マッチポンプの平和
← 「樹齢約200年のタブノキと、城址公園から移転した蒸気機関車のある公園」 (10/09 11:25)
川端康成著『掌の小説』(新潮文庫)……少々本書を読んでから、4時過ぎから庭仕事。例によって脚立に登ったりして、高枝切鋏を駆使して松の枝葉の刈り込み。かなり刈り込んだが、高い所の太い枝(葉)が届かずカットできない。
今回も完了とは行かなかった。がっかり。まだまだこんもり繁った庭木が多数。先が長い。
作業中、何度も転んだ。足場が悪いのと、ずっと高枝切鋏を両手で高く抱え、グッと見上げて作業するのでふらついてしまうのだ。 (10/09 19:13)
……本当は、体力減退が主因だな。 (10/09 23:39)
今日は休日。3ヶ月ぶりに床屋へ。プラージュ。カットが雑。カットして終わり。洗髪はしない場合、カットした髪の残り毛を吸引しなきゃいけないのに、その行程を省かれた。我輩も気付かず帰宅。茶の間で髪に櫛を入れたら、短い毛がパラパラ落ちてきた。慌ててシャワーを浴びるはめに。 (10/09 19:01)
← 「マッチポンプ (まっちぽんぷ)とは【ピクシブ百科事典】」
「イスラエルとハマス、ガザ和平案の第1段階に合意 トランプ氏と当事者が発表 - BBCニュース」 今度こそ和平案が実現してほしい。 トランプ大統領は自分の手柄だ、ノーベル平和賞は俺のものだと宣うやもしれないが、とんでもない。これはトランプ(のアメリカ)のマッチポンプだ。ネタニヤフのイスラエルがガザに侵略し都市を破壊し、老若男女6万7000人超 (3割が子ども)の犠牲者をもたらした(「「生き地獄」ガザ戦闘2年 死者は6万7000人超 3割が子ども 食料供給が断たれ50万人以上が飢饉状態に | TBS NEWS DIG」)。
ドイツやアメリカを中心とした欧米は、長くイスラエルの後ろ盾となってきた。民主主義とか正義とか立派な理念を唱えるが、パレスチナに対しては歴然たるダブルスタンダードの対応に終始してきた。正義の欠片もない。パレスチナ…ガザに平和を望むなら、犠牲者がこんなに拡大する前に対処することはできたはずだ。アメリカ(など)の武器援助でイスラエルはガザなど周辺国を攻撃してきた。風向きが変わったから(?)、平和の実現に舵を切るなんて、マッチポンプも同然だろう。(10/10 03:57)
← A・S・バーウィッチ 著『においが心を動かす ヒトは嗅覚の動物である』(大田直子 訳 河出書房新社) 「あなたは自分の鼻の力に、まだ気づいていない――。「嗅覚」こそが、私たちの心の謎を解くカギである! 最先端の科学者や超一流の香りのプロが語る、驚異の感覚世界!」
A・S・バーウィッチ 著『においが心を動かす ヒトは嗅覚の動物である』(大田直子 訳 河出書房新社)を一週間ほどを費やして9日(木)読了した。数年ぶりの再読。今回も錯綜する記述に翻弄された感が強い。それは視覚とは違う嗅覚の機能の研究の難しさを物語るようだ。ずっと手強い感覚だったのだ(過去形は微妙だが)。
「においは脳の創作物であり、その目的は、知覚者の生理やその変化するニーズに合わせて、多種多様な環境で比率の変動する刺激としての情報に、適切に反応することである。非線形で、ごちゃまぜで、分散している処理のおかげで、においは驚くほど挙動が柔軟になり、文脈に応じた意味が割り当てられる。そのようにして鼻は化学的環境に対し、個人に合わせたごく精緻な測定を行う。」(p.320)
「嗅覚はすでに末梢において、その遺伝的性質ゆえに、とても変わりやすい。刺激コード化の足し算で働くわけでも、定型的な地図のような刺激表象を採用するわけでもない。こうした特徴は、二十世紀の感覚神経科学の中心にあった刺激マッピングの考えとは、まったく対照的である。」(p.332)
従来は視覚という感覚を中心に知覚が感がられてきたが、嗅覚という難物を視野に入れたことで、知覚の理解が根底から変わりそうな印象(に終わらないようだが)を受けた。けれど、吾輩の理解力の乏しさもあって、本書の説く内容を十分には楽しめなかった。 (10/10 03:42)
マーカス デュ・ソートイ著『数字の国のミステリー』 (冨永 星訳 新潮文庫)……9年前に読んだ。もしかしたら単行本も読んだか。ソートイ本のファンなのです。秋の夜長の友。 (10/10 00:02)
川端康成著『掌の小説』(新潮文庫)……たった今、この掌編集で一番好きな作品の一つ「神います」を読んだ。何故か読むたび胸が苦しくなる。 (10/10 00:21) その次に、「帽子事件」なる滑稽(?)な作品が並ぶのが、なんとも絶妙。意図的なのかな。 (10/10 00:57)
エラリー・クイーン著『ドラゴンの歯』 (宇野利泰 訳 創元推理文庫)……書庫で何かの本を探してたら、何故か本書に遭遇。かのエラリー・クイーンの作。初版は65年だが、手元の本は81年のもの。読んだ記憶が全くない。我輩の蔵書かどうかも怪しい。が、父や姉のテイストでもなさそう。古書店でゲットした? ま、そんな詮索はどうでもいい。せっかく本書を目にしたんだし、折を見て読んじゃう。但し、文庫本なので、車中では活字を追えない。自宅で、そう、秋の夜長にちょうど(?)いい。 (10/10 00:39)
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