喉の痛みが癒えた…
← 堀田 善衛著『方丈記私記』 (ちくま文庫) 「中世の酷薄な世相を覚めた眼で見続けた鴨長明。その人間像を自己の戦争体験に照らして語りつつ現代日本文化の深層をつく。 【解説: 巻末対談 五木寛之 】」
堀田 善衛著『方丈記私記』 (ちくま文庫)をまる一昼夜余りで読了。再読である。
鴨長明が書いたこともだが(藤原定家の極端なほどに抽象性な歌法とか…源氏物語の圧倒的存在感)、書かなかったことこそ面白いとか。木曽義仲が一時期京都乱入支配したこと、地獄草紙や餓鬼草紙が同時リアルだったこと。更に親鸞の存在感の高まりなど。平安貴族がジリ貧になり武士が台頭する世相の大転換。…それはともかく、改めて再読してよかった。 (2025/02/26)
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