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2024/11/03

今日は富山マラソンの日

 ← 画像は、先月設置した内庭のフェンス(柵)を内側から撮影。 (11/03 01:16)

 昨日は日中の雨も夕方までにはあがった。1日(金)の強い雨の中の仕事とは大違い。町中は人の出が多いような気がしたが、3日(日)の富山マラソンのため、富山市内外の人が富山市のホテルなどに宿泊しているのだろう。ホテル代が普段の三倍だったり。仕事も暇なような…それでいて途切れなくあった。お蔭で待機中の読書も進まなかった。井上 亮著『比翼の象徴 明仁・美智子伝 上巻 戦争と新生日本』(岩波書店)はようやく半ばを過ぎたところ。皇太子もだが、美智子さんの記述が増えて嬉しい。 (11/03 13:28)

 ちなみに自宅では、ガリレオ・ガリレイ著『新科学論議 (上)』 (岩波文庫 )とニーナ・クラウス著『音と脳――あなたの身体・思考・感情を動かす聴覚』(伊藤 陽子訳/柏野 牧夫解説 紀伊國屋書店)とを交互に。

 NHKラジオ深夜便にて中村久子を知った: 「中村 久子(なかむら ひさこ、1897年11月25日 - 1968年3月19日)は、明治から昭和期の興行芸人、作家。両手・両足の切断というハンデにも拘らず自立した生活を送った女性として知られる。」ヘレン・ケラーにも認められた人物だとか。 (11/03 01:15)

 

 浅田 彰著『構造と力-記号論を超えて』 (中公文庫)…めでたく文庫入りしたので、遅れてきた○年としては、数十周遅れでトボトボと。荒れ地と化した道なき道を何処へやら。 (11/02 01:06)

 

 ← シュウメイギク? 庭の雑草むしりのやりすぎで、野草たちも犠牲になったかな。 (11/02 00:58)

 佐藤文隆著『量子力学のイデオロギー』…四半世紀以上昔に読んだ。類書は数々あるが中でも読み応えある書だった。知人にも薦め感心したと云っていた。近年増補版も出ているらしい。同氏の『量子力学の100年』が毎日出版文化賞受賞。当然、本書も読みたい本登録。(11/03 11:32)

 

 ← 今日は、昨日の荒天がウソのような秋晴れ。全国的には、「大学駅伝」だろう。富山では、「富山マラソン」。無事開催できてよかった。我輩は、今では見る影もないが、嘗てはマラソン好き。大学では広いキャンパスを走る20キロ走に飛び入り参加。ぶっつけなのに入賞し景品にお酒を貰った。青梅マラソンにも一度参加。30キロ。その他、ミズノマラソンなど。画像は青梅マラソン。我輩の雄姿写ってる! (11/03 12:32)

 西尾幹二氏の訃報に接した。傑出した文化人だったようだが、不明なる我輩は翻訳でお世話になっただけ。ニーチェの諸著は西尾氏の訳だった。一番印象的なのは、何といっても本巻だ。高校生の頃からショーペンハウアーまみれになり、「意志と表象としての世界」は、斎藤忍随訳を初め各氏の訳で読み、ショーペンハウアー 全集を買い込んで新たに読んだものだ。主著は都合四回は読んだ。

 厭世哲学と決めつけられているようだが、我輩には青春の哲学そのものだ。ショーペンハウアーは、主著たる本書の構想…直観的構想を二十代で抱き書き尽くした。以後の長い一生はその補遺…彫琢に尽きたような。大学は主著を原書で読破…なんて意気込んでいたが挫折。何故かカフカの「変身」やらヴィトゲンシュタインの「論理哲学論考」などを読むに終わった。

 厭世哲学なのかもしれない。いやもっと凶暴かも。なんたってかのミシェル・ウエルベックが心酔する哲学者なのだ。我輩は二十代の我輩が洞察してしまったショーペンハウアー の意志と表象としての世界は、若さの未熟さ残酷さ卑劣さそのものが熱すぎるほどに疼いてると感じてしまった。もっと大きくは世界を焼き尽くさんとする野蛮の哲学、更に大きくは宇宙の実相は生命の真髄に現れている。

 あらゆるものを巻き込まずにはいられない激甚なほどの意志の炸裂。若い肉体には狂気でなければ立ち向かえない宇宙の野蛮な意志との闘い。ここにニーチェとも絡んでくる由縁だ。ショーペンハウアー の「意志と表象としての世界」は、ただの一瞬の閃きを描き尽くしたもの。その熱すぎる洞察に若き日に焦がれ焦がされた者は、悲しくも(?)三十路に至る前に余生を覚悟するしかない。この身は過激な哲学的洞察に既に灰塵と化しているのだから。 (11/02 09:32)

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