雪と健診に翻弄された月曜日
ヘンリー キッシンジャー著『国際秩序』…昨日同僚にいただいた本。この手の本はあまり好みじゃないが、折角なので読む。翻訳版は2018年のもの。データは古い? (02/08 01:06)
← 間もなく(?)落下見込みの屋根の雪。落ちるなら早めに。次の降雪の前にどうか。 (02/08 13:43)
森 鷗外著『大塩平八郎 他三篇』 (岩波文庫 緑6-12)…いま読んでる河上徹太郎の「日本のアウトサイダー」にて知った。獄中生活を送った乾かない肇が、鴎外の描く大塩平八郎の心境こそ我が意を射てると。 (02/11 00:25)
佐藤春夫著『退屈読本 下』…話題豊富。この中で、いま読んでる河上徹太郎の「日本のアウトサイダー」にて言及されてる、「吾が回想する大杉栄」なる一文を読みたい。 (02/11 02:22)
← ミラン・クンデラ著『笑いと忘却の書』(西永 良成訳 集英社文庫)「7編の連作短編を通して〈笑い〉と〈忘却〉というモチーフが繰り返しバリエーションを奏でながら展開され、精緻なモザイクのように編み上げられる、変奏形式の小説。」
ミラン・クンデラ著『笑いと忘却の書』(西永 良成訳 集英社文庫)…八年ぶりに読んだ。つまり再読。当時の感想(の一部):
「世界は、難民と亡命と移民の大潮流に飲み込まれつつある。幸いにも、難民も移民も拒否している日本は、そうした世界の現実は対岸の火事。目先が幸せで平安だったら、(中略)世界も基本的に平安で、所詮、日本の多くの人には絵空事なのである。文学において深甚な課題が扱われていても、普遍性を持つのは難しい。村上文学はどうだろうか。扱う意思はあると思うけど。性という最も人間の卑近な営みですら、世界の紛争の最中にあって、歪な相克を逃れられない海外とは事情があまりに違う。」
「革命や政変が起きたら、前の体制の遺物は消し去れてしまう。遺物も記憶すらも、忘却の海に沈んでいく。体制に馴染めなければ、異議を唱えれば、心を殺すか、それができないなら、痙攣にも似た笑いで以て生き抜くしかない。もはや、笑うしかない。哄笑する身悶えをも嗤ってもらうしかない。ほかに生きるすべがないのだから。」 (02/09 14:26)
← 書庫の奥に埋もれてた。初版は1941年だが、手元にあるのは1947年のもの。当初は箱入りだったようだ。我輩は未読。というか、書庫にあったことすら知らなかった。父の蔵書だろうか。だとして、残存してる中でも初期のもの。消失を免れた? (02/10 15:33)
ジョージ・ソーンダーズ著『ソーンダーズ先生の小説教室 ロシア文学に学ぶ書くこと、読むこと、生きること』…朝刊で発見。読みたい本登録したけど……ひえ~ 600頁ある! (02/10 13:14)
河上徹太郎著『日本のアウトサイダー』(河出文庫)…昨夜未明から読み始めた。ン10年ぶり。今も読まれてる? 手にしたはいいが、昨晩はエアコンの効きが悪いのか、毛布を被ってても寒くて震えてた。今日は健診だから、早めに就寝したのに凍えに耐えて寝不足に。とうとう奥の寝室から茶の間に移って寝直し。こちらのエアコンは数10年ものだが、快調なのだ。 (02/10 13:11)
ヘンリー キッシンジャー著『国際秩序』…頂いた本。中国の経済規模は、リーマンショックを乗り越えた2010年に日本を逆転し、世界2位の経済大国となっていた。本書(原書)が書かれたのは(刊行されたのは)、2016年。中国の台頭は紛れもない現実になっていた。本書の序文にも、あれこれ書いてあっても、関心の焦点は中国にあると分かる。 今や近い将来、日本はドイツやインドにも追い越されるか。 (02/09 00:51)
← 手元に[明治のお伽噺 上巻] 木村小舟編 初版 昭和19年 (武内桂舟 厳谷小波)がある。……戦争の真っ只中に編集され刊行された明治のお伽噺集。全て巌谷小波の手になる作品集? 明治の近代国家建設の熱気漲る頃、国威発揚の意図の元に書かれた(ものを編集した)? (02/10 15:51)
「未知の古代文化の中心地か、南米ベネズエラの秘境中の秘境で発見された謎の岩絵群(ナショナル ジオグラフィック日本版) #Yahooニュース」 (02/10 00:55)
高峰譲吉の実績や人生がスゴすぎる。朝日の朝刊の記事で再認識した。 (02/09 05:00)
← 台所の出入り口(上がり框)…その直下に生ゴミの仮置きポット。溜まらないうちに庭先のコンポストへ持っていく…のだが、積雪が行く手を阻んでいる。下手すると、猫か野鳥に荒らされそう。 (02/10 21:32)
今朝の健診。夜勤仕事の我輩には鬼門。朝の五時過ぎに就寝には辛い。昨夜は早退し、早めの就寝をトライした…のだが、何故か昨夜はエアコンが不調で毛布を被りながら寒さに震えて寝られない。ついに茶の間へ。ということで寝不足のまま病院へ。健診には前の晩9時から食事禁止。といっても我輩は仕事の都合で夕方5時に食事。健診が終わった11時まで絶食なのだ。
その後、床屋で3ヶ月ぶりに散髪。ついでスーパーへ。帰宅したら12時。つまり、水分も含め19時間何も摂食してないことに。 (02/10 21:41)
← 画像は数年前、我輩が撮った富山城……天守閣…じゃなく、郷土博物館。 「ニューヨーク・タイムズ紙の「今年行くべき場所」 注目されない「富山」は残念だから価値がある(デイリー新潮) #Yahooニュース」 (02/10 23:44)
『河上肇 自叙伝 1 (岩波文庫 青 132-2)』…「福翁自伝」と並んで自伝の傑作とされる一冊らしい。いま読んでる河上徹太郎の「日本のアウトサイダー」にて再認識させてくれた。 ちなみに、河上肇とは河上徹太郎は同族。 (02/10 22:55)
← 読書を一休みしてトイレへ。その帰り、ちょっと外を窺ったら、悲惨な状態。案の定ではあるのだが、蔵の屋根からの落雪。玄関と庭の通路がすっかり雪山に埋もれてる。自分のためなら除雪は明日でもいいのだが、新聞配達の方が困る。やるっきゃない!ということで、部屋着のまま雨具を羽織り、ハットを被って30分だけ除雪。雪が固まり始めてて重い。結構重労働。 (02/10 23:42)
← 「法然院は、京都市左京区鹿ヶ谷にある浄土宗系単立の寺院。山号は善気山。本尊は阿弥陀如来。元は浄土宗であったが独立し、現在は単立宗教法人である。正式名は「善気山法然院萬無教寺」と号する。別称には「本山獅子谷法然院」がある。現在、寺の一部を定期的に講演会やコンサートなどを催す場として開放している。」…河上徹太郎の同族である河上肇(子供の頃肇と顔があったことも)の墓がある。 京都へは事情があって幾度となく出向いてきた。法然院の近くには哲学の道がある。そこは感慨抱きつつ歩いたものだが、法然院は気付かずスルーした。(02/10 23:55)
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