逆コースだってありえたのでは?
← 秋吉 巒/相馬 俊樹著『秋吉巒 挿画集 夢幻の悦楽郷』 (TH ART SERIES) 「澁澤龍彦が賛した伝説の画家、秋吉巒(らん)。求められても自作を売らず、(中略)一方、風俗雑誌に多くの挿画を描き、熱烈な支持を得る。」
秋吉 巒/相馬 俊樹著『秋吉巒 挿画集 夢幻の悦楽郷』 (TH ART SERIES)を11日の夜半か夜半過ぎに一覧した。
「大正11年、旧日本帝国支配下の京城に生まれた秋吉巒。 戦後、さまざまな風俗雑誌の表紙や挿画を描くようになるが、やがて、 澁澤龍彦が「ひたすら自分の夢をつむいだ」と賛した独特な幻想絵画の制作に没頭。 その超現実的(シュルレアリスティック)な幻想風景を生む想像力と卓越した画力が いかんなく発揮された稀有な挿画の数々を収録!」うーむ……テイストは嫌いじゃない、というより好きなんだが……
画風というより何処か絵が単調に感じてしまった。すぐに見飽きてしまうのだ。
あるいは、今も終わりの見えない戦争がウクライナで、ガザで、アフリカで繰り広げられていて、そこでは秋吉巒の描く世界より遥かに凄惨で救いのない現実が日々続いていることを思うと、責め絵もエロスの究極とやらも、いにしえの、古き良きロマンへの懐旧の念に過ぎなく感じてしまう……あるいは我輩の心身が消耗し尽くし、感受性が摩耗してしまっているのだろうか。
秋の夜長にゆっくり楽しもうと思ってたんだが、あっさり一覧してしまった。余談だが、女性版切腹の会があることを知ったのは収穫? エルンスト・フックス(下記する)の名に久々接したのもちょっと嬉しかった。 (11/12 12:03)
← 庭の片隅に生えてる謎の草。ネギなら食べちゃう! (11/11 17:25)
ホームセンターへ買い出し。砂利やら洗剤やら予備のバッテリーやら。更に斧などを。ストーブ用の薪ならぬ柴作りのため。庭中に散在してる角材(廃材)を適当な大きさに叩き割るのだ。斧というより鉈の親玉みたいなの。 (11/11 17:24)
今日は晴れの休日。いつもなら庭仕事のはずなんだが、買い出しだけで疲れた。寝不足のまま起き出してしまったせいもある。で、庭仕事はなし。買い出しから帰宅したら(スーパーにも寄った)グッタリして、椅子に腰掛けたまま寝落ちしてしまった。体力気力なし! (11/11 17:52)
← 奥の書斎に時計がない! 帰郷するまで東京での団地暮らしで使っていた小さな置時計をふと思い出した。書棚の隅っこに埃を被っていた。16年ぶりに表舞台。日の目を見た時計は果して動くのか。電池を交換。お!動く。が、時刻は何故か10時だ。観ると電波時計だ。奥まった部屋。電波は届くのか? 時計を出来るだけ窓際へ。そのまま外出。二時間後 念のため確かめたら時間が合ってた! が、何故かアラームが作動してる。目覚まし? 説明書なんてないし、困ったな。我輩は、この10年 アラームなしで暮らしてきたんだが…… (11/11 17:19) あとで部屋の出入りしていたら、壁にひっそり記念でもらった壁時計を発見…気付いた。 (11/12 11:30)
← 秋吉 巒/相馬 俊樹著『秋吉巒 挿画集 夢幻の悦楽郷』 (TH ART SERIES)を繙いてる。ガリレオ・ガリレイから一転、秋吉巒(らん)の世界へ。いかにも澁澤龍彦が惚れ込みそうな特異な幻想作家。エロスのサバトを希求してたのか。秋の夜長に相応しいか分からんが、迷い込んでみる。 (11/11 21:36)
長谷川 裕著『貸本屋のぼくはマンガに夢中だった』(草思社)なる本を読書メーターの呟きで遭遇。
ああ、まさに我輩のための本だ。35歳くらいまでは毎日のようにマンガ。と言ってもその頃は、食堂の週刊誌などと共に漫画雑誌も。漫画雑誌オンリーだったのは中1までか。何時からかは忘れたが、貸本屋通いの毎日だった。活字より漫画。小学生の終わり頃からSF…というより空想科学小説やら、冒険小説をせっせと。小説本で初めて買って貰ったのは、「ジェイミーの冒険旅行」だったか。西部開拓時代のアメリカが舞台の作品。小6だったかの頃、誕生日プレゼントにアンデルセンものを。我輩の好みじゃなくて、愛想笑いもできなかった。 (11/11 17:45)
← 謎の天体「オウムアムア」の情報は既に呟いたが(「史上初!太陽系の外から天体が飛来「オウムアムア」奇妙な葉巻型の天体が太陽付近で謎の加速?(スペースチャンネル) #Yahooニュース」)、どうにも名称が気になる。調べてみた:「謎の天体は「オウムアムア」と名付けられた。天体を発見したのがハワイのマウイ島にある望遠鏡だったことにちなみ、ハワイの言葉で「遠方からの初めての使者」を意味している。」 いいね! (11/11 17:34)
← 台所で焚き火。薪ストーブじゃなく、柴ストーブなので、昨年来溜め込んできた(乾燥した)枝葉を燃やしてる。暖房には物足りないが、仕方ないね。 (11/11 19:43) 来週までは比較的寒くない日が続くとか。今のうちに薪…ならぬ柴を少しでも多く用意しておかないと。 (11/12 01:40)
← ガリレオ・ガリレイ 著 『新科学論議 (下)』(田中一郎 訳 岩波文庫) 「物理の基本法則を実証的に記述した、近代物理学の幕開けを告げる著作。ガリレオ以前に誰も知りえなかった真理が初めて記される。」
ガリレオ・ガリレイ 著 『新科学論議 (下)』(田中一郎 訳 岩波文庫)を11日に読了。
ハアハアゼエゼエ通読…じゃなく流しただけ。現役の高校生の頃なら熱心に読めたかも。近代科学の幕開けの書。「感覚によって捉えられる自然現象の背後には数学的な規則性が存在することを明らかにされた」その意味で歴史的な書。 (2024/11/11)
← 柳 宗悦著『民藝四十年』 (岩波文庫 ) 「本書は柳の軌跡をたどるべく「工藝の美」等主要論文を精選」(解説 水尾比呂志)
柳 宗悦著『民藝四十年』 (岩波文庫 ) …ずっと仕事の車中の待機中に読んできた。11日に読了。冒頭の文章のやや高踏的というか(自己陶酔風とまでは云わないが)そんな語調に辟易したが、ぐっと我慢して読み続けた。「無名の職人の手になる日常雑器の中にかつて誰も見出さなかった美を捉えたところに柳宗悦(一八八九―一九六一)の民藝運動が始まる.そして,終生,無銘の雑器が何故かくも美しいかを問い続けた柳は,晩年,念仏宗に帰依,他力道という考えに到達する.」という内容だが、その前半の彼の事績には関心を払うに値すると読んで実感した。
既にメモ書きだが、随時気になった点は呟いてきた。木喰上人の研究や、朝鮮の陶磁器の研究と再評価。『おもろさうし』も再発見させてもらった(と云いつつ未だ未読未入手なのだが)。名もなき庶民の手仕事の生み出す作品にこそ美が潜む…という指摘。とにかく発見の多い書だった。かなりのめり込む方だったようで、その分、奥様をはじめ周辺の人たちは随分と苦労もさせられたのだろうと察せられる。 (11/12 11:45)
← 一昨日は咲いてなかった山茶花が、昨日一気に開花し始めた。 (11/12 10:39)
マイケル・ポーラン著の『意識をゆさぶる植物──アヘン・カフェイン・メスカリンの可能性』 (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズⅣ)を昨夜読み始めた。軍需産業もだが、煙草や大麻、酒を含むこうした薬物(嗜好品と上品に表現したほうがいい?)産業も巨大。世界はこうした人間の欲望(野心…性欲、名誉心、宗教も含む)が突き動かしている。その欲望…衝動は制しがたいようだ。正義も平和もそうした脅威に引き摺られ掻き乱される…しかないのか。 (11/12 10:38)
「魏志倭人伝」はあまりに有名で気になる文書だ。邪馬台国の在処は何処に、が肝心の的だろう。だが、我輩の関心はもっと他にある。それは、文書にある裸国や黒歯国のことだ。
「 女王国の東、海を渡る、千余里。復、国有り、皆、倭種。又侏儒(しゅじゅ)国有り。其の南に在り。人長三、四尺。女王を去る、四千余里。又裸国(らこく)・黒歯国(こくしこく)有り。復た其の東南に在り。船行一年にして至る可(べ)し。 」
「これによれば裸国・黒歯国は「女王国から東に海を渡ったところの倭種の国の南にある侏儒(小人さん)国の東南方向」と記されています。そしてその裸国・黒歯国へ到達するには船行およそ一年(倭人の二倍年歴で半年)はかかるという。 」(「テラさんの万華鏡 謎の裸国・黒歯国(倭人の大航海) 」より)
このように船で一年を要する南海の国。当時そんな遠洋航海する技術があったとは想定できない、などと頭からそんな可能性が除外されるのが一般的。しかし我輩は当時の技術を低く見るのは傲慢と思ってきた。七万年前にアフリカを出て南北アメリカ大陸にまで拡散すれのに3から4万年。2から3万年前までには南米の末端近くまで拡散している。
問題は、南米の末端へは、北から徐々に降りてきたという可能性しか考えられないのか。南太平洋の島々を伝って行った可能性は絶対にないのか? 場合によっては南米から西太平洋の島々へという可能性だって除外できないのでは? 東南アジア、オーストラリア、ニューギニア、西太平洋の島々を伝って(あるいはその逆コース)、という可能性がいつの日か実証されるだろうと思われてならない。 (11/12 02:13)
← 秋吉 巒/相馬 俊樹著『秋吉巒 挿画集 夢幻の悦楽郷』 (TH ART SERIES)にて久々 に触れた: 「エルンスト・フックス(1930年-2015年)は、オーストリアの画家、製図家、版画家、彫刻家、建築家、舞台美術家、作曲家、詩人、歌手。 ウィーン幻想派の創始者であり代表的な作家として評価されている。当時の戦後欧米の前衛美術と異なるのは、彼らは古典巨匠の技法に重点を起き、幻想的で非現実的な写実絵画を描いたことである。また、近代絵画を積極的に捨て去った宗教や終末論的なものを主題としていた。」 (11/12 00:12)
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