« 大好きなパワーズの本を前に寝落ち | トップページ | 頂いたコメントへの返事 »

2025/12/07

失われた30年が40年になるのは確定か

 ← イングリッド・ロベインス著『リミタリアニズム 財産上限主義の可能性』(田中恵理香 訳 /玉手慎太郎 その他 草思社) 「「個人の資産に上限を設ける」という驚くべき提案により、超富裕層が不平等と環境破壊を加速する現実を正す!民主主義の根幹を見つめなおすラディカルな1冊。」

 先週の金曜土曜の二日は目が回る忙しさだった。今週の金曜土曜はビックリするくらい、人の出が少なかった。忘年会のピークは先週だった? あるいは来週末なのか。(巨額の国債の発行と総花的なばらまき予算の結果としての)円安にともなう物価高はどこまで国民を苦しめることやら。失われた30年が40年になるのは確定的。真っ暗な気分だ。 (12/07 05:24)

 イングリッド・ロベインス著『リミタリアニズム 財産上限主義の可能性』(田中恵理香 訳 /玉手慎太郎 その他 草思社)を5日(土)読了。「「個人の資産に上限を設ける」という驚くべき提案により、超富裕層が不平等と環境破壊を加速する現実を正す!民主主義の根幹を見つめなおすラディカルな1冊。」「気鋭の経済学者が、超富裕層が民主主義を歪め、環境を悪化させ、不平等を拡大している実態を指摘し、超富裕層が「存在しない」世界が、いかに理想的な社会を生み出すかを力説する。」『21世紀の資本』の著者トマ・ピケティが本書を絶賛とか。

 日本では、超富裕層というのは、純金融資産が5億円以上の世帯を指すという(野村総合研究所などの定義)。「野村総合研究所、日本の富裕層・超富裕層は合計約165万世帯、その純金融資産の総額は約469兆円と推計 | ニュースリリース | 野村総合研究所(NRI)」本書での超富裕層というのは、日本じゃなく、海外を視野に置いている。たとえば「世界の超富裕層は約60兆ドルの資産を保有…近年、その投資先が変化している | Business Insider Japan」によると、「アルトラータ(Altrata)の『世界超富裕層報告書2025(World Ultra Wealth Report 2025)』によると、2025年6月末時点で、3000万ドル(約45億円)以上の資産を保有する超富裕層は世界で51万810人になり、彼らの資産を合わせると59兆8000億ドル(約8970兆円)に達する。これはアメリカのGDPの2倍に匹敵する規模だ。」とか。ちょっと吾輩には想像が付かない。理解が及ばない。

 こういった連中は日々をあくせくする我々をよそに、ますます肥え太っている。

 使いきれない金を蓄えて、一体どうするのだろう。相続税などをまともに収めて、国などが必要なところに予算を振り分けたなら、世界はどんなに変わることか。死蔵されていくカネを有効に使うべきだろう。

 まあ、スケールが大きすぎて感想も言えない。著者の提案が縷々語られる後半はともかく、超富裕層の実態を述べ立てる前半はむかむかして頭がカッカしどうしだった。世の多くの庶民が超富裕層の実態の一端を知って、問題意識を高めてほしいとつくづく思う。 (12/07 05:17)

 

 ← 「宇宙望遠鏡が捉えた「混沌の神」 四重の塵の殻をまとった終末期の三重連星系アペプ(Forbes JAPAN) - Yahoo!ニュース (12/06 12:26)

 ジェイソン・ヒッケル著『資本主義の次に来る世界』(野中香方子訳 東洋経済STORE)……このところ読んでるロベインス著『リミタリアニズム 財産上限主義の可能性』にて知った本。 (12/06 12:23)

 

 リチャード・パワーズ著『プレイグラウンド』(木原善彦訳 新潮社)……全くの偶然なのだが、パワーズの本作品の主人公は、総資産が上位一パーセントのさらにトップ五百に位置する人物。このところ読んでるロベインス著『リミタリアニズム 財産上限主義の可能性』は、まさしくこうした連中を視野に置いている。なんという偶然。但し、我輩は本書を手にしたのは、大好きなパワーズの新刊だからであり、本作品の内容は全く未知である。

 ただ、現在57歳の主人公の最後の望みは、海に埋葬されること。何やら…かなり示唆的かも。 (12/06 13:14)

 

 玉手 慎太郎著『今を生きる思想 ジョン・ロールズ 誰もが「生きづらくない社会」へ』 (講談社現代新書 )……そろそろ読了間近のイングリッド・ロベインス著『リミタリアニズム 財産上限主義の可能性』(田中恵理香 訳 /玉手慎太郎 その他 草思社)にて知った本。解説者の著。 (12/06 14:17)

 

 ← 中嶋泉著『増補改訂 アンチ・アクション ――日本戦後絵画と女性の画家』 (ちくま学芸文庫)……本書を今から。著者に絡む展覧会が本年 相次いで。その一つがこれ: 「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦 - 東京国立近代美術館 (12/06 14:45)

 「桜島で爆発 噴煙1300m 大きな噴石が7合目まで飛散 【5日の降灰予報】鹿児島 | TBS NEWS DIG」 (12/05 10:56)

 

「放射能」を「食べて」育つ生き物が、チェルノブイリの立入禁止区域で発見される(ニューズウィーク日本版) - Yahoo!ニュース」 (12/05 06:33)

|

« 大好きなパワーズの本を前に寝落ち | トップページ | 頂いたコメントへの返事 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

タクシーエッセイ」カテゴリの記事

書評エッセイ」カテゴリの記事

社会一般」カテゴリの記事

恋愛・心と体」カテゴリの記事

読書メーター」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 大好きなパワーズの本を前に寝落ち | トップページ | 頂いたコメントへの返事 »