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2025/06/16

失われた40年になりそう

 ← 庭先の皐月…今年も開花してくれたが、いよいよ開花の季節も終焉のようだ。 (15日撮影 06/15 20:15)

 仕事の車中での待機中にあれこれ読むのが楽しみ。そのために仕事してるわけじゃないが。仕事は夜勤。といっても、夕方から丑三つ時まで。夜の十時過ぎくらいまでは、それなりに人影も淋しくはないのだが、十一時ともなると閑散。駅前など富山市の中心街でこの惨状。日中は観光客も増えているのかもしれないが(吾輩は分からない)、夜半近くには時にゴーストタウンと化している。30年のデフレ日本。このままじゃ、失われた40年になりそう。 (06/16 12:16)

 ラジオで聞きかじったのだが、「どっこいしょ」なる言語の由来は……「山岳修行する行者が「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」と唱えながら山を歩き、その掛け声が、時代を経て「どっこいしょ」という言葉に変化したと言われます。」(「どっこいしょ|じつは身近な仏教用語|仏教の教え|日蓮宗ポータルサイト」より) ちなみに「六根清浄」は、仏教用語で、人間の五感(目、耳、鼻、舌、身)と心(意)を清浄に保つことを意味するとか。(06/15 20:12)

 

 ← 植松 三十里(みどり)著『イザベラ・バードと侍ボーイ』 (集英社文庫) 「英国人作家と通訳の青年、北への旅は困難を極め……。対照的な二人が織りなす文明衝突旅を開国直後の日本を舞台に描く歴史小説。」

 イザベラ・バードの研究書と思って手が出たのだが、「英国人作家と通訳の青年、北への旅は困難を極め……。対照的な二人が織りなす文明衝突旅を開国直後の日本を舞台に描く歴史小説。」ということで、時代小説だった。

「三浦半島の下級武士の子・伊東鶴吉は、維新後に通訳となる。」父が幕末に函館へ行き生死不明のため、父の消息を確かめるため、バードに付き随う。ということで、脇役の伊東鶴吉に(も)脚光を浴びさせたのが特色。

 植松 三十里(みどり)氏は、「静岡市出身。東京女子大学史学科卒業後、婦人画報社勤務、七年間の在米生活、建築都市デザイン事務所勤務などを経て、フリーランスのライターに。」という方。初めて読む作家である。イザベラ・バードが取り持つ縁。 

 ちなみに、本書の表紙のイラストは、ヤマモトマサアキの手になる。(06/16 12:16)

 

 ← 生け垣の木。開花してた。名前忘れた。(15日撮影)

 ポール・オースター/著『4 3 2 1』(柴田元幸/訳 新潮社)を楽しんでる。800頁近い大作だが、半ばを越えた。驚くべき作家。生粋の小説家…詩人。 (06/15 20:14)

 

 エド・ヨン著『動物には何が見え、聞こえ、感じられるのか 人間には感知できない驚異の環世界』(久保 尚子 訳 柏書房)の発売を知った。ヤーコプ・フォン・ユクスキュルの提唱した環世界説に由来してそうな話。こういうテーマは大好きだ。『世界は細菌にあふれ、人は細菌によって生かされる』の著者(「世界は細菌にあふれ、人は細菌によって生かされる やいっちさんの感想 - 読書メーター」)。ピューリッツァー賞(説明報道部門)受賞のサイエンスライターによる待望の新作。  『生物から見た世界』(日高敏隆・羽田節子訳、思索社、1973年)を刊行当時に発見し読んでいた吾輩は慧眼?(06/14 08:14)

 

 ← 小林清親「新橋ステンシヨン。1881年。」 (画像は、「小林清親 - Wikipedia」より)

 杉本 章子著『東京新大橋雨中図』 (文春文庫 )… 「小林 清親(こばやし きよちか、1847年9月10日(弘化4年- 1915年)は、明治時代の浮世絵師。明治10年(1877年)頃に、江戸から移り変わる東京の様子を版画で表現した。」小林清親の画集のつもりで買ったのだが、時代小説だった。杉本章子作品は初めてかも。 (06/14 22:52)

 

続・“冤(えん)罪”の深層〜警視庁公安部・深まる闇〜 初回放送日:2024年2月18日」を録画で。深い闇。怖い。 (06/14 04:36)

 

海に沈む30万の遺骨も…収容は1% 戦後80年の現実 | NHK | WEB特集」…遺骨は陸だけじゃない、海にも沈んだまま。 (06/13 13:25)

 

 ← 川瀬巴水『馬込の月』 (画像は、「渡邊木版美術画舗」より) 拙稿:「川瀬巴水 旅情詩人と呼ばれた版画絵師 没後50年展

 杉本 章子著『東京新大橋雨中図』 (文春文庫 )…このところ本書を仕事の車中での待機中に楽しんでる。昨夜は仕事。あまりに暇なので、さくさく読めて百頁以上も。主人公の小林清親の作品…好き。関連して川瀬巴水作品も脳裏に浮かんでしまう。(06/16 12:00)

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