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2024/09/16

昨日の雄姿は夢と潰えた

 ← 昨日までの勇姿は……今朝はもう萎えちゃって哀れ。風のため? 炎天下のせい? 今日の雨は間に合わなかった? (09/15 17:29)

 珍しく妙に仕事が続いて、この三日読書メーターを覗くだけで、自分の呟きも儘ならなかった。なんと上記の一件だけ。

 仕事の車中の待機中の読書(長沼毅著『生物圏の形而上学 ―宇宙・ヒト・微生物―』(青土社)再読)も日に30頁がやっと。読書については、自宅でも牛歩なので、感覚としては匍匐前進かも。

 でも、鈍な自分は日々少しでも読書し、休日にはブログの更新。 (09/16 12:47)

 昨夜、仕事の車、狭い路地の曲がり角で溝に脱輪。雨だったこともあり、ヘッドライトに照射されない車の両サイドは真っ暗で見えなかった。視力の弱まりもあるのか。運転が怖くなってる。 (09/16 13:26)

 自宅では、アガサ・ファセット著『バルトーク晩年の悲劇 (1973年) (亡命の現代史〈6〉)』(野水瑞穂訳 みすず書房)を12日夜半に読了し、代わってリチャード・パワーズ著の『舞踏会へ向かう三人の農夫 上』 (柴田元幸 訳  河出文庫)を読み出した。既に三日は牛歩しつつ読み続けている上田 広著『海底トンネル第一号』 (1956年 珊瑚書房)とを交互に。

 パワーズは、自分にとって本年最高の発見といっていい『黄金虫変奏曲』の作家。今頃になってこの作家の存在に気が付くなんて。店頭で発掘し、パラパラ捲って直感でこの分厚い本を買った。自分の選択に自己満足。以降、既に『惑う星』を読んで感銘を受けているが、これで三作目となる。

 後者の上田 広著『海底トンネル第一号』 (1956年 珊瑚書房)は父の蔵書。もっと早く手にするべきだった。以下は、13日の感想:

 実によく書けてる。日本初の海底トンネル。ありがちな日本の技術や頑張り成功は素晴らしいという単なるドキュメントじゃない。個々の技術者監督坑夫らの人間像がイキイキと。流石、小説家の手になる傑出した作品だ。日独伊の三国同盟下にあってアメリカに技術研修に。目的は日本初のシールド工法にある。日本(人)をよく思うはずもないのに、よくぞアメリカへ。よくぞアメリカは日本人技術者を受け入れた。度量なのか、まだ真珠湾奇襲前だからか。まだ60頁ほどなので、この先どんなドラマが待ってるだろう。(09/13 10:08)

(ちなみに15日の時点でようやく百頁を超えたところ。活字が細かいのと、併読なので遅々として進まず。しかし人間ドラマがじっくり描かれている。事故の場面での迫力や緊迫感に「黒部の太陽」を連想してしまった。(09/16 12:56))

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