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2024/12/16

黒blackと炎flameは同じ語源を持つ

 ← ウィリアム・ブライアント・ローガン著『樹木の恵みと人間の歴史―石器時代の木道からトトロの森まで』(屋代通子訳 築地書館) 「米国を代表する育樹家が、世界各地を旅し、1万年にわたって人の暮らしと文化を支えてきた樹木と人間の伝承を掘り起こし、現代によみがえらせる。」

 連休ということもあって、 読み止しの井上亮 著『比翼の象徴 明仁・美智子伝 中巻 大衆の天皇制』 (岩波書店)を日に20頁から30頁ほどずつ、さらに    森銑三 著/柴田宵曲 著『書物』(岩波文庫)を牛歩で読むとともに、せっかくなのでハン・ガン著『すべての、白いものたちの』 (河出文庫 )を読み出した。素晴らしい読書体験。下記しているようにYouTube三昧しつつ、読書を楽しんでいた。 (12/16 13:05)

 ウィリアム・ブライアント・ローガン著『樹木の恵みと人間の歴史―石器時代の木道からトトロの森まで』(屋代通子訳 築地書館)…十日ほどを費やして12日読了。はじめは淡々と地道な記述が続く、が段々読む熱が高まった。読むほどになかなかの書と実感。国土の三分の二が山林や森の日本、木々への関心はもっともっと高くあるべき。 (2024/12/12)

 本書を読んでて、(昨日の日記にも書いたが)7年前に読んだ山野井 徹著『日本の土: 地質学が明かす黒土と縄文文化』(築地書館)を思い出した。

 ローガン著『樹木の恵みと人間の歴史』の中の、カリフォルニアで頻発する山火事と、その対策の一つとして、先住民のある族が過去伝統的にやってきていた野焼きが脚光を浴びてる…カリフォルニアだけじゃなく、北アメリカ全体で管理された野焼きが増えている…というくだりで:

 野焼きは大地を肥やしたり害虫を退治したり、見晴らしをよくして熊や狼などを発見しやすくすりなど多彩な効果を生み出す。山野井 徹著『日本の土: 地質学が明かす黒土と縄文文化』は、副題にあるように、「地質学が明かす黒土と縄文文化」の本。縄文人も一万年以上の年月を重ね試行錯誤を重ねてきたのだろうことを改めて認識すべきと感じた。 (12/16 12:45)

 

 ← 松日橋を右岸側から撮影(Wikipediaより) 「松日橋(まつびばし)は、岩手県気仙郡住田町下有住しもありす字あざ高瀬にある、気仙川に架かる約40メートルの木製の橋である。洪水時には橋全体が分解して流されるようになっており、ワイヤーロープで繋いでおいた部材を回収して復旧される流れ橋である。」

 ローガン著『樹木の恵みと人間の歴史』には、日本のこともしばしば話題に上る。野焼きもだが、遠野の「流れ橋」もそうだ。

「流れ橋」とはどんなものか。ネットで情報を探したら、嘗てNHKで格好の話題を特集していた: 

絆の橋 たとえ流されても…|岩手 住田町 | NHK」:

名前は「松日橋」。
山あいの清流に架かる小さな木の橋だ。
「日常に1回か、1人か2人くらい、渡る程度なんです。
 だから無ければ無くてもいいんです」
それでも、地元の人たちは、自分たちの手でこの橋を守り続けてきた。
「つながりっていうか、絆みたいなもの。
 ここの風景として、無いとさみしい…」
ことし3月。大雨による増水で流されてしまった松日橋。
その数日後、橋を架け直そうと地元の人たちが集まった。

                         (12/16 12:30)

 

 日曜は、氷雨の中、納屋や畑で。納屋ではストーブのため柴作り。畑では、伐採した枝葉の片付けをやり切った。ようやく畑の冬支度終わった。でも、裏庭などに枝葉が溜まってる。というか、庭木の枝葉落とし作業自体終わってない。枝葉は、納屋で乾燥させ、追々チップにする。

 チップ…つまりペレットにするわけだ。今はせっせと古い角材を電動ノコギリでストーブに入る大きさにカットしてる。が、近々角材など尽きる。やはり、枝葉を加工してペレット形状にしないと。乾燥したとしても枝葉はストーブにあまり入らない。あっという間に燃え尽きる。その点ペレットならかなり隙間少なくなる。いつかは枝カッター(枝粉砕機)的なマシンを買わないとあかんか。 (12/16 00:23)

 

 ← ハン・ガン著『すべての、白いものたちの』 (河出文庫 ) 「生後すぐに亡くなった姉をめぐり、ホロコースト後に再建されたワルシャワの街と、朝鮮半島の記憶が交差する。」

 ハン・ガン著『すべての、白いものたちの』 (河出文庫 )を読み出した。「菜食主義者」に次いで早くもハン・ガン2冊目。初冬の夜長に。 Klára Valentovičová plays Vivaldi at the concert Plácido Domingo and the Virtuosos  をYouTubeで流しながら、ハンガンの「すべての、白いものたちの」を読んでいる。 (12/15 23:20)

 Vivaldi Flötenkonzert mit Lucie HorschやらBRUCH Violin Concerto No. 1 ‪@ChloeChuaviolinist‬  いいね! (12/16 00:25)

 Klára Valentovičová plays Vivaldi at the concert Plácido Domingo and the Virtuosos をYouTubeで流しながら、ハンガンの「すべての、白いものたちの」を読んでいる。 (12/15 23:20)

 BRUCH Violin Concerto No. 1 ‪@ChloeChuaviolinist‬ いいね!  休日の夜は パソコンでYouTube三昧。スマホは格安なので、動画はダメ。あっという間に制限を超えちゃう。 (12/16 01:13)

 

 ハン・ガン著『すべての、白いものたちの』 (河出文庫 )を読んでたら、「blank(空白)」、「blanc(白)」、「black(黒)」の語源は、いずれもフランス語の「blanc(白)」だという。なるほど、インド・ヨーロッパ語の仲間だからなんだろう。

 でも、この作品によると、「黒blackと炎flameはみな同じ語源を持つ」とまで書いている。ホント?

 ネットで語源検索するとすると:

blac の語源はゲルマン祖語の「燃える」を意味する *blak- で, この印欧祖語は *bhleg- です。 「燃える」が「黒」に変化するのは「燃えた後の闇」からの連想で, 類似した発想の語に古ノルド語の「暗い」を意味する blakkr という語があるようです。」  なるほど! さすがハン・ガンはちゃんと調べている。 (12/16 01:48)

 

  ← 昨日日曜日は終日在宅。なので薪ならぬ柴ストーブの出番だった。夜半過ぎまで。

 薪ならぬ柴ストーブを使ってる。当然、灰が溜まる。灰は多少は残して、あとは庭や畑に捨ててる。なぜか。「木材を完全燃焼させた灰は、実はそのまま肥料として使えるのです。 灰には、カルシウムとカリウム、カリといった植物の生育に有効な成分やミネラル等が多く含まれているのです。ですから、灰を土壌に混ぜ込むだけでも立派な肥料となるのです。また、灰には中和作用があって、酸性に偏った土壌を改良する役割も果たしてくれます。

 Midori • Tchaikovsky Violin Concerto In D Major (+ backstage & rehearsal footage)  久しぶりに五島みどり!

 昨夜は、Lucie Horschのレコーダーに聞き惚れていた:

 Lucie Horsch 1999年生まれのホルシュは、5歳でリコーダーを始め、9歳のときに初めて全国的な評価を受け、キンダープリンセングラハトコンサートでの演奏が全国放送されました。リコーダーをヴァルター・ヴァン・ハウヴェに、ピアノをアムステルダム音楽院でマルジェス・ベノワとヤン・ワインに師事。

 彼女の世代で最も才能のあるリコーダー奏者の一人として賞賛されています。2016年には、ヴィヴァルディのリコーダー協奏曲集を初録音として出版し、エジソン賞を受賞した。2019年には、アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックとの共催によるバロック協奏曲集となる2回目の録音が、オプス・クラシック賞を受賞した。 (以上Wikipediaより 12/16 02:01)

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