2023/10/27

重い腰を上げて次々と

 ← ミシェル・ウエルベック 著『滅ぼす 上』(野崎歓 /齋藤可津子/木内尭 訳 河出書房新社) 「謎の国際テロが多発するなか、2027年フランス大統領選が行われ、経済大臣ブリュノと秘書官ポールはテレビタレントを擁立する。社会の分断と個人の幸福。フランス発の大ベストセラー。」

 自宅では、ミシェル・ウエルベック 作の『滅ぼす 下』と、五来重著の『高野聖』 (角川ソフィア文庫)とを交互に。この頃は、ホントに数頁…せいぜい十頁ずつ互い違いに読んでる。

 同じものをずっと読む根気がなくなったのもあるのだろうが、主に老眼のせい。老眼鏡は使ってるが、度があってないこともあってか、目がすぐ疲れるのだ。悲しい。 (10/27 13:39)

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2023/09/25

桶作りは杉や竹作りから

 ←    竹内 早希子 著『巨大おけを絶やすな! 日本の食文化を未来へつなぐ』(岩波ジュニア新書) 「しょうゆ、みそ、酒を仕込む、巨大な木おけ。途絶えかけた大おけづくりをつないだ人々の、熱い熱い奮闘記!」

 竹内早希子 著の『巨大おけを絶やすな! 日本の食文化を未来へつなぐ』(岩波ジュニア新書)を23日(土)夜半に読了。仕事の合間の待機中に楽しんできた。

「しょうゆ、みそ、酒を仕込む、巨大な木おけ。途絶えかけた大おけづくりをつないだ人々の、熱い熱い奮闘記!」というもの。日曜大工どころか小学校の工作で、あるいは庭仕事で必要に迫られてやる大工仕事でも自分の不器用ぶりをつくづく自覚している吾輩。職人の仕事には感心するばかり。

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2023/09/10

光は闇を深くする

 ← エル・グレコの蝋燭の光に照らされた少年、猿、道化のアレゴリー。

 藤沢周平作の『新装版 闇の歯車』(講談社文庫)を十日未明に読了。仕事の合間の車中で大半を読み、残りの解説(磯貝勝太郎)だけ、本書を持ち帰り自宅で。

 2005年刊だが、吾輩は古本をひょんなことで入手。藤沢周平の時代小説は五冊目ほどか。久々。

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2023/08/22

朋あり遠方より来たる?

Balzac ← バルザック (著)『セラフィタ 』(蛯原 徳夫 (翻訳) 角川文庫 リバイバル・コレクション ) 「1568夜 『セラフィタ』 オノレ・ド・バルザック − 松岡正剛の千夜千冊

 親戚の夫妻が事情があって午後三時頃来訪。滅多に行き来できないし、よもやま話に花が咲く。二時間近く滞在され、午後五時からの庭仕事は取りやめ。薪ストーブの導入について相談。庭木を薪にするのはやはり相応しくないみたい。

 湯浅 邦弘著(監修・訳)の『荀子 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典』 (角川ソフィア文庫)に先立ち、マルグリット デュラス作の『愛人 ラマン』 (清水徹訳 河出文庫)を読んでいる。こちらは、主人公の語り口というか表現が独特で慣れるのにやや頁数が要った。が、一旦世界に入ると女性ならではの描きがあり面白い。愛人は自分でもあり、男のほうでもある? (08/22 17:11)

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2023/07/11

自分を褒めたくなる

 ← チェーホフ/著『チェーホフ・ユモレスカ―傑作短編集II―』(松下裕/訳 新潮文庫) 「本邦初訳を含め、すべて新訳。」

 月曜日、閻 連科作の『硬きこと水のごとし』を読み始めた。『愉楽』以来の二作目か。圧倒する熱気とパワーに負けそう。新作かと思ってたら、もう数年前の作品。

 今日は休日で、外出以外は、本書とホイジンガの『ホモ・ルーデンス』と『scripta 紀伊國屋 spring 2023』に明け暮れた。

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2023/06/15

腫れを気にして終日過ごす

 ← ヘンリー・ジェイ・プリスビロー著『意識と感覚のない世界 実のところ、麻酔科医は何をしているのか』(小田嶋由美子訳 勝間田敬弘:監修 みすず書房) 「今日では、麻酔は脳や心臓の手術から虫歯の治療にいたるまで、医療現場になくてはならないものになった。しかし、発見から170年以上が経ったいまでも、麻酔薬が私たちに作用するメカニズムは多くの謎に包まれたままなのだ。」

 今日14日(水)は、午前一時だけ上がったが、ほぼ終日の雨。庭仕事をやりたかったが、生憎の天気を口実に読書とブログ日記三昧。あとは、13日(火)に庭木の剪定の際にハチに刺されたその腫れを気にして過ごす羽目になった。さっさと皮膚科医院に駆け込むべきだったか。

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2023/06/09

生ラーメンを贅沢に調理する

 ← 三田村 鳶魚【著】『捕物の話―鳶魚江戸文庫〈1〉』(朝倉 治彦【編】 菊池明/山本博文解説 中公文庫) 「与力・同心・岡ッ引など、捕物の関係者や方法・技術を扱う「廻り方」、長谷川平蔵でおなじみの「火付盗賊改」や国定忠次ゆかりの「八州取締出役」の人物とその組織・機構など、江戸の捕物の実際を克明に考証し、以後の捕物研究の嚆矢となった書」

 8日(木)は休日。が、薄日の日中が次第に曇り、やがて終夜の雨に。雨を口実に庭仕事はサボった。山本 文緒の『ばにらさま』と、二井 一禎著の『われら古細菌の末裔: 微生物から見た生物の進化』 (共立スマートセレクション 38)とを交互に。文系と理系を常に並行して読むという方針だけは堅持。

 二度の洗濯の他は、居眠りはともかく、あとは合間にブログ日記を更新。これが大事。

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2023/05/07

天才は天才を知る

 ← 裏に続く小道の一角に苧環の叢。 (05/05 12:17)

 ドンドコと朝からやけに賑やかと思ったら町内の祭りだった。小さな神輿を子供たちが担いで回ってる。我が庭にも来てくれた。

 ふと気付いたのだが、町内はともかく我が班には高校生以下の子供が一人もいない!

 予め用意してた祝儀袋を見守りの美人の母さんに渡しつつ、決して小さくはない我が町の将来を思って暗澹たる思いだった。

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2023/04/26

月面着陸船 燃料つき落下か

 ← 『太陽庭と家シリーズ〈4〉数寄屋の庭 (1980年) 』(シリーズ太陽〈24〉 平凡社)

 今日は休み。昨日からの雨。午後の遅めになってようやくあがった。庭仕事しない口実に。車でスーパーへ。お惣菜のメニューが今月になって非常に乏しくなった。作る人がいなくなった? (04/26 18:47)

【詳報】月面着陸船 燃料つき落下か 何が起きた?時系列でも | NHK | 月面着陸挑戦」期待していたのに、最後の最後で失敗か。残念。 (04/26 18:49)

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2023/02/05

60年代は<砂>の時代だった ? !

 ← サハラ砂漠(画像はWikipediaより)

 数日前、安部公房の「砂の女」を読んだ。数十年ぶりの再読。傑作。62年の作。64年に映画化。「砂」というと、確か当時、「砂の器」という松本清張による名作があった。映画化は74年だが、原作は61年。せっかくなので当時の砂絡みの作品を探した。「砂の惑星」だ。原作は65年。フランク・ハーバート作のSF小説。映画化は84年。 (02/04 20:11)

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