2019/02/20

プランクトンとは浮遊する生物

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← 片山 杜秀 著『音楽放浪記 日本之巻』 (ちくま文庫) 「山田耕筰、橋本國彦、伊福部昭、武満徹、坂本龍一。近代日本が生んだ精神の最高のものが、彼らの音楽にあらわれている―」。

 昨夜は、澄み渡った月夜だった。カーテンを締め忘れ、家の窓明かりが漏れ出ているかと勘違いしたほど。あんな夜には月を眺めながら、とりとめのない想念を弄びたいもの。なのに、我が家の造りと来たら、日中の陽光も月の光も射し込まない。まるで、太陽や月に背を向けているよう。
 農家だったので、目の前に広がっていた、今はなき田圃や畑の様子を眺めやすい、すぐに庭に出入りしやすい構造だと、云えなくもないが。

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2019/02/18

謎の果物はグァバだった

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← 須藤 斎【著】『海と陸をつなぐ進化論 気候変動と微生物がもたらした驚きの共進化』(ブルーバックス) 「約3390万年前、南極の環境が激変したことを契機に、生存に不利な時期を「休眠」戦略で生き延びた微生物が大繁栄した。やがてクジラやアシカ、ペンギンなど、海洋生物の体構造や種数の進化を促したその生物は、陸上で暮らす馬や植物とも共進化を遂げていた ! ?」 

 夕方近く、東の空に(ほぼ)満月が。まだ明るい空に煌々と。そんな月を右手に久しぶりの銭湯へ。やはり、気持ちいい!

 本書須藤 斎著の『海と陸をつなぐ進化論 気候変動と微生物がもたらした驚きの共進化』は今日、買ってきた本の一冊。明日の車中での待機中に読むつもりだったが、我慢できず、手を出してしまった。

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2019/02/17

謎の果物

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← ゴーゴリ【作】『外套・鼻 (改版)』(平井 肇【訳】 岩波文庫) 「小役人アカーキュウィッチにとって,外套を新調することは生涯の大事件である.彼の心は裁縫師の一針一針に怪しく燃え上った.運命に辱められた不幸な人々への憐憫の情溢れる『外套』.ある日突然顔から脱け出し,歩き廻り出した自分の鼻を追って狂奔する下級役人を描く幻想的な物語『鼻』」。画像は、アマゾンより。

 昭和13年初版で、昭和47年発行。我輩の蔵書か、父のか。
 多分、今回で手にするのは少なくとも3回目。傑作。「狂人日記」を読んだ流れで。
 ドストエフスキーなどへも強く影響。ただ、独特の諧謔というかユーモラスな表現は、真似できない。「オブローモフ」のゴンチャロフくらいかな。
 併載の「鼻」も、身につまされつつも読む。
 食事休憩などを挟みつつも、夜半過ぎには読めるかな。

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2019/02/16

犬であるとはどういうことか

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← アレクサンドラ・ホロウィッツ 著『犬であるとはどういうことか  その鼻が教える匂いの世界』(竹内和世 訳 白揚社) 「くんくんくん……!? そのときあなたの犬は何を嗅ぎ、何に気づいているのか?」

 今日は、法事があった。とある親戚の方の13回忌の法要。ほとんど、先方の親族ばかりで、話の輪に入れない。というか、宴会の席で、話があちこちで盛り上がっていることもあって、話が聞こえてこない。耳が遠くなった?
 それにしても、7回忌にも参列しているのだが、もう13回忌とは、あまりに早い。その速さを感じるのは、親戚の子供らの成長。なんとなく、ところてんじゃないけど、若い人たちの台頭で、吾輩のようなロートルは、早く舞台を去れよと言われているような勢いを感じてしまう。

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2019/02/15

中国(漢詩)から科学の美へ

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← ジュディス・ヴェクスラー 編『科学にとって美とは何か  形・モデル・構造』(金子務 監訳 白揚社) 「数学・量子論・進化論・結晶学・物理学から心理学に至る第一級の科学者たちが,今まで見すごされてきた科学における「美」の役割をさまざまな角度から解説し,科学的想像力の核心に迫る」とか。こういったテーマの本は大好物。テーマはドンピシャだけど、肝心なのは中身。さて、どうだろう。

 連休。見に行きたい展覧会もあるが、懐が不如意で足止め状態。辛い。
 雪もひどくないし、自転車を駆って、町中へ行きたいなー。

 ジュディス・ヴェクスラー 編の『科学にとって美とは何か  形・モデル・構造』は、昨年まで積ん読本だった。
 けど、当分、読めそうにないので、積ん読本の山の高さに辟易して、こっそり外してしまっていた。

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2019/02/14

事故つながり ? !

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← スティーヴン・キング【著】『書くことについて』(田村 義進【訳】 小学館文庫) 「われわれ三文文士の多くもまた、及ばずながら言葉に意を注ぎ、物語を紙の上に紡ぎだす技と術に心を砕いている。本書のなかで、私はいかにして『書くことについて』の技と術に通じるようになったか、いま何を知っているのか、どうやって知ったのかを、できるだけ簡潔に語ろうと思っている。テーマは私の本業であり、言葉である」(本文より)

 昨夜半、それまでも折々降っていた雪が、一気に積もり始めた。べたべたした雪が乾いた、いかにも積もりそうな雪質に変わって、車道ですら、真っ白に一変した。
 朝までにどれだけ積もるのかと、怖いほどの勢い。
 が、案ずることはなかった。今朝、恐る恐る外の光景を窺ってみたら、一時過ぎに帰宅した時と同じような積雪。あの勢いは、一時のものだったようだ。

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2019/02/12

池江の白血病公表!

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← 『 中国名詩選 上』(松枝 茂夫 編 ワイド版岩波文庫 26) 「中国の詩歌は3000年もの豪華絢爛たる歴史をもち,質量とも世界に類を見ない.「天上の星の数」ほどもあるそれらの作品の中から愛誦するにたる詩篇約600首を精選,読み下し文と現代語訳,注釈と作者略伝を付す」。 

池江の白血病公表 世界のメディアも衝撃「日本の天才水泳少女が…」「東京五輪の顔」
 夕方だったかに接したこの一報に驚いた。こんなことがあるのか。現代は、治療可能な病気らしいが、第一線での活躍、まして東京オリンピック出場は、どうなのだろう。
 今は、完治を待つだけ。

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2019/02/10

茫漠たる広大な時空

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← 『世界の名著〈第14〉アウグスティヌス』( 山田 晶 (編集) 中央公論社 (1968))

 大学生になって間もない5月に入手し読み始めた。
 4月17日、伊達政宗もゆかりの深い、瑞巌寺へ。桜が満開で、仙台が自分を歓迎してくれているように感じていたっけ。

 悲しいかな、何ゆえに本書を手にしたのか覚えていない。中央公論社の世界の名著シリーズを高校生の頃より片っ端から読み倒さんとした一貫だったのは確か。

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2019/02/09

新聞の書評頁から

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← レールモントフ 作『現代の英雄』 (中村 融 訳 岩波文庫 )  「英雄とは,時代の犠牲者に他ならない.二十七歳にして決闘でたおれた反逆詩人のもっとも完成度の高い散文作品」。

 昨日(木曜日)は、雨が降りだす前にと、せっせと庭仕事。一時間半ほど作業したところで、雨がポツポツ。作業を切り上げて、茶の間で寛ごうとしたら、なんと汗びっしょり。真冬の庭仕事で汗だくになったのは、(雪掻きは別)初めて。気温、高かったんだ。今日は、一転して雪。小雪。

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2019/02/07

「唐詩選(上)」読了

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← イレーヌ・ネミロフスキー 著『血の熱』(芝盛行 訳 未知谷) 「田舎の生活の奥底に眠っていた情熱の、時を越えた驚くべき噴出を明らかにする(……)ほとんど何も起こらない、死んだような田園生活と、そこに眠り忘却されていた情熱の激しさのコントラストに、読者は唖然とすることになる」(塚本昌則氏評「週刊読書人」7月15日号)

 読ませる作品。負のマトリョーシカのような世界。フランスの片田舎の村が舞台。顔見知りの人ばかり。誰彼の素性や人間関係も知悉している。澱んだ空気が息苦しい。今日も明日も同じような日が続く……はずだった、ある死亡事故が起きるまでは。

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