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2025/03/11

『折たく柴の記』から『生物に世界はどう見えるか』へ

 ← 今日は休日。買い物から帰宅し、そのままの格好で庭仕事。落ち葉掃除やら枝葉の切り落としなど。棕櫚の葉っぱの繁茂ぶりに驚く。ふと見ると落ち葉を突いて何やら芽吹いてる。水仙かな? (03/10 19:14)

 カール・ジンマー著『大腸菌 〜進化のカギを握るミクロな生命体』(矢野真千子訳 NHK出版)…いま再読中の実重重実著「生物に世界はどう見えるか」にて参照されてる。ジンマーの他の本は読んだことがある。 (03/11 03:21)

 実重重実著『生物に世界はどう見えるかー感覚と意識の階層進化』( 新曜社)…僅か5年前に読んだ本。今日から再読する。

 当時の感想(?): 「素晴らしい本だった。何が大事って、「意識に関するケンブリッジ宣言(The Cambridge Declaration on Consciousnes)」が2012年に出されていること。(今では常識だろうけど)生きたタコを茹でるなんて、とんでもない!」

 

120年謎の難問パズル解明 「悪魔の証明」に日米の数学者が挑んだ:朝日新聞」 (03/10 18:59)

 

 ← 本書にてほぼ終始、要となる人物に、間部詮房が居る

「間部 詮房(まなべ あきふさ)は、江戸時代中期の大名。相模厚木藩主、上野高崎藩主、越後村上藩間部氏初代藩主。側用人、老中格。徳川家宣・家継の2代にわたり、将軍の側近として幕政を主導した。」

 かなり優れた人物だったようで、「日本史上で芸能出身者がこの地位にのぼった唯一の例である。 家宣が将軍に就任してからは、新井白石と共に正徳の治を断行した。詮房は家宣の側用人として大きな権限を握り、正徳期の幕政を主導した。しかし、詮房・白石の政治は、その政治的権威が将軍家宣にのみ依拠するという不安定な基盤に拠っており、特に家宣死後、幼少の徳川家継が将軍職を継ぐにあたり、門閥層や反甲府派の幕閣の抵抗がいよいよ強まり、政治改革がなかなか進まなかったのが実情である 」 

 「白石は「身の暇がなく」「きわめて生質の美なるところありて、おおかた古の君子の人にも恥じまじき」と詮房を評した。また、白石は家宣の死後に政治に対して消極的になることも多かったが、そのような白石を励まして能力を引き出すことに尽力したという。 」(以上、画像・情報共にWikipediaより。 03/10 17:47)

「白石は「身の暇がなく」「きわめて生質の美なるところありて、おおかた古の君子の人にも恥じまじき」と詮房を評した……のは、「折たく柴の記」の末尾にある記述。 (03/10 18:04)

 

新井白石の墓所は中野区の高徳寺」…なんと! たった今気付いたのだが、この寺のある中野区上高田…我輩が遠い昔居住していた町だ。木造モルタル二階建てで、隣には(風呂場の窓の眼下には)警察犬の訓練所があった。シェパードたち。ちと臭くて窓は閉め切りにしてた。 

 お陰で、こんな事件(事故)に見舞われた:「ガス中毒事故余談」 (03/10 18:21)

 

 白石は若き日、木下順庵に入門。「幼少より神童と称され、僧天海に鬼才を見込まれて法嗣を望まれるが、藤原惺窩の弟子松永尺五に師事することを選び、儒学の勉学に勤しんだ。柳生宗矩に従って一時江戸に出たこともあるが、帰洛後、加賀国金沢藩主前田利常に仕えた。 天和2年(1682年)、江戸幕府の儒官となり、5代将軍徳川綱吉の侍講をつとめた。その間、『武徳大成記』をはじめとした幕府の編纂事業にたずさわり、林鳳岡や林門の儒家たちとも交流している。朱子学に基本を置くが、古学にも傾倒した。 」

 驚いた! 木下順庵の墓のある大田区妙雲寺。我輩が約10年ほど居住していた、大田区中央七丁目から程近い! (03/10 18:38)

 

 ← 新井 白石『折たく柴の記』 (岩波文庫) 「6代家宣,7代家継の2代にわたって幕府の中枢で活躍した江戸中期の儒学者・政治家新井白石(1657-1725)の自叙伝.」

 新井 白石『折たく柴の記』 (岩波文庫)…ハアハアゼエゼエ…数年ぶりの再読ながら、二週間ほどを費やした。

「2度にわたる貧しい浪人生活の後,藩主綱豊の侍講として甲府藩に出仕した白石は,次第に綱豊の信任を得,「生類憐れみの令」の将軍綱吉の後を継いで綱豊が6代将軍家宣となるや,ともに幕政の改革に乗り出してゆく」様を語っているが、「折たく柴の記」は、白石の自らの一族に遺すための日記。公表する意思はなかったもの。肉声を聴く気がする。再読してよかった。 (2025/03/10)

 初読の際の感想が我ながら丁寧かも:「白石『折たく柴の記』からE・ガレアーノ『収奪された大地』へ

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