2012/05/26

轢き逃げ ! ?

 五年前の今頃のことである。
 早朝、最後のお客さんを降ろして、会社へ一路、車を走らせていた。
 いつもなら朝の6時を回ると最後のお客さんを意識するが、昨日は営業的には暇 で、5時40分近くに仕事を切り上げた。

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→  事件(?)の数日後、早朝、雨の中の帰宅の途上、自転車 を止め、この事件があった場所を撮ってみた。バ ス通りの坂の下から画像の奥の方に見えるはずの バス停付近を撮ったのだが、さて。

 まあ、こんな日もある、無事故・無違反が何よりと(といった慰め方としては 最低限の仕方で)自分を納得させ、帰庫の道を、それでも、回送にはせず、ある いはお客さんが付くかもと淡い期待を抱きつつ走らせていたのだった。

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2012/05/24

稲毛海岸駅は何処?

 もう今から六年前以上、昔のことである。
 その頃はまだ東京にてタクシードライバーとして活躍(?)していた。
 その翌年の年末、タクシー業務から手を引き、さらにその数ヶ月後、東京を去ることになるとは、夢にも思っていなかった…。

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→ 東京在住時代、小生は某サンバチームのメンバーだった。

その頃は、営業が揮わず、その日も売上が目標に遠く及ばず、苦しい営業を続けていた。
 流しではお客が見つからず、とうとう苦し紛れで駅での空車のタクシーの列の後尾に付けた。
 以下、当時の日記から一部、転記する。
 長い順番待ちの末、ようやく小生の番となるところから話は始まる。
 話はドライバーのモノローグ風に語られる。

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2012/05/22

自動ドアと言う名の手動ドア

 小生は、タクシードライバーをしている。だから、ドアというと、真っ先に思い 浮かぶのは、タクシーのドアということになってしまっているのだ。
 タクシーのドアは自動ドアである。タクシー(会社)によっては、ドアに「自 動ドア」と表記してある場合もある。

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 小生、タクシードライバーの仕事に携わるまでは、本当に自動ドアだと思って いた。
 何かスイッチかボタンがあって、お客さんがドアの傍に立ち、乗る意志を 示すと、運転手がボタンをオンにする。すると、ドアが自動的に開く…。そんな システムをボンヤリ、思い描いていた。
 というより、そんなことなど、あまり考えもしなかった、と言ったほうが無知 な自分に近かったか。

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2012/05/19

行き先は何処?

「○×」まで。お客はただそれだけ言う。「横浜の、ほら、▲◆で有名な」
 小生、分からない。聞いたことがあるような、ないような。大体、話がよく聞き取れない。随分とお酒が入っていらっしゃるようで、ご機嫌な様子だ。
「えっと、横浜のどの辺りでしょう」
「なんだ、知らないのか。お宅、何年、運転手、やってんの。大丈夫、オレが道、知ってるから走らせろ」
 走らせろと言われても、一体、どの方向に走ればいいのか検討が付かない。小生、必死でお客さんが言われた地名を脳裏に響かせて、横浜のどの辺りかの見当を付けようとする。皆目、見当が付かないのだけど、やるしかない。

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「あの、高速を使いますか。」
「そうだよ。だから、○×だってば。」
 小生、そろりそろりと走らせ始める。とはいっても、いきなり右折か左折の選択を迫られるのだが、小生は左折を選んだ。
 薄ボンヤリだが、あの辺りかもしれないという気がしてくる。随分と頼りない話だが、お客さんがそのうち怒り出すような気がする。トラブルだけは御免だ。
 車を走らせて、交差点での信号待ちに賭ける。僅かな信号待ちの時間の間に地図を見て、お客さんが言った地名を探す。きっと、高速道路のどこかのインターの名前に決まっている。

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2012/05/15

タクシー客事情(4)

 間もなくAさん宅に到着。
 Bさんは、タクシーを降りると、Aさん宅の車庫のシャッターを開けようとする(玄関は車庫の内側の奥)。

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 その間に、支払いをAさんとの間で済ませ、私は車を降りて、Aさん側へ。 手を貸し、肩を貸し、全力でAさんを支えて(ほとんど体重の半分は私が支えて。
 今度は、車椅子がないので、ずっとAさんを支えながら車庫の中へ、玄関へ。 コンクリートの段差があって、Aさんを支えながら段差を乗り越えさせるのは、男性の私でも結構しんどい。

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2012/05/14

タクシー客事情(3)

 無線が入り、某病院へお客さんを迎えに。
 今度も二人連れである。

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 車椅子の御婦人(A)と、付き添いの御婦人(B)と。

 二人は顔見知りのようである。
 どうやら近所のよしみもあって、BさんはAさんの通院に連れ添ってきたものと思われる。
 車椅子の女性をタクシーに乗せるのは、介護の経験のない者には、なかなか骨の折れるものである。

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2012/05/13

タクシー客事情(2)

 それでも二人がかりで何とか家の前に。
 お爺ちゃんが、鍵を出して玄関の戸を開けようとする。
 けれど、手が震えて、鍵穴にキーが入らない、溝の向きにも合わない。

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→ 富山市内某所の水田で水鳥を発見。水の張られた今頃の水田には、どこからともなく水鳥(カモ)が飛来する。

 じれて、男性が、ボク、開けますからと言っても、お爺ちゃんは聞かないで、長々とキーを鍵穴に突っ込もうとする。
 玄関先は暗い。軒灯りは、街灯のおこぼれが少々あるだけ。

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2012/05/12

タクシー客事情(1)

 かなりご高齢の酔漢である。
 タクシー乗るのも危なっかしい。
 体を支えて、ゆっくり慎重に乗せないと。乗車の際、特に頭を乗車口の縁にぶつけないよう、運転手たる私の手でガードする。

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 幸いその時は介添え人がいた。
 同じ会社の後輩なのか、それとも何かの仲間なのか。その人は現役バリバリという感じ。
 付き合いで深酒に付き合ったようだ。

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2012/04/24

喧騒のあとで

 夜をなんとか遣り過して、気が付くと、紺碧の空にやや透明感のある、何かを予感させるような青みが最初は微かに、やがては紛れもなく輝き始めてくる。

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 理屈の上では、太陽が昇ってくるから、陽光が次第に地上の世界に満ちてくる からに過ぎな いのだろうが、でも、天空をじっと眺めていると、夜の底にじんわ りと朧な光が滲み出てくる ような、底知れず深く巨大な湖の底に夜の間は眠り続 けていた無数のダイヤモンドダストたち が目を覚まし踊り始めるような、得も知 れない感覚が襲ってくる。

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2012/04/03

タクシー運転手殺害、刃物男を逮捕!

 先月末(3月31日)、「タクシー運転手殺害、刃物男を逮捕 高岡署」(北日本新聞ウェブ[webun])といった事件があった。
「 31日午後5時ごろ、高岡市末広町の国道1 56号交差点付近の歩道上で、射水市殿村(新 湊)、タクシー運転手、谷道康弘さん(58) が首から血を流して倒れているのを通行人の女 性が見つけ、高岡署に通報した。谷道さんは何 者かに刃物で刺されたとみられ、厚生連高岡病 院に運ばれたが、同6時40分に出血性ショッ クのため死亡した 」というもの(事件の詳細などは末記する)。
 同業者として、被害に遭われ、亡くなられた谷道氏に哀悼の意を表する。

 月曜日、所用があって会社に赴いたら、「タクシーの防犯基準マニュアル」なるペーパーを渡された。
 説明は一切なかった。
 まあ、疑問・不審の点があれば、こちらから訊くしかないのだろう。

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