ナボコフからクンデラへ
← ナボコフ著『偉業』(貝澤 哉 訳 光文社古典新訳文庫 ) 「「ロマンティックな青春小説」を装った"挑発的"長篇!」
ナボコフ著『偉業』(貝澤 哉 訳 光文社古典新訳文庫 )を昨夜というか今朝未明…にもならない丑三つ時に読了。読破した感激と興奮。数年ぶりの再読である。ナボコフ再読シリーズ(?)の一環の五冊目。
再読してよかった! 休日を利用して残り200頁余りを一気に。面白かった。ナボコフ入門に最適。お薦め。
初読の際、以下のような感想を書いた:
「ナボコフが初期にロシア語で書いた長編の四作目。時に邦訳題名が『青春』や『栄光』だったことから分かるように、自伝的要素を色濃く反映した青春小説という理解だったとか。訳者は、そんな読み方も可能だとした上で、他の読み方ができると言う。読んでみると、かなり野心的な作風。方法的自覚が強いナボコフならではの、ややとっつきにくさを感じることも。若書きなのか。」
敢えて書き直すなら、「ナボコフが初期にロシア語で書いた長編の四作目。時に邦訳題名が『青春』や『栄光』だったことから分かるように、一般的には自伝的要素を色濃く反映した青春小説という理解が多かったとか。訳者は、そんな読み方も可能だとした上で、他の読み方ができると言う。読んでみると、かなり野心的な作風。方法的自覚が強いナボコフならではの、ややとっつきにくさを感じることも。若書きなのかもしれないが、一筋縄では捉えられないいい意味での文学的企みがある。実に挑発的なのである。」
さて次は、これまた車中での待機中に読んできたミラン・クンデラ著『笑いと忘却の書』(西永良成訳 集英社文庫)へ。続きは自宅で読むことにした。 (02/07 12:35)
読みさしの本書ナボコフの『偉業』(貝澤 哉 訳 光文社古典新訳文庫 )の続きを読みたいと願いながらも除雪で疲労困憊し、本を手にした途端に寝落ちの繰り返し。帰宅してからシャワーも浴びてない。ようやく浴びる気力が辛うじて(入浴は経費節減で論外)。……ところで本書は、ナボコフ文学入門に最適と老婆心ながら。本書でホップして、勢い付けてね。 (02/06 19:16)
「入浴は経費節減で論外」と書いた舌の根も乾かないうちに……節制もイヤだと感じ、入浴することに。 (02/06 22:11)
あ、氷柱だ! え? (思わず頭に手をやって)ヅラだって? ギクッ! ツラじゃなくて(とっくにバレてるし)ツララ! (思わず鼻を啜って)連れて垂れてた? ツララ! ツラ(面)だって? ツラがどうした? ツララ! (思わずヅラの位置を確かめて)ツルツルだとか? ツララ! ほら、あれ観なさいよ! ああ横に連なってるね。 横じゃなくて縦でしょ! だからツララなのよ。違うよ、一本じゃなく大概何本も列なるからツララなんだぜ。 あーもう、ツララない! (02/07 00:20)
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