我アルカディアにもなし
夕方五時半過ぎから庭仕事。内庭や玄関先の庭などの草むしり。一時間余りを費やして。過日、いや昨日もやったばかりなんだが、あっという間に雑草が蔓延る。その後、車道沿いの生け垣…角地を中心に剪定やら草むしりやら。 手付かずの庭がまだまだある。秋までは雑草との不毛な戦いが続く。 (07/08 12:14)
梅雨らしさのなかった6月。ポール・オースター著『4 3 2 1』(柴田元幸訳 新潮社)が圧巻だった。ロビン・ウォール・キマラー著『植物と叡智の守り人 ネイティブアメリカンの植物学者が語る科学・癒し・伝承』(三木直子訳 築地書館)なる素晴らしい本にも巡り会えた。 2025年6月の読書メーター 読んだ本の数:13冊 読んだページ数:4939ページ ナイス数:4479ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→「やいっちさんの2025年6月読書まとめ - 読書メーター」 (07/07 16:59)
← ゴンチャロフ著『オブローモフの夢』(安岡治子 訳 光文社古典新訳文庫) 「行動力ゼロ 気力なし 決断力ゼロ それでも(だからこそ) ロシア文学史上ナンバーマンの 「愛されキャラ」!」
ゴンチャロフ著『オブローモフの夢』(安岡治子 訳 光文社古典新訳文庫)を7日夜半過ぎ読了。6日の午後から読み出したから一昼夜でか。 日月と連休だったので、せっかくなので一冊読み上げたいと本書を選んだ。
「役所勤めもやめ、怠惰な日々を日々を送る青年貴族オブローモフ。朝、目覚めても起き上がる気力も湧かない彼が微睡むうちに見る夢を綴った「オブローモフの夢」。長編『オブローモフ』完成の十年前に発表され、作品全体の土台となったこの一章を独立させて文庫化した。」編集部の持ち込み企画だったらしい。さすが安岡治子氏が無難に仕上げてくれている。
オブローモフという無用者、余計者の系譜。吾輩が読んだ本だけでも、プーシキン『エヴゲーニイ・オネーギン』(1823-1830年)のオネーギン、レールモントフ『現代の英雄』(1839-1840年)のペチョーリン、ツルゲーネフの「ルージン」など。デカブリストの乱が失敗に終わって、貴族の若者を中心に鬱々とした風潮が広まったとされる。そうした時代背景があったようだ。
吾輩は大学を出てから初めて読んだ。学生時代に読まなくてよかった。きっと毒されてしまって、中退か除籍になっていたかも。ゴンチャロフの筆致は田園風景を優しく郷愁に満ちたものとして、当代のアルカディアのように巧みに描き出している。女性や従僕、農奴らへの視野はものの見事に欠落している。誰かの犠牲なしに理想郷などあり得ないのだ。
それはそれとしてある種の誘惑の虜になってしまいたくなる詩的な書なのである。 (07/08 12:31)
夜半過ぎ、またこのところ読み続けている竹倉史人著『世界の土偶を読む――コスチェンキの精霊はなぜ三〇〇〇〇年前のユーラシアの森で捕縛されたのか?』(晶文社)に戻った。決して学術書ではないと自ら銘打っているが、面白いし説得力がある。 (07/08 12:47)
← コンスタンチン・マコフスキー「Happy Arcadia」(Wikipediaより)
ゴンチャローフ 著『ゴンチャローフ日本渡航記』( 高野 明 /島田 陽訳 講談社学術文庫)…ゴンチャロフにこんな本があったとは! 「ロシアの文豪が観察した幕末長崎の日本人。『オブローモフ』で有名なゴンチャローフはプチャーチン提督の秘書官として1853年長崎に来航した。その眼に映じた庶民の姿、幕府全権との会談の様子を詳述。」 (07/07 17:17)
イワン・アレクサンドロヴィチ・ゴンチャロフ著『オブローモフの夢』(安岡治子 訳 光文社古典新訳文庫)…ゴンチャロフの「オブローモフ」は、ドストエフスキーの「白痴」に影響を与えたに違いない… (07/07 17:19)
M.Kuhar 著『溺れる脳 人はなぜ依存症になるのか』(舩田正彦 訳 東京化学同人)…竹倉史人著『世界の土偶を読む――コスチェンキの精霊はなぜ三〇〇〇〇年前のユーラシアの森で捕縛されたのか?』(晶文社)にて言及されていた。 (07/08 03:09)
「けが」を漢字表記すると「怪我」らしい。何故、こんな表記なのか? 当て字なのかな。 汚れ(穢れ)から「けが」に? 我を怪しむ? あやまち? (07/08 04:11)
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