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2025/09/18

[だれ?]

Kfka ← フランツ・カフカ/著『カフカ断片集:海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ』 (頭木弘樹/編訳 新潮文庫 カ 1-5)

 この断片集で一番好きな海辺の貝殻:

   [だれ?]

 川岸の並木の下を行くのはだれ?
 すっかり見捨てられているのはだれ?
 もうどうしようもないのはだれ?
 草が生えているのはだれのお墓?
 川をさかのぼって、はしごで川岸をのぼって、夢がやってきた。
 立ちどまって、夢たちと言葉を交わす。夢はいろんなことを知っている。でも、自分たちがどこから来たかは知らない。
 秋の夕暮れはとてもおだやかだ。
 夢が川のほうを向き、両腕を上げる。
 両腕を上げたのに、なぜわたちたちを抱きしめてくれないのだろう?

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