「時を刻む湖(水月湖)」再読
← 中川 毅著『時を刻む湖──7万枚の地層に挑んだ科学者たち 』(岩波現代文庫 社会351) 「国境を越えた友情、挫折と栄光…。水月湖が過去5万年の時を測る世界の「標準時計」となるまでを当事者が語る。解説=大河内直彦」
中川 毅著『時を刻む湖──7万枚の地層に挑んだ科学者たち 』(岩波現代文庫 社会351)を9日読了。旧版に続いてなので、再読か。「国境を越えた友情、挫折と栄光…。水月湖が過去5万年の時を測る世界の「標準時計」となるまでを当事者が語る。」という内容。やはり面白かった。敢えて新版も読んでよかった。
四年前、旧版について以下のように書いた(抜粋):
成果が世界に認められるまでのハラハラドキドキの物語。時に冒険ともいえる要となる研究者らの決断があって今日がある。駆け足だが年縞博物館や水月湖を眺めるツーリングを敢行して心底よかった。数年前、マスコミでこの世界に類を見ない年縞が話題になって以来の夢が叶った。読むのが楽しい。とにかくお勧め。
← 庭の片隅のドクダミ叢。こんなに成長しちゃって…… (06/09 15:00)
(頂いたコメントに)ありがとうございます。ドクダミは、香り(臭いと呼ぶべきか)が我輩も苦手。でも、花は清楚そのもの。その一方では薬草であり、隣家の御婦人(故人)が煎じて飲んでおられました。その方が庭にドクダミ畑を設けていました。其れが今や我が家の庭を席捲せんばかりです 。 (06/09 17:20)
今日は晴れの休日。先週のハード過ぎた日程に懲りて、1週間ほど間を空けた。2時間弱の庭仕事。畑の果樹の枝落とし、枝葉剪定、雑草むしり。前回より30分ほど短めの作業。納屋には満杯の枝葉。折を見て少しずつチップ作りしていく。柴ストーブの燃料。冬用の蓄え。気長に。 (06/09 23:27)
やはり寝落ち。たった今目覚めた。体の節々が痛む。 (06/10 01:17)
洗濯物が洗濯機に入ったままだった…ことに気付いた。 (06/10 02:46)
「刑事殺し」を録画で観てる。3回目かな。よく出来てる。脚本演出がいい。役者の演技もいいのは勿論だが、番組によっては、俳優(宝)の持ち腐れが顕著ってことが間々あるんだな。 その点、このドラマではそれぞれの役者が生きてる。 (06/09 23:29)
「古墳が一直線上に?古都・藤原京から南へ伸びる「聖なるライン」の謎」 (06/09 16:39)
ほぼ毎日使ってるのだが、なかなか効果が見えてこなかった。耳の穴に突っ込んでジージーとやるが、耳毛が奥に引っ込むだけで、カットできない。が、ある時気付いた。耳朶を指先で撫でてみたら、和毛らしき柔らかな毛たちの感触。もしかしたら、耳毛って耳の穴の奥じゃなく、耳朶の襞の何処かにひっそり蔓延っているのかもしれない。
早速、カッターを耳朶の周辺を優しくなぞらせてみた。小さくガガガという反応。おお、どうやら削れてる!
敵(耳毛)は、耳の穴の深奥ではなく、表層にさりげなく我が世の春を謳歌していたのだ。ようやく耳毛カッターは本来の役目を果たしてくれた。メデタシ、メデタシ。
尤もケチな性分の我輩、折角なので、耳毛カッターで髪の毛を、毛の先端をササッと擦らせてみた。するとカッターの切れ味は流石で、髪の毛の先っぽが切れている! おお!これなら床屋さんに行く回数を減らせるに違いない。鼻…耳毛カッターを買った元は取れると皮算用していたものである。
なお、我輩のこと、耳毛カッターと云いつつ、コッソリ鼻毛もカットしていたに違いないと視ていたかもしれない。さにあらず、鼻毛は暇の徒然に指先で摘まんで引っこ抜くのが日課である! (06/09 13:14)
アモリナ・キングドン著『魚の耳で海を聴く 海洋生物音響学の世界――歌うアンコウから、シャチの方言、海中騒音まで』( 小坂恵理訳 築地書館)を読み始めた。吾輩にはユニークなテーマの本。
「私の耳は貝の殻 海の響きを懐かしむ」は、云うまでもなくフランスの詩人ジャン・コクトーの詩「耳」の有名な一節(堀口大學訳詩)。原書の題名はともかく、訳書の題名『魚の耳で海を聴く』はコクトーの詩を敢えて余韻させてるに違いない……かどうかは分からないが、我輩が本書を手にしたのは題名の力の預かるところ大だったのは否定できない。とにかく今日から読む。オースターの大著の大海の息継ぎに楽しむ。 (06/09 16:29)
アモリナ・キングドン著『魚の耳で海を聴く 』のキーワードの一つ「ハイドロフォン」:
「ハイドロフォン (英語: hydrophone) は水中の音を聴くもしくは記録するために水中で使用されるマイクロフォン。ほとんどのものは圧力変化にさらされた際に電気を発生する圧電型トランスデューサを基にして作られている。音は圧力波であるため、このような圧電材料・トランスデューサは音響信号を電気信号に変換することができる。」(情報は、Wikipediaから。)
本書によると、「第二次世界大戦や冷戦をきっかけに、水中で潜水艦の音を聞き取るための極秘のネットワークが構築された。そこからは音響に関してかつてなかったほど大量のデータが集められ、海底や動物の不思議な音に関する報告が数多く寄せられた。(略)機密扱いされてきた。しかし冷戦が終わると、(略)海洋生物学者にも、海がどんな音で満たされているのか聞くチャンスがようやく与えられた(略)」(p.36) (06/10 01:32)
「ある冬の日(略)音響学者がハイドロフォンで雨の音を聞いていた。雨が雪に変わった。すると、どの雪片も水に落下すると微かな衝撃音を立てることがわかった。(略)雪が水に落下するとごく小さな泡を作る雪片の90パーセントは、微かに超音波の金属音を上げていた。」(p.37) (06/10 01:39)
← 画像は、我輩が「年縞博物館」を訪れた際に撮った入り口付近。 拙稿:「福井県年縞博物館へロングツーリング」
水月湖の年縞が七万年分全てステンドグラスの形で45メートルにわたって展示されている。圧巻だった。本書の「その後の10年」にて、このギャラリーをデザインした関係者に、乃村工藝社(のデザイナーの方)の名が。もしやあの乃村? 住所は東京都港区台場とある。
東京在住時代、田町駅の裏側の乃村工藝社へタクシーで客を幾度も案内したことがある。あの乃村工藝社なのか? 住所がやや違うが。 (06/09 14:35)
「奇跡的に盗掘を免れた古代中国の「満城漢墓」とは、何千もの宝玉でできた「金縷玉衣」も(ナショナル ジオグラフィック日本版) #Yahooニュース」 (06/10 02:19)
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