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2025/07/03

体を鈍らせない筋トレ

 ← 神原 正明著『ヒエロニムス・ボス: 奇想と驚異の図像学』(勁草書房) 「ヨーロッパが中世からルネサンスに移行する時期にあって、変貌する世界観を丸ごと視覚化した画家、ヒエロニムス・ボスの図像研究。」

 仕事の車中での待機中には、福田 眞人 著『水と清潔 風呂・トイレ・水道の比較文化史』(朝日選書)を、自宅ではカルロ・ロヴェッリ著『ブラックホールは白くなる』(冨永 星訳 NHK出版)を読み出している。

 バイクでツーリングするなんて楽しみもほぼ消滅して、楽しみは読書だけ。それも老眼ということもあって、細々であり、辛うじて。庭仕事が楽しみになればいうことはないのだが、これは吾輩には親たちの課した難行か。体を鈍らせない筋トレになってる? (07/03 07:41)

 

 神原 正明著『ヒエロニムス・ボス: 奇想と驚異の図像学』(勁草書房)を2日(水)読了。

「ネーデルラントの画家、ヒエロニムス・ボス。その作品に盛り込まれた謎に満ちた造形を、従来の説をふまえつつ図像学の立場から独自の解読を試み、中でも隠し込まれた幾何学的思考について、文字と数字のシンボリズムとして解明してゆく」というまさに図像学の書である。豊富な図版は嬉しいが、カラー図版は本書のカバーだけなのはちょっと悲しい。

 本書についての筆者の立場は「はじめに」での言明で明確だ:

 美術作品にはオリジナルのアウラにぐいぐいと引きずられて見てしまうものと、そうではなくえ印刷やカメラの目を通して、やっと姿を見せてくれるものとがあるように思うのだ。前者は問答無用の「芸術」で、後者は文学好きの美術評論家や詩人に好まれて、おのずと図像学へと視線をはわせていく。そして、ヒエロニムス・ボスの作品というのは、どうも後者の典型であるような気がする。もちろんイメージを支えるのは強固な肉体であることは確かなのだが。(p.i) 

 我輩についていえば、ボス、ブリューゲル、ついでに美術についても門外漢らしくデューラーなどもだが、アウラに惹かれてなのか、芸術として理解が及んだからかどうかは関係なく、彼らの世界に魅せられてきた。

 ただ眺めているだけでも楽しいのだが、このボスについて、図像学云々にひたすら導かれて絵解きしていく体験は貴重だ。ボス作品にここまで付き合ったことなどないだけに猶更である。 (07/03 07:30)

 

 スーザン・ソンタグ著『隠喩としての病い』(富山太佳夫訳 みすず書房)…このところ読んでる神原 正明著『ヒエロニムス・ボス: 奇想と驚異の図像学』(勁草書房)にて参照されてる。 (07/01 15:08)

 

 宇津木 龍一著『シャンプーをやめると、髪が増える 抜け毛、薄毛、パサつきは“洗いすぎ”が原因だった!』( KADOKAWA)…いま読んでる福田真人著「水と清潔」を読んでたら、聖人は生涯体を洗わない…なんて。ふと、作家の五木寛之が滅多に洗髪しないことを思い出した。医学的にどうなのか?

 本書によると、「薄毛や抜け毛が気になって、シャンプーを変える人が増えています。でも原因はシャンプーだった!! "お湯洗い"に変えれば、毛が太くなる! 頭皮もよみがえる! 今日から「毛活」をはじめましょう!」

 我輩は、洗髪は毎日。但し、シャンプーは使わない。水を汚したくないから。お湯でシャワーしたらスッキリだし。 入浴も(滅多に入らないが)間違っても入浴剤は使わない! 

(頂いたコメントに)〇▽さん 見事です。見習いたい。石鹸は、洗車後、素手でマットや床なども洗うので、余儀なく使います。食器…フライパンも、鼻をかんだティッシュを乾かしたもので、油分を拭い落として、あとはサラッと。お湯を使えるだけ贅沢かも。細菌などは、多くは共生菌。水虫も足の裏を綺麗にし過ぎるから。多彩な菌があれば、多少の雑菌も問題ないようです。

 ちなみに我輩の頑固な水虫は、素足で田植えをしたら、あっという間に治りました。 破傷風を覚悟して田植えしてましたけど。 (07/02 12:37)

 

 ← 福田 眞人 著『水と清潔 風呂・トイレ・水道の比較文化史』(朝日選書)にて言及されていたチャンド・バオリの階段井戸

「チャンド・バオリ(Chand Baori, चाँद बावड़ी)もしくはチャンド・バオリの階段井戸とは、インド・ラージャスターン州ジャイプル近郊のアブハネリ村(en:Abhaneri)にある巨大な階段井戸である。」(Wikipediaより)

 「この井戸は Harshat Mata 寺院の反対側に位置しており、インドで最も深く大きな階段井戸の一つである。9世紀に建造され、階段の総数は3500、階数は13階でその深さは100フィート(約30メートル)に達する」(同上) (07/01 20:56)

 

 カルロ・ロヴェッリ著『ブラックホールは白くなる』(冨永 星訳 NHK出版)…ロヴェッリの著は5冊目かな。過去の4冊はみんな再読してきた。本書も楽しむ…楽しませてね。今日から。 そろそろ理系の本に餓えてきたの (07/02 16:03)

 

 F. エンゲルス著『イギリスにおける労働者階級の状態 上』 (浜林正夫=訳・解説 科学的社会主義の古典選書)…福田 眞人 著『水と清潔 風呂・トイレ・水道の比較文化史』(朝日選書)にて参照されてる。 (07/03 01:10)

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