2009/12/02

我がタクシードライバー時代の事件簿(7)

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→ 『タクシー・サンバ (「緒形拳主演、タクシー運転手の目を通して、現代社会の断面を描く」というもの。画像は、「NHKドラマ名作シリーズ タクシー・サンバ ~全集~ 全2枚セット」より)

 今回の話も、実話を元にしていますが、生々しいので、敢えて虚構の形で書いてみたもの。
 あってはならない、でも、ありがちな(?)事件。誰しも、似たような経験があるのでは?

 読まれるに際しては、予め、別ページの注意書き をどうぞ、よーく、お読みください!(← いえ、読まなくて結構です。)

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2009/11/26

我がタクシードライバー時代の事件簿(6)

 以下の小文は、一昨年、某SNS日記にてメモ書きしたもの(「ピンクで始まりピンクで終った夜でした」にて、ブログに再掲済み)。
(いつも以上に)舌足らずな表現なのは、徹夜でのタクシー仕事から帰宅した直後に、眠れないままに書いたからのようだ。

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→ 昨日、所用があって、自転車を駆ってデイサービスのある病院へ。その帰り、冠雪し始めた立山連峰が目に清かだったので、自転車を走らせたまま撮影。目に映る印象通りの写真は撮れない。電線の多いこと!

 タクシーの車内での忘れ物は、お客さんから連絡があれば(あるいは届け先が分かれば)、帰庫する前に、忘れ物を届け、あとは通常通りの業務に戻るだけだが、そうでないと、会社に持って帰ることになる。
 所定の書面に事情などを書いて、事務所(員)に渡して、一応は役目は終わる。

 ただ、忘れ物に(ついても)煩い会社だったから、所長から、忘れ物があっちゃ、いかんなー、とお小言を頂戴する。

 さて、今回は、日中、トイレ休憩からタクシーに戻る途中、路上に凄く立派な財布、しかも、分厚い財布を拾ってしまった<事件>の顛末である。
 財布を拾うってのは、なんとなく、嫌なものだ。

                               (以上、09/11/25 記)

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2009/11/24

我がタクシードライバー時代の事件簿(5…後篇)

 事故があった祝田橋交差点は、桜田門にある警視庁から徒歩でも数分の場所。
 しかし、管轄は丸の内警察署ということで、事故の処理も丸の内警察署だった。
 生まれて初めて警視庁の館内に入れるかも、なんて期待は呆気なく萎んでしまった。

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← 久々に仕事や買物以外で外出。といっても、図書館へ本やCDの返却に行っただけ。時間がなくて、借りるCDも、モーツァルトにバッハにショパンのもの。聴いたことのない作曲家や演奏家のCDを物色したいが、そんな余裕もない。路肩の落葉を撮ろうとしたら、小生の影が。

 さて、本稿は、「我がタクシードライバー時代の事件簿(5) 小生、事故の当事者となるの巻」の続篇(後篇)である。
 事故は、事故そのものも大変だが、後始末もなかなか面倒。
 小生は事故に巻き込まれた立場、つまりは被害者なのだが、それでも、誰にもぶつけようのない不満や愚痴もある。
 事故の始末での売り上げの減少など、すでに不況下にあったタクシー稼業にあっては、涙するしかない痛みなのだった。


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2009/11/23

我がタクシードライバー時代の事件簿(5…前篇)

 バイクも含めて、小生は事故の経験はあまりない。
 しかし、皆無、というわけではない。
 ライダー歴は35年となったし、車の免許も今年で28年。

 タクシードライバーとしての営業中の事故も、接触程度の小さなものが何度か、経験している。
 今日は、その中でも警察を呼ぶことになった、悪質な(相手方が!)ケースについてのメモを再掲する。
 細部を弱冠、編集したが(バイクでの事故など、本題に関係ない部分を略した)、原則として、メモ書きした当時のままの文章である。

 衝突でボンネットなどがへこんでいる様子や、警察官達の現場検証の様子を写した写真があったのだが、画像は呼称してしまった古いパソコンの中(ハードディスク)で、掲げることができないのが残念である。


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2009/11/20

我がタクシードライバー時代の事件簿(4)

タクシーと忘れ物(お彼岸篇)

 ある年のお彼岸の日に、とんでもない忘れ物があった。
 その日は、祭日で、天気は晴れていたのだが、通常は営業的には暇なはず。
 が、お彼岸は、お墓参りの方が多く、日中に限っては忙しい。

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← 「月はどっちに出ている」(監督:崔洋一 出演者:岸谷五朗/ルビー・モレノ/絵沢萠子)

 昼過ぎだったか、とある駅でお乗せした年輩の方と若い方との二人連れのお婦人方を、基本料金で行ける場所にあるお寺へ。

 二人をそのお寺で下す。無論、忘れ物はございませんか、と声を掛けた。
 そして、小生は次の営業へと車を走らせた。

 すると、すぐに別のお客さんが乗ってくれた。
 嬉しい。
 お客さんが連続するなど、近頃ないことなので、嬉しい。どうやら、そのお客さんもお墓参りの方のようだ。

 が、その喜びは束の間のものだった。お客さんの一言で、一気に暗転したのである。
「あの、忘れ物、ありますよ」だって。

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2009/11/18

我がタクシードライバー時代の事件簿(3)

営業の初日、白バイに捕まる」の巻

 小生がタクシードライバーの免許を取得したのは、1995年8月。
 真夏の真っ盛り、七月頃から二種免許取得のため、大田区から足立区の自動車学校までせっせと通った。
 大田区(城南方面)に住んでいるものにとっては、足立区は東京の外れに感じてしまう(逆もまた真かもしれない)。

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← ドラマ 『東京タクシー』 (画像は、「ドラマ 『東京タクシー』 第14回釜山国際映画祭への特別招待が決定しました! [株式会社ミュージック・オン・ティーヴィ] - ニュースリリース:サービス業 - Qlep熊本」より)


 馴染みのない地域だったことや、タクシー稼業でやっていけるか心配だったこともあり、心細く、何となく島流しというか、一人だけとんでもない次元に吸い込まれていくような感覚を抱いていた。
 仲間が誰も居らず、相談相手もなく、書くこと(読むこと)を優先しての、それなりに考え抜き選び抜いた職業だった。
 タクシーに乗ってしまえば、あとは(実車中はともかく)自分だけの天下、自分ひとりの世界に居ることができる…。

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2009/11/17

我がタクシードライバー時代の事件簿(2)

 昨日、書いた小文は、酩酊を通り越して昏睡状態に陥っていた乗客の話だった。
 今日、紹介する出来事も、ある意味、酔漢に関係する。
 但し、乗客が酔っ払っているのではなく、乗り込もうとする(潜在的には客ではあるが)二十代半ばから三十前後の男が酔っ払っていたのである。

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→ 「タクシードライバー スペシャル・エディション」(マーティン・スコセッシ監督 ロバート・デ・ニーロ主演) 小生は、このロバート・デ・ニーロが男優としては好き。めったに一人では映画館に足を運ばない小生だが、彼の映画だけは数少ない例外。 (画像は、「タクシードライバー スペシャル・エディション-ロバート・デ・ニーロ - TSUTAYA オンラインショッピング - DVD」より)

 1998年5月2日に、ロックバンド「X JAPAN」のメンバーだった「HIDE」さんが、自殺(あるいは事故死)した事件があった。
 ワイドショーか何かで聞きかじったのかどうか今では定かではないが、記憶に間違いがなければ、彼の住所は南麻布にあったのではなかったか。

X JAPAN」のファンでもなんでもない小生が、この事件が印象深いかというと、やはり、この事件の直前、南麻布でちょっとしたトラブルがあったからである。

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2009/11/16

我がタクシードライバー時代の事件簿(1)

 タクシー客で何が困る、迷惑かというと、酔漢、特に車中で吐き気を催す人。
 後部座席で客が「おえっ!」なんてやっていると、気が気でない。
 無論、そんな時は、備えてあるビニールの袋を渡すし、客が要望すれば(時には、しなくても)、車を一旦、止めて、道端での始末と相成ることもある。

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← 「タクシードライバーの推理日誌スペシャル「東京~宮崎日向灘、殺人画の乗客!!慰安旅行で巻き込まれる謎の連続殺人!?再会した女に秘密あり」」の一場面 (画像は、「どうせ誰も見てませんからっ☆★ 「タクシードライバーの推理日誌スペシャル」(土ワイ)」より)


 が、中には、いきなり、一気にゲボッとやっちゃう客も居たりして、ただただ迷惑なのである。
 車の中で店を広げられてしまった場合、お客さんが降りた後、車を会社か何処かの公園へ回送し、車の清掃である。匂いは一時間じゃ、消えない。ビニールマットやシーツなどの清掃にも手間取る。マットの下の床もちゃんと洗わないといけない。
 洗うといっても、要は用意してある古い手拭い(雑巾)などで、せっせと拭い去るしかない。

 建前としては(会社の推奨として)、迷惑料として、二時間の営業ロスということで、数千円を戴くことになっているが、大概の客は酔っていることを理由に(しかし、実際には吐いた段階で意識がはっきりしているのだが)、あとは野となれ山となれで、運賃だけ払って、さっさと立ち去っていく。
 案外と足どりはしっかりしていたりする!

 特に新人時代、そうした酔漢の客を乗せる仕儀に相成ったものだが、そんな中、忘れられない客がいる。
 今回は、その話をメモしておく。


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2009/11/15

我がタクシードライバー時代の事件簿(序)

 昨日だったか、(録画で)女性のタクシードライバー(演じるのは、余貴美子さん)が主人公のドラマを観た。
 録画は見終わった後、消し去ったので、題名は定かではない。
 確か、「女タクシードライバーの事件日誌」で、小生は初めて見るのだが、再放送モノだったと思う(どうやら、「殺意の交差点 1時33分から空白の乗車記録…忘れ物の傘が招く白昼殺人」らしい)。

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→ タクシードライバーの制服姿の余貴美子さん (画像は、「テレビドラマ「女タクシードライバーの事件日誌④」 - 「おやじぃ」の日々つぶやき」より)

 小生は、時間に追われる、且つ、介護やお見舞いなどを中心の生活を送っているので、テレビを時間通りに見ることは叶わない。
 なので、録画しておいて、空いた時間に、場合によっては途切れ途切れの形で見ることが多い。


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2009/09/26

曼珠沙華の赤は命の赤

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→ 自転車を駆って市街地へ。途中、彼岸花(曼珠沙華)の群生を見かけた。「彼岸花…闇に浮ぶ赤い花」参照。「彼岸花の頃」なんて、ミステリアスな短編を書いたこともある。曼珠沙華は、小生には、実に想像力を刺激する植物なのである。
 

 持て余す魂。漂白する魂。壁にこすり付けられ傷ついた心。心とは壁の傷。磨り減り光沢も塗装も剥げ落ちた壁の染みにこそ親近感を抱く魂。紫外線に琴線を打ち砕かれて目は街中を泳いでいる。何処にも焦点が合わないのだ。
(「佐伯祐三…ユトリロのパリを愛してパリに果つ」より)

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