀、元明天皇の詔により諸国の産物、伝説、地名の由来などを撰進させた地誌。 (中略) 漢文体の本文も掲載する。上巻には、常陸国・出雲国、播磨国風土記を収録」。

風土記 上 現代語訳付き』を与謝野版「源氏物語」と同様、これまた牛歩で読み進めている。「万葉集」や「古事記」などは読んできたが、「風土記」には手が出なかった。
「風土記」には、ヤマトタケルを天皇として扱うとか、他の文献には見受けられない神々が登場し、主に地名伝説などの場面で活躍しているのが興味深い。

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2018/02/07

東から西への視点を軸とした弥生時代像

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→ 数日ぶりに銭湯へ。気持ちいいなー。ああ、早く自宅の風呂に入りたい。夜半過ぎに仕事からの帰宅直後、シャワーだけでも浴びれたらと、つくづく思う。うちには、剪定した枝葉がいっぱいある。焚き火で風呂ってのも乙なんだが、富山市内は焚き火禁止なんだよね。

 与謝野晶子訳の『カラー版日本文学全集2 源氏物語 上巻』を読み始めた。
 現代語訳は、いろいろあるね。それぞれ特色はあるとか。では、なぜ、与謝野晶子訳。それはね、手元にあるから。姉の蔵書。昭和の、日本文学全集のもの。箱入りで、挿画も楽しめる、立派な装幀の本。読むっきゃないよね。与謝野晶子訳は、和歌はそのまま載っている。誰か、訳してくれないか!

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2017/12/29

「ヤポネシアへの三段階渡来モデル」を提唱

 灯油や大根、白菜、それにミカンが値上がりしているとか。そういえば、我が家のミカンの木、今年も一個も実が生らない。3年前の豊作は夢だったよう。
 野菜などは種類によっては連作は難しいというけれど、梅も柿も、もう生らなくなって数年が経過している。肥料の問題なのかなー。

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→ ジョセフ・ライト Joseph Wright of Derby  『亡夫の武具の番をするインディアンの族長の寡婦 The widow of an Indian chief watching the arms of her deceased husband』(1785 Oil on canvas, 101.6x127cm, Derby Museums&Art Gallery ダービー美術館) (画像は、「アート at ドリアン ジョセフ・ライト」より) 拙稿「ジョゼフ・ライト…科学・技術をも照らす月の光(後篇)」など参照。

 雪が降り続いている。昨夜には小止みだったので、峠は越えたかなと安堵しかけていたのに、ガッカリである。まさに丑三つ時の夜中の2時頃から除雪開始。積雪は30センチあまりか。屋根からの雪、庭木からの雪が加わる。
 一時間半ほどの作業で汗びっしょりになった。

 何年もの除雪体験からの知恵を駆使しての作業を心掛けている。帰郷して十年目にして、ようやくのこと。遅きに失しているかも。

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2017/12/13

イザベラ・バード著の『朝鮮紀行』を読み始めた

 富山は(富山だけじゃないけど)昨夕から一気に雪国に。今冬はラニーニャ現象もあり、本格的な冬になりそう。辛い。生き延びないと。

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← イザベラ・L・バード【著】『朝鮮紀行―英国婦人の見た李朝末期』(時岡 敬子【訳】講談社学術文庫)

 福井などは積雪が数十センチとか。偏西風の蛇行の影響は、日本の何処に寒波や雪雲を襲来させるか予断を許さない。
 今年は、カーポートを玄関前に設置。少しは雪への対応ができていると思いたい……な。

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2017/07/19

古事記神話と火山学・地球物理学

 富山(北陸)はまだ梅雨が明けない。雨は降らない。畑に水をやらないといけない。
 雨水を貯めるポリバケツを雨樋の下に設置。ひと雨降ると、70リットルのバケツがすぐいっぱいになる。水道の水を使わずに済む。
 一昨日、畑の野菜はたっぷり収穫したのだが、一日置いた今日、もう、笊にいっぱいの野菜ができていた(収穫し、親戚にあげた)。

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← 蒲池明弘著『火山で読み解く古事記の謎』(文春新書) 「7300年前、日本列島を襲った巨大カルデラ噴火を縄文人が記憶していたのだとしたら――地質学データ、文献、足で集めた情報をもとに古事記神話の謎に挑戦する意欲作!日本列島の原風景、日本人の意識の「古層」を探る旅」だとか。今朝、読了。昨日は仕事が暇で、150頁以上も読めてしまった。

 なかなかおもしろかった。特に「古事記」は神話の書でもある。伝説が数年から数百年の話を引きずるとすると、神話は短くても数百年、あるいは本書が語るように、日本各地の火山による被災の記憶であるなら、数千年(一万年も)ほどの過去の記憶をも引きずっているはず。

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2017/07/03

邪馬台国位置論争はまだ続く

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← 千田 稔 監『なぜ、地形と地理がわかると古代史がこんなに面白くなるのか』(洋泉社 親書) 「地形と地図のなかに古代史を位置づけることで、歴史は具体的な姿を見せる」。 車中の友として、想像をたくましくしつつ楽しむ、はずが、昨日土曜日は仕事があまりに暇で残りの130頁を楽々読み切ってしまった。

 千田 稔 監『なぜ、地形と地理がわかると古代史がこんなに面白くなるのか』を昨日読了。

 気になることが少なからずあったが、門外漢の小生がとやかく言う筋合いにはない。
 ただ、一点だけ。

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2017/06/07

日本の縄文時代から中南米の現代の縄文の世へ

 今日は休み。しかも、仕事も、普段なら夜半過ぎまでで、帰宅するのは夜中の二時前なのに、昨日は夜の八時過ぎには終えて帰宅した。

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← イサベル・アジェンデ 著『精霊たちの家』(木村 榮一 訳 池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 第2集 河出書房新社) 「不思議な力をもつ少女クラーラは、美しい姉の死から9年間の沈黙の後、姉の婚約者と結婚し、精霊たちが見守る館で暮らしはじめる。三世代の女たちの運命を描く、驚異と幻想に満ちた傑作」だとか。

 どうも、リズムが狂うと返って気が抜けるようで、普通の人のように朝まで寝て、一日をフルに使えるとなると、なんだか途方に暮れるような感がある。
 いつもなら、気が付けば昼下がりで、あとは夕方前に外仕事をしてもう、夜なのに、午前中グズグズしていても、まだ昼前。どうしたらいい?って状態に。
 なれないと、ホント、リズムが狂う。

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2017/05/30

「先史のかたち―連鎖する土器群」を見たい

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← 『ユリイカ 2017年4月臨時増刊号 総特集◎縄文 JOMON』(青土社

 昨日もだが、庭仕事すると、ほんの二時間ほどの作業なのに、その日の夜はもう、入浴と食事で終わり。本が読めなくなる。前日の仕事が終わって帰宅したら真夜中の一時過ぎだってこともあるけど、体力がなくなったってことなのか。

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