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2025/02/14

早く春よ来い!

 ← 「ミンストレル・ショー(minstrel show)とは、顔を黒く塗った(ブラックフェイス)白人(特に南北戦争後には黒人)によって演じられた、踊りや音楽、寸劇などを交えた、アメリカ合衆国のエンターテインメントのこと。ミンストレルとは、原義では中世ヨーロッパの宮廷にいた吟遊詩人や宮廷道化師たちを指すが、アメリカではミンストレル・ショーに出演する芸人たちのことをミンストレルと呼んだ。」(以上、Wikipediaより) モリスンの「暗闇に戯れて」にて知った。遠い昔、漫画(?)で観たような。当時は無自覚で詰まらないなと漫然と眺めてたような。(02/13 18:34)

 奥の書斎兼寝室のエアコン(設置して二年ほど)の調子が悪く、茶の間で寝ている。こちらのエアコンは30年は経っているベテラン。 書斎ではソファ風なリクライニングチェアで寝ていた。茶の間にはリクライニングチェアがある。まさにチェアであり、寝るには厳しい。

 我が家にはベッドがあるが、15年来封印となっている。マットレスはあるが、茶の間の隙間風の入る穴を塞ぐのに使っている。寝れない。身体の具合が可笑しくなりそう。早く春よ来い!である。そうすればまた寝室兼書斎で眠れるはず。 (02/14 11:07)

 

 ← トニ・モリスン 著『暗闇に戯れて 白さと文学的想像力』( 都甲幸治 訳 岩波文庫)「アメリカ文学史の根底に「白人男性を中心とした思考」があることを鮮やかに分析し、その構図を一変させた、革新的な批評の書。」

 トニ・モリスン 著『暗闇に戯れて 白さと文学的想像力』( 都甲幸治 訳 岩波文庫)を13日の夜半過ぎに読了。気が付けば、モリスン本は四冊目となった。内容紹介にあるごとく、つまるところ、「アメリカ文学史の根底に「白人男性を中心とした思考」があることを鮮やかに分析し、その構図を一変させた、革新的な批評の書」というに尽きる。多くの識者も高く評価している。アメリカの文学史を変えたと云っていい本。というか、モリスンの批評活動が変えたというべきだろう。

 正直、モリスンの発想法や、特に表現方法に慣れないと、なかなか理解が及ばない憾みがある。その点、本書の訳者解説が本書の理解に非常に資する。吾輩も教えられること多々だった。題名の「暗闇に戯れて」の意味するところも納得。サイードが解明してみせたオリエンタリズムについての、吾輩の浅薄な理解も根底から覆してくれた。 (02/14 10:57)

 

 ウィリアム・スタイロン著『ナット・ターナーの告白』 (大橋吉之輔 河出海外小説選)…いま読んでるモリスンの「暗闇に戯れて」にて知った。全く未知の作品。 (02/13 18:48)

 

 ← マリノフスキー/レヴィ=ストロース著『 世界の名著〈第59〉(1967年)  西太平洋の遠洋航海者 悲しき熱帯』(中央公論社)…学生時代に読んだっけ。

 レヴィ=ストロースの「悲しき熱帯」なる書に、いま読んでるモリスンの「暗闇に戯れて」にて再会した。情けないことに、学生時代に読んで以来再読してない。読み返さないと。 (02/13 23:58)

 モリスンの「暗闇に戯れて」の訳者解説によれば、レヴィ=ストロースの「悲しき熱帯」の要諦は、所謂(進歩史観を打倒し)「世界中全ての文化は、自分たちの環境や歴史に適応して極限まで発展している。したがって、アマゾンのインディオたはちはヨーロッパの人々と同じぐらい、自分たちの置かれた環境で生き延びるべく進化しているのだ。そして、その両者に上下の差などありはしない。」(以下は我輩の勝手な付言だが、現代に生きるチンパンジーもゴリラも人間も自分たちの置かれた環境で生き延びるべく進化した、それぞれの進化の突端にある。) (02/14 00:20)

 

 ← 中村 光夫著『二葉亭四迷伝』 (講談社文芸文庫 ) 「明治の黎明期に、近代小説の先駆的な作品『浮雲』を書き、「言文一致体」を創出した文豪・二葉亭四迷の、46年の悲劇的な生涯を、全17章から成る緻密な文体で追う。」

 中村 光夫著『二葉亭四迷伝』 (講談社文芸文庫 )…一昨日に再読した河上徹太郎の「日本のアウトサイダー」にて本書が参照されていた。遠い学生時代に何故か本書を手にした。当時、「浮雲」を読んだからだったろうか。中村光夫の名も今では懐かしい名になってる? 書庫に本書が見出だされたことだし、再読する。

 中村光夫:「東京帝大在学中から評論を始め、近代リアリズムの正統論に立脚した多彩な評論活動を展開。特に、私小説批判を中心に日本の近代小説の歪みを指摘した『風俗小説論』(1950)で知られ、戦後の文芸評論に大きな影響を与えた。」 (02/14 01:43)

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