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2025/04/25

井上 亮著『比翼の象徴 明仁・美智子伝』全三巻読了

 ← 裏の内庭。カエデ? 血汐紅葉(チシオモミジ)? (04/24 18:42)

 24日(木)は晴れの休日。下記する大著の読了。車にガス給油、電気屋さんに寄った上でホームセンターへ。さらにスーパーで買い物。帰宅してからは庭を観て回ったり。用事を果たしたら既に夕刻に。ロートルには十分すぎる運動量。お蔭で(?)夜は案の定寝落ち。ただ、下記するように「比翼の象徴」全三巻を読了したので、ご褒美ではないが、次は理系っぽい本を選択した。 (04/25 04:41)

 井上 亮著『比翼の象徴 明仁・美智子伝 下巻 平成の革命』(岩波書店)…2019年4月1日は、新元号発表の日。2009年(平成21年)初めに宮内庁長官らに退位の意思を実質的に伝えてから足かけ十年。誰もが実現困難と考えていた退位が成就した。4月30日退位の日。 (04/24 13:42)

 

 ← 蛍光管のついでに、仕事の車用にシートクッションを。さらにこの頃、食べたくてならなくなり、ナスやキュウリ、ミニトマトの苗を買ってきた。畑に植える。スーパーで浅漬けの素を買ってきた。手作りする。8年ぶりか。…自分が食べる分なので、僅か五株。  (04/24 18:40)

 

 ← 台所の電球が玉切れ。この際、LEDに切り換えたかったが、近所の電気屋さんによると、接続金具の違いのため、不可とのこと。ホームセンターへ。  (04/24 17:10)

 

 ← 画像は、蔵の脇の細長い花壇に今年も生い茂ってきた鈴蘭。近日開花かな。 (04/24 18:31)

ペロブスカイト型太陽電池、寿命2倍20年に コニカミノルタが保護フィルム」 ( 日本経済新聞) 

「コニカミノルタは薄くて曲がるペロブスカイト型太陽電池向け保護膜の生産を2026年度にも始める。電池の劣化を防ぎ、耐用年数を従来の2倍の約20年に延ばせる。ペロブスカイト型はビルの壁面にも設置でき、次世代太陽電池の本命とされる。耐久性が高まることで導入コストを回収しやすくなり、普及につながる。」  (04/24 18:39)

 

 ← 井上 亮著『比翼の象徴 明仁・美智子伝 下巻 平成の革命』(岩波書店) 「「平成流」と呼ばれた皇室のあり方はいかに築かれたか。その足跡と込められた思い、家族の苦悩などの知られざる事実を描く。」

 井上 亮著『比翼の象徴 明仁・美智子伝 下巻 平成の革命』(岩波書店)を24日昼過ぎ読了した。昨年秋、上巻中巻と読み進めていた…のだが、玄関口の工事で費用が嵩み、下巻など本を買うのを躊躇ってきた。つい先日、期日前投票で市役所まで自転車を転がして向かった際、つい目と鼻の先にある書店が…。つい、またまた本を纏め買い。当然ながら本書も。

 とにかく長い時間を要したが、全三巻を通読した。

 本書扉の裏に、「本書の記述はすべて筆者による取材と信頼を置ける資料に基づいており、想像、憶測に基づいたものはない。」云々と注意書きしてある。それだけに単調になりがち…の懸念が。それは読み進める都度、杞憂に終わる。空気は常に緊迫している。

 昭和天皇については、 ハ-バ-ト・ビックス著の『昭和天皇』など関連する本を僅かながら読んできた。太平洋戦争…15年戦争の頃も含めて、少なからず存在感を有してきた。

 それに対し、平成天皇はやや存在感は(少なくとも始めは)薄かったかもしれない。平和憲法のもと、象徴天皇としてどう生きるか、どう使命を果たすか、皇后共々手探りの日々だったと本書を通じてつくづくと感じた。

<象徴>像をどう築き上げるか、苦悩と手探りの日々。被災地のお見舞いや戦地の慰霊の旅、海外要人との交流。本書を読むと、まさに息つく暇もない日々だったと痛感させられた。上巻中巻と来て、年齢を重ねた時代を扱う下巻に至って、体調を含め苦難の旅の連続だったと思い知らされる。

 取材と資料に基づく記述が淡々と続くようでいて、行間ならずとも気が付けば思い入れしてしまっている自分が居た。本書の感想など烏滸がましい。ただひたすら向き合うしかないと感じた。

 ただ、平成天皇皇后が築き上げてきた象徴天皇像の危うさも感じた。皇后美智子さまの存在感の大きさは想像を超えた。明仁天皇も感謝の念を明言されていた。まさに夫妻共々命懸け。題名の比翼の象徴そのものである。

 平和憲法の理念を懸命に形として示してきたのだが、その根底には国民が時代をどう生きるか、何を選択するかに深く関わっている。平和を希求するなら平和憲法の理念の象徴となりえるが、時代が暗転して戦争を厭わない風潮が高まったなら、平和憲法ではなく、当代の風潮の象徴天皇像を生きるしかなくなるのではないか…。 (04/25 04:30)

 

 ← 画像は、裏庭の苧環たち。気品溢れる紫の花。白色がアクセントになってる。 (04/24 18:37)

 ミチオ・カク著『量子超越: 量子コンピュータが世界を変える』(斉藤 隆央訳 NHK出版)…ミチオ・カクの本は久しぶり。「比翼の象徴」全三巻を読了したので、今度は理系っぽい話題に飛ぶ。:

「量子コンピュータ (quantum computer)は量子力学の原理を計算に応用したコンピュータ。古典的なコンピュータで解くには複雑すぎる問題を、量子力学の法則を利用して解くコンピュータのこと。量子計算機とも。極微細な素粒子の世界で見られる状態である重ね合わせや量子もつれなどを利用して、従来の電子回路などでは不可能な超並列的な処理を行うことができると考えられている。マヨラナ粒子を量子ビットとして用いる形式に優位性がある。」(Wikipediaより)…キーワードは、「量子超越」 (04/24 18:48)

 

 ← 「長崎 対馬で盗まれ韓国で見つかった仏像 5月10日に日本側に引き渡しへ | NHK | 長崎県 (04/25 03:41)

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