2023/08/27

あの豪雨も今日は夢の中

 ← マルグリット・デュラス 著『愛人 ラマン』(清水 徹 訳 河出文庫) 「あの青年と出会ったのは、靄にけむる暑い光のなか、メコン河の渡し船の上だった。死ぬほどの欲情と悦楽の物語が、その時からはじまった。旋風をまき起こした大ベストセラー。」

 昨夜は雨。久しぶりの豪雨の時も。夕方でも32度だったりするのが、一時は猛烈な雨で気温が一瞬だが23度を記録したり。吾輩も折あしくその時に仕事で車から暫時降りることがあったが、ほんの十秒ほどで全身ずぶ濡れになった。しかも、そのまま仕事続行。

 それももう昨夜のこと。今日はもう熱中症アラート発令の富山である。 (08/27 14:27)

続きを読む "あの豪雨も今日は夢の中"

| | コメント (0)

2023/08/17

この齢になって殊勝に

 ← 古賀 茂明著『分断と凋落の日本』(講談社BOOK倶楽部) 「安倍政権がもたらした「分断と凋落」から日本を救う道はあるのか?」

『安田 善次郎 大富豪になる方法』 (新・教養の大陸シリーズ)をとりあえず読みたい本登録した。何が読むに値するのかわからない。

 富山県人としては、郷土の偉人は少しは知っておかないと。暗殺された人物。この齢になって殊勝に…… (08/15 15:21)

 石島 亜由美著の『妾と愛人のフェミニズム: 近・現代の一夫一婦の裏面史』を読み出している。抽象的な論議だと退屈。森鴎外や円地文子、尾崎紅葉などの作品をネタに論究すると俄然面白くなってくる。 (08/15 21:29)

続きを読む "この齢になって殊勝に"

| | コメント (0)

2023/07/25

森村誠一さん死去

 ← 長谷川 浩一著『線虫 1ミリの生命ドラマ』(dZERO)「すべての道は「線虫」に通ず。3億年以上にわたって繰り広げられてきた驚くべき精緻な「生と死」の営み!」カバー写真は、線虫「チュウブダイガク」。中部大学長谷川研究室が発見した新種。 (07/21 12:30)

 長谷川浩一著の『線虫 1ミリの生命ドラマ』を読んでいる。ぬるぬるして気色わるい生き物。最も身近(?)で馴染みの線虫は、アニサキスかな。線虫は、「現存する動物の中でも、種数およびバイオマスがほかの生物を圧倒して」いる。

 つまり、何処にでも潜む最も身近な動物でもある。 (07/24 15:24)

続きを読む "森村誠一さん死去"

| | コメント (0)

2023/06/23

我が家に今 東光の本が!

 ← 今 東光著『みみずく説法 (1957年)』(カッパ・ブックス)カバーの絵:杉本健吉「雷神」(ろうけつ染め)カットも。本書を原作の映画化で、田舎のお寺天台院の住持が三十六軒の檀家の人々との間に織りなす風俗劇。夜っぴて起きているので人呼んで“みみずく和尚”という:「みみずく説法:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画

 今日は終日の小雨の休日。疚しい思いなく庭仕事 サボった。代わりに溜まった新聞紙の片付け、お茶や水などの買い出し(買い置き)、展覧会チラシの整理(二千枚以上)、その他 洗濯2回にスーパーへ買い物など。 (06/23 01:05)

 

続きを読む "我が家に今 東光の本が!"

| | コメント (0)

2023/05/29

雨の休日らしく過ごす

 ← ハリー・クリフ著『物質は何からできているのか アップルパイのレシピから素粒子を考えてみた』(熊谷 玲美 訳 柏書房)  「弦理論の問題点とは? 自然の基本法則を完全に理解できるのか? スファレロンとは何か? ヒッグス粒子どうやって見つかったか? (中略) などこの分野の最新の成果を盛り込みつつ、素粒子物理学というとっつきにくい内容を、身近な物質とその成分の発見の歴史をとおして、肉眼世界からミクロの世界へと、最新の研究成果をわかりやすく語っていく。」

 今日は有休を取った。四日続けての仕事は体に堪えるし、やたらと暇というか、町中が閑散としている。不況のせい? 無理して出ることもない。庭仕事したかったが、雨で、買い物以外、外出せず。休息と読書。

続きを読む "雨の休日らしく過ごす"

| | コメント (0)

2023/04/08

慌てることはない!

 ← ウォルター・アイザックソン著『コード・ブレーカー 上 生命科学革命と人類の未来』(西村美佐子 野中香方子訳 文藝春秋BOOKS) 「世界的ベストセラー『スティーブ・ジョブズ』評伝作家による最新作!」

 ウォルター・アイザックソン著の『コード・ブレーカー 上 生命科学革命と人類の未来』を8日(土)未明に読了した。「世界的ベストセラー『スティーブ・ジョブズ』評伝作家による最新作!」と謳われているが、吾輩は『レオナルド・ダ・ヴィンチ 上・下』で知った書き手。こちら、文庫本で読める…慌てて読むことはなかったか。いずれ『コード・ブレーカー』も文庫入り確実か。

続きを読む "慌てることはない!"

| | コメント (0)

2023/04/03

今年初めて理髪店へ

 ← 矢内原 伊作 (著)『矢内原伊作の本 (2) 終末の文学』(みすず書房) 「著者の文学論のうち、その精髄ともいうべき16篇を本書に収める。」

 矢内原 伊作 著の『矢内原伊作の本 (2) 終末の文学』を2日(日)に読了。「著者の文学論のうち、その精髄ともいうべき16篇を本書に収める。」「小林秀雄のほか、堀辰雄、サルトル、ヴァレリー、ボードレール、リルケ、カミュ…これらの作家たちを通して著者は「世界の闇に堪える強力な思想」と「人間の解放」を指向する精神とを追求する」というものだが、かなりハイブロウな文章で、論旨にほとんど付いていけなかった。車中で読む本じゃなかったと反省している。

続きを読む "今年初めて理髪店へ"

| | コメント (0)

2023/01/12

孤独な宇宙の旅人

 ← スティーブ・シルバーマン著『自閉症の世界 多様性に満ちた内面の真実』(正高信男/入口真夕子訳 ブルーバックス) 「現代は自閉症が増えている ! ? 天才や起業家には自閉症的傾向が多い!?20世紀初頭に研究が始まった自閉症。さまざまな誤解と偏見を経て脳科学的に理解されるまでをたどりながら、「自閉症スペクトラム」と呼ばれる人たちの真の姿に迫る。」

 書庫を漁ってたら、なにやら懐かしいものが。もしかして…。手に取ってみたら、高一の三学期に書いた日記だった。学生時代、郷里を離れた吾輩は、親に覗かれるのを怖れて二十歳までの日記は手紙(高3の夏に書いた父母への、何故大学は哲学科を志望するか…といった長文の手紙もあった)も含めて全て燃やした。台所の外にドラム缶があって燃えるゴミを処理していた。そこで一気に。

続きを読む "孤独な宇宙の旅人"

| | コメント (0)

2023/01/07

ここは退屈迎えに来て…ここって富山のこと?

 ← ジョン・D・バロウ 著『科学にわからないことがある理由 -不可能の起源-』(松浦俊輔 訳 青土社) 「宇宙論における「人間原理」の第一人者が、宇宙の神秘、最先端テクノロジーから宗教、芸術、政治まで、あらゆる分野の〈不可能〉を精査し、科学史上最大の謎にして、人間の知的探求の原動力である「不可能」という核心的問題に肉薄する。」 昨日買ってきた本の一冊。もう20年以上前に出た本。彼の本は見逃さずに読んできたから、本書も図書館本で読んだかもしれない。でも彼の本なら再読の甲斐がある。

 外出以外は、庭仕事もほぼしなくて、二度に渡る洗濯の他は、居眠りと二冊の本を代わる代わる読んで過ごす休日。

続きを読む "ここは退屈迎えに来て…ここって富山のこと?"

| | コメント (0)

2022/12/07

火のないところに煙は…

 ← 横山秀夫著『クライマーズ・ハイ』(文春文庫) 「85年、御巣鷹山の日航機事故で運命を翻弄された地元新聞記者らの濃密な一週間。会社や親子など人間関係を鋭く描いた新境地作品」

 横山秀夫作の『クライマーズ・ハイ』を6日、自宅で読了。書店で表紙画像を観て買った。吾輩が買った本の表紙には、北関東新聞の「日航ジャンボ機墜落炎上」なる大見出しの記事が一面となっている新聞画像が。御巣鷹山での墜落現場の写真が載っていて、まだ煙が燻っている。

 横山秀夫原作のテレビドラマは、「第三の時効 」「陰の季節」「半落ち」などを録画で何度となく見てきた。脚本や演出、訳者の演技もいいのだろうが、原作もしっかりしているに違いないと思ってきた。ようやく手にした。

続きを読む "火のないところに煙は…"

| | コメント (0)

より以前の記事一覧