2018/12/15

佐藤春夫『田園の憂鬱』を買いかぶらず

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→ 神通川右岸より立山連峰を背に呉羽山方向を望む。冬の富山には珍しい青空が川面に映っている。

 今日(金曜日)も庭で落ち葉拾い。モミジに松葉にドウダンツツジにetc,と、もう、うんざり。今日で最後にしてほしい。いっそのこと、雪が降って、落ち葉拾いできなくしてほしい……ってのは、後門の狼だな。

 数日前に観た夢。いまだに断片的ながら印象にのこっている。メモしておく:

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2018/12/02

朝日小川ダムへ

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← 晩秋の快晴の空のもと、バイクを駆って富山県朝日町にある、「朝日小川ダム」へ。黒四ダムなど巨大ダムは、関西電力のものだが、このダムは富山県がダム事業者。ちなみに、「発電所の構内には「さざれ石の庭」があ」るというが、このことを知ったのは、この場を去ってから。見損なってしまった。後の祭りである。

 李承雨 (イ・スンウ)著『植物たちの私生活』(金順姫 (キム・スニ)訳 藤原書店)を読む手を止めて、漂泊の思い止まず、バイクを駆って朝日小川ダムへ。
 あまりに天気がいい。風もない。行くしかない。

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2018/11/27

『山海経』に古代中国を観る

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← 玄関の戸を開けると、いきなり!とばかりに、紅葉の鮮烈な赤。もう数日も経てば、裸木になる瀬戸際の、無音の絶唱。周りの常緑樹は、素知らぬ顔でいつに変わらぬ風情を保っている。常緑の葉っぱもまた凄いと感じる。枝からはぐれ落ちても、何日も艶のある緑を失わない。命への執着? 紅葉し、樹木の毒素の排出を兼ねて散らせる生き方もあれば、さて、常緑樹は樹木の中の毒素をどうやって排除してるのだろう? この疑問にネッ友が答えてくれた。常緑樹だって、新芽が生まれ、古い葉は落ち葉となると:「常緑樹は、なぜ緑を保っているのか

 今日は秋晴れ。十月下旬の日より。いつものように、午後四時から庭仕事に汗を流した。
 ほとんど中腰での作業なので、30分もしないうちに汗が滲む。
 五時過ぎには鶴瓶落としとばかりに一気に宵闇が辺りを包む。暗い中、作業を終えて風呂場へ。

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2018/11/26

片雲の風にさそはれ庄川美術館へ

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→ 我が家の庭に錦秋の時。肉眼で見ると、紅葉が目に痛いほど鮮やか。

 自宅では、福永武彦訳(編)の『今昔物語』(ちくま文庫)と『変身綺譚集成 新刊 谷崎潤一郎怪異小品集』(東 雅夫 編 平凡社ライブラリー )とを交互に読んでいる。
 ホント、十頁前後を読むたびに、代わる代わる読んでいるのだ。
「今昔物語」は、変身譚ではないが、怪異譚の類の宝庫である。背景とする時代も世相も違うが、ダブらせるわけではないが、谷崎作品と自然と比べてしまう。

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2018/11/19

富山の象徴:大転石

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→ 内庭にも秋。

 今日は、冬場の地震による鉄砲水によって流された巨石の幾つかを見学に、バイクを駆って当地へミニツーリング。当然ながら、今日では、巨石の半分以上は埋まっている。こんな巨石が数百個も鉄砲水で流され、ついには川の流れさえ変わってしまったという。
 富山の、平野部(その中心近く)に住む自分は、18歳で郷里を離れ、36年後に帰郷した。

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2018/11/09

『テンペスト』……野蛮で奇形の奴隷

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→ 快晴なので、神通川の堤防をドライブしてきた……ま、仕事だけど。立山連峰の眺望、まずまず。あの山々の天辺を誰かしら踏破してるんだなー。父も若い頃、登山を楽しんでいた。登山靴、今も押入れに。この呟きをメモっていて、そういえば、父に登山の思い出などを聞いたことがないと、気づいてしまった。

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2018/10/27

バイクで……美術館内を独り占め ? !

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← 久しぶりにバイクを駆って百河豚美術館へ。個人が収集した、仏教など古美術品の、庭園美術館。池には、数知れない鯉が犇めく。人の気配に、集まってきて、眼はギンギン、大口を開けて、我輩を睨む。折角の庭園美術館だけど、やや古びている。客は我輩一人。係員が二人。よく言えば、館内を独り占め ? !

 我が家は農家。といっても、農家と云えるのは家だけ。築60年の我が家は、なぜか、朝日と西日が短時間、当たるだけ。日中は陽光に背を向け、夜は月影に背を向けている。屋根裏部屋があるのですが、この部屋も北向き。家の窓からは、日中の態様も、夜の月影も望めない。なんだって、窓一つくらい、お日様や月影の望める方位に作らなかったのか。淋しいぞ!

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2018/10/05

「富山ガラス大賞展2018」へ

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← 富山市ガラス美術館(キラリ)で開催中の「富山ガラス大賞展2018」へ。英語の呼称では、「富山国際ガラス展2018」である。日本人作家の作品もあるが、海外作家の作品が多い。

 ガラスアートが好きで、昔書いた小説の主人公をガラス作家にしたほど。熱してドロドロに溶けたガラスに彼女が息を吹き込むことで形になる。つまり、作品は息(命)の形そのものだというわけである。

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2018/09/22

曼珠沙華を植えようかな

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← 一昨日、実の生っていることに気付いた。昨年、名前を教えてもらったのに、忘れた。やはり、名札が必要か。正体不明の木や植物が随所に。名札、必須だな。どうやら、小紫 (こむらさき)のようだ。

 彼岸花が、あちこちにちらほらと。地獄花とか、幽霊花など、地方でいろいろな名前があるとか。印象的なのは、やはり、曼珠沙華だろう。この名称を覚えたのは、高校の現代国語だったかの教科書に載っていた木下利玄の短歌だったっけ:

曼珠沙華 一むら燃えて 秋陽つよし
         そこ過ぎてゐる しづかなる径

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2018/07/12

真実とは玉ねぎの皮をむくようなもの?

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← プルースト 作『失われた時を求めて 12  消え去ったアルベルチーヌ』(吉川 一義 訳 岩波文庫) 「アルベルチーヌの突然の出奔と事故死――.そこからの絶望が忘却へと変わる心理の移ろいを繊細に描く」とか。

 プルースト 作の『失われた時を求めて 12  消え去ったアルベルチーヌ』を読了した。
 一度は愛した人、己のものにした彼女。失って初めて気づく、愛おしさと、身近だったころには自覚しきれなかった鬱陶しさ。その人の謎を探ろうとすると、彼女について全く予想外の<真の姿>が垣間見える。が、見えてきた姿が真相だったという保証など、何処にもない。現実は一つしかない。真実だって一つしかありえない。

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