2018/10/16

ラフォルグの詩を発見

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← フロベール (著)『世界文学全集 (17) ボヴァリー夫人・聖アントワヌの誘惑・三つの物語』(菅野 昭正 (翻訳)  集英社) 発売:1976/05 吾輩の本は、昭和61年の第四刷。確か、当時、文庫本では「聖アントワヌの誘惑」が見つからず、この箱入りの本を買った。当然ながら、所収の作品は全部、読んた。

 本書所収の「ボヴァリー夫人」を読了した。  今回で三度目。読むたびにフロベールの凄みを感じさせられる。  主人公のはずのボヴァリー夫人が自殺を遂げたあと、さらに上下二段組の本書で20頁も叙述されることに、改めて驚き。厳粛なはずの死、しかも、自殺なのに、現実は厳粛と貪欲と陳腐過ぎる日々が諧謔的に描かれる。そこにこそ、フロベールのリアリズムの残酷さを感じた。

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2018/10/14

三度目のフローベール「ボヴァリー夫人」

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→ 久しぶりに例の猫。いつぞやの仔猫が随分と立派に育っていた。薄汚れていない。誰かに飼われている? 身動き一つしないで、じっと何か見つめていた。

 寒い。一晩中、座椅子で震えてた。今朝になって暖房を入れた。まだ、早すぎるんじゃないだろうか。でも、我慢できん。さて、暖まってきたし、読書する。
 暖房費をケチるため、寝室で寝るのを止めて、茶の間で睡眠を含め生活するようになって2年。寒さにギリギリ耐えてきましたが、このところの冷えはきついです。そろそろ、毛布を出すつもりです。

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2018/10/12

フロベールの叙述の凄みに感服

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← フロベール (著)『世界文学全集 (17) ボヴァリー夫人・聖アントワヌの誘惑・三つの物語』(菅野 昭正 (翻訳)  集英社) 発売:1976/05 吾輩の本は、昭和61年の第四刷。確か、当時、文庫本では「聖アントワヌの誘惑」が見つからず、この箱入りの本を買った。当然ながら、所収の作品は全部、読んた。

 過日より、フロベール作の『世界文学全集 (17) ボヴァリー夫人・聖アントワヌの誘惑・三つの物語』を読み始めている。
 なかなか進まなかったが、連休となり、ようやく昨日今日と読める。10数年ぶり。やはり、文章が素晴らしい。人物描写も風景描写も卓越している。そもそも、風景描写は状況説明であり、情景を表現しつつ実は心理描写をしている。小説はストーリー展開や登場人物の会話の妙もだが、情景や風景描写に作家の腕前が如実に出る。

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2018/10/09

つがいでいるのも大変

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← ディー・ブラウン著『わが魂を聖地に埋めよ〈上〉』(鈴木 主税【訳】 草思社文庫) 「北米先住民の側から書かれた19世紀後半のアメリカ西部史」。

 日曜日未明、ディー・ブラウン著の『わが魂を聖地に埋めよ〈上〉』を読了。

 読むのが辛い。ネタバレどころではない、歴史の示す結末は分かり過ぎるくらい分かっている。
 白人のあまりの蛮行と横暴。騙し討ちし、頭皮を剥ぎ、首を切り落とし、頭は茹でて頭蓋骨を記念品にと売り払う。女子供は殺すか奴隷に。土地と欲(金)に目が眩んだ白人らの国。今もアメリカは、金融業などを見ても、海外での政権転覆などの野蛮さを見ても、その貪欲さと非情さは変わらない。

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2018/10/05

「富山ガラス大賞展2018」へ

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← 富山市ガラス美術館(キラリ)で開催中の「富山ガラス大賞展2018」へ。英語の呼称では、「富山国際ガラス展2018」である。日本人作家の作品もあるが、海外作家の作品が多い。

 ガラスアートが好きで、昔書いた小説の主人公をガラス作家にしたほど。熱してドロドロに溶けたガラスに彼女が息を吹き込むことで形になる。つまり、作品は息(命)の形そのものだというわけである。

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2018/10/04

高岡・伏木の芥川賞作家 堀田善衛

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→ 画像にあるように、三日(火曜日)、「堀田一族と伏木」展へ。堀田善衛は、富山県高岡市出身の芥川賞作家(『広場の孤独』)。小生は、『広場の孤独』や『方丈記私記』『ゴヤ』などを読んできた。でも、彼が、高岡市とはいえ、富山県出身の作家だとは、十年ほど前、『方丈記私記』を読んでようやくだったような気がする。

両親が富山県出身 ノーベル医学生理学賞に本庶佑さん チューリップテレビニュース」によると、ノーベル医学生理学賞された本庶佑さんは、両親が共に富山県出身だとか。
 去年8月、富山市で講演をした本庶さんは自らのルーツについて次のように語りました。「先祖が富山県ということで、私の先祖は中老田村。祖母は県庁で薬事行政に携わっていました。現在も親戚は高岡から黒部まで散在いたしておりまして」。本籍地は富山市の西田地方町に今もあるとか。

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2018/09/29

金子文子著の『獄中手記』を読み始める

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→ 昨夜、ラジオで金木犀の話題が。で、今朝、庭の金木犀を見てきた。花が咲き始めていた。香りの強い花。庭への入り口にあるのに自分で気付かないなんて。まだ、咲きぶりは控えめ。これから本格的に。明後日辺りの台風に耐えてほしいな。

 木曜日の午後だったか、駅に居たら、数十メートル先の横断歩道をスーツ姿の男性が渡っていくのを見かけた。四人。赤の他人たち。サラリーマンだろうか、黒だったり、ダークグレーのスーツ姿。2メートルほどの、ほぼ等間隔で。一瞬、あの有名な世界的アーティストのLPアルバムジャケットを連想した。

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2018/09/23

あの白菜の浅漬けは何処に

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→ 22日。お彼岸に行く方が多い。我が家の墓は野晒し。つい最近、その墓地の土地の所有者が分かった。やはり、近隣で一番の分限者だった。

読書メーター」での皆さんのつぶやきを読んでいると、実にいろんな本があるものだと、今さらながら感心する、驚く、呆れる。思わず手を出したくなる本は数知れず。でも、悲しいかな実際に手にしえるのはほんの僅か。自分の現状だと、10冊を何冊か越えるかどうか。実に情けないし、残念。ただ、題名や感想を読んでいるだけでも、世界が広がる気がする。それだけでも、つぶやきを読む意味はあると思いたい。

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2018/09/22

曼珠沙華を植えようかな

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← 一昨日、実の生っていることに気付いた。昨年、名前を教えてもらったのに、忘れた。やはり、名札が必要か。正体不明の木や植物が随所に。名札、必須だな。どうやら、小紫 (こむらさき)のようだ。

 彼岸花が、あちこちにちらほらと。地獄花とか、幽霊花など、地方でいろいろな名前があるとか。印象的なのは、やはり、曼珠沙華だろう。この名称を覚えたのは、高校の現代国語だったかの教科書に載っていた木下利玄の短歌だったっけ:

曼珠沙華 一むら燃えて 秋陽つよし
         そこ過ぎてゐる しづかなる径

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2018/09/20

庭仕事しつつゴーゴリ 著『ディカーニカ近郷夜話 後篇』へ

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→ 一昨年まで、竹竿や丸太などの農作業用部材置き場だった小屋があった。撤去し、防風用にと竹林や三重カナメなどを植えた。

 今日も庭仕事。3年前から庭の隅っこに山積みしてきた、伐採した枝葉の片付け作業。雨晒しだったので、まず、伽藍堂の農作業小屋に移動。小屋の中で乾燥させる。この移動作業だけで3日から4日。まして、燃えるゴミの日に小分けして出すのに何ヵ月を費やすことやら。

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