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2024/09/13

オレは…待つだけの男!

 ← (頂いたコメントに)内庭に生えたキノコ、2日と持ったことないのに、これは数日持ちこたえ、尚且つ成長してる。ビックリです。食べられる種? (09/12 22:25) (頂いたコメントに)10個以上生えてる! 大丈夫です。キノコは嫌い。なんなら松茸1キロほど送ってください。食べないで玄関に飾っておきますから! (09/12 22:44) (頂いたコメントに)松茸 待ってます。待つだけの男! (09/12 23:47)

 今日は晴れ。休日。よって庭仕事。夕方近い五時過ぎから一時間半だけ。汗だく。頑張ったけど、薄暗くて成果はハテナ。ま、自己満足。寝落ちするだろうな。入浴しようとしたが、疲れて足湯を暫し。扇風機とエアコンの風で癒してる。

 これだけやっても、はたからは変化を感じられないか。

 近所の家の外回り、今年の夏は割りと綺麗に。帰郷して16年で初めてのこと。何があった? ま、我輩の手間が省けて助かる。これ迄は我輩がやってた。目障りだし、ついでだったから。でも、もう吾輩には余力はない。 (09/12 19:25)

 

 ← 画像は、我が邸宅……じやなく、「バルトーク・ベーラ記念博物館(ブダペスト)」(画像・転記文共にWikipediaより)

 アガサ・ファセット著『バルトーク晩年の悲劇 (1973年) (亡命の現代史〈6〉)』(野水瑞穂訳 みすず書房)を読んでいる。本書の話題する時代に関連する事項をWikipediaから:

「フリッツ・ライナーなどアメリカ在住のバルトークの友人たちは、戦争で印税収入が滞るなど収入源の無くなってしまった彼を支援するため「作曲者・著作者・出版者の為のアメリカ協会 」に医療費を負担させるよう働きかけ、更に当時ボストン交響楽団を率いていた指揮者セルゲイ・クーセヴィツキーに、彼の財団と夫人の思い出のための作品をバルトークに依頼させる。すると驚異的なスピードで『管弦楽のための協奏曲』を完成。」

「この依頼があって作曲への意欲が引き起こされたようで、ヴァイオリン・ソナタを演奏会で取り上げる際にアドヴァイスを求めに来て親しくなったユーディ・メニューインの依頼で『無伴奏ヴァイオリンソナタ』にも着手し、1944年には両曲の初演にそれぞれ立ち会う。『子供のために』や『ミクロコスモス』の改訂版を出す出版社との新しい契約で収入面の不安もやや改善され、健康状態も小康を取り戻して民俗音楽の研究も再開した。しかし、その病は白血病だった。」

 本書いよいよ佳境というか、題名の晩年の悲劇の場面。バルトーク(本人は勿論、奥さん)の様子がとてもよく描かれている。書き手のアガサ・ファセットの抜群の記憶力があってのことだが、夫妻の言動を非常に繊細に精彩に描いてる。控えめであろうとする著者の、バルトーク(夫妻)の我が儘に懸命に応えようとする姿が健気。バルトークファンならとっくに読んでるだろうから、我輩の感想など無用だろう。 (09/12 22:39)

頂いたコメントに)☆◇さん 流石です。羨ましいというべきか。旅行鞄や楽譜など、彼の持ち物などの拘りも詳しく書いてあります。著者の記憶力に感服。 (09/12 23:46)

 ルーマニア民謡などの収集・分析にこれほど熱心だったとは:「作曲以外にも、学問分野としての民俗音楽学の祖の1人として、東ヨーロッパの民俗音楽を収集・分析し、アフリカのアルジェリアまで足を伸ばすなどの精力的な活動を行った。」 (09/12 23:58)

頂いたコメントに)「記録というタイミングとしてはもうギリギリの時代だったのではないかしらん…ありがたさはこの上ないですね。」 その辺りのことも本書の大きな比重を占める話題です。最初は(吾輩には)意外だったので、淡々と読んでいたのですが、バルトークの生涯の課題だったと分かって再認識させられました。

 本書には、バルトークが著者にプルーストの作品を読んでどう理解したかというくだりがあります。その箇所だけでも、本書を読むに値します。読み方が違う! (09/13 12:45)

 

 ← 12日の夕焼け。庭仕事終了直後に夕焼けに気付いた。

 休日は雑用があれこれあって、出勤日より読書の時間が足りなくなる。洗濯三回、スーパーへの買い出し、クリーニングへ(スラックスの補修依頼)、ブログ日記更新、庭仕事(その後の入浴や長い休息)、そして本日は30日に一度の内科医院通院! あ、休日なのでドジャースの試合観戦暫時。

 スラックスの補修……会社が「洋服の○🗻」に発注した制服…のズボン。買って2ヶ月なのに、お尻の辺りがビリビリと! その前にスラックスの右足の裏地がちゃんと縫い付けてなくて、スラックスに足を通そうとしたら、裏地に爪先が引っ掛かりやがんの! クリーニング店のカウンターで店員と当該箇所を観たけど、杜撰! 「洋服の○🗻」はこんな仕立てをするのか! 会社の制服(のスラックス)で、今回は最低の商品だった。制服の上下共に安物だと感じた。会社がけちったから安物になったのかな。 (09/13 01:18)

頂いたコメントに)◇〇さん  コメントありがとうございます。 なるほど勉強になります。ただ、会社の制服(のズボン)は、いままで買ったまま、即穿いてきました。それでまるで問題なかった。吊るしじゃなく、サイズも店で採寸。少なくともお尻が避けるなんて、嘗てなかったんです。そもそも生地自体、安物(ワンランク下)。会社(の役職者)はかなりケチったんでしょうね。経費節減命の方ですから。買ってたった二か月で自前で補修なんて吾輩には(これまでの経験からして)論外に思います。 (09/13 12:09)

頂いたコメントに)◇〇さん 会社にクレーム云ったら、支給品に文句を言うなと云われるにきまってる。別に会社に文句を言ってるんじゃなく、仕立てた「洋服の○🗻」にクレームしたいだけなんだけど。車や貨車のデータ誤魔化しとか、日本の劣化がここまで来たか。デフレ30年。企業マインドもデフレですね。 (09/13 12:52)

 

 ← アガサ・ファセット著『バルトーク晩年の悲劇 (1973年) (亡命の現代史〈6〉)』(野水瑞穂訳 みすず書房) 「本書では、その亡命からバルトークの死にいたる5年間、経済的困窮、病気の中での、作曲・演奏活動、民謡蒐集の研究、日常生活など、天才の素顔が鮮明に描かれる。

 アガサ・ファセット著『バルトーク晩年の悲劇 (1973年) (亡命の現代史〈6〉)』(野水瑞穂訳 みすず書房)を12日夜半に読了。再読かな。画像は、【新装版】だが、吾輩の手元にあるのは1973年刊の初版。本書については、随時感想擬きを書いて来た(上記にも)。

 素晴らしい本でした。バルトークファンならずとも音楽ファンにはお薦め。戦時下ハンガリーからアメリカに脱出し活路を見出ださんとした夫妻のドラマとしても読み応えある。音楽にも疎い我輩には深すぎる内容の本。バルトークの自然を感じる特異な感性に(動植物たちや一般民衆への共感も)驚嘆。我輩には感想は書けません。 (09/13 01:28)

 

 上田 広著『海底トンネル第一号』 (1956年 珊瑚書房)を相変わらず。父の蔵書から(本書については、ここを参照してもいい:「海底トンネル第一号」)。

 実によく書けてる。日本初の海底トンネル。ありがちな日本の技術や頑張り成功は素晴らしいという単なるドキュメントじゃない。個々の技術者監督坑夫らの人間像がイキイキと。流石、小説家の手になる傑出した作品だ。日独伊の三国同盟下にあってアメリカに技術研修に。目的は日本初のシールド工法にある。日本(人)をよく思うはずもないのに、よくぞアメリカへ。よくぞアメリカは日本人技術者を受け入れた。度量なのか、まだ真珠湾奇襲前だからか。まだ60頁ほどなので、この先どんなドラマが待ってるだろう。 (09/13 10:08)

 たまたまだが、「バルトーク最後の悲劇」共々、戦時下、戦争直前とかなり時代的に重なった話の本を偶然選んだ。我輩の中の直感の為せるわざか?

 ついでにメモっておくと、日本初の海底トンネルを(シールド工法で)掘るのも、戦争前夜であり、対アメリカを意識している。関門海峡だって当初は架橋のほうが車も人馬も自由に往来できるではないか? そこへ軍部の強烈な横やり。橋では敵(アメリカ?)に攻撃される……。既に戦前からアメリカに本土攻撃されると見通していたということ? (09/13 10:16)

(頂いたコメントに)〇▽さん コメントありがとうございます。 当時の関門トンネルについては、まだまだ知らないことばかりです。当時すでにシールド工法をトライしたことに驚きです。 (09/13 12:00)

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