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2025/05/23

ハン・ガン著『少年が来る』から<吉本>へ

 ← 裏庭の紫露草 (22日撮影 05/22 18:19)

 シェイクスピア著『シェイクスピア全集 2 ロミオとジュリエット』(松岡和子訳 ちくま文庫)を22日の夜半過ぎ…23日の未明というべきか…に読み始めた。あまりに有名な作品。若い頃に幾度か読んだが、松岡訳でこの近年シェイクスピア作品を断続的に読み続けている一環として改めて。

 余談ながら、19日20日連続して遣り過ぎた庭仕事の疲れがようやく抜けた…と思いたいが、どうだろう。22日はさすがに雨も降っていたし、切り落とした枝葉の片付けを十数分やっただけにとどめた。 (05/23 04:13)

 ハン・ガン著『少年が来る    新しい韓国の文学15』(井手 俊作訳 クオン)は短編の連作形式。その中の一篇にて、「録音とテープ起こし」なる言葉に遭遇。鮮烈な記憶(体験)が甦った。90年代は、会社の仕事とは別にテープ起こしを盛んにやってた。友人に誘われ(依頼され)某サラリーマンの勉強会のテープ起こし。毎月。これはボランティアで。ついで、友人の吉本隆明へのインタビューに同行。テープ起こし。

 場所は吉本氏の自宅。ある時などは何と吉本ばななさんが、お茶を出してくれた! 膨大な量のテープ起こし作業は、本になった。他にも友人の本の出版にテープ起こしで関わった。徹底した取材…そのテープ起こし作業を担った。当然本になった(朝日新聞だったか、ベストセラー本トップに)。全ては友人の成果(業績)で、我輩は裏方に過ぎなかったのだが、ひとつのささやかな経歴の一端なのだろう。 (05/22 18:26)

 

 ← 今日は今朝未明からの雨模様。休日だけど、雨を口実に庭仕事はサボる。19日20日の2日続きの庭仕事での疲労が少し抜けたかな。庭の皐月も雨に癒されてる? (22日撮影 05/22 17:43)

クラシック倶楽部 山宮るり子 ハープ・リサイタル」を録画で。ハープ大好き! (05/23 01:10)

「近年で最も重要な発見」と専門家も評価。アッシリア帝国の最盛期を伝える超巨大なレリーフを発掘(ARTnews JAPAN) #Yahooニュース」 (05/22 18:05)

 

 ← ハン・ガン著『少年が来る 新しい韓国の文学15』(井手 俊作訳 クオン) 「光州事件から約三十五年。あのとき、生を閉じた者の身に何が起きたのか。生き残った者は、あれからどうやって生きてきたのか。未来を奪われた者は何を思い、子どもを失った母親はどんな生を余儀なくされたのか。 (以下略)」

 ハン・ガン著『少年が来る 新しい韓国の文学15』(井手 俊作訳 クオン)を22日(木)の夜半に読了。読み出したのが20日(火)の夜半なので、仕事だった21日を除けば、実際にはまる一昼夜での読了か。ハン・ガン作品は早くも三冊目。

 内容紹介にある通り:「1980 年5月18 日、韓国全羅南道の光州を中心として起きた民主化抗争、光州事件。戒厳軍の武力鎮圧によって5月27日に終息するまでに、夥しい数の活動家や学生や市民が犠牲になった。抗争で命を落とした者がその時何を想い、生存者や家族は事件後どんな生を余儀なくされたのか。その一人一人の生を深く見つめ描き出すことで、「韓国の地方で起きた過去の話」ではなく、時間や地域を越えた鎮魂の物語となっている。」

 既に本作を読みながら、その都度、幾度となくメモってきた。事件の現場に生き死にした当人(の魂)に乗り移って、まさに当人ならではの言葉にはならない実相を生々しく映し出す。日本の一九八〇年の世相とのあまりの違いに衝撃を受けなければ嘘だろう。 (05/23 04:02)

 全くの偶然だが、22日の夜半、本書を読了した直後、たまたま一息入れようとテレビを観たら…:

映像の世紀 朝鮮戦争 そして核がばらまかれた」(NHK)を見た。たまたまハン・ガンの「少年が来た」を読み終えたところで、より感銘深いものがあった。 光州事件もこの前段の延長なのだろう。(05/23 01:07)

 

参考:「韓国文学の読書トーク#15『少年が来る』|クオンの本のたね」「BTSが韓国文学の扉をあけた〜ハン・ガン著『少年が来る』を読んで〜/前田エマ|クオンの本のたね

 

 ← 裏庭の巨木。枝葉の繁茂ぶりが半端ない。名前不詳。 (22日撮影 05/22 17:52)

 アメリカの米の輸入が取り沙汰されてる(既に入荷してるか)。…だけど:

「カルローズ米は主にアメリカで生産される米で、栽培中に使用される農薬が原因で「危険」と言われることがあります。 一部の報告では、輸出国によって使用される農薬が基準値を超えている可能性が指摘される場合があります。 特に、日本の基準と異なる農薬が使用されている可能性が不安視されることがあります。」

 輸入の際は、農産物の品質検査は徹底してほしい。某国の大統領に、不透明な輸入規制と非難されようと。 (05/22 17:54)

 

 ← 「立待月」……ハン・ガン著『少年が来る    新しい韓国の文学15』(井手 俊作訳 クオン)のある章にて「立待月」なる言葉が。言葉は仄聞してても、形は必ずしもピンと来ない。「月の知識」によると こんな風。 (05/22 21:29)

米国に見る農業の合理化と質」 :

「アメリカ式農業の危険性 しかし、大量に農薬を使用したり、遺伝子組み換え作物を利用するなど、アメリカ式農業で生産された農作物には人体への影響も懸念されるものが多々あります。大量に収穫する訳ですから、確実に育成する必要が出てきます。そのためには化学肥料や農薬、害虫に強い遺伝子組み換え作物の必要性は非常に合理的です。しかし、前項でも述べた、食の安全が謳われる中、これらの農作物は本当に安全、安心なものと言えるでしょうか?また、アメリカ式大規模農業は、土地の使い捨ても問題になっています。(以下、略)」 (05/22 18:02)

 

 ← 「縁台」 (画像はWikipedia)

 ハン・ガン著『少年が来る    新しい韓国の文学15』(井手 俊作訳 クオン)のある章にて、「縁台」なる言葉。考えてみたら不思議な名称。「縁台(えんだい)は、個人の家の庭や近所の露地において、休息や夏場の夕涼みなどに用いられる主に木製の腰掛。」縁側に関連する? 

 「家に縁側のない家では、これが縁側代わりになることもあった。関東地方では縁台と呼ばれるのに対して、特に関西地方では、茶店の店先や町家の軒先などに出す縁台は床几(しょうぎ)と呼称する。」 …富山は関西か関東か。天気予報では、新潟は関東の仲間に。富山は中部か。我が家は農家だから、縁側だ。縁側に集まって花火したことも。 (情報はWikipedia) (05/22 23:18)

(頂いたコメントに)縁台、床几とも馴染みはありません。縁側は農家ならでは? 縁側からは内庭があって猛暑のなかった昔は、涼むこともできたかな。一方、マンションに憧れがあって、ベランダにウッドデッキなんてオシャレ。夜景を眺めたり。 (05/23 00:55)

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