蛍…火垂る…腐った草
← 水仙。丈の長い黄色と白色の2種。丈の短い黄色とこの白色花の2種。これは初めて目にした。車道からも我輩にとっても死角の陰地に咲いてる。 (04/09 14:08)
昨夜も仕事で富山市内…ほとんど中心街をウロウロ。閑散。人影が疎らというか、見当たらないことも。桜だってこのところの冷え込みもあって、満開を維持してて、独り占めに近い状態で眺められていた。ライトアップされた満開の桜が淋し気でもあった。
…お蔭で、待機中の車中で持ち込んでいるカール・セーガン著『百億の星と千億の生命』 (滋賀 陽子/松田 良一訳 新潮文庫)を、せっせと読んだわけでもないのに、70頁も読めた。古い本で、世界の科学者たちが結集してオゾンホール現象との戦いに懸命だった頃に出ている。データは古いが、科学者の社会的役割に自覚的なセーガンの論考だけに読み応えがある。今以て参考になる。車中で気軽に読む本ではないが、再読なのでこういう形に。 (04/10 11:34)
← 野坂 昭如著『アメリカひじき・火垂るの墓』 (解説:尾崎秀樹新潮文庫) (72年刊 手元にあるのは、75年刊のもの。所蔵本を撮影)
野坂 昭如著『アメリカひじき・火垂るの墓』 (解説:尾崎秀樹新潮文庫)を8日夜半過ぎ…9日の未明に読了。 7日8日の連休を使って一気に。といっても買い出しやら庭仕事で疲れて寝落ちの連続を乗り越えて(?)の数十年ぶりの再読。焼跡闇市派の熱気。彼の作家活動の原点かな。
親が亡くなったり生活に追われて無責任になったりする中、子供らだけで生き延びようとする懸命な姿を饒舌な語り口だが、悲惨な生活や死にどこまでも向き合おうする抑制された筆致もあって、特にやはり「火垂るの墓」が名作と感じた。野坂自身の戦争体験でもあり、生々しくもあり、深く悔いることもあって、敢えて客観的な叙述に徹したのだろう。それが作品の質につながってるのか。
この短篇集の後も、テレビなどで活躍する姿と共に、野坂の本を何冊か読んできたが、処女作(?)の「火垂るの墓」が秀逸だろう。火垂るは抒情であり悲惨の象徴でもあるのだ。 (04/10 11:21)
← 火垂るの墓の碑 石屋川にて (画像は、「火垂るの墓 - Wikipedia」より)
ちなみに、「火垂る」は、「蛍」のことだが、貝原益軒も周辺のことを縷々書いているらしい。
「Taro-ほたる【螢】 萩原義雄」が詳しい。
中国では、嘗て蛍を(羽根があって飛ぶから)丹鳥や白鳥と云ったとか。人を喰らう蚊の意らしい。関連して「腐草」とも。草が腐ったのが蛍だとは。以下、縷々詳説。
貝原益軒の項が面白い。「江戸時代の貝原益軒『大和本草』卷十四に、「螢火、ホは火なり。タルは垂也。下體光る故名とす。『和訓義解』に、「ホタルとは此虫の身より火垂るる義也」」とある。以下、滝沢馬琴の説も載ってて、興味は尽きない。 更に、「Taro-ほたる【螢】 萩原義雄」によると、「『堀川百首』匡房の歌に、「五月雨に草の庵は朽れども螢と成ぞ嬉しかりける」と詠み」云々とある。蛍は腐った草とはあんまりだ。 (04/10 12:03)
← 茶の間の窓外に防風林的に生け垣。木瓜や南天、笹竹、杉、名称不詳の木、そしてこの三重カナメなど。 (04/09 14:01)
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