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2025/07/20

環世界からイチョウの伝記へ

 ← エド・ヨン 著『動物には何が見え、聞こえ、感じられるのか 人間には感知できない驚異の環世界』(久保 尚子 訳 柏書房)  「この世界にはわれわれが感じているよりも、恐ろしく深遠な感覚世界が横たわっている。」

 会社で導入した「GO Pay │ タクシーが呼べるアプリGO 《ゴー》 │ GO株式会社」で、吾輩の…あるいはアプリ利用のドライバーらの仕事ぶりがすっかり変わっている。従来の会社を介する無線配車仕事とはまるで違うシステム。適応し対応するのにまだ戸惑っている。吾輩が待ち望んでいたアプリがようやく現実化しているのだ。忙しいのはいいが、休憩時間がなくなってしまった。今までは待機時間を疑似的な休憩に見做していたが、これからは自覚的に休憩時間を取得しないといけない。仕事のやり方が変わったと強く自覚しないといけない。これは自戒である。 (07/20 11:05)

 エド・ヨン 著『動物には何が見え、聞こえ、感じられるのか 人間には感知できない驚異の環世界』(久保 尚子 訳 柏書房)を読了。まだ七月だが、早くもポール・オースター著の『4321』などと並び、吾輩の読んだ今年のベストの本候補の一冊となっている。

 読みながら気になる話があまりに多く、付箋が一杯になってしまった。その一端は下記してみた。素晴らしい本なので、せめて最後の一章である「静けさを守り、暗闇を保護する  脅かされる感覚風景」だけでも読んでみてほしい。

 吾輩の感想など、不要だろう。本書の内容案内が的確だ:

「(前略)ついわれわれは人間中心の感覚でものを捉えてしまう。しかし、動物の感覚にも目が向けられ、かれらが実際にどのように世界を感知しているのかがわかりはじめたことで、この世界に対する人間の狭い視野も明らかになってきたのだ。 環世界という観点から、人間も動物の一部でしかなく、その知覚能力も他の動物と比べると優れている点もあれば、まったくその逆もあることがわかってきた。この人間中心の世界で捕らえる感覚から脱却することで、壮大な動物の知覚の世界が見えてくるのだ。この世界にはわれわれが感じているよりも、恐ろしく深遠な感覚世界が横たわっている。」

「コウモリであるとはどのようなことか」これはまったくわかりようがない世界としか言えないが、せめて想像を巡らすだけでも、この世界の奥深さを垣間見ることができるかも。人間には知性がある。その成果として顕微鏡から天体望遠鏡、レントゲンを作り出した。文学の世界もどんな動物にも想像が叶わない。その文学で動物の驚異の異能を描けないものか、なんて。

 余談だが、ユクスキュルの示した環世界という洞察の見事さを改めて再認識させられた。学生時代…半世紀まえに思索社から出た『生物から見た世界』(日高敏隆・羽田節子訳)を見出した自分を褒めてやりたい。今では、『生物から見た世界』 (岩波文庫 ) という手ごろな本が出ている。入門編としてこちらを手にするのもいいかも。 参考:「ユクスキュル『動物の環境と内的世界』 | トピックス : みすず書房」(07/20 11:00)

 

 あまりテレビじゃ報じないが気になっている。……「新燃岳 活発な火山活動続く 噴火警戒レベル3 警戒呼びかけ|NHK 鹿児島県のニュース」 (07/19 10:32)

 

 山本義隆著『物理学の誕生 ――山本義隆自選論集Ⅰ』 (ちくま学芸文庫)…相変わらず仕事の車中での待機中に細々と読んでいる。昨日の夜間勤務では10頁しか読めなかった。 (07/19 10:38)

 

 エド・ヨン 著『動物には何が見え、聞こえ、感じられるのか 人間には感知できない驚異の環世界』(久保 尚子 訳 柏書房)を相変わらず。 (07/19 13:33)

 夜空を照らす灯り…高層ビルなど都市の光は、夜には動物たちには光害になっている。風力発電でのプロペラに鳥が衝突して事故死が問題視される。が、都会や駐車場の夜間照明は野生動物を苦しめている。

 通信塔の赤い灯り…アメリカに限っても、毎年数百万羽の鳥が飛び込んで死んでいるとか。世界で何千万羽以上か。せめて、点滅に切り換えるだけでもそうした被害は回避できたはず、とも。(本書p.487) …例えば……「生きものを苦しめてきた「光害」 - 日本自然保護協会オフィシャルサイト

 鳥に限らず、夜には野生動物(昆虫など)は、人間より遥かに感度の高い視覚能力がある。つまり光公害の被害を想像以上に受けてしまう。

 我輩は数年前、風呂場の灯りをLEDに切り替えた。但し白色じゃなく電熱球風な橙色。白色だとさむざむしいから。が、街灯のLEDも白色じゃなく橙色がいいと思う。それだけで、町の雰囲気が暖かくなる。それ以上に白色LEDは野生動物には有害。光汚染になっている。青色光は、昆虫などの体内時計を狂わす。

 風力発電でのプロペラを問題視するなら、なぜ飛行機を問題視しないのか。バードストライクって、まるで野鳥が悪いみたいじゃないか。旅客機や戦闘機を減らすべきじゃないか、飛行機の騒音も野鳥や人間の生活に有害になってる。何を問題視するかの視点がそもそもトチ狂ってる。 (07/19 14:05)

 環境省は、視野を動物へも広げないと……「環境白書 騒音による各種の影響

 ちなみに、人間の声は野生動物には脅威。声が聴こえるだけで、動物たちは敬遠する。遠ざかっていく。いっそのこと、人里と森林との境などに人声を流す? 

 海も人間によって騒音公害に見舞われている。増大するコンテナー船、豪華観光船、クルーザー、モーターボート、軍艦……海に生きる野生動物にはまさに騒音公害だ。 (07/19 14:27)

 

 エド・ヨン 著『動物には何が見え、聞こえ、感じられるのか 人間には感知できない驚異の環世界』(久保 尚子 訳 柏書房)を十日ほどを費やして読了した。素晴らしい本だ。大著。せめて最後の章だけでも読んでほしい。感想は後日に。  (2025/07/19)

 

 

 ← 瀬田 勝哉 著『木に「伝記」あり 巨樹イチョウの史料を探して全国を歩く』(朝日選書) 「ある日、著者のもとに植物学者から共同研究への誘いの手紙が届いた。全国の巨樹イチョウを調べているが、中国・朝鮮半島から日本に渡来した時期を科学的な根拠によって明かしたい、歴史研究者のあなたの協力を得たい、という。 (後略)」

 瀬田 勝哉 著『木に「伝記」あり 巨樹イチョウの史料を探して全国を歩く』(朝日選書)を読み出した。…イチョウは大好きな樹。授業中にはよく窓外のイチョウ並木をぼんやり眺めていたものだ。イチョウについての本というと、ピーター・クレイン 著『イチョウ 奇跡の2億年史: 生き残った最古の樹木の物語』(矢野真千子 訳 河出書房新社)は読んだことがある。庭にイチョウを植えたい! (07/19 16:13)

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